大変な「ワンオペ育児」を乗り越えるためにできることとは?つらいタイミングで頼れるサービスもご紹介

大変な「ワンオペ育児」を乗り越えるためにできることとは?つらいタイミングで頼れるサービスもご紹介

「ワンオペ育児」でつらいことはないでしょうか。この記事ではワンオペ育児の悩みや楽にするためにできること、一人で頑張りすぎないよう気をつけることなどを紹介しています。どうすればワンオペ育児でパンクしなくて済むのか、ぜひ、こちらを読んでみてください。

「ワンオペ育児がつらい。なんとかできないかな?」

 「子どもが産まれたらワンオペ育児になりそう。どんなことに気をつけた方がいいの?」

 このように、子どもが産まれて以降ワンオペ育児になった、またはなりそうだということに疑問や不安がある方もいるでしょう。

この記事ではそもそも「ワンオペ育児」とはどんな育児なのか、ワンオペ育児の悩みについて紹介します。記事を読むことで、ワンオペ育児と呼ばれている育児の実態や、どのような問題が起こる可能性があるのかわかるでしょう。

ワンオペ育児を楽にするためにできることや、一人で頑張り過ぎないために気をつけることなども紹介しています。どうしたらワンオペ育児を楽にできるのか、自分自身に余裕を持てるようになるのかわかるでしょう。

ワンオペ育児に不安を感じている方、少しでも楽にしたいと考えている方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

「ワンオペ育児」とは

ワンオペ育児(ワンオペレーション育児)は、母親と父親のうち片方の親だけが育児をする状況、あるいはひとり親で育児をすることです。

もともと「ワンオペレーション」は複数の業務を一人で行うことをさす言葉で、主にコンビニや飲食店などで使用されています。そこから、育児を一人で実施することを「ワンオペ育児」と呼ばれるようになりました。

総務省の調査によると、6歳未満の子どもを持つ家庭の週全体における家事関連時間では、夫が1時間54分であるのに対し妻は7時間28分と、約4倍も妻の方が多くなっています。

また、共働き世帯が増えてきた現在でも、家事育児に関して夫がかける時間は大きく変わっていません。このため、現在の日本では多くの母親が子育てや家事を一手に引き受けることがあり、それがワンオペ育児の状況を生み出しています。

出典:令和3年社会生活基本調査 生活時間および生活行動に関する結果 結果の概要|総務省

「ワンオペ育児」になってしまう場合とは

ワンオペ育児になってしまいがちなのは、パートナーが激務で朝から夜遅くまで仕事でいない場合や、パートナーが単身赴任あるいは土日にいないケースなどです。

パートナーとの離婚や死別などの理由でひとり親になったケースや、そもそもパートナーが育児に消極的な場合、育児に実家の協力が得にくい状況などでもワンオペ育児になってしまいやすいでしょう。

ただ、ワンオペ育児には明確な定義というものはありません。そのため、人によってどこからワンオペ育児と感じるのかは変わってくるでしょう。

ワンオペ育児の3つの悩み

ワンオペ育児は本来はパートナーと、あるいは家族と行う育児を一人で行っている状態なため、体力的・精神的な負担は相当なものになるでしょう。自分の自由にならないこともかなり増えてしまいます。

ここからは、実際にワンオペ育児をするとどのようなつらいことがあるのか紹介します。

自分の時間が取れない

育児は子どもに合わせて行わなければならないため、自分のペースが守れない上に、ワンオペ育児では一人になれる時間がなく、自分の時間は持てないでしょう。

何かやりたいことがあったとしても、子どもが泣けばあやしたりおむつを変えたり、ミルクをあげたりしなければなりません。

子どもをかわいいと感じていても、ちょっと目を離すことすら心配な場合や、トイレすら一人で行けない状況はかなりの負担になるでしょう。

睡眠不足や疲労

ワンオペ育児では夜の子どもの面倒も一人で見ることになるため、睡眠不足になり疲労がたまってしまうでしょう。

子どもが小さいうちは夜も授乳しなければなりませんし、夜泣きをすることもあります。寝ていても起きて授乳したり、夜泣きの対応をしたりするため、必然的に睡眠不足になってしまいます。

