反抗期の中学生に親はどう接するべき?やってはいけないNG対応もご紹介
反抗期の子どもにどう対応すればよいのか、ご存じでしょうか。この記事では反抗期の詳細や特徴、反抗期の子どもとの接し方や、やってはいけないことなどを紹介しています。反抗期の子どもに手を焼いている方、接し方がわからない方は、ぜひ、こちらを読んでみてください。
「子どもが全然いうこと聞かなくなった。反抗期なの?」
「中学生の子どもが反抗ばかりしてくる。どうやって接したらいいの?」
このように、反抗期になった中学生の子どもに対しての接し方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、子どもが中学生になった頃に訪れる第二次反抗期について紹介します。記事を読むことで第二次反抗期とはどういうものか、どのような特徴があるのかわかるでしょう。
反抗期になってしまった中学生への適切な接し方や、勉強しない反抗期の子どもへの対処方法、やってはいけないことも紹介しています。反抗期の子どもにどう接していけばいいのか、勉強を促す方法やNGな行動などがわかるでしょう。
中学生になった子どもの反抗期に悩んでいる方は、ぜひ、こちらの記事を参考にしてみてください。
中学生になると「第二次反抗期」が訪れる
小学校高学年から中学生の時期にかけて起こる反抗期が「第二次反抗期」です。
第二次反抗期には子どもの世界が広がるとともに、ほかとの比較ができるようになります。理想としている自分と、客観的に見た自分の姿とのギャップに苦しんだり、周りの友だちと比較して落ち込んだりするでしょう。親に反抗するようになり、親よりも友人関係を重視するでしょう。
第二次反抗期は思春期の時期でもあり、問題行動が起きやすいことも特徴です。ただ、第二次反抗期は子どもが大人へ成長し、自立していくために必要と考えられています。
出典:3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題|文部科学省
親の対応が原因で子どもが反抗する場合もある
親の「過干渉」や、親子の「信頼関係」が崩れていると、反抗期という理由だけでなく子どもが反抗する原因になることがあります。
たとえば、子どもの行動にいちいち口を出して、嫌がられるといった親の行動は過干渉になる可能性があるでしょう。子どもが嫌がることを無理やりやらせていた場合は、信頼関係を損ねてしまう可能性があります。
親に反抗的な態度をとるのは、第二次反抗期にはあることです。しかし、家族が抑えられないほど暴れるといった行動に走るような場合は、思春期や反抗期だけが原因ではなく、親の対応が原因になっている可能性があります。
中学生に訪れる「第二次反抗期」の特徴
第二次反抗期には、親との接し方や子ども自身の態度に変化が表れます。
第二次反抗期は、小学校高学年から中学生にかけて起こる反抗期です。時期には個人差があり、いつはじまるかは決まっていません。しかし、第二次反抗期の特徴を知っていれば、子どもが反抗期に入ったときに気づけるでしょう。
親や家族と会話をしなくなる
親やほかの家族が話しかけても返事をしなかったり、適当な返事をしたり、ときには無視するような態度をとったりします。これは、第二次反抗期の「コミュニケーションをしない」という形で反抗するタイプです。
親や家族だけでなく、他人に対してもかかわろうとするのを避ける傾向にあります。乱暴な言葉遣いをするようになったり、感情のままひどいことを口にしたりする場合もあるでしょう。
常にイライラしている
子どもはイライラすることが多くなり、怒りっぽくなります。自分自身で感情を制御するのが難しくなっていて、ことあるごとに対立しようとするでしょう。
自分の我を強く主張してくるようになります。たとえば、自分の考えや意思を優先しすぎて、規則を無視するといった問題行動をとってしまうなどです。
反抗期だけが理由ではなく、何か深刻な問題や悩みを抱えていて、このような態度をとっている可能性があります。
ストレスを抱えても相談しない
第二次反抗期であっても反抗する訳ではなく、反抗的な態度が見えない子どももいます。このタイプの子どもは、親に対しても協力的なまま変わらないため、反抗期に入っていても気づきにくいでしょう。
しかし、反抗的な態度がないからとあんしんはできません。子ども自身が、第二次反抗期の葛藤やストレスがあってもうまく表現することができず、抱え込んでしまっている可能性があるためです。本当に問題はないのか、子どもとコミュニケーションをとって様子を見守りましょう。
反抗期の中学生との適切な接し方
第二次反抗期に入った中学生は、親のことも無視したり反抗したりします。これまでのようにコミュニケーションをとろうとしても、なかなか上手くいかない場合があるでしょう。
反抗期でイライラしている子どもにどのように接していけばよいのか、接し方を紹介します。接し方のポイントは、子どもの態度にかかわらず、親は態度を変えないことが大切です。
子どもを見守る
反抗期の子どもの態度に怒りが沸いたとしても、限度を超えていなければ怒らず、温かい目で見守ってあげましょう。第二次反抗期は子どもにとって、自立して大人になるための第一歩です。腹が立ったとしても、大目に見てあげることを心がけましょう。
子どもが楽しそうにしているときには、様子を見ながら声をかけてあげましょう。子どもは親に、きちんと見守られていることを実感できます。
