【自由研究にもおすすめ】子どもが喜ぶ実験10選!親ができるサポートについてもご紹介
子どもが喜ぶ自由研究の実験を知りたい、どこまで親は自由研究にかかわっていいのかなど、悩んでいる方もいるでしょう。この記事では、自由研究にもおすすめの子どもが喜ぶ実験10選と、親ができるサポートについて紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
「自由研究で、面白い実験をやりたい」
「手軽にできる自由研究にしたい」
「親はどこまで自由研究のサポートをする?」
など、長期休暇の自由研究のテーマが決まらず、子どもの学習にどうかかわればよいか悩んだ経験がある保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、自由研究にもおすすめの子どもが喜ぶ実験10選と、親ができるサポートについて紹介しています。この記事を読むことで、子どもが手軽にできる面白い自由研究が見つかるでしょう。
記事のなかで、小学校低学年と高学年、それぞれに向いている自由研究を紹介しているため、保護者の方もテーマの決め方が把握しやすくなります。
自由研究の題材がなかなか見つからないという方は、この記事をチェックしてみましょう。
【小学校低学年向け】子どもが喜ぶ実験5選
時間がとりやすい長期休みの自由研究として、普段はできないような実験に取組んでみるのはいかがでしょうか。
本記事では、身近な材料で簡単にできるものから、少し手間がかかるやりがいのあるものまで、子どもが楽しんで取組める実験を紹介しています。
実験に必要な材料や手順についても詳しく解説していきますので、お子さまと一緒にぜひ、やってみましょう。
色が変わる虫めがね
覗くと普段の世界にカラフルな色がつく、不思議な虫めがねを作ってみましょう。
用意するものは、厚紙もしくはお菓子などの空き箱と、100円ショップなどで手に入るカラーセロファン、セロハンテープとはさみ、カッターです。
厚紙を2枚重ねて虫めがねの形に切りとり、中心にカラーセロファンが入るように穴を開けて切り抜きます。切り抜いた部分に好きな色のカラーセロファンを貼りつけ、セロファンを挟むように厚紙をセロハンテープで貼り合わせて完成です。
作った虫めがねを使って、いろいろなものを見てみると面白いでしょう。
普段見ている色がどのように変わるのか、セロファンと同じ色のものを見たらどのように見えるのか、調べてまとめてみましょう。
声が変わるマスク
簡単に作れて子どもが楽しく遊べる、声が変わるマスクを作ってみましょう。用意するものは、紙コップとアルミホイル、セロハンテープとカッターです。
まず、紙コップを裏返して底の部分をカッターで丸く切り抜きます。次に、飲み口部分にアルミホイルをかぶせ、セロハンテープで留めたら完成です。
紙コップの底部分をマスクのように口にあてたら、出した声がどのように聞こえてくるか実験してみましょう。
家族や友達と、作った紙コップを使って「何をいっているか」「誰の声だったか」などを当てるゲームをしても面白いでしょう。
紙コップに絵を描いたり、画用紙で模様を作ったりするのもおすすめです。
カラフルクレヨン
短くなったクレヨンを使って、子どもが喜ぶカラフルなクレヨンを作る実験をしてみましょう。色の変化が楽しめる、おすすめの実験です。この実験では、電子レンジを使います。
用意するものは、短くなったクレヨンや折れたクレヨン、シリコン製の型です。シリコン製の型は電子レンジ不可のものがあるため、しっかりと確認しておきましょう。
シリコン製の型のなかに、さまざまな色のクレヨンをなるべく細かくして入れます。このとき、子どもが喜ぶ配色で入れるようにしましょう。
電子レンジを500Wに設定し、クレヨンを入れた型を5~6分加熱したあと、しばらく放置してよく冷やします。固まったら、型からクレヨンを出して完成です。電子レンジから取り出す際には、やけどに注意してください。
子どもと一緒に、でき上がったカラフルクレヨンを使って絵を描いてみましょう。
絵が描けるバナナ
バナナを使って、自由に絵を描いてみましょう。用意するものは、バナナとつまようじだけです。
バナナの皮の部分に、つまようじを使って絵を描きます。つまようじの持ち手を使うと太い線、尖った方を使うと細い線を書くことが可能です。
つまようじで引っかいてみたり、浅く刺したりして跡を残すようにしながら絵を描きます。このとき、バナナの実の部分までつまようじが達しないように気をつけましょう。
完成したら、30分から1時間放置します。その際に、10分ごとにバナナがどうなって行くか観察してまとめてみましょう。
つまようじで刺した部分が変化した理由を調べたり、熟したバナナの皮が黒くなる理由を考察したりしてみるのもおすすめです。
ほかに、バナナにはどのような種類があるかを調べるのも面白い研究です。楽しく絵を描き、その面白い変化を楽しみましょう。
幼児も楽しめるカラフルスライム