また、共働き世帯では夜にまとめて家事を片付けようとすると、睡眠時間が減ってしまうこともあるでしょう。睡眠時間が減ってしまうと、疲労がたまってもなかなか解消することができません。

孤独感

仕事をしていない場合や育児休暇中には、代り映えのしない日々やほかの人とかかわらないで過ごすことに、孤独を感じてしまう可能性があります。

パートナーと話ができたり、周囲にあれこれ話せる間柄の人がいたりすればよいですが、そうでなければさらに孤独は深まるでしょう。

孤独な環境やワンオペ育児への不安が強くなると、ストレスがたまり「産後うつ」になってしまうリスクもあります。特に出産後1か月は産後うつになりやすいといわれているため、注意が必要でしょう。

出典:産後うつ|森ノ宮メンタルクリニック

ワンオペ育児を楽にするためにできること

自分の息抜き時間を確保するため、ワンオペ育児の中で少しでも楽に過ごすために、いくつかコツを紹介します。

ワンオペ育児の負担は大きなものですが、工夫次第で少しでも楽にすることはできるでしょう。

ワンオペ育児がつらいと感じている場合や、ワンオペ育児になりそうだと不安を感じている方は、ぜひこちらの内容を参考にしてみてください。できることから取組んでみましょう。

時短家電を購入する

家事育児を全部一人でやるのではなく、利用できるものや役立つものは利用していくことがおすすめです。掃除をしてくれるお掃除ロボットや、2秒でお湯の作れるホットウォーターサーバーなどを活用してみましょう。

また、comottoは共働き世帯の育児の負担を軽くしたいという気持ちから、「子育て応援プログラム」を提供しています。子どもが楽しく学べる知育コンテンツ「dキッズ」や、健康への意識を高める「dヘルスケア」などのサービスを利用してみましょう。

「comotto 子育て応援プログラム」は、0〜15歳以下のお子さまがいるご家族を対象に、「毎年お誕生月にdポイント1,000pt(期間・用途限定)のプレゼント∗※1」を含む、おトクな4つの特典をご用意しています。(∗「irumo」は進呈対象外です。)

詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。

<※1>

※登録されたお子さまの誕生月の1日に進呈いたします。ただし、誕生月の初日時点で「irumo」をご利用中の方を除きます。

※下記①②に本プログラムへの入会が完了した場合、初回のポイント進呈時期は翌月1日進呈となります。ただし、入会時点で「irumo」をご利用中の方を除きます。

①0歳時(誕生月の前月までに加入)

②1歳以降誕生月当月

※進呈月の6か月後の月末までご利用になれます。「dポイント(用途・期間限定)」について、詳しくは「dポイントクラブ会員規約」をご覧ください。

出典:comotto 子育て応援プログラム|ドコモ

自分の健康にも気をつける

育児では子どもが中心になるのは仕方のないことです。しかし、子どもの育児をしている親が倒れては元も子もなくなるため、自分自身の健康にも十分に気を配りましょう。

たとえば、栄養バランスの取れた食事をとるように心がける、パートナーがいたら家事をしてくれるよう割り振る、少しでも時間が空いたら好きなことをしたり、眠ったりしましょう。

特にきちんと食事をとることと、できるだけ睡眠時間を確保するのが大切です。

家事に優先順位をつけよう

家事に優先順位をつけ、忙しいときは、今日やらなければならない家事だけを優先してするようにしましょう。

ワンオペ育児をしている中ですべての家事をしようとしても、精神的・体力的に無理があるでしょう。そのため、家事の中で優先順位をつけ、毎日絶対に必要な家事、一日おいても平気な家事、数日後回しにしても問題ない家事にわけます。

