勉強のやる気を引き出す方法25選!親ができることや気分転換の方法も紹介
子どもがなかなか勉強にやる気を出さず、困っている保護者の方も多いのではないでしょうか。この記事では、子どもの勉強のやる気を引き出す方法や親ができる行動、やる気が出ない原因などを紹介します。子どものやる気を向上させたい人は、ぜひ、参考にしてください。
「子どもの勉強のやる気を引き出す方法はあるの?」
「子どもの勉強のやる気を引き出すために、親ができることを知りたい」
このように、子どものやる気の引き出し方がわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、子どもの勉強のやる気を引き出す方法をはじめ、親ができること、してはいけないこと、子どものやる気が出ない原因などを紹介しています。
この記事を読むことで、子どものやる気を引き出したり、持続させたりするためのコツが把握できます。その知識をもとに、子どもが集中しやすい環境や勉強方法が整えられれば、子どもが自主的に勉強できるようになるでしょう。
子どものやる気を引き出す方法を知りたい方は、ぜひ、本記事を参考にしてください。
【10選】勉強のやる気を引き出す環境作り
勉強のやる気が出ないのは、子どもの意志が弱いからとは限りません。やる気を引き出すには、勉強せざるを得ない環境作りが大切です。
集中力を維持しやすい環境は一人ひとり違います。いろいろな方法を試してみて、子どもが集中しやすい環境を一緒に見つけてあげましょう。
ここでは、勉強のやる気を引き出す環境作りの方法10選を紹介します。
「とにかくやる」をルーティンにする
勉強をルーティンにして習慣化すると、気持ちの切り替えがしやすくなります。休日だけではなく、毎日決まった時間に机に向かうようにして、勉強を日常生活に組み込んでしまいましょう。
ルーティンにするためには、「今日はやる気がない」という日でも実行することが大切です。
学校の10分休みに、歴史の年号を〇個覚える、お風呂の前に数学の問題を解く、寝る前に英語のリスニングをするなど、隙間時間を有効に使いましょう。
学校や塾への通学時間を利用するのもおすすめです。1日あたりの時間は短くても、毎日の積み重ねで大きな成果につながるでしょう。
図書館に行くなど勉強する場所を変える
自宅で集中できない場合は、図書館や塾の自習室などに行きましょう。
自宅には、スマホやゲーム、漫画など、子どもを誘惑するものがたくさんあります。そのため、勉強に気が向かず、スマホをいじったり、ベッドに寝転がったりしてしまう子どもは多いでしょう。
図書館や塾の自習室などに場所を変えると、周りの人も勉強に集中しているため、自然に頭を勉強モードに切り替えられます。
たまに気分転換としてカフェを利用するのもよいですが、勉強禁止のお店もあるため、注意が必要です。
友達と勉強して刺激をもらう
「勉強は一人でするもの」と考える方も多いでしょう。しかし、ときには友達と一緒に勉強するのもおすすめです。
頑張る友達を見て、よい刺激になれば、モチベーションが上がる可能性があります。孤独を感じずに済む点もメリットでしょう。
もし、わからない問題があった場合も、その場ですぐに友達に聞けるため、悩む時間を短縮できます。逆に、友達がわからない問題を自分が教えてあげることで、その問題についてより理解を深められるでしょう。
ただし、やる気がない友達の場合は、勉強がはかどらず、関係のない話に夢中になったり遊んだりしてしまうため、要注意です。
切磋琢磨できる相手を誘うことをおすすめします。
机の上からスマホなど誘惑になるものをすべて排除する
手っ取り早く環境を整えたいという方は、部屋自体を集中しやすい空間に変えてみましょう。まずは、部屋にある、勉強に関係ないものをすべて片付けるのがおすすめです。
