タブレット学習の5つのデメリットについて解説!デメリットを解消する方法もご紹介

タブレット学習の5つのデメリットについて解説!デメリットを解消する方法もご紹介

近年普及してきた「タブレット学習」には、デメリットがあることをご存じでしょうか。こちらの記事ではタブレット学習のメリット・デメリット、デメリットを解消する方法を紹介しています。子どもにタブレット学習させるのが不安な場合は、ぜひこちらを参考にしてみてください。

「タブレット学習にデメリットなんてあるの?」

 「子どもにタブレットを使わせることに抵抗がある」

 このように、子どものタブレット学習に疑問や不安がある方もいるのではないでしょうか。

この記事ではタブレット学習のデメリットや、デメリットを防ぐための方法について紹介しています。記事を読むことで、タブレット学習における子どもへさまざまな悪影響についてや、それを防ぐ方法もあるとわかるでしょう。

また、タブレット学習のメリットについても紹介しているため、タブレット学習にはデメリットだけでなく、多くのメリットがあることもわかります。

子どものタブレット学習のメリットやデメリットを知りたい方、デメリットを防ぐ方法を知りたい方は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。

タブレット学習の5つのデメリットとは

「タブレット学習」というのは、タブレットという端末とアプリを使う学習方法です。タブレット学習を授業に取入れる学校も増えてきました。近年、リモート形式の授業が行われるようになったことも影響しているでしょう。

しかし、タブレット学習にはいくつかデメリットがあります。以下では、デメリットについて紹介します。

付属のゲームに熱中する可能性がある

勉強そっちのけで、ゲームばかりしてしまう可能性があるでしょう。

タブレット学習のためにタブレットを用意しても、保護者の気づかないうちに、子どもがゲームで遊んでいては勉強が進みません。

目が悪くなる可能性がある

総務省が2020年度に行った「通信利用動向調査」の結果、小学生(6歳~12歳)のインターネット普及率が2018年は67.1%であったのに対し、2020年には80.7%まで増加しました。

また文部科学省が2020年度に行った「学校保健統計調査」によると、裸眼視力1.0未満の小学生は年々増えてきています。

これらのデータから、タブレット端末の利用が増えるとともに、視力が低下する可能性が高くなります。これはタブレットを長時間使用することにより、ドライアイや眼精疲労、調節障がいなどになるリスクがあるためです。

出典:長時間スマホやタブレットを使用すると…|さだまつ眼科クリニック

出典:令和2年通信利用動向調査の結果|総務省

出典:令和2年度学校保健統計調査の公表について|文部科学省

学習が定着していない可能性がある

タブレット学習でしっかり学習したつもりでいても、ただ答えを覚えただけで、知識としては身に付いていない可能性もあります。

また、何かをしながらタブレット学習ができるため、勉強したつもりになっただけで、学習が身に付いていないことがあります。

使い方が難しい

タブレット操作は難しいため、子どもが使い方をなかなか覚えられなかったり、タブレットをさわることを苦手に感じたりするデメリットがあります。

子どもが正しいタブレットの使い方をしているかどうか、保護者が確認する必要があるでしょう。さらにアプリの使い方なども、教える必要があります。

紙に文字を書く機会が減る

タブレット学習をすると紙に文字を書く機会が減り、学習をしながら文字を書く練習をすることが難しくなります。

これまでは、学習した文字をノートに書くことで、反復練習をし文字を覚えることが主流でした。しかし、タブレット学習になると、文字を書く機会が減るため、文字を覚える機会が少なくなることはデメリットでしょう。

タブレット学習の5つのメリットとは

タブレット学習は学校や、家庭で取入れられてきています。それは、タブレット学習には紙を使う学習では得られない学習体験や、遠隔でも授業を受けることができるなどのメリットがあるためでしょう。

以下ではタブレット学習のメリットを紹介します。子どもへタブレット学習させるか検討する際には、デメリットとともにメリットについても押さえておきましょう。

幅広い学習がタブレット1台でできる

タブレットのなかには、ほかの教科の教材なども入っています。タブレット学習では、タブレット1台あればさまざまな勉強ができるため、ほかに必要なものはありません。

しかし、教科書を使って学習する場合は、教科ごとに必要なものを用意しなければなりません。タブレット学習では、授業に合わせて、必要なものを用意する手間がなくなります。

