【自由研究におすすめ】面白いテーマ20選!実験・観察・工作・調べ学習をそれぞれご紹介
子どもの自由研究のテーマの選び方がわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、自由研究におすすめの面白いテーマを20個ピックアップして紹介しています。どのようなテーマがあるのか興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
「自分が面白いと感じるテーマがわからなくて、何を選んだらいいかわからない」
「他の人とは違う、面白い自由研究のテーマを知りたい」
など、自由研究のテーマを探すときに何をしたらよいかわからず、悩んでしまうお子さまも多いのではないでしょうか。
この記事では、自由研究におすすめのテーマについて、実験・観察・工作・調べ学習といった種類から、面白いものを20個紹介しています。
自由研究の概要や実験方法だけでなく、まとめるための考察のポイントなども紹介しているため、自由研究の進め方が理解できるでしょう。準備に必要な道具も身近にあるものが多いため、テーマによってはすぐに取り掛かることができます。
面白い自由研究のテーマを探している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
【実験編】面白い自由研究のテーマ5選
ここからは、面白い自由研究のテーマのなかでも、「実験」を行うものを5つ紹介します。不思議な現象を伴うものや、理由を考えたくなるようなものをピックアップしているため、お子さまも興味を持ちやすいでしょう。
理科の実験が好きな方や興味を持っている方、授業で習った内容でもっと深く知りたいことがある方などにおすすめです。
知的好奇心を持って取組めるテーマのため、ぜひ、挑戦してみてください。
水に浮くものを調査
こちらの実験では、水に浮きやすい果物は何かがわかります。はじめに、大小さまざまな果物を、何種類か用意します。次に、水槽やバケツに水を入れたら、そのなかに果物を入れましょう。
この実験は、果物をまるごと水に沈めるだけでなく、半分に切ったものや皮をむいたもの、皮をむいて凍らせたものなど、さまざまな形態で試すのがおすすめです。
それぞれの果物の浮き方や沈み方の違いをまとめたら、「なぜそうなるのか」という理由まで考えることでより面白い研究になります。
10円玉磨き
身近な調味料を使って、10円玉をきれいに磨いてみましょう。
準備するものは、10円玉数枚、綿棒、ティッシュペーパー、台所用洗剤、調味料です。10円玉は同じくらい錆びているものを、調味料は、醤油、ソース、ケチャップ、酢、レモン果汁、タバスコ、ラー油などのなかから約5つ選ぶとよいでしょう。
はじめに、水と台所用洗剤を含ませたティッシュペーパーで10円を拭きます。この段階では、10円玉の汚れがどうなっているかを観察しましょう。
次に、綿棒につけた調味料を10円玉に垂らし、約15分待って拭き取ります。調味料を塗った直後のものと15分後に拭き取ったあとのものを写真に撮り、10円玉の汚れがどのように変化したのか比べてみましょう。
さらに、最もきれいになった調味料について、調味料の成分表などから理由を考察してみるのも面白い研究です。
炭酸飲料で骨を溶かす
炭酸飲料で本当に骨が溶けるのか知りたい方は、この自由研究に挑戦してみましょう。
用意するものは、炭酸飲料、酢、水、魚の骨かフライドチキンなどの鶏の骨、卵の殻です。炭酸飲料、酢、水を、それぞれコップや透明なケースに入れたら、骨や卵の殻をそのなかに入れます。
そして、キッチンペーパーをかぶせて輪ゴムで蓋をしたら、しばらく放置します。このとき、密閉しないように注意しましょう。
実験には3日~7日かかりますが、その間にどのような変化が起こるのか過程を記録できるため、形になりやすい研究といえるでしょう。日数はかかりますが、手に入りやすいもので実験でき、結果についての考察が加えられる点でもおすすめの実験です。
ダイラタンシー現象を起こす
「ダイラタンシー現象」とは、物質が持つ面白い性質を表す言葉です。この性質を持っている物質は、ゆっくり触ったときにはドロドロしているのに、素早く叩くと固くなります。ダイラタンシー現象は、家庭にあるものでも起こります。
