スマホを子どもに持たせるメリット5選

スマホを子どもに持たせるメリット5選

子どものスマートフォン所持率は年々上昇しており、すでに小学生から持ちはじめる家庭も増えています。しかし、一方で、インターネットの危険性や依存リスクなど、懸念点もあるのは事実です。

本記事では、最新の調査から見る子どものスマホ事情と、実際にスマホを持たせる5つのメリット、そして覚えておきたい3つのリスクや子どもにスマホを持たせる際の4つのポイントをまとめました。スマホとの上手な付き合い方を模索している方は、ぜひ最後までご覧ください。

記事まとめ

  • スマホは子どもにとって、情報収集や友だちとのコミュニケーションなど、多くのメリットをもたらす。
  • 一方で、依存症やネットトラブルなどのリスクも存在する。
  • 子どもにスマホを持たせる際は、家庭でルールを作り、継続的に確認・改善しながら運用することが大切。

子どものスマホ事情

スマホが普及して久しい現代、日本では子ども向けのプランやフィルタリングサービスが充実する一方、年齢や家庭の状況によってスマホの使い方は大きく異なります。ここでは、子どものスマホ事情を「所持率」と「使いはじめる年齢」を見てみましょう。

スマホの所持率

さまざまな調査によれば、小学生の半数近く、中学生の7~8割、高校生の9割以上がスマホを所持しているという結果が報告されています。特に、中学生や高校生はLINEやSNS、動画配信サービスを通じて友だちとのコミュニケーションをとったり、娯楽を楽しんだりすることが当たり前になりつつあります。

一方で、小学生の段階でも塾や習い事など、家族と連絡を取り合う必要性からスマホを持つケースが増加しています。子どもの安全確保や防犯の観点から、GPS機能や位置情報が確認できるキッズ向け携帯電話を持たせる家庭もあります。

スマホを使いはじめる年齢

子どもがスマホを使い始める年齢については、個人差や家庭の方針が大きく影響します。一般的には、小学高学年~中学生あたりで本格的にスマホを与える家庭が多いようですが、「塾や習い事の送り迎えに必要」「防犯のため」といった理由から、小学1~3年生で持たせる家庭も存在します。

いずれにしても、どの段階でスマホを与えるかは「子どもの性格」や「家庭環境」、「学校や地域の安全対策」などを総合的に判断して決定するのが望ましいでしょう。

子どもにスマホを持たせるメリット5選

スマホを見る親子

スマホを子どもに持たせることにはデメリットばかりが注目されがちですが、適切なルールやフォローがあれば、さまざまなメリットも期待できます。ここでは、代表的な5つのメリットを紹介します。

緊急時の連絡手段になる

塾や習い事の帰りなど、子どもが一人で行動する際に、緊急時すぐに連絡できる手段があるとあんしんです。GPS機能を活用すれば、保護者側も子どもの位置情報を確認できます。

学習ツールとして活用できる

調べ学習や英語学習アプリなど、スマホの利点を活かした学習方法が増えていかす。正しく使えば、勉強へのモチベーションアップにもつながりやすいです。

家族・友人とのコミュニケーションが円滑に

LINEやSNSを利用すれば、グループチャットで友だちと交流したり、家族との連絡を取り合ったりしやすいです。子ども同士の情報共有もスピーディーになります。

キャッシュレス決済の練習にもなる

スマホ決済サービスを子ども名義(または家族共有)で設定し、限度額を決めて管理すれば、将来的なキャッシュレス社会に対応する力をはぐくむことができます。

情報リテラシーの向上

子どものうちからスマホに触れることで、インターネットやSNSのマナー、情報モラルについて早期から学ぶ機会を得られます。適切に指導すれば、将来必要不可欠なITスキルを身につけやすくなります。

子どものスマホ利用に伴うリスク3選

メリットがある一方で、リスクやトラブルの可能性も無視できません。以下に代表的な3つのリスクをあげます。

依存症・学業成績の低下

ゲームやSNS、動画配信に没頭しすぎて、勉強や睡眠をおろそかにする「スマホ依存症」が懸念されます。使用時間の制限や利用ルールが不十分だと、学業成績の低下につながる可能性があります。

ネット上のトラブル・犯罪に巻き込まれる

SNSでの誹謗中傷、知らない相手とのやりとりや出会い系トラブルなど、ネットを介した犯罪や危険性が子どもにもおよぶこともあります。フィルタリングや家族による使用管理が重要です。

プライバシーや個人情報の流出

写真や動画を安易にネット上にアップすることで、個人情報が特定されたり、デジタルタトゥー(インターネット上に残った情報が消えにくい)を残したりするリスクがあります。

子どもにスマホを持たせる際のポイント4選

時間を忘れてスマホをする子供

子どもの安全を守り、スマホを有効に活用するためには、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。家庭でルールを作り、継続的に確認・改善しながら運用することが大切です。

使用時間のルールを決める

「平日は○時間まで」「夜○時以降は使用禁止」など、具体的な時間制限を設けましょう。ゲームやSNSはメリハリを持って楽しむよう、子どもと話し合いながら設定しましょう。

フィルタリングやアプリ制限を活用する

携帯キャリアが提供する「あんしんフィルター」や、スマホ本体のペアレンタルコントロール機能を利用し、不適切なサイトやアプリの使用を制限しましょう。初期設定をしっかり行うことでトラブルのリスクを軽減できます。

インターネットリテラシーを教える

子どもに「ネット上の情報はすべて正しいわけではない」「SNSに投稿した内容は半永久的に残る」といった基本的なリテラシーを教えましょう。何か困ったことがあれば保護者や学校の先生に相談するよう、日頃から伝えておくことも大切です。

親子で話し合いを続ける

スマホの利用状況や困りごとについて、定期的に子どもと会話をしましょう。ルールを守れない場合やトラブルが起きた場合には、その都度見直しや修正を行います。オープンなコミュニケーションが、子どもの安全を守る最大の鍵です。

U15はじめてスマホプラン

U15はじめてスマホプラン

子どものスマホデビューは、家族にとって大きな節目です。時間制限やフィルタリングの設定など、保護者が考えるべきことはたくさんあります。

U15はじめてスマホプランとは、15歳以下のお子さまにあんしん、かつおトクにスマホデビューしていただけるプランです。使いすぎや有害サイトへのアクセスに対応できるフィルタリング機能や、危険サイトやウイルスなどの脅威からお守りするセキュリティサービスを提供し、親子であんしんしてスマートフォンを利用できます。

プランや料金に関する詳細は、下記よりご覧ください。

https://comotto.docomo.ne.jp/u15_hajimete_plan

まとめ

スマホは子どもにとって、情報収集や友だちとのコミュニケーションなど、多くのメリットをもたらす反面、依存症やネットトラブルなどのリスクも存在します。スマホを持たせる時期や運用方針は、家庭や子どもの状況によって異なりますが、ルール作りと適切な管理、そしてインターネットリテラシーの教育が非常に重要です。

スマホを持たせる際は、子どもがスマホを持つことで得られるメリットとリスクをしっかり把握したうえで、家庭ごとの最適な方法を模索してみてください。