子どもの運動会の種目・競技30選!定番の種目から親子参加型の競技までご紹介!
子どもの成長を保護者に披露する場でもある運動会で、どのような種目を選べばよいのかわからないと悩んでいる方もいるでしょう。この記事では、子どもの運動会の種目や競技を、定番の種目から親子参加型の競技まで、30選を紹介しています。気になる方はチェックしてみてください。
「子どもたちの頑張りや成長を、保護者の方に披露したい」
「運動会を通して、子どもたちの協調性やチームワークを育みたい