子どもの野菜嫌いの悩みは食育で解決!?食育の秘訣とポイント

子どもの野菜嫌いの悩みは食育で解決!?食育の秘訣とポイント

「野菜嫌いのお子さまをなんとかしたい」日々そう思いながらご飯を作っている保護者の方はとても多いのではないでしょうか。

また、小学校から持ち帰ってくる鉢植え     や、近所の農家が開催する野菜収穫の体験など食べること以外でもお子さまが野菜にかかわる機会は意外と多いものです。

そこで今回は、子育てのなかで野菜関わる機会を「食育」の機会と捉えて、野菜を通じた食育を行う際に役立つ声かけや子どもへの接し方を、     YACYBER株式会社の唐澤さんに伺いました。

<インタビューをさせていただいた方>

YACYBER株式会社の唐澤(からさわ)さん。     YACYBER株式会社は、日本全国で2.6万件の野菜の直売所のデータを保有して近くの野菜の直売所が検索できるスマートフォンアプリYACYBERや、食と農に関する情報を発信するキュレーションメディアの「やさコレ」などを運営のほか、「生産者と消費者の思考と嗜好をつなぐ」場として直売所の運営を行っています。

食育の秘訣は保護者の方の「本気」

インタビュアー(※以下、イと表記):夏休み前にお子さまが小学校からプチトマトなどを育てるための鉢植えを持って帰ってくるなど、子育てをしていると少なからず野菜に触れる機会があるかと思います。食育という観点で、こういう場合は保護者の方はどのようにお子さまとかかわるのがよい     のでしょうか。

唐澤(※以下、唐と表記):そういうときは、保護者の方も一緒になって、本気で野菜を育てるのがよいと思います。

本気で育てるためには、そのために勉強をすることになります。例えば、肥料を使えば大きくなるなど、いろいろな発見が出てくると思うんです。

保護者の方が本気になって、お子さまと一緒に育ててあげると、お子さまもその過程のなかでたくさんの気づきがあるはずです。

子どもにとって最高の喜びは笑顔あふれる食卓

イ:保護者の方が一緒になって本気で育ててくれたら、お子さまも楽しいですよね。他にも、地域の農家へ野菜の収穫体験へ行くなどの育てずに収穫だけする場合は、保護者の方はお子さまにどのような声かけや接し方をするのがよいのでしょうか。

唐:収穫体験に行くときは、お子さまが収穫してきたものだからこそ、何よりも美味しく食べてあげてください。

お子さまにも、「頑張って採ってきたものだからこそ、保護者の方に美味しく食べてほしい」という想いがあるはずです。

また、お子さまと一緒に美味しい食べ方を考えてみるのも良いと思います。美味しい食べ方は、マヨネーズを付けたら美味しく食べられるというくらい簡単なものでも構いません。

お子さまにとっては、自分が採って帰ってきたものを保護者の方が美味しく食べようと一緒に工夫をしてくれたり、保護者の方が美味しく食べてくれている姿を見ることは、何よりうれしい体験になりますから。

無理強いは逆効果!食育は大人が譲歩することも大切

イ:野菜が苦手なお子さまに日々苦労されている保護者の方もいるかと思います。そういったご家庭でできる工夫は何かあるのでしょうか。

唐:お子さまの食育をするにあたって、苦手なものを無理やり食べさせるのは違うと思います。それよりも美味しいものを食べて、美味しいと感じる範囲を広げてもらうことの方が大切だと考えています。

イ:お子さまが苦手なものを、食べられるようにしなくてもよいのでしょうか。

唐:子どものときは舌が敏感です。例えば、ピーマンやしいたけなどの苦味は大人以上に感じてしまいます。

みなさまも経験があるかもしれませんが、歳を重ねるごとに、味覚は変わっていきます。昔は食べられなかったものが、大人になったら大好物になっていたりするわけです。

なので、大人がその野菜や食べ物を美味しいと感じているからといって、子どもが苦手なものを我慢させてまで無理矢理食べさせるのではなく、まずは大人が譲歩した方がよいのではないかと思っています。

プチトマト嫌いの原因を探る!酸味?食感?

唐:また、どうしても食べさせたいのであれば、まずお子さまはその野菜の何が嫌いなのかを特定することからはじめてください。

私が野菜の直売所に立っていたときにプチトマトが食べられない子どもがいました。そういうときに目を向けないといけないことは、プチトマトの酸味が嫌いなのか、食感が嫌いなのかなど、プチトマトの何が嫌いなのかを特定することなんです。

この作業がものすごく大切で、嫌いな理由を特定することができれば、逆にそうじゃない品種のプチトマトは食べられるのです。

先ほど、お子さまが苦手なものを無理矢理食べさせるのは違うとお話しましたが、捉え方によっては甘やかして食べさせない選択肢も出てくるとは思います。

もちろんそれが悪いわけではないのですが、何が嫌いなのかを特定することができれば、お子さまが美味しく食べることができるものの幅も広がります。

たとえばトマトであれば、生のトマトは苦手だけれども、焼いたトマトや加工してケチャップにしたものは好きだったりすることもあるわけですから。

食わず嫌いを克服するにはきちんと事前情報を与えよう

イ:保護者の方によっては、お子さまの食わず嫌いに悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。食わず嫌いのお子さまへのおすすめの接し方などはあるのでしょうか。

唐:食わず嫌いの場合は、「この野菜はこういうものなんだな」と思わせる事前情報を与えることが大切です。

例えば、食わず嫌いの野菜を食べさせる前に、「すごく糖度が高くて、みかんと同じくらい甘いよ」と伝えてあげたら     、もしかしたらお子さまも「じゃあ食べてみようか」となる可能性があるわけです。

そういった伝え方の工夫も取入れながら、日々の食育に取組んでみていただけるとよいと思います。

インタビュー後記(まとめ)

今回は、     YACYBER株式会社の唐澤さんに、子育てのなかで野菜にかかわる機会にできる声かけやお子さまとの接し方のポイントをうかがいました。

日々の食卓でのお子さまへの声かけや、お子さまと一緒に野菜を本気で育ててみたり、収穫した野菜を美味しく食べようとすることなど、心の持ちよう一つで食育ははじめられるものです。

ぜひ、野菜とかかわる機会を「食育」の機会と捉えてみてください。

<インタビューでご紹介した各種情報はこちらよりご覧ください>

YACYBER株式会社

YACYBER