小学校の運動会の開催時期・プログラムを紹介!親ができる準備や必要な持ち物について解説
小学校の運動会っていつ開催されるのだろう?と疑問を持つ方もいるでしょう。本記事では、小学校の運動会が開かれる時期、最近のプログラムの傾向、運動会のために用意しておくものなどを紹介します。子どもの運動会情報が気になる方はぜひチェックしてみてください。
「子どもが小学生になるけれど、運動会っていつなのかな?」
「今の運動会って実施される種目はどんなものがある?」
「運動会に向けた準備や注意しておいた方がいいことって何だろう?」
このように運動会について疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小学校の運動会について、いつ開かれるのか、その理由や運動会のプログラム内容を紹介します。運動会で親が準備しておく内容や、当日活躍できるようなお昼ご飯についても触れています。
この記事を読むことで、最近の小学校の運動会の傾向がわかってくるでしょう。子どもの運動会が控えている方には役に立つ情報になっています。小学校の運動会について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
小学校の運動会の開催方法や時期
はじめに、運動会の最近の事情について解説します。小学校の運動会の開催方法や時期は、全国的に同じ時期に行われる傾向があります。子どもの運動会が、なぜその期間に開催されるケースが多いのか、気になる方はチェックしてみてください。
運動会は5月か10月開催の小学校が多い
運動会は、5月もしくは10月開催の小学校が多くなっています。これは、夏など気温が高くなりすぎると熱中症になる危険があるためです。10月に行う場合も、体育の日(現在のスポーツの日)の周辺だからという理由よりも、熱中症を懸念しているためでしょう。
さらに比較的天候が安定していて台風が来やすい時期を回避できること、ほかの行事との兼ね合いから日程調整するため、などの理由から春に開催する小学校も増えてきています。
午前のみの開催も増えている
コロナ禍による感染リスクを抑えるため、また熱中症対策のため、競技数を減らして運動会が午前中で終わるようになった小学校も少なくありません。
コロナが5類感染症になった今でも、運動会は午前中のみの開催で昼食は帰宅してから、というところも多いでしょう。
出典:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る新型インフルエンザ等感染症から 5 類感染症への移行について|厚生労働省
小学校の運動会の競技種目・プログラム
子どもが出場する競技はその地域、学校によってさまざまです。最近の傾向としてプログラムから外されている競技も存在します。小学校の運動会の競技種目・プログラムには、どのような内容が組まれているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、小学校の運動会で行われる競技種目やプログラムについて紹介します。今の小学校では、どのような競技を行うのか確認しましょう。
運動会で実施される主な種目
運動会で実施される主な種目には、徒競走、リレー、玉入れ、大玉転がし、ダンス、綱引きなどがあります。
最近増えているプログラムでは、その年に流行ったJ-POPや洋楽など人気曲を使ったダンスや、ダンスと玉入れを組み合わせたチェッコリダンスなどがあります。
組体操は廃止される傾向にある
組体操は、複数人がポーズをとって、さまざまな形を作ります。下の人の肩の上に立って、上の人が両手を重ねる「塔の形」や、複数人が四つん這いになって「ピラミッドの形」を作るなど、静的な美しさを表現する体操競技です。
しかし、塔の形やピラミッドの形は人の上に乗ってポーズをとるため、不安定で高さが出ることから落下の問題があります。実際に組体操による事故は、運動中の事故のなかでも割合が高い傾向にあります。
スポーツ庁の公表している資料によると、平成23~26年度の間では、医療費などの支給件数が年間8,000件以上、学校種別では小学校が約6,300件(組体操全体の73%を占める)です。
このように組体操による負傷の多さが問題となっていることから、現在組体操は運動会のプログラムから外される傾向にあります。小学校によっては行われない可能性もあるでしょう。
出典:組体操等による事故の防止について|スポーツ庁 政策課 学校体育室
コロナ禍を経た種目の変更もある
コロナ禍を経て、コロナが流行する前には行っていた騎馬戦や綱引きなど、接触が増える種目を減らすといった変更があった小学校は少なくありません。
ダンスでも密になるような振り付けの構成は避ける、学年ごとに運動会の開催日を変えるなど、コロナ感染に注意して運動会を行っているところが多いでしょう。
小学校の運動会で親が準備するべき6つのこと
子どもが運動会当日、思い切り楽しめるように親は運動会の1日を想定して、いくつか用意しておくことがあります。小学校の運動会で、親が準備するべき内容にはどのようなことがあるか、気になる方も多いのではないでしょうか。
当日あわてないで済むように、以下のことを事前に準備しておきましょう。
体操服や靴を確認する
成長期の子どもは、あっという間に体が大きくなっていることもあるため、運動会前には体操服のサイズの不一致、ほつれなどが出ていないか注意しておきましょう。
子どもによっては、自分から「サイズが小さくなった」といわないこともあります。運動会当日、体操服のサイズがあっていないため動きにくかった、ということがないように確認しておきましょう。
靴を買い替えるときは、履きなれておくためにも、約1か月前に用意することをおすすめします。
昼ごはんや夜ごはんのメニューを考えておく
運動会が行われる1日は、親のスケジュールもハードになることが予想されるため、あらかじめ昼ごはんや夜ごはんのメニューを考えておきましょう。
