作文の宿題、書きはじめるまでがひと苦労。作文嫌いの息子にはなんと声をかけるべき?
お子さまの作文の宿題、保護者としてどうサポートすべきか、なかなか難しいですよね。
こういうとき、お子さまにとって「好きなことを書いてみなさい」という指示は、想像以上にハードルが高いものです。自由に書くことが苦手なお子さまにとっては、何を書いていいのか分からず、頭の中が真っ白になってしまうことも少なくありません。
また、このような状況で保護者の方が焦ってしまう気持ちは良くわかりますが、そこでお子さまに怒鳴ってしまうのは逆効果になることもあります。
そこで、お子さまが作文をなかなか書けないときは、以下のような方法を試してみてはいかがでしょうか。
子どもに寄り添い、気持ちを理解する
まずは、「何を書けばいいのか分からない」「思い出せない」というお子さまの気持ちを否定せず、「書きはじめは難しいよね」「焦らなくても大丈夫だよ」と共感することが大切です。
そして、お子さまが何を書いていいのか分からない場合は、具体的な例を挙げてあげることで、イメージが湧きやすくなります。
ただし、「〇〇の思い出を書いてごらん」のように、具体的なテーマを与えすぎると、お子さまの自由な発想を制限してしまう可能性があります。
そのため、「何を書けばいいのか分からないよね。一緒に考えてみようか?」や「好きな動物について書いてみたらどう?どんな動物が好き?」などと、ある程度の範囲を提示する程度にとどめ、お子さまの興味や関心に沿ったテーマを選ぶようにしましょう。
お子さまと一緒にテーマを考えるサポートをしてあげることで、お子さまは主体的に作文に取組みやすくなりますよ。
書き方のヒントを与える
また、書き方のヒントを出し合うことも、お子さまが主体的に作文に取組みやすくなるためには効果的です。
たとえば、
「箇条書きにしてから文章にまとめると書きやすいよ。」
「五感を意識して書いてみると、文章がより具体的になるよ。」
などの、声かけをしてみてはいかがでしょうか。
書き方のヒントを与えてあげることで、お子さまは作文を書きはじめやすくなります。
そして、お子さまが作文を書きはじめたら、完成度よりも、書き始めたことや最後まで書き上げたことを褒めてあげましょう。
「最初の1文を書くのが一番難しいんだよ。よく書きはじめられたね!」
「最後まで書き上げることができてすごいね!」
などと、声をかけてみると良いでしょう。
これらの声かけを参考に、お子さまに寄り添いながら、作文を書き上げる喜びを味わえるようにサポートしてみてください。
まとめ
親子で協力していけば、お子さまも作文への苦手意識を克服して、楽しく作文に取組めるようになるはずです。
ですが、作文力はすぐに身に付くものではありません。焦らずゆっくりと、お子さまのペースに合わせながらサポートしていきましょう。