視界に入る場所に、スマホやゲーム、漫画などがあると、意識してしまい集中力が続きません。すべて片付けるのは難しくても、机の上などに置くのを避け、別の部屋など視界に入らない場所に移すなど、できる工夫をしてみましょう。
騒音が耳に入らないようにする
周りから聞こえてくる音で気が散るという方は、音が耳に入らないようにしましょう。イヤホンで音楽を流すと、周りの音を遮断できます。
ただし、歌詞のある音楽は意味を考えてしまうため、歌詞がないものを選ぶのがおすすめです。ほかには、雨音や焚火の音などの自然音も、集中力を高めるといわれています。
部屋着に着替えない
帰宅したあとに、部屋着に着替えないことも1つの方法です。部屋着に着替えると、リラックスして気持ちが緩んでしまうため、やる気がなくなる可能性があります。
少しだけ休憩するつもりで寝転んだら、そのまま寝てしまって、気づいたら朝になっていた、ということにもなりかねません。
制服のまま過ごす必要はありませんが、しっかり集中したい場合は、緩すぎる服装は避けるのが無難です。
部屋の温度を少し低めに設定する
令和4年4月1日に施行された文部科学省の「学校環境衛生基準」によると、教室の温度は「18℃以上、28℃以下であることが望ましい」とされています。
部屋の温度は温度の感じ方には個人差がありますが、部屋の温度が高すぎるのは勉強に適さないため、上記の温度を基準に、子どもにあう室温を見つけましょう。
試験本番に近い環境を作る
どうしてもやる気が出ないときは、試験本番をイメージした環境を作って勉強してみるのもおすすめです。
試験本番と同じように、机の上には余計なものを置かず、制限時間を決めて問題を解いてみましょう。時間の感覚や時間配分をつかんでおくのにも役立ちます。
試験では、時間制限がある中で問題を解くため、焦って頭が真っ白になる場合があります。普段から試験の雰囲気に慣れておくと、本番も落ち着いて問題を解けるでしょう。
酸素とブドウ糖を取入れる
脳が正常に活動するためのエネルギー源は、ブドウ糖と酸素です。そのため、ブドウ糖や酸素が不足することは、集中力や記憶力の低下につながる可能性があります。
しかし、脳に蓄積できるブドウ糖はほんのわずかです。また、脳は身体全体の約20%の酸素を消費しているため、脳をリフレッシュして集中力を維持するためには、これらを上手に取入れることが大切です。
酸素を取入れるためには、軽い運動や深呼吸などをしてみましょう。また、手軽にブドウ糖を補いたいときには、ラムネがおすすめです。砂糖ではなく、ブドウ糖が主原料のものを選びましょう。
SNSで勉強開始を宣言したり成果を投稿したりする
SNSで、今から勉強を開始することを宣言したり、毎日成果を投稿したりするのも環境作りに効果的です。
進捗をフォロワーに見られることで、自然に緊張感が生まれるためサボりづらく、集中せざるを得ない状況を作ることができます。
趣味アカウントしか持っていない人は、新しく専用のアカウントを作りましょう。悩みや愚痴を共感しあえる仲間が見つかることもメリットです。
夢や目標をフォロワーに表明すると、よりモチベーションが高まるでしょう。
【8選】勉強のやる気を持続させる勉強方法
環境作りで勉強のやる気を引出せても、それが持続しなければ意味がありません。一時的なやる気では、すぐに消えてしまう可能性もあります。
一度出したやる気を持続させるために、勉強のやり方も見直してみましょう。ここからは、勉強のやる気を持続させる方法8選を紹介します。
勉強スケジュールを立てる
明確な目標がない状態では、何のために勉強するのかわからず、モチベーションを持続させるのは難しくなります。
勉強を継続するために、まずは目標を設定して、達成するまでのスケジュールを立てましょう。
たとえば、「志望校に合格する」という最終目標だけでなく、目標達成までのステップとして、「模試でA判定をとる」などの小さな目標も設定すると、プロセスがより明確になります。
