【宇宙飛行士選抜最終試験と同じ会場で開催!!】「comotto 月面ロボットレース」決勝レポート!
2024年1月30日
2023年7月22日(土)神戸予選から始まり、全国4都市で予選が行われた「comotto月面ロボットレース」。 その本選が2023年12月9日(土)に開催されました。 会場はなんと宇宙飛行士候補者の最終選抜の会場として使用された「JAXA相模原キャンパス 宇宙探査イノベーションハブ 宇宙探査実験棟」 今回はそんな「comotto月面ロボットレース」の本選の模様をご紹介します。
「comotto 月面ロボットレース」ってなに?
皆さんは2024年の1月20日に月面に降り立ち、月面写真を撮影したロボットをご存じでしょうか?
そのロボットの名前はSORA-Q(ソラキュー)。SORA-Qとは、JAXA/タカラトミー/ソニーグループ㈱/同志社大学が共同開発した超小型の変形型月面ロボットです。SORA-Qの直径は約8cm、これはなんとメジャーリーグの野球ボールとほぼ同じと超小型です。
そんなSORA-Qが月着陸実証機SLIMと一緒に月にチャレンジをする少し手前、
「comotto」では日本初となる月面ロボットの誕生を記念して「comotto月面ロボットレース」を開催!
ダンボールプログラミングロボットembot(エムボット)と超小型の変形型月面ロボットSORA-Qを模したembot特製ダンボールキット「embotローバー」を使い、子どもたちがレースを行います。
予選は神戸・名古屋・福岡・東京の4都市で開催され、低学年向けの「なぎたおせ!アタックリーグ」と高学年向けの「かけぬけろ!ダッシュリーグ」それぞれの勝者、合計8名が本選に集結しました。
(東京予選の様子はこちら)
超貴重体験!宇宙探査フィールドを見学!?
「comotto月面ロボットレース」の本選会場となったのはJAXA相模原キャンパス 宇宙探査イノベーションハブ 宇宙探査実験棟。この施設は、月や惑星の表面地形や照明環境を模擬できる実験場「宇宙探査フィールド」がある施設で、この宇宙探査フィールドは宇宙飛行士候補者の最終選抜の会場としても使用された場所です。
なんと「comotto月面ロボットレース」では、通常は一般公開されていないこの宇宙探査フィールドの特別見学ツアーを本選出場者に向けて開催!!
日常生活では踏み入れることのない特別な環境に本選出場者だけでなく保護者の皆様も緊張の様子で注意事項等の説明を受けていました。
宇宙探査フィールドでは、月に着陸した「SORA-Q」や月惑星探査を目指す試験用ローバー「健気」が実際に走行する姿を見学しました。
ついに決勝!「comotto 月面ロボットレース」
特別見学ツアーが終わるとついに最終決戦「comotto月面ロボットレース」の本選がスタートです。
予選のときとは違う障害物の配置に戸惑いながらも、制限時間いっぱいまで工作&プログラミングスキルを駆使してレースに挑みました。
練習中はコース上をどんどん走らせて、トライ&エラーをしながらプログラムをどんどん書き換えている人もいれば…
手元でじっくりプログラムを組んで本番に臨む人もいたりと、十人十色な取り組み方が見られました。
レース本番ではスタート前に意気込みをインタビュー!
「絶対に勝ちます!」
「優勝目指して頑張ります!」
「気楽にまずはしっかりとゴールすることを目指します」
などなど取り組み方だけでなく意気込みも十人十色でした。
ご家族からの応援もあり、なんと全員が制限時間内にゴールすることができました!
今回のレースに使った「embotローバー」の開発者でも制限時間内のゴールは難しいコースだったので、決勝出場者のレベルは本当に高かったです。
長かったレースもついに終結…表彰式!
2023年7月22日(土)に神戸予選から始まった長いレースもついに終結…
表彰式も宇宙探査フィールドで実施され、自分の名前が月面に映し出されるような素晴らしい表彰式となりました。
さらに、成績優秀者にはこのような賞品が送られました。
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【JAXA賞】
H3ロケット H3-22Sモデル 1/200スケール(presented by JAXA) -
【第1位】
iPad (presented by comotto) -
【第2位】
SORA-Q Flagship Model(presented by タカラトミー) -
【第3位】
embot拡張お楽しみセット(presented by e-Craft) -
【第4位】
スターネーミングギフト(presented by comotto 月面ロボットレース運営)
「宇宙」が身近になってきている今、子どもにどんな体験をさせればいい?
今回は、「comotto」が2023年7月22日(土)から開催した一大イベント「comotto月面ロボットレース」の本選の様子をお伝えしました。
今回のイベントでプログラミングして走行させた「embotローバー」の元となった「SORA-Q」(クレジット:JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学)
やStarlinkなど宇宙開発が進む中、子どもたちにとっても宇宙はますます身近な存在となっています。保護者としては、どのような体験を提供すれば子どもが宇宙に興味を持ち、未来のエンジニアや科学者としての可能性を広げることができるのかお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
「comotto」は今回のような「宇宙」をテーマにしたイベントだけでなく、学校では学べない、家族とともにすすめる学びや、金融教育プログラムや農業体験など多くのイベント、子育て応援プログラムといったサービスを提供しています。気になるイベントやサービスがある方は、ぜひ一度体験してみてください。