優先順位に従って家事することで、忙しい日でもなんとか家事が回るでしょう。余裕のある日には、優先度の低い家事までしておくとあんしんできます。

子どものご飯はできるときに作り置く

子どもの離乳がはじまると、子どものご飯も用意しなければなりません。日々の負担を増やさないためにも、子どものご飯は作れるときに作り置きをして、忙しいときに利用できるようにしておきましょう。

たとえば、週末などの時間がある日に、フードプロセッサーなどを使って、約1週間分の子どもの食事を用意して冷凍しておくと、平日のご飯の用意が楽になります。毎日料理する手間がかからないため、時間を効率的に使えるでしょう。

手作りする時間も余裕もない場合は、市販のベビーフードの活用も考えてみましょう。

完璧はめざさず息抜きをする

ワンオペ育児では親が精神的に疲労しないよう、完璧な状態をめざさないようにすることがコツです。そもそも育児に完璧はありませんし、出産前と同じように家事をすることはできないでしょう。

上手くできなくても、できていれば大丈夫という精神で進めましょう。完璧をめざす必要はありません。

食事にレトルト食品を利用したりお惣菜を買ってきたりする、掃除の頻度を減らすなどで手を抜き、息抜きできる時間を確保することも、ワンオペ育児を乗り切るコツでしょう。

一人で頑張りすぎないために気をつけること

ワンオペ育児でつらい思いや悩みを抱えている方の中には、頑張りすぎて疲れてしまっている方もいます。しかし、頑張りすぎないようにと言われても、どうすればよいのかわからないということもあるでしょう。

頑張りすぎないためには頼れる人に頼って、利用できるものは利用して、一人で全部しようとしないようにすることが大切です。

パートナーに協力してもらう

パートナーに現状の育児を相談し、協力してもらうようにしましょう。話さなくてもわかっている、と考えるのは危険です。相手は本当に、全く理解していない可能性があります。

具体的にどのように相談して協力してもらうかというと、本当に困っていることをストレートに伝えましょう。ワンオペ育児の大変さから、パートナーとの会話が減っている可能性があるため、日常的にコミュニケーションをとるとよいでしょう。

パートナーに家事や育児を任せる場合は、子どもをお風呂に入れることやお風呂掃除だけを任せる、といったように任せることを1つに絞ります。そして任せた以上、やり方はパートナーに任せることが大切です。

親を頼ろう

親に育児に協力してもらえるよう、相談してみるとよいでしょう。子どもは、親にとっては孫にあたるため、相談すれば喜んで育児を手伝ってくれる可能性があります。

長時間預かってもらうことが難しい場合でも、短時間でも預けられれば、自分一人の時間を確保できるでしょう。一人の時間は気分転換にもなるため、それだけでも助けになります。

ベビーシッターや家事代行サービスを頼もう

周囲に頼れない状況の場合は、ベビーシッターや家事代行サービスといったサービスの利用を検討しましょう。

ベビーシッターを頼めば、子どもを見てもらっている時間は自分の時間にできます。自分のやりたいことをやったり、息抜きの時間を作ったりできるでしょう。家事代行サービスの利用も、家事をする時間がなくなるため、時間に余裕を持てるようになります。

ただ、ベビーシッターや家事代行サービスの利用には料金がかかることに注意が必要です。毎日利用するのは難しくても、疲れたときや特別なときに利用するとよいでしょう。

育児相談を利用してみる

周囲に相談相手が見つからない、あるいは親しい人には相談したくない場合には、都道府県や各市町村にある育児相談を利用してみましょう。

育児に関する悩みは、誰かに相談するだけで心が軽くなることがあります。もしつらいことや悩みごとがあるなら、積極的に育児相談を利用してみましょう。

ワンオペ育児がつらいときは周りを頼ろう

ワンオペ育児は、本来ならパートナーや家族とする育児を、一人だけで行っている状態です。精神的・体力的にかなりつらい状況になっているでしょう。

もしワンオペ育児をしていてつらさを感じている場合は、楽になるためにできることを実行したり、頑張りすぎたりしないように気をつけることが重要でしょう。

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子育ての悩み 2024.02.27