幼児でも楽しむことができる、色がついたカラフルなスライムを作ってみましょう。
用意するものは、ボウル、片栗粉100g、水50~100mL、食紅です。食紅はスーパーマーケットや100円ショップで購入できます。
はじめに、片栗粉と食紅を少量ボウルに入れ、水を少しずつ入れて混ぜ合わせましょう。混ぜるのをやめたときに、片栗粉が瞬間的に固まって、徐々に液体に変わるようになったら完成です。
作ったスライムを握ってみたり、丸めたりして感触を楽しんでみましょう。
食紅を何種類か用意し、マーブル模様を作って楽しんだり、混ぜ合わせたりするのも面白い実験です。水の量を調整して、どんな変化が起こるかまとめてみると、さらに面白い研究になるでしょう。
【小学校高学年向け】子どもが喜ぶ実験5選
小学校高学年になると、低学年よりもできることや知識が増えてきます。子どもが喜ぶ実験で、やりがいがあるようなものを選んでみましょう。
低学年のときよりは材料が多くなり、火を使う実験もあるため、ケガなどをしないように気をつけながら行ってください。
理科の学習に役立つ実験もあるため、ぜひ、チャレンジしてみましょう。
カラフル水中花火
油と水で、カラフルな花火のようなシャワーを作ってみましょう。用意するものは、食紅と植物油、スプーンと透明なコップ、そして水です。
作り方は、植物油のなかにさまざまな色の食紅を数滴入れ、スプーンで混ぜます。次に、透明なコップの約3分の2まで水を入れ、油と食紅を注ぎ入れます。
コップの上部にある油から、食紅が下部の水の方へと落ちて行く様子は、まるでカラフルな水中花火のように見えるでしょう。
この実験では、「なぜ水と油が混ざり合わないのか」を調べてまとめるのがおすすめです。
視覚的にも美しく面白い実験のため、ぜひ、チャレンジしてみましょう。
まるで新品になるお金磨き
汚れた10円玉を、新品のように変身させてみましょう。用意するものは、汚れた10円玉2枚、酢と塩、汚れてもいい入れもの、ペーパータオルです。
最初に入れものの半分まで酢を注ぎ、そのなかに塩を小さじ2杯入れて、よくかき混ぜます。次に、塩が溶けたら、汚れた10円玉を入れて数分放置します。
10円玉を取り出したら、1枚はそのままの状態で、もう1枚は水でよく流してからペーパータオルの上で乾かしましょう。
この実験では、2枚の10円玉にどのような変化が起こったか、観察、比較してまとめてみましょう。
変化が目で見えるためわかりやすく、子どもが喜ぶ面白い実験です。
カラフルバブル噴水
色とりどりのカラフルな泡が、噴水のように飛び出してくる実験をしてみましょう。用意するものは、水、酢、重曹、食器用の洗剤とペットボトルです。
ペットボトルに水と食器用の洗剤、重曹を入れたら、そのなかに酢を注ぎましょう。
この実験では、ペットボトルから噴水のように泡が噴き出してくる現象が観察できます。水に食紅などで色をつけて、カラフルな泡の噴水を作るのもおすすめです。
ペットボトルのなかで、どのような化学反応が起きているのかを考察してみましょう。
見応えも十分で、面白い実験ができるため、おすすめです。
すぐに作れる黄身なしゆで卵
面白い自由研究として、黄身がないゆで卵を作ってみましょう。用意するものは、生卵とストッキング、輪ゴム2本、セロハンテープです。
はじめに、セロハンテープを卵に貼り、割れないようにしておきましょう。次に、その卵をストッキングのなかに入れ、両端を輪ゴムで留めます。
それから、ストッキングをねじって両端を引っ張り、卵を高速回転させましょう。この作業を何度か続けたあとにゆでれば、黄身なしゆで卵の完成です。
この実験では、回転している卵のなかで、どんな変化が起きているのかを考察するのがおすすめです。
普通のゆで卵と、黄身なし卵の断面を比べてみるのも面白いでしょう。
家でできる指紋検出
指紋検出も、家で手軽にできる面白い実験です。
黒い紙、コップ、セロハンテープ、ティッシュペーパー、アイシャドウがあれば、本格的な指紋検出を体験できます。アイシャドウが家にない場合は、100円ショップの化粧品コーナーで購入可能です。
まず、コップを素手で触ります。次に、手で触った部分に、ハケにつけたアイシャドウの粉を多めにふりかけましょう。ティッシュペーパーで軽く叩きながら余計な粉を払い落とすと、指紋が浮かび上がってきます。
指紋の部分にセロハンテープを貼って粉を写し取り、黒い紙に貼ると指紋が見えやすくなるでしょう。
なぜ指紋が取れるのか、警察の捜査ではアイシャドウの代わりに何を使っているのか調べるのがおすすめです。
警察になったつもりで学べる、子どもが喜ぶ実験です。
【親子で確認】家で実験をする際の注意点
自由研究で実験を行う際には、細心の注意を払う必要があります。使う道具によっては、方法を間違うとケガをする恐れもあります。
子どもだけでは理解が不十分なこともあるため、実験をはじめる前に親子でルールを確認しておきましょう。
楽しい実験ができるよう、親子で一緒に確認しておきましょう。