「いつまでに」「何を」「どれだけ」行えばよいのかわかるよう、細かくスケジュールを立てましょう。
「問題を1問だけ解く」など、最初は1日の目標をできるだけ小さく設定すると、習慣化しやすくなります。
得意な科目から勉強しはじめて効率を上げる
苦手を克服すると、成績は伸びやすくなるでしょう。
しかし、苦手な科目からはじめると、勉強の効率が下がりやすく、続けるのがすぐに嫌になってしまう可能性があります。気持ちが折れることを防ぐためには、得意な科目からはじめるとよいでしょう。
得意教科は、苦手な科目より気持ちが乗りやすく、ペースも上がりやすくなります。得意な科目の成績が上がれば、勉強に対するモチベーションが上がるため、苦手な科目に対してのやる気にもつながるでしょう。
わかる問題や簡単な問題からはじめる
問題が難しすぎると、なかなか答えにたどり着かず、やる気が失われる可能性があります。
最初はハードルを下げ、簡単な問題からはじめましょう。わかるまで悩み続けるのは効率が悪いため、わからない問題は一旦飛ばしても構いません。
今の学年の学習範囲が難しいのであれば、既習単元の復習を行いましょう。過去に習った範囲を理解できていなければ、今習っている場所の理解度も下がります。
過去に習った問題であれば、わかる問題も多くなるため、やる気も出やすいでしょう。
自分に合った時間帯で勉強する
効率的に勉強を進めるためには、自分にあった時間帯で勉強することが重要です。
勉強に適した時間帯は子どもによってさまざまで、朝の方が勉強しやすいと感じる子どももいれば、夜の方が勉強しやすいと感じる子どももいるでしょう。
勉強を習慣付けるためには、毎日決まった時間帯に勉強を行うことも大切です。規則正しい生活を心がけ、休日も同じ時間に就寝し、勉強サイクルを崩さないようにしましょう。
「読む」だけでなく「書く」を増やして記憶に定着させる
教科書や参考書を「読む」だけでは集中力が途切れやすく、読んだ気になっただけで身に付いていないケースも多く見られます。
気になる部分はノートにメモするなど、「書く」を増やして記憶に定着させましょう。
ただし、内容を理解せずにノートに丸写しするのは禁物です。丸写しするだけの作業では、知識を頭に入れた気になっただけで、やはり頭に残っていない場合があります。
内容を理解した上で書くことが大切です。
25分間勉強して5分間休憩を繰り返す(ポモドーロ・テクニック)
机に向かっても集中力が続かない場合は、ポモドーロ・テクニックを試してみましょう。ポモドーロ・テクニックとは、タイマーで時間を区切り、25分間の作業時間と5分間の休憩時間を繰り返す時間管理術のことです。
4セットを繰り返したら長めの休憩を取ります。事前に1日のタスクを考え、リスト化しておくと、次に何をすればいいのか迷いません。教科書や問題集など、使用するアイテムもあらかじめ用意しておきましょう。
時間を計るための道具としては、キッチンタイマーやストップウォッチがおすすめです。ポモドーロ・テクニック用のスマホアプリもありますが、スマホを手元に置くと気が散りやすくなる子どももいるため、注意が必要です。
時間で区切りながら勉強する
ポモドーロ・テクニックに限らず、子どもの勉強において、時間で区切りながら勉強することは大切です。
長時間休憩せずにひたすら勉強を続けたとしても、集中力が低下して、勉強効率が悪くなってしまえば、意味がありません。
学校の授業のように、45分ごとに5~10分程度の短い休憩を取るようにすると、メリハリがついて集中力を保ちやすいでしょう。
勉強系の動画やブログを見て刺激をもらう
勉強になかなか集中できず、ついスマホやタブレットで動画を見たり、ネットサーフィンをしたりしてしまう子どももいるでしょう。
そのようなときは、勉強系の動画や、ブログから刺激をもらうのも1つの方法です。
わかりやすく学べる授業動画、勉強に役立つ知識を得られる動画、モチベーションが上がるブログなど、さまざまな動画やブログがあります。