準備するものは、片栗粉、水、バケツなどの大きめの容器です。水と片栗粉を1:2の割合にし、容器のなかに入れて混ぜます。とろみのある液体ができれば完成です。
できあがった液体を叩いたり、ゆっくり触ったりするとどうなるか観察してみましょう。また、液体のなかに大きさの違うスーパーボールを落としてみたり、握ったり撫でたりするとどのような変化が起きるかをまとめます。
一歩進んだ研究として、片栗粉でなぜダイラタンシー現象が起こるのか、その理由を考えてみるのもよいでしょう。
太陽の光でお湯を作る
太陽の光だけで水をお湯にできるか実験してみましょう。空のペットボトルと水、絵の具もしくはマジックと温度計だけでできる、面白い研究です。
はじめに、絵の具もしくはマジックでペットボトルに色を塗ります。このとき、できるだけ濃く塗るようにしましょう。
次に、色を変えて塗ったペットボトルをいくつか作り、なかに同じ量の水を入れます。それから、太陽光に約2時間当て、30分おきに水のなかの温度を測りましょう。
どの色のペットボトルの水が一番早くお湯になったのかをまとめ、色による温度の上がり方が違う理由まで、考えてみるとよいでしょう。
実験イベントに参加する
自由研究のアイデアを考える上で、実験イベントに参加するのもおすすめです。実験イベントには子どもが楽しみながら学べることが多く、さまざまなことに興味を持つきっかけにもなります。
自由研究テーマを探すために、「comotto」のイベントに参加するのもよいでしょう。
「comotto」のイベントは、子どものための自由研究のテーマになりそうな題材や、金融教育、キャリア教育、創造力を養う教育など、学校だけでは学べない、将来にとって大切なことを学べます。現在、募集中・開催予定のイベントは下記よりご確認ください。
詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。
【観察編】面白い自由研究のテーマ5選
面白い自由研究のテーマのなかでも、観察する自由研究を5つ紹介します。
観察の自由研究には、アリの巣や昆虫の観察のような、近くの公園などで取組めるものから、星座や月の満ち欠けの観察など、夜に外に出て取組むものまで幅広いテーマがあります。
時間や日数はかかりますが、じっくり腰を据えて取組みたいという方におすすめです。以下に挙げるおすすめのテーマから、興味をひくものに挑戦してみるとよいでしょう。
野菜を育てる
料理をする際に捨ててしまうことが多い、果物や野菜の種を育ててみましょう。スイカやトマト、ピーマン、リンゴ、かぼちゃなどの種を、濡らした脱脂綿の上に置いて、発芽するまで観察します。
何種類かを同時に育て、発芽までの日数を調べたり、光の有無で成長速度が変わるのかなどを調べたりして、まとめるのがおすすめです。成長過程を写真に撮っておくのもよいでしょう。
また、毎日の気温と発芽した日の気温などを記録しておけば、種の成長と温度の関係を考察する材料にもなります。
昆虫の観察
昆虫を捕まえたり探したりして、昆虫の生態を調べてみましょう。捕まえた昆虫が、どんな姿をしているのか、どんな場所に棲んでいるのか、何を食べているのかなどを調べてまとめます。
昆虫の特徴を踏まえながら、すみかや体の特徴などにわけ、生息図を作るのをおすすめします。
写真やイラストを使ったり、昆虫の特徴や生態をまとめた表を作ったりすると、よりわかりやすくまとめられるでしょう。
夜空に輝く星座を調べる
図書館やインターネットなどで、星座を調べてみましょう。星座の名前は、日本と海外では違うのか調べたり、国ごとの星や星座の物語についてまとめてみたりするのもおすすめです。
海外ではなく、古来の日本では星をどのように考えていたのか、地方ごとに違う星や星座の名前があれば、その違いなどを調査するのも面白いでしょう。
また、実際に外へ出て、調べた星座を観察してみましょう。星座早見表なども活用しながら、星座を探してスケッチし、見えた星や方角・日時なども一緒に記録するのがおすすめです。
アリの巣ができるまで
アリが巣を作る様子を観察するのも面白い研究です。幅の狭い透明なケースに土を入れ、そのなかにアリを数匹放します。1週間程度の観察は必要ですが、巣ができる過程以外にも、アリのさまざまな性質がわかるでしょう。