実験に必要な材料はあるか確認する
自由研究の実験では、必要な材料があることを確認してから取組むことが大切です。
実験によっては、家にあるものでは間にあわず、購入する必要が出てくる場合もあるでしょう。
途中で材料がないことに気づいたときに、実験を中断して用意することは可能でしょうが、時間が経つと成り立たなくなる実験もあります。
スムーズに実験ができるよう、すべて材料を揃えた状態で取組みましょう。
子どもだけで危険な場所へ行かない
自由研究として屋外に出かける際は、子どもだけで危険な場所に行くのはやめましょう。道路のそばや、ほかの人の迷惑になるような場所は避け、大人と一緒に行動することが大切です。
家のなかでも、カッターを使ったり、やけどなどの危険がある実験をしたりするときは、大人と一緒に行うことをルールにしましょう。
画像や動画の撮影・使用には許可が必要なこともある
お店などを調べるときに、勝手に写真を撮ったり、撮った写真をコピーして配ったりするのはやめましょう。写真や映像、音声などを無断で使うことは、トラブルの原因になる可能性があります。
画像や動画の撮影が必要な場合は、お店の方に使用許可を取ることが大切です。なぜ写真を撮りたいのか、何のために使うのかなど、使用する目的を明確に伝えましょう。
出典:画像の私的利用が認められる範囲|東京スタートアップ法律事務所
外へ出る際は動きやすい服で行く
屋外で実験や調査をするときは、履きなれた運動靴を履き、動きやすい服装で行動することが大切です。また、熱中症の予防として、帽子も忘れないようにしましょう。
自然観察の服装は、長袖長ズボンに靴下の着用が基本です。
肌を出していると、蚊などの虫に刺されやすくなるほか、野生の植物に触れてケガをしたり、かぶれたりする危険性があります。
自然観察に適した服の色は、白などの明るい色です。黒っぽく見える色は、熱を吸収しやすく、ハチにも狙われやすいため、避けた方がよいでしょう。
肌を守るために、しっかりと予防しましょう。
子どもが喜ぶために親ができるサポート
ここからは、子どもが自由研究に楽しく取組むために、親ができることについて解説します。
最初から最後まで1人でできるのは理想ですが、低学年と高学年では、できることや知識量が違います。子どもが困っていたら、自由研究がうまくできるよう、さりげなくサポートしてあげましょう。
以下に具体的な方法を紹介するので、興味がある方は、ご覧ください。
子どもが興味のあるテーマへ導いてあげる
いざ自由研究をしようと思っても、親のサポートがないとテーマが決まらないこともあります。
そのようなときに親ができるサポートは、子どもが興味を持つテーマへ導いてあげることです。
図書館へ行って面白そうな本を探してみたり、インターネットで自由研究のテーマを調べたりしながら、子どもの興味を探ってみてはいかがでしょうか。
少しでも興味が持てる題材が見つかったら、「どんな実験をしたいか」など、親子で話しあってみましょう。
忘れている準備を優しくアドバイスする
自由研究の実験に必要な準備を子どもが忘れている場合は、優しくアドバイスしてあげましょう。
ほとんどの場合、実験には材料が必要です。準備が不十分だったため実験ができず、後日に延期した場合、子どものやる気が消えている可能性があります。
そのようなことを避けるためにも、実験の前にしっかり確認し、忘れている準備があれば「~の準備できてる?」などと声かけし、すべて揃えてからはじめるようにアドバイスしてあげましょう。
困っている場合は原因探しを手伝う
子どもが1人で自由研究を進めて行くなかで、予想していたものと違う結果が出たり、失敗したりすることもあるでしょう。
そのようなときは、一緒に原因を探してあげましょう。ただし、答えをそのまま教えるのではなく、アドバイス程度に留めて遠くから見守るのがポイントです。
たとえば、子どもが行った実験をはじめから復唱してもらい、間違ったところまできたら、「そこはどうしてそうしたの?」などと尋ねてみましょう。
ちょっと立ち止まって考えることで、実験がうまく行かなかった原因にたどり着ける場合があります。
あくまでも、子どもが自分で答えを出せるような方法でサポートしてあげましょう。
子どもが喜ぶ実験をさせてあげよう
自由研究は、夏休みなどの長期休暇でよく出される宿題です。「どうせ取組むなら、子どもが喜ぶ実験をしたい」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、子どもが喜ぶ実験と、親ができるサポートについて紹介しました。
難しくて複雑な自由研究を選んでしまうと、準備が大変だったり、実験を行ってもうまく結果が出ず、自由研究を終わらせるのに苦労したりする可能性があります。
しかし、本記事で紹介した実験は、どれも家にあるものや手に入りやすいもので行える実験のため、親子で楽しんで行えるでしょう。
ぜひ、この記事を参考に子どもが喜ぶ実験を見つけ、親子で一緒に楽しみながら自由研究に取組みましょう。