苦手科目の克服のきっかけになる可能性もあるため、上手く活用しましょう。
【7選】やる気を持続させる気分転換方法
やる気を持続させるには、ひたすら勉強するだけでなく、息抜きや気分転換も大切です。長時間同じことを続けると、集中力が下がり、勉強の質が低下します。上手に息抜きや気分転換を取入れて、頭をリフレッシュさせましょう。
ここからは、やる気を持続させる気分転換方法7選を紹介します。
5分間の小休憩をこまめにとる
学校の時間割のように勉強時間を区切り、5分程度の小休憩をこまめに取りましょう。お菓子を食べたり軽くストレッチをしたり、自由に息抜きをしながら、次の開始時間に向けてやる気をチャージしましょう。
ただし、小休憩中にスマホを見ることはおすすめできません。勉強中に疲れた目が、スマホを見ることで、さらに疲れてしまうでしょう。
そのほかにも、SNSや動画などに夢中になり、休憩時間をオーバーしてしまう可能性があるため、できるだけスマホを手元に置かないことが大切です。
眠くて集中できないときは10~15分間の仮眠をとる
眠くて集中できないときは、無理に続けずに、10~15分間の仮眠を取りましょう。眠気を我慢して無理に続けても、何も頭に入らないため、効率が悪くなります。仮眠で眠気がとれれば、再び集中して取組めるでしょう。
ただし、仮眠を長く取りすぎると、逆に疲れが残ったり勉強時間がなくなったりするほか、夜の睡眠リズムも乱れるため、要注意です。
アラームを設定し、仮眠は長くても30分以内に収めましょう。
寝不足にならないように適度な睡眠時間を確保する
勉強時間を確保するために、睡眠時間を削るのはやめましょう。
寝不足の状態では、眠気との戦いで集中できなくなり、覚えた記憶も定着しにくくなります。成績アップのためには、適度な睡眠時間を確保することも重要です。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」によると、子どもに推奨されている睡眠時間は、小学生が9~12時間程度、中学・高校生が8~10時間程度です。寝ることも勉強のうちと考えて、夜は早めに就寝しましょう。
運動・散歩をして頭をスッキリさせる
勉強が一段落したら、軽い運動をするのもおすすめです。長時間同じ姿勢で座っていると、血流が悪くなりやすく、肩や腰にも負担がかかります。
ストレッチやスクワットなどの軽い運動で体をほぐしましょう。外に出て散歩をするのも、リフレッシュできるためおすすめです。
頭もスッキリするため、再び勉強への意欲や集中力を取り戻せます。ただし、激しい運動をすると、体が疲労してしまうため、注意しましょう。
友達と勉強に関わる話題で会話する
長期休暇中で会話する機会が減っているのであれば、友達と会話するのも気分転換になるでしょう。
一人で黙々と勉強していると、孤独感やストレスを感じやすくなります。誰かと話すことでリフレッシュできるでしょう。
会話の内容は、勉強に関する話題がおすすめです。会話を終えたあとに、再び勉強に戻りやすく、とりとめのない会話で時間を無駄にしてしまうこともありません。
勉強をしたらご褒美をもらう
ご褒美も子どものモチベーションを上げるのに有効です。
「問題集の〇ページをやったらお菓子を食べてもよい」「テストで〇点以上とれたらキャンプに連れて行ってあげる」など、あらかじめご褒美を決めておきましょう。
ただし、ご褒美をあげすぎると、子どもにとってご褒美をもらうのが当たり前になってしまうため、注意が必要です。ご褒美をもらえないとやる気を出せなくなる可能性があります。
好きな音楽やラジオを聴く
手軽にリフレッシュしたいときは、好きな音楽やラジオを聴くのがおすすめです。
クラシック音楽やリラクゼーション音楽だけでなく、ロックやアイドルソング、アニメソングなど、気分が上がる音楽なら何でもよいでしょう。
サブスクリプションや動画サイトなどで、子どもの好みにあう音楽を探してみましょう。