たとえば、餌をいくつか用意すれば、アリが好んで食べるものを調べられます。また、餌を置く位置を変えると、アリの行列の向きも変わるのかなどの実験も可能です。
これらの観察記録と一緒に、巣ができる様子を写真に撮ったり、絵を描いたりしてまとめるとよいでしょう。
月の満ち欠けを観察する
クリアファイルなどを切り離して作った透明なシート数枚で、月の満ち欠けが観察できます。方法はとても簡単で、このシートを、毎日一枚ずつ窓ガラスの同じ場所にセロハンテープで、貼るだけで準備完了です。
そのあとは、毎日同じ時間に、月の輪郭を透明シートの上にペンでなぞって書き込みます。このとき、日付と時間、建物などの風景も一緒に書き込むようにしましょう。
何日間か繰り返して記録をとったら、数枚の透明シートを日付順に重ねます。月がどのように動いて満ち欠けしていくか、目で見てわかるためおすすめです。
【工作編】面白い自由研究のテーマ5選
面白い自由研究のテーマのなかでも、もの作りや工作の自由研究を5つ紹介します。
段ボールやペットボトル、折り紙など、身近なものを使ってできる工作がたくさんあります。手を動かして何かを作るのが好き、じっくりと取組んで何かを作ってみたいという方におすすめです。
長期休暇を使ってもの作りに打ち込みたい方は、ぜひ挑戦してみましょう。
段ボールで椅子を作る
段ボールには強度があるため、人が実際に座れる椅子が作れます。ただし、いくら強度があるといっても、ふつうの状態の段ボールに人が座ることは難しいでしょう。逆に、体重で段ボールが潰れてしまう恐れがあります。
椅子として座れる段ボールにするためには、ちょっとした工夫が必要です。
箱のなかにジグザグに折った段ボールを入れたり、丸めた段ボールを入れたりして、座れるようになるかどうかを試してみましょう。そして、自分が工夫したことで段ボールにどのような変化があったかを記録します。
どのようにすれば強度が増すのか、自分で考えながら壊れない椅子を作ってみてください。
住んでいる町の地図を作る
自分の学区や自宅の近くが大まかに書かれた地図を用意します。地図を手に実際に歩きながら、気になるお店などをマークし、危険な場所や道を見つけたら同じようにマークしましょう。
写真を撮って地図に貼りつけたり、知らなかった道やお店などを書き込んだりすれば、自分だけの町の地図が完成します。
そのなかで、長年続いているお店などがあれば、話を聞いてみることで町の歴史に興味を持つきっかけにもなるでしょう。
コロコロ迷路を作る
迷路を作ってみるのも面白い自由研究になります。スタートからゴールまでビー玉が進んでいく、コロコロ迷路を作ってみましょう。
段ボールを底から5cmのところで切ったあと、鉛筆で段ボールの内底にマス目を書き、スタートとゴールの場所を決めます。不要な線を消し、余った段ボールを5cm幅に切って、ボンドで迷路の壁に貼りつけていきます。
すべて貼り終わったら、スタート位置にビー玉を置いて転がし、ゴールまでたどり着けるか確かめてみましょう。途中に障がい物を作ったり落とし穴を作ったりするのもおすすめです。
湧き出る噴水を作る
約2,000年前の発明家のヘロンによって発見された、水が湧き出る噴水を作ってみましょう。用意するものは、ペットボトルとストローを2本ずつ、ビニールテープ、穴を開けるためのキリなどの尖ったものです。
2つのペットボトルの蓋を、背中合わせにしてテープで貼りつけて、穴を2つあけます。そこにキリなどで、小さな穴をあけたストローを通して、水を入れたペットボトルに入れて完成です。
水が湧き出るのはなぜか、考察してまとめてみましょう。
ちぎり絵
折り紙と糊と筆を使って、ちぎり絵を作ってみましょう。
夏休みの思い出など、描きたいものが決まったら、折り紙の裏面に水をつけた筆で形をざっと描きましょう。次に、水でふやけた線に沿って、手で折り紙をちぎっていきます。最後に、台紙にちぎった折り紙をのりで貼りつければ、ちぎり絵の完成です。
さまざまな色の折り紙を使ったり、紙だけでなくマーカーなどを使ってみたりするのをおすすめします。
工作イベントに参加する
自由研究のために、工作イベントに参加してみるのもよい方法です。夏休みなどの長期休暇中には、全国でさまざまなイベントが開催されます。そのなかから、自分が好きなものや興味があるものを作れる工作イベントを探してみましょう。