運動会から帰宅後、料理をするのは大変です。作る場合は、簡単にできる焼きそばやチャーハンなどがよいでしょう。もしくは、テイクアウトやデリバリーにして料理をしない形にすると家事の負担を減らせます。
お風呂の準備をしておく
運動会では、体に砂やほこりなどがたくさんつくこともあります。すぐお風呂に入るためには、事前に湯船を洗うなど、お風呂の準備をしておきましょう。帰宅時間を想定して、お風呂の湯がはれているようにタイマーをセットすることもおすすめです。
カメラやスマートフォンの充電を確認しておく
運動会中にカメラやスマートフォンの充電が切れて使えなくなってしまわないよう、本体の充電容量は満タンにしておきましょう。さらに、予備バッテリーの持参も忘れないようにします。
またビデオカメラを久々に使う場合は、動作チェックも必要です。しばらく使っていない間に故障してしまい、電源がつかないこともあるため、注意しましょう。
観覧やお昼ごはんの場所取りをする
運動会では、保護者の観覧場所が指定されていることがあります。それ以外に、待機したり、ごはんを食べたりするためには、レジャーシートを敷いて場所取りをする必要があるでしょう。
場所取りが可能な時間が決まっていることもあるため、しっかりと確認しておきましょう。日陰で過ごしやすい場所や、校庭を見渡しやすい場所は人気で、場所取りで並ぶこともあります。
熱中症に注意する
気温や湿度が高く、風が弱いという環境の条件と、激しい運動で体内の熱が上がっているという体の条件が揃うと、熱中症にかかりやすいといわれています。
運動会のシーズンである5月や10月でも、熱中症が起きる条件が揃ってしまうこともあるため、水分や塩分の補給をするなど注意が必要です。
出典:熱中症の基礎知識|環境省
小学校の運動会をより楽しむためにできること
運動会は学校行事のなかでも、思い出に残る大イベントといえるでしょう。運動会をあんしんして楽しめるように、写真撮影や、運動会にぴったりなお昼ごはんなどを紹介します。小学校の運動会をより楽しむためにできるポイントとして、ぜひ参考にしてください。
子どもの写真を上手に撮る
子どもの写真を上手に撮るには、どういった構図で写真を撮りたいか、あらかじめ考える必要があります。たとえば、徒競走の場合は、できるだけゴール側の正面にいた方が、順位の結果をわかりやすく撮影できるでしょう。
子どもが活躍できるようなお昼ごはんを作る
子どもが活躍できるような、栄養を考えたお昼ごはんを作りましょう。筋肉を作る「タンパク質」、骨を形成するために必要な「カルシウム」、カルシウムの吸収に役立つ「ビタミンD」などの栄養素が豊富なメニューがおすすめです。
「タンパク質」は肉・魚・卵・大豆製品です。鶏のささみ、ゆで卵などでよいでしょう。「カルシウム」は、牛乳、チーズ、小松菜などに含まれています。ほうれん草か小松菜を炒めものにすると、彩りもきれいでしょう。
「ビタミンD」は鮭やしらす、きのこ類が豊富です。おにぎりの具としてもちょうどよいでしょう。
運動会のお昼ごはんは、できる限り子どもの好物にすることをおすすめします。好きなメニューの場合、子どものモチベーションが上がりやすくなり「午後の種目も頑張ろう」という気持ちになりやすいでしょう。
出典:見直そう。たんぱく質摂取のすすめ。|豊橋ハートセンター
小学校の運動会に必要な持ち物
最後に、小学校の運動会に必要な持ち物を紹介します。忘れ物がないように、くれぐれも注意してください。持ち物を減らしたい方の場合は、以下で紹介している持ち物から最低限必要なものをピックアップしていきましょう。
小学校の運動会の定番の持ち物
・運動会のプログラム
・スマートフォン
・カメラ
・ビデオカメラ
・ゴミ袋(買いもの袋)
・ハンカチ、ハンドタオル
・ティッシュ
・ウエットティッシュ
・小銭
・飲みもの
・レジャーシート
運動会のプログラムは演目の順番を知るためにも必須です。もし忘れた場合は、本部でもらえることもあります。カメラやビデオカメラは、スマートフォンで撮ればいいという方は省いてよいでしょう。
運動会中にゴミが出る可能性も考えてゴミ袋も持参してください。手を洗ったときや汗をかいたときに拭くタオルや、衛生面を考慮してウエットティッシュも必要になるでしょう。
また飲みものが足りなくなったり、小腹が空いたりすることも考えて小銭があると便利です。観覧する際の座席用にレジャーシートも忘れないようにしましょう。
小学校の運動会にあると便利な持ち物
・三脚
・カメラ、ビデオカメラ、予備バッテリー
・モバイルバッテリー
・汗ふきシート
・タオル
・虫刺されの薬
・虫除けスプレー
・日焼け止め、日傘、帽子
・うちわや扇子
・ポータブルクッション
・コンパクトチェア
運動会には「当日快適に過ごせそうだな」「あると便利かも」と感じたものは、持っていきましょう。たとえば、三脚があると、カメラを固定できて手ブレに役立ちます。長時間の撮影も疲れにくいでしょう。
撮影をカメラやビデオカメラでする方は、カメラとビデオカメラ、それぞれの予備バッテリーを持っていくと充電が足りないという不安はなくなります。
スマートフォンで撮影する方は、モバイルバッテリーも用意しておきましょう。長時間撮影すると充電が消耗する可能性があります。
日差しや熱中症対策をする場合、日焼け止め、日傘、帽子、うちわや扇子、汗ふきシートやタオルなどを持っていくことをおすすめします。
虫が多い地域では、虫刺されの薬や虫除けスプレーを、地面にそのまま座るとつらいという方は、ポータブルクッションやコンパクトチェアもあると便利でしょう。
小学校の運動会を最高の思い出にしよう
運動会の持ち物は、当日忘れてしまうものがないよう、あらかじめ準備しておくことが大切です。
また、熱中症の季節を避けて行われても、当日予想以上に暑く、体調を崩す可能性もあります。自分の水分補給用の飲みものや、紫外線対策の準備も忘れずにしておきましょう。
できる限りの準備をして、運動会当日は子どもの応援を楽しんでください。思い出に残る素敵な1日にしていきましょう。