中学生の反抗期を信頼なしにほっとくことはNG!男女別の接し方も解説

中学生の反抗期を信頼なしにほっとくことはNG!男女別の接し方も解説

反抗期を迎えた中学生への接し方に、悩んでいる保護者の方も多くいらっしゃるでしょう。この記事では、反抗期の中学生への接し方を男女の反抗期の特徴も踏まえて紹介します。中学生の反抗期について知っておきたい方や中学生との接し方に悩んでいる方はぜひ、ご覧ください。

「中学生の子どもが反抗期みたいだけどどう接したらよい?」

 「反抗期の中学生はほっとくのがよいって本当?」

 「男女によって反抗期の子どもの対応を変えるべき?」

 このように、中学生の子どもが反抗期を迎え、接し方に悩んでいる親も多いのではないでしょうか。

この記事では、中学生の反抗期に対する接し方、ほっとくことを考えるべきかどうか、男女別の効果的な接し方についても解説します。

この記事を読むことで、中学生の子どもの反抗期の適切な接し方について把握できます。また、具体的にどういった風に接したらいいのかまで説明していますので、中学生の子どもへうまく接することができるようになるでしょう。

中学生の反抗期への対処法に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。

反抗期の中学生には一歩引いて見守るべき

しつけのつもりでも、「片づけなさい」「勉強しているの?」などと小言をいうと、子どもはうれしい気持ちにはならないしょう。

思春期を迎えた中学生の子どもに対して、子ども扱いするような声かけをせず、一歩引いたところで見守るなど、一人の大人として扱うように心がけることが大切です。

ここでは、一歩引いて見守るために親が意識したいことについて、紹介していきます。

本当にダメなことはほっとくことはせず正面から向き合う

反抗期の中学生を一歩引いて見守ることは大事ですが、本当にダメなことには正面から向き合うことも大切です。

危険なこと、ほかの人を傷つけること、法律に触れること、人として許されないことなどは、子どものためにも勇気をもって向き合い、伝える必要があります。

これらを放っておくと、親は自分に対して向き合ってくれていないと、子どもが感じることもあり、不信感につながる可能性があります。

子どもを見守る立場とはいえ、よくないことはきちんと伝え、真正面から向き合うことが大切です。

毎日の声かけは欠かさずに行う

全く声をかけないことも反抗期の中学生にはよくありません。

反抗期の子どもからは、親が何かを伝えても好ましい反応が返ってこず、積極的に声をかけようとする気が、起きなくなってしまう可能性があります。しかし、何も声かけをしなくなると、子どもは、自分が見捨てられたように感じてしまいます。

日常的な挨拶である「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえり」はもちろん、「お疲れさま」「大変だったね」などと、労いの声かけなども積極的に行いましょう。

声をかけるときには命令形を避ける

見守る立場とはいえ、子どもと一緒に生活をしていくなかでは、どうしても指示を伝えたり、行動を直してほしいときは声をかけることがあります。

そうした際は、命令形を使うことを避けましょう。

「時間だから起きなさい」「塾に行く準備をしなさい」などと「~しなさい」と命令形で伝えるのではなく、「普段は起きる時間だけど、大丈夫?」「塾に行く時間じゃなかったっけ?」などと、子どもを心配するような、子どもに寄り添った声がけをするようにしましょう。

子どもは自分が心配されているという雰囲気を感じることで、反発する気持ちが減ります。

中学生男子の反抗期への効果的な接し方

中学生の反抗期は、男女によって反抗の仕方に差が生じることも多くあります。

男の子の場合、反抗期を迎えると、言葉遣いが荒くなったり、親が何かをいうと不機嫌になったり、行動が荒っぽくなったりします。

子どもから大人の男性へと成長していく過程の証でもありますが、体格も行動も大きく変わる中学生男子への接し方がわからなくなってしまう親も多いでしょう。

ここでは、中学生男子の反抗期における効果的な接し方について紹介します。

質問攻めをやめる

中学生男子の反抗期の場合、親が知りたいことを根掘り葉掘り聞くと、子どもは嫌がることも多くあります。

子どもは親に聞かれたくない話もあります。親から何かを聞いても「別に…」としか答えてくれないような場合は、自分のことを話したくないサインです。

親は自分が知りたい話を進んで聞くのではなく、子どもの方から話し出すのを待ち、子どもが話したいことにしっかり耳を傾けて聴く姿勢を作りましょう。

親子喧嘩をしても次の日に引きずらない

子どもが反抗的な態度をとってきたら、親もいい返してしまったり、親子喧嘩に発展してしまうこともあるでしょう。

そのまま仲直りができずに翌日を迎えることがあっても、次の日は引きずることなく、できるだけいつもどおりに振る舞うことを心がけましょう。

親の方から子どもに対して、心を閉ざしたような態度をとると、子どももいつもどおりの態度をとりづらくなります。

親からいつもどおりの態度をとり、子どもにとって家庭があんしんできる場所であることを伝えておくのが大切です。

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中学生女子の反抗期への効果的な接し方

女の子の場合、男の子よりも精神的な成長が早いこともあり、親を避け部屋にこもって親と話さない、親のいうことを聞かないなど無視や口答えといった形で、親に反抗することが多くあります。

小学生高学年頃の男の子よりも反抗期になる子も多いため、早い段階で親が子どもを適切に受け止めることが大事です。

ここでは、中学生女子の反抗期への効果的な接し方を紹介します。

お互いの機嫌がよいときに伝える

中学生女子の場合、親が何か言動を注意しても、口答えをして、まともにとりあわないことも多くあります。親が娘の態度に対して、イライラしてしまうこともあるでしょう。

そうならないためには、双方が機嫌を損ねないように、工夫することが大事です。

何かを伝えたい、注意したいときがあったら、お互いの機嫌がよいときに「いつも~だけど、何か理由があるの?」といった疑問口調で聞いたり、「私はこう思うのだけど」とあくまで思いを伝えたりと工夫してみましょう。

他人と比べて口を出さない

反抗期の女の子への接し方でよくないのは、誰かと比べることです。

中学生の女の子は他人と自分を比べてしまい、周囲との差に悩んでいることも多くあります。そういったときに、「あの子の方が素直」「あの子はずっと勉強ができる」などと声をかけても、子どもが傷つくだけで改善にはなりません。

親はあくまで見守る立場であることを心がけましょう。

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中学生の反抗期には適度にほっとくことが関係維持にもつながる

中学生は、身体と精神のバランスが崩れたりして精神的に不安になる時期です。反抗期は、そうした自分のことに悩みながらも、大人になろうとしている証拠でもあります。

子ども扱いせずに一人の大人として扱い、距離をとりながら適度にほっとくことが、子どもの健全な成長や自立につながります。

親として、子どもへの尊重を忘れずに適切に接することで、中学生の反抗期をうまく乗り越えましょう。