「comotto」では、子どものための工作イベントを開催しています。
以前行われたもののなかには、ロボットを組み立てたあとに、プログラミング玩具を使って実際にロボットを動かすという体験型のイベントもありました。
「comotto」のイベントは、子どものため金融教育、キャリア教育、創造力を養う教育など、学校だけでは学べない、将来にとって大切なことを学べます。現在、募集中・開催予定のイベントは下記よりご確認ください。
詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。
【調べ学習編】面白い自由研究のテーマ5選
面白い自由研究のテーマのなかでも、調べ学習をする自由研究を5つ紹介します。調べ学習のメリットは、本やインターネットを使いながら、自分の興味に合わせて調べられるため、場所や天気・道具などを気にせずに取組めることです。
じっくりと調べてみたいことがある、気になっていたことがあるという方におすすめです。
恐竜についてまとめる
この自由研究では、はじめに恐竜に関するテーマを決めて、図鑑などをもとに調べてまとめましょう。
恐竜の種類や活動していた時代・恐竜が巨大な理由・食べていたもの・絶滅した理由など、調べられるテーマが幅広いため、子どもの興味に合わせて調べることができます。
図書館やインターネットだけでなく、近くに恐竜の化石や骨を展示している博物館などがあれば、実際に足を運んでみることをおすすめします。
ものの長さを比べる
机の周りのランドセルや教科書、鉛筆などの文房具、公園の木や花、すべり台の幅など、身近にあるものを測って、長さを比べてみましょう。ものさしだけでなく、巻き尺を使って測り、どちらが長さを測りやすかったのかなどを考察します。
いつも使っている机やランドセルの長さ、教科書の長さだけでなく、自分と家族の体の長さを測って比べてみるのもおすすめです。cm以外にも、mやmmで長さをあらわして、長さの単位についても学びましょう。
世界の国旗についてまとめる
世界にはさまざまな国旗があり、それぞれ特徴があります。珍しいデザインや、日本の国旗と似ている国旗を見つけたり、同じモチーフを使っている国旗を探したりしてみましょう
国旗のデザインをまとめるだけでなく、国旗の由来、国の特徴や特産品などについても調べるのもおすすめです。
また、国旗の色や形、モチーフが似ている国を調べることで、その国が持つ歴史が見えてくる場合があります。一歩進んだ研究として、それらの国の歴史を調べるのも面白いでしょう。
日本のお城を調べる
自分の家の近くにお城がある人や、好きなお城がある人におすすめの自由研究です。
近場であれば実際に足を運び、天守や門、石垣などの写真を撮ったり絵を描いたりしてお城の特徴をまとめましょう。このとき、お城が作られた年代や、誰が作ったのかなど、お城の歴史も一緒に調べてみるのも面白い研究です。
特に、自分の家の近くにあるお城であれば、建てた人物についての情報も手に入りやすいでしょう。現代でも天守が残っている全国のお城を調べたり、お城に施されている防衛のための工夫などを調べてみたりするのもおすすめです。
町の名前とその由来を調べる
自分が住んでいる場所の町の名前に、どのような由来があるか調べてみましょう。その場所ならではの自然を表した名前、昔の暮らしの名残を表した名前など、その由来はさまざまです。
図書館やインターネットで調べたり、市役所や区役所などで地域の歴史的な資料を見つけて調べてみたりするのをおすすめします。近隣の町の名前をいくつか調べたら、地図のイラストを描き、町の名前や由来を書き込んでまとめていくとよいでしょう。
興味が湧くことを自由研究で解決してみよう
自由研究では自分が興味を持っていることをテーマにして取組めますが、どのようなテーマにしたらよいか、迷ってしまう場合もあるでしょう。
はじめに実験や観察、工作、調べ学習のどのテーマにするのかを決め、そのあとに面白いと感じたものや、興味が湧いたテーマを選ぶのがおすすめです。この記事で紹介した自由研究のテーマなどを参考に、長期休暇中に挑戦しやすいものに取組んでみましょう。自由研究のテーマに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。