普段どおりに挨拶や雑談をする
子どもが反抗期に入っても普段の態度を変えず、挨拶したり一緒に食事をしたり、雑談の時間を作って一緒に過ごしましょう。
毎日挨拶するだけでも、子どもと最低限のコミュニケーションはとれます。子どもの心身に変わったことはないか、挨拶したり食事したりしているときに気をつけてあげましょう。
子どもは、親にかかわることを鬱陶しく感じます。しかし、かかわろうとしないでいると親は自分に無関心だと思ってしまうため、適度にかかわることが大切です。
子どもの話をしっかりと聞く
子どもが話しかけてきたら、今何かしていたとしてもやめるようにし、しっかり子どもの話を聞く姿勢を見せましょう。
話を聞くときも、子どもの話を途中で遮らないようにします。頭ごなしに叱るようなことはせず、きちんと子どもの話を聞いてから、親としての意見を伝えましょう。何か相談をされたら、自分の体験や経験からアドバイスするとよいでしょう。
ただ、無理に話を聞こうとするのは子どもの機嫌を損ねるため、しないようにしましょう。
一線を越えたときはしっかり叱る
反抗期の子どもは見守った方がよいといっても、限度があります。
親と決めたルールを明確に破ったり、ひどい暴言を口にしたり、暴れるなどの行為におよんだりした場合はしっかり叱りましょう。
子どもの一線を越えた態度を放っておくと、やがて大きな問題を引き起こす可能性があります。してはいけないことは、しっかり叱ることが大切です。
親だけで対処が難しい場合は、第三者に入ってもらうことも検討しましょう。親に対して素直になれない子どもも、第三者には話してくれるケースがあります。
親がストレスを溜めすぎないようにする
反抗期の子どもの態度は、親にとってストレスになってしまうでしょう。親はストレスを溜めすぎないように適度に発散したり、子どもの言動にいちいち反応せず、受け流すように対応したりするようにしましょう。
余裕をもって子どもに接するためにも、まずは親自身のストレスを溜めないことが大切です。外出したり親しい人に相談したりして、気分転換しましょう。
勉強しない反抗期の子どもの対処方法
反抗期で勉強してくれない子どもの場合は、勉強してくれるように対処した方がよいでしょう。ただ気をつけたいのは、反抗期であるため、親が「勉強しなさい」といっても素直に聞いてくれない可能性が高いことです。
反抗期で勉強してくれない子どもへは、どうして勉強が必要なのか親子で考え、一緒にハードルの低い目標を立てましょう。
勉強の必要性を教え、実現可能な目標を設定することで、子どものやる気を出させてあげましょう。子どもが勉強に集中できるように環境を整え、勉強のやり方がわからないなら教えてあげましょう。
勉強以外でも、日常的なコミュニケーションをとることで適切な距離を保つようにします。また、子どもが目標を達成できたら褒めてあげることが大切です。
反抗期の中学生にやってはいけない親の対応
反抗期の子どもへの接し方によっては、より子どもの態度を悪化させる可能性があります。特に親が感情的になったり、親が子どもの反抗の原因になるようなことをしたりするのはよくありません。
実際にどのような対応をしてはいけないのか紹介します。
怒る・腹を立てる
反抗期の子どもはとにかく親に反抗的な態度をとりがちなため、親も腹が立つこともあるでしょう。しかし、子どもに対して怒るとお互いに感情的になり、ヒートアップしてしまうため、怒らないように気をつけましょう。
子どもに対して、腹が立ったからといって、過度なペナルティを与えることもしてはいけません。厳しいペナルティを与えても子どもは反抗し、親との信頼関係が危うくなるリスクがあります。
過干渉になる
反抗期の子どもに「あれをしなさい」や「これをしてはいけない」といったように、干渉しないようにしましょう。
親による過干渉は子どもの意欲を奪ったり、自立心を削いでしまったりする可能性があります。子どもがひどく反抗する原因になることもあるでしょう。
反抗期は、子どもが大人として自立するために通る道です。子どもが大人になろうとしていることを理解して、意思やプライバシーを尊重してあげましょう。
親の期待を押し付ける
親が子どもに対して、「こうなってほしい」と勝手に期待を押し付けるようなことは、しないようにしましょう。
子どもに対して、あまりにも期待してしまうと、子どもの自己肯定感を低くする原因にもなってしまいます。親の都合で、期待を押し付けないようにしましょう。
反抗期がない子どもにも注意が必要
子どもが中学生になっても、第二次反抗期が起こらないケースもあります。小さな反抗はしていても親が反抗期と見なしていなかったり、親と良好な関係を築いていたり、子どもの性格によって反抗的にならないということなどが理由でしょう。
しかし、反抗期がないように見えても、実は心のなかでストレスや葛藤を抱えている可能性があるため、手放しであんしんすることはできません。子どもが話しやすいように定期的に話しかけて、コミュニケーションをとりながら様子を見守りましょう。
子どもの気持ちを尊重して対応しよう
子どもが反抗期になると、親に反抗したりものにあたったり、言動が荒くなりがちです。子どもの変化に驚いてしまう親も多いでしょう。
自身の葛藤やストレスと戦っている最中の子どもには、親は穏やかな気持ちでおおらかに接してあげることが大切です。
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