思春期男子の特徴とは?親が上手く接するための5つの方法をご紹介

思春期男子の特徴とは?親が上手く接するための5つの方法をご紹介

思春期男子との接し方に悩んでいるということはないでしょうか。この記事では男子の思春期の特徴や思春期の時期、親が上手く接するための方法などを紹介しています。思春期男子の行動に悩んでいる方や、接し方に困っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

「息子が思春期になったんだけど、何か気をつけることはあるの?」

 「思春期になって子どもと距離が開いた気がする。どう接していけばいい?」

 このように、思春期を迎えた男子の育児に疑問や不安がある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、男子の思春期の特徴やはじまる時期について紹介しています。この記事を読むことで、思春期男子への理解を深められるでしょう。いつから思春期がはじまるのか、それはどういったものかという知識を得られます。

また、思春期男子と上手く接していくにはどうすればよいのか紹介しているため、子どもとの接し方に悩んでいる方の参考にもなるでしょう。

子どもが思春期を迎える前にやっておきたいことも紹介しています。子どもの思春期に向けて、心の準備ができるため備えておけるでしょう。

子どもがいつから思春期になるのか心配な方や、思春期男子との接し方を知りたい方は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。

男子の思春期の特徴

ここでは思春期を迎えた男子の特徴を紹介します。

「思春期」とは、子どもから大人へと成長していく第2次性徴の時期のことです。身体が変化するため、思春期を迎えた子どもは、これまでとは全く違う態度をとってくることがあるでしょう。

子どもの態度が変化して戸惑っている方は、こちらの特徴をチェックしてみてください。

出典:思春期・不登校外来|西江こころのクリニック

親との会話が減る

思春期男子に親が話しかけても何も答えてくれない、答えたとしても「別に」と短い返答しかしないといったように、親との会話を避けるようになります。

親との会話を避け、会話自体が減ってしまうのは、思春期男子が親からの干渉を嫌がるためでしょう。親からの質問に答えたあと、追及されることを嫌がって、最初からそっけない対応をとっていると考えられます。

また、少しずつ親に反抗するようになることもあるでしょう。

矛盾する態度をとる

してほしそうな態度をしていたにもかかわらず、いざしてあげると文句をいうといったように、思春期男子は矛盾した態度をとることがあります。親からすれば、頭にくることもあるでしょう。

思春期男子は親から自立したいけれど、まだ自立することはできない、という矛盾を内心に抱えています。

親とは付かず離れずの距離を保ちたがっているため、親に何かしてもらうと、近づきすぎたと感じて、そのような態度をとってしまいます。

無気力になる

思春期男子はさまざまなものに対する意欲を失って、無気力になりがちです。勉強をするように伝えても、なかなか取りかかろうとしないでしょう。

子どもが無気力になってしまったのは、心のなかで何かを頑張ることに意味があるのか、勉強して何になるのかと自問自答している可能性があります。

また、意中の相手ができて、勉強や運動などにあまり意識がいかなくなり、無気力になってしまっている可能性もあるでしょう。

男子の思春期は小学校5年生頃から訪れる

男子の思春期がいつからかは個人差もありますが、一般的には12歳頃からはじまるといわれています。18歳頃まで続くでしょう。

子どもの思春期のはじまりは、はっきりと決まっていません。また明確にこの日からはじまった、とわかるものではないでしょう。ただしこれまでよりも外見を気にし出したり、声や身体つきに変化が現れたりしてきたら、思春期が近づいてきたサインになります。

出典:思春期・不登校外来|西江こころのクリニック

【文部科学省より】思春期の子どもの特徴と課題

思春期の子どもは、成長したことで理想の自分と現実の自分とのギャップに気づいて苦しんだり、自分の将来について考えはじめたりします。

親との関係よりも友人関係を重視し、親に対して反抗的な態度をとることもあるでしょう。親子の間では、必要なコミュニケーションすら不足してしまう可能性があります。

思春期の課題として、子どもが将来自立できるように育てましょう。ルールを守ることを教え、公徳心の自覚を持たせていく必要があります。

出典:3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題|文部科学省

親が思春期男子と上手く接するための5つの方法

思春期男子は親が声をかけても答えなかったり、しばしば矛盾する態度をとったり、無気力になったりすることがあります。子どもと接しようとしてもすぐに拒否されたり、反抗されたりすることもあるでしょう。

思春期男子との接し方を紹介します。思春期で子どもに変化が訪れるのは、大人へ成長するために必要なことです。子どもを変えようとするのではなく、親の対応を変えて接していく必要があります。

悩みを真面目に受け止める

子どもがもし悩みを相談してきたら、軽く考えず、真面目に受け止めて返答しましょう。

親と適度な距離をとりたがる思春期男子が、親に相談してくるというのは、本当に悩んでいるときでしょう。その際、普段は話してくれないようなことも、教えてくれる可能性があります。

子どもへの先入観をなくす

子どもが「男性」という言葉に典型的なイメージを持ち、先入観を持っているようなら、必ずしもそうではないことを教えてあげましょう。

これまでに子どもの周囲にいたタイプの男性ではなく、ほかの男性とかかわる機会を作ってあげるとよいでしょう。子どもの先入観をなくし、視野を広げるために、さまざまなタイプの男性がいると紹介してあげることがおすすめです。

干渉しすぎない

子どもが何かにチャレンジしているときは親は干渉しないようにし、子どもが自分でやり遂げる経験をさせてあげましょう。

子どもが成し遂げたら、それがどれだけ素晴らしいか、親として誇りに思っているかを伝えてあげましょう。

干渉しないでいるには、子どもの意思を尊重しつつ、今の子どもを肯定し、満足して受け入れることが大切でしょう。

気分転換を促してみる

思春期の子どもには、気分転換として運動を促してみてもよいでしょう。運動することで心が高揚し、ストレス解消にもなります。スポーツが上達した場合、子どもにとって自信にもなるでしょう。

これまでに取組んだことのあるスポーツがない場合は、さまざまなスポーツにチャレンジして、子どもに合ったスポーツを見つけてみましょう。

温かく見守る

思春期で子どもに変化が起きていることを理解した上で、子どもが悩んだり自信を失ったりしたときは、温かく見守るようにしましょう。

それでも心配な場合は、思春期の子どもがまだ大人になろうとしている段階で、精神的に幼いことを思い出すようにしましょう。

息子が思春期を迎える前に親ができること

子どもがこれから思春期に入りそうだという方は、今からでもできることがあるため、こちらを参考に実践してみましょう。

まずはそもそも思春期とは何かを調べ、子どもに起こる変化について理解しておきましょう。思春期には子どもはさまざまな悩みを抱えます。人と違ってもよいことを教え、悩みや問題があれば親に相談できることを伝えておきましょう。

また、異性や性に興味を持つのは当たり前のことでしょう。インターネットで誤った性の知識を得る前に教育することも大切です。

思春期の男子への接し方を理解しておこう

思春期の男子は、親とかかわろうとしなかったり話も拒否したりと、親としての接し方に悩んでしまうことが多いでしょう。

思春期男子と上手く接するには、子どもの意思を尊重して見守り、相談してきたら真剣に受け止め、適切にアドバイスしていく必要があります。

また、思春期自体への知識も必要です。ぜひ、この記事を参考に思春期について知り、子どもの言動を理解してあげられるようになりましょう。

思春期はいつからはじまる?兆候や子どもとの接し方のポイントについても解説

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学齢別子育てガイド 2024.03.25