同じ内容を何度も学習できる

たとえば間違ってしまった問題があると、それをアプリが学習し、その系統の問題を選別して出題してくれる機能があります。この機能により、わからなかった問題がわかるようになるまで自然に学習できるでしょう。

苦手な問題を解消し、知識を定着させることができます。

遊び感覚で学習ができる

タブレット学習で使う教材は、子どもが楽しく学べるように工夫をしているため、遊び感覚で学習できます。

学習意欲の低い子どもにとって、ゲームしながら学べるため、勉強することへのハードルが低くなるでしょう。

映像や音声を利用するので理解しやすい

タブレット学習では映像や音声、アニメーションなどを使った動画で説明してくれるため、子どもが内容を理解しやすいです。

たとえば数字の場合、文字だけではわかりにくかった問題も、音声つきの動画を見ることで、具体的に想像できるようになり、理解しやすくなります。

英語の場合、文字だけではわかりにくかった発音も、タブレット学習であれば、正しい発音をその場で再生できるため、正確な発音を身に付けることができます。

学力を把握しやすい

タブレット学習の場合、子どもがどこまで学習したのか記録を残すことができます。

親にとって、いつでも簡単に子どもの学習状況を確認できることは、あんしんできるでしょう。また、学習状況によったアドバイスを親の代わりにする機能が搭載されたアプリも存在します。

タブレット学習のデメリットを防ぐには

タブレット学習は、子どもが遊びに使ってしまったり、長時間の使用により、身体へ悪い影響が出たりするデメリットもあります。

デメリットをなるべく防いで、タブレット学習を利用するにはどうすればよいのか、対策方法を紹介します。

使用時間を決めておく

視力や姿勢の悪化、タブレットへの依存を防ぐためにも、利用する時間を決めて、長時間利用を避けるようにしましょう。

たとえば子どものタブレットに、利用可能な時間制限を設ける方法があります。iosの場合は、「スクリーンタイム」という機能を利用可能です。使うアプリごとに、使用時間を設定することもできます。

Androidの場合は、時間制限可能なアプリを使ってみましょう。アプリごとに時間制限を設けて、長時間使用できないようにするアプリもあります。

出典:iPhone、iPad、iPod touchでスクリーンタイムを使う|Appleサポート(日本)

出典:パソコン・スマートフォンが眼に与える影響|眼科さくらクリニック

タブレットを使う目的を明確化する

タブレットで子どもが遊んでしまわないように、何のためにタブレット学習を取入れるのかをはっきりさせる必要があるでしょう。

タブレットを使った学習だけが目的なのであれば、学習教材以外をタブレットに入れないことがおすすめです。ゲームアプリや動画視聴アプリは、削除しておくとあんしんでしょう。

タブレットによっては、アプリごとに使用時間を決められるものもあります。こういった機能を使って、学習する時間は教材以外を使わないようにすることもおすすめです。

タブレット利用のルールを決めておく

タブレットの利用には、故障を防ぐためにもタブレット利用中は飲食を禁止したり、保護者の目の届く範囲だけで使わせたりするといった、ルールが必要です。

ほかにタブレットをもったまま走らない、家の外に持ち出さない、使用中は30分に1回は遠くを見て目を休ませるといったルールもあります。どのようなルールが必要なのか、決めておきましょう。

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タブレット学習のデメリットを理解し解消できるようにしよう

タブレット学習には姿勢や視力の悪化、勉強以外のことに夢中になる可能性があるなどのデメリットがあります。しかし、タブレットを利用することで苦手な勉強がしやすくなったり、子どもが楽しく学べるようになったりするメリットもあります。

タブレット学習をする上で大切なのは、タブレットを使用する学習のデメリットや、それを解消する方法を知り、実行することです。

タブレットを使う際のルールも決めておき、親子で守るようにしましょう。

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