【5選】子どもの勉強のやる気を出させるために親ができる行動
子どものやる気を引き出すには、親の協力も欠かせません。声掛けをしたり、気持ちに寄り添う姿勢を見せたり、子どもの様子を見ながらサポートしてあげましょう。
ここからは、子どもの勉強のやる気を出させるために、親ができること5選を紹介します。
勉強部屋を掃除するなど環境を整えてあげる
勉強をするのは、子ども自身です。しかし、親が子どものために、集中しやすい環境を整えることはできます。
たとえば、部屋が散らかっていると、目の端におもちゃやゲームが見えたり、片付けたくなったりと、勉強に集中しにくくなります。
集中しやすい環境にするために、勉強部屋をきれいにしておきましょう。子ども部屋やリビングなど、子どもが勉強に使う部屋は、いつでもきれいな状態にしておくことが大切です。
結果ではなく頑張ったプロセスを褒める
テストは、結果ばかりを見てしまいがちですが、結果に至る努力を見てあげましょう。点数が上がったことだけではなく、テストに向けてどのように頑張ったのがよかったのか、具体的に褒めることが大事です。
点数が下がったときも、感情的に叱るのではなく、頑張って勉強していたことや、以前より成長した部分を褒めてあげましょう。
親が自分を見てくれていることが子どもに伝わり、勉強のやる気につながります。
「頑張ってるね」などポジティブな声かけをする
まずは子どもの頑張りを認めて、「頑張ってるね」などポジティブな声掛けをしましょう。親に褒められると、うれしいだけでなく、モチベーションも上がります。
子どもを心配するあまり、「もっとこうすれば?」などと口出ししたくなるでしょうが、子どもにとっては、親の考えを押し付けられているように感じることがあります。
干渉は逆効果になる場合があるため、要注意です。
勉強する意味を伝える
勉強する意味がわからなければ、子どものやる気は出ないでしょう。
そのようなときは、勉強する意味を伝えることも重要です。「なぜ勉強する必要があるのか」を子どもと一緒に考えてみましょう。夢や目標が見つかれば、モチベーションにつながります。
「こんなふうに勉強したから夢が叶った」「もっとこんなふうに勉強しておけばよかった」などと、親が自分の経験談を話してあげるのもおすすめです。
自分を主語にすることで、子どもの気持ちを否定せずに伝えられます。
一緒にリフレッシュする
集中力の持続にはどうしても限界があります。子どもの集中力が途切れたときは、「ちゃんと集中して」などと強制せずに、「お疲れさま」と声をかけて一旦休憩を取りましょう。
誰かとおやつを食べたり、何気ない会話をしたりするだけでも、気分転換になります。休憩によって、頭や体をリフレッシュできれば、再びやる気を取り戻せるでしょう。
【3選】子どものやる気をなくしてしまう親の行動
何気ない親の行動でも、子どものやる気を消す原因になることもあります。たとえ子どものことを心配しているとしても、無理やり勉強させようとするのは逆効果です。
ここからは、子どものやる気をなくしてしまう親の行動3選を紹介します。
頭ごなしに「勉強しろ」といってしまう
やる気のない子どもには、「勉強しろ」と声をかけたくなるでしょう。しかし、頭ごなしに「勉強しろ」というのは、あまり効果的ではありません。
親に「勉強しろ」といわれると、子どもは「今やろうと思ってたのに」とやる気をなくしてしまいます。
強制させようとするのではなく、将来の話をしたり勉強の計画づくりを手伝ったり、自分から勉強したくなるようなサポートをしてあげましょう。
勉強方法をこと細かく指示してしまう
子どもに勉強方法を細かく指示するのも好ましくありません。やはり反発したくなり、やる気をなくすことがあります。
中学生や高校生ともなると、いくら親のいうことが正しくても、素直に親のいうことは聞かないでしょう。
