【北海道農業の不思議を学ぼう】農業を実際に体験してみよう!リアル農業体験ツアーin北海道
「comotto」では、HBC北海道放送とコラボして、comotto & あぐり王国北海道Presents「リアル農業ツアー 北海道農業の不思議を学ぼう」を開催しました。
リアル農業体験ツアーには、北海道を含め、京都や滋賀、広島県など全国各地からやってきた親子9組総勢18名が参加してくれました。
参加者のみなさまは、TEAM NACSの森崎 博之さんと、HBC北海道放送アナウンサーの森 結有花さんと一緒にニセコ町の牧場に行き酪農体験、そしてその後は、北海道の美味しいジャガイモを掘っていただきました。
この記事では、リアル農業体験ツアーの様子をお伝えしていきます。
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たくさんの牛に大興奮!はじめての酪農体験
ツアーの最初は、木嶋牧場(ニセコ町元町103)での酪農体験です。
酪農体験では木嶋牧場の生産者の木嶋 智博さんにお世話になりました。
「牛は人間と同じようにみんな性格が違うので、観察してもらえたら」とお話をしてくれた木嶋さん。子どもたちも目をキラキラさせながら牛に会うのを楽しみにしている様子です。
早速、エサやり体験の牛舎に移動して牛にエサをあげる体験をします。
子どもたちの目の前には、たくさんの牛がいてなかなかの迫力です。
酪農家は刈り取った草を乾かして大きなロールを作って、牛のエサにしているそう。大きなロールは薄くめくることができるので、子どもたちも両手でたくさん抱えて牛の口元へ持っていき食べさせてあげます。
子どもたちにとっては、はじめての体験なので、恐る恐るエサを口元に置いていました。
子牛たちは大きな牧草を1日に1個は食べてしまうそうです。たくさんの牧草を食べているから、子牛はこんなに大きくなるんですね。
牧草をあげた後は、人間のご飯でいうところのおかずである、コーンなどが入った「濃厚飼料」というエサをあげる体験をします。
子牛たちがどんどん食べるので、子どもたちからは、「すごい大食いの人が集まっているみたい!」なんて驚きの声も上がっていました。
そして子牛へのエサやり体験の後は、牛舎を移動しての乳搾りの体験です。
乳しぼりの際は、殺菌と消毒をするために、まずはおっぱいを拭くのだそうです。
この時におっぱいの先を刺激すると「オキシトシン」というホルモンが出るので、牛がリラックスして、おっぱいをどんどん出してくれるようになるそうです。
説明を聞いたら、子どもたちも乳搾りを体験します。
はじめての乳搾りに対して、子どもたちは「なんか温かい!」「はじめての乳しぼりの体験は楽しかった!」との声が上がっており、大きな牛を怖がることなく、みんな上手に乳搾り体験をすることができました。
乳搾り体験を行った後は、「ミルカー」と呼ばれる機械を使っての乳搾りを見学します。
木嶋さんが、先ほどやった乳搾りを今度は機械でやっているところを見せてくれます。手で作業するのよりも速く、1回で15リットルくらいの牛乳がとれるそうです。
朝晩に絞るため、1頭の牛から1日に30リットルもの量が生産されるそう。
乳搾り体験の後は「牛さんありがとう!」と、みんなで絞りたての牛乳を乾杯しました!
搾りたての牛乳に子どもたちは、「美味しい!」「甘い!」と牛乳本来の美味しさを味わうことができました。
実際に牛さんを見て、触れて、どのように牛乳が出てくるのかを体験したからこそ、より美味しく味わえたのかもしれません。
機械を使った収穫作業もお手伝い!ジャガイモ掘り体験
乳搾り体験の後に続いて向かったのは京極町にある「ふなば農場」です。収穫作業の真っ最中という広大なジャガイモ畑にお邪魔しました。
ここでは、ふなば農場の船場 英雄さんにお世話になりました。
畑の広さはなんと6ヘクタール。畑の広さに子どもたちもびっくりしている様子です。
早速、「ジャガイモは土の中でどのようになっているのか?」を実際に掘って探ってみます。
土を足の深さぐらいまで掘ると、土の中からゴロゴロとジャガイモが出てきます。
ジャガイモは1株で10個ぐらい入っているようで、たった2株でも20個以上もありました。
ジャガイモ掘り体験の後は、ポテトハーベスターと呼ばれる巨大な機械で行う農家さんの収穫作業も体験させていただきました。
ポテトハーベスターを使うと、ジャガイモ以外の石・泥・茎なども一緒になって上がってくるそうです。そのため、子どもたちは、コンテナに上がってきたジャガイモ以外のものを手で取っていく選別作業をお手伝いします。
作業をはじめると、コンテナにどんどんとジャガイモが出てきます。
機械で掘り起こした大量のジャガイモが次々と転がってくるなかで、土の塊や石などを取り除いて、ジャガイモだけを選別していくのは大変な作業です。
体験した子どもたちの表情は真剣そのもの。わずかな時間でしたが、農家さんの収穫作業を肌で感じる貴重な体験となりました。
やってみた感想を子どもたちに聞いてみると、「石が大きくて持ち上げるのが大変だった!」「これを普段、農家さんたちがやっているなんて…!」など、思い思いの声を聞くことができました。
収穫体験の後は、掘りたてのジャガイモにバターを乗せて味わう、蒸かし芋を試食します。
新鮮なジャガイモの味に対して子どもたちからは、「美味しくて、言葉が出ない!」「甘い!」「何個でもいけちゃう!」さらには、「皮まで美味しくて口の中で解けちゃう。」「お手伝いした後のごはんは最高です!」など、たくさんの感想をいただきました。
さらに、北海道米と地元産のジャガイモや人参、玉ねぎなどを使ったカレーライスと、北海道産の牛乳も一緒にいただきました。
また、農家の方とお話するなかで、人参と大根は根っこが肥大化してできたものだけど、実はジャガイモは茎が肥大化してできたということも教えてもらいます。
ツアーの最後には、農家の方々への質問や、親子クイズ大会も行われ、あっという間に帰る時間に。
まとめ
今回、普段の生活のなかではできない貴重な経験ができたことで、いろいろなことを学べた楽しいリアル農業体験のツアーとなりました。
「comotto」は「子どもの未来をもっと」というブランドコンセプトのもと、学校だけでは学べない社会で生きていくための大切なことを学べる場です。変化の早い現代社会でも、子どもたちが生き生きと過ごせる力を育みます。
「comotto」のサイトには、楽しみながら学べるコンテンツがたくさんあるので、引き続きチェックしてみてください。