保育園に夏休みは原則「ない」!お盆休みや仕事の休みに合わせた対応についても解説
保育園にも夏休みがあるのかどうか気になる人は多いのではないでしょうか。本記事では、保育園の夏休み事情やお休み中に、保育園で預けられないときの対応方法などを紹介しています。保育園の夏休み事情について知りたい方は、この記事を参考にしてみてください。
「保育園も幼稚園のように夏休みがあるの?」
「お盆期間中も保育園は預かってくれるの?」
「閉園期間中は、どこに子どもを預ければいい?」
保育園に子どもを通わせている方のなかには、夏休みやお盆休みについて、このような疑問や不安があるのではないでしょうか。
本記事では、保育園の夏休み・お盆休みの状況、お盆休み期間中に保育園に預けられない場合の対応方法などを紹介しています。
この記事を読むことで、保育園の夏休みやお盆休みの事情がわかり、子どもを預けられない場合の対応方法を把握できます。これらの知識があることで、お盆休み期間中でも、あんしんして子どもを預けながら働けるでしょう。
保育園の夏休みについて気になっている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
多くの保育園には夏休みはない
幼稚園では7月下旬頃~8月末まで夏休みがありますが、保育園はこのような長期休暇は基本的にありません。
幼稚園が小学校などと同じような文部科学省所管の学校教育施設であるのに対し、保育園は厚生労働省所管の児童福祉施設です。そのため、このような違いがあります。
また、保育園によっては、お盆休みを設けているところがあるでしょう。お盆休みがない保育園でも、お盆期間中は保育時間の短縮が行われる場合もあります。
子どもの通っている保育園が、どのようなシステムになっているか、事前に確認しておくようにしましょう。
お盆休みや年末年始・春休みがある保育園は多い
保育園では、お盆休み以外に年末年始の休暇、春休みを設定している場合があります。
お休み期間の目安は、お盆休みが8月13日~8月15日まで、年末年始が12月30日~1月3日までです。春休みは、年度の切り替えのタイミングである3月29日~3月31日までとしている園や、3月下旬~4月上旬の数日間を休園としている園もあります。
長期休暇の細かいルールは、園によって変わります。年度初めに園から配布される年間予定表を見て、休みの有無や期間を確認しておきましょう。
お盆休み・夏休みで保育園に預けられないときの対応
お盆休みや夏休みで保育園に預けられないときは、どうしたらいいのでしょう。
職種によっては、世間がお休みになるお盆も仕事という場合があります。お盆も仕事という方からすると、保育園がお盆休みで休園となると預け先がなくなり、その間の子どもの面倒はどうするのか、といった課題がでてしまうでしょう。
ここからは、お盆休みや夏休みで、保育園に預けられないときの対応を紹介していきます。以下を参考に、子どもをあんしんして預けられる預け先を確保できるようにしましょう。
祖父母など親戚・身内に依頼する
保育サービスの利用ができず、夫婦どちらも休みを取ることができない場合には、祖父母や兄弟姉妹など親戚や身内に相談してみましょう。
預け先が近場の場合、日中だけ預かってもらう方法を取れますが、遠方の場合は旅行を兼ねて泊りがけで、子どもを預けるとよいでしょう。また、一人で泊まるなどの特別な経験ができるため、夏のよい思い出にもなるでしょう
身内であれば、預り時間の都合がつけやすいですし、マメに子どもの様子を確認できます。また、よく知っている間柄のため、子どもにとっても知らないところへ預けられるよりもあんしんでしょう。
一時保育施設の利用やファミリーサポートの手配をする
一時保育施設やファミリーサポートといった、保育園以外のサービスを利用する方法もあります。
一時保育施設とは、時間単位や1日単位で子どもを預かってくれる施設で、就労の有無にかかわらず誰でも利用できるものです。
しかし施設ごとによって、対象年齢や保育料金、保育内容などが異なるため、注意が必要です。利用する前に各施設に問い合わせるとあんしんです。住んでいる地域や職場近くに一時保育に対応している施設がないか探しておきましょう。
ファミリーサポートは、行政が行う子育ての援助を受けたい会員と子育てを助けたい会員を結ぶ援助活動支援制度です。登録方法や利用方法、利用時間などのルールは自治体によって違うため、ホームページなどで確認しておきましょう。
出典:一時保育 | 目黒区
夫婦間で休みの調整をする
身内にも頼れず、外部サービスも利用できない状況の場合は、夫婦どちらかが休みを取り子どもと過ごす必要があります。
この場合、同僚や上司に早めに打診しておくと調整がしやすいでしょう。保育園のお盆休みは年度初めに把握できる場合が多いので、わかった段階で打診しておくとスムーズです。
お盆休みを前半と後半でわけ、夫婦で分担して休みを取れば、職場への負担が最小限に済むでしょう。どうしても休みが取れない場合には、在宅勤務やフレックス勤務といった柔軟な働き方ができないか相談するのも一つの方法です。
親の仕事が休みのときに保育園は休ませることは問題ない
夏休みを取る場合などの理由で、親が休みの日に保育園を休ませることは問題ありません。保育園は、親が就労している、病気の状態にあるなど、家庭での保育が難しい場合に利用できる施設です。
そのため、「親が休みの場合は、できる限り家庭で保育をしてください。」とお願いしている園もあります。休ませる場合、事前にいつからいつまで休むか園に伝えておくようにしましょう。
認可保育園は休むときの保育料や給食費は支払いが必要
保育園を休ませても問題ないということがわかったあと、気になるのが保育料や給食費の支払いについてです。「登園していない日数分、減額になるのでは」と考える方もいるでしょう。
しかし、認可保育園の場合は、自治体が月額の保育料を定めているため、通常どおりの支払いが必要となります。
事前に保育料の説明がない場合は、長期休みをとった際の保育料について、保育園側に聞いておきましょう。
認可外保育園は施設によってルールが違う
認可外保育園の場合は、施設によってルールが違ってくるため、注意が必要でしょう。認可保育園と同じように、決まった金額を支払わなくてはいけない園もある一方で、日割りで保育料や給食費を計算してくれる園もあります。
通っている園の保育料の支払いシステムがどのようになっているか、長期休みに入る前に確認しておくといいでしょう。
夏休みの有無や普段との変更点は保育園に確認しよう
この記事では保育園の夏休みに関する内容について紹介しました。保育園は基本的に夏休みはありませんが、お盆休みなどを設けている園は少なくありません。休みの有無や期間は通っている園によって異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。
もし、子どものお盆休みに夫婦どちらも休みを取ることができない場合、身内に助けを求めたり、一時保育施設などの外部サービスを利用したりすることを検討するとよいでしょう。