また、学校や塾で指導されたやり方と違っていれば、子どもは混乱してしまいます。親が成功した勉強方法であっても、今の時代や子どもに合っているとは限りません。
遊ぶことを禁止してしまう
子どもがいうことを聞かないからといって、遊ぶことを禁止してしまうのは得策ではありません。多くの場合は反発につながり、余計にやる気を失わせるでしょう。親に隠れて遊ぶようになる可能性もあります。
頭ごなしに禁止するより、「これだけやったらこれだけ遊んでもいい」というルールを設けましょう。
子どもに無理やり勉強させるのではなく、ルールを一緒に決めて、自分から取組めるようになることが大切です。
勉強するやる気が出ない理由・原因
勉強のやる気が出ない理由・原因は子どもによって、さまざまです。そのため、根本的な理由や原因が解決できれば、やる気が出る可能性があります。
ここでは、子どものやる気が出ない理由・原因を見ていきましょう。
勉強が嫌い・楽しくない
勉強が嫌いだったり、楽しくなかったりすると、勉強に拒否感を持ってしまうため、やる気は出ません。
まずは、嫌いになった原因や、楽しくなくなった原因を突き止めましょう。原因が解消できれば、勉強に対する拒否感がなくなり、好きになる可能性もあります。
勉強しても理解できない・テストでよい点がとれない
楽しくない理由としては、勉強しても理解できず、テストでよい点がとれないことが考えられます。「勉強しても意味がない」と思ってしまえば、やる気は起きないでしょう。
根本的な解決になるのは、勉強で成果を出すことです。新しい勉強方法を試したり、相性のよい塾を見つけたり、現状を改善する方法を探しましょう。
周囲の環境が勉強に集中できるものではない
勉強に集中できないときは、そもそも適していない環境で勉強している可能性があります。
部屋が散らかっていたり、人の話し声や生活音がうるさかったり、近くにスマホが置いてあったりすると、そちらに意識が向いてしまいます。
子どもが集中して取組めるように、周囲の環境を整えてあげましょう。
睡眠不足や休息が十分にとれずに疲れがたまっている
寝不足や疲労が蓄積されていると、何に対してもやる気は起きず、勉強にも影響します。無理して勉強を進めようとしても、効率が悪くなるだけで、成果にはつながりません。
勉強の前に生活習慣を見直し、睡眠や休息をしっかり取りましょう。
悩みごとで集中力が下がっている
集中力には、体調面だけでなく精神面にも関係してしまうでしょう。深刻な悩みごとがあると、頭から離れず、やるべきことにも集中できなくなります。
集中できなければ、勉強の効率が悪くなるため、誰かに相談したり気分転換したりして、早めに悩みごとを解消しましょう。
目的や目標がないまま勉強している
目的や目標がなければ、自分が何のために勉強しているのかわからず、モチベーションを維持するのは難しいでしょう。
目標を設定する際は、最終目標ばかりでなく、短期目標や中期目標を設定することで、ゴールまでの道筋が明確になります。
「今週中に英単語を〇個覚える」「テストで〇点以上取る」など、目標を細かく設定することで、やる気を持続させましょう。
自分に合った勉強の進め方がわからないまま進めている
どのような勉強の進め方が合うかは、子どもによってさまざまです。テキストで学ぶのが向いている子どももいれば、動画の方が理解しやすい子どももいます。
自分に合う方法がわからないまま勉強を進めていると、いくら頑張っても成果につながらず、モチベーションも維持しにくいでしょう。
勉強のやる気を維持できる方法を見つけよう
勉強のやる気が出ない原因や、やる気を維持できる方法は、子どもによってさまざまです。
ちょっとしたきっかけで、やる気がアップし、勉強が楽しくなる可能性もあります。まずは、原因を突き止めて、改善策を見つけることが大切です。
親の行動や言葉のかけ方にも注意する必要があります。習慣や意識などを見直して、子どものやる気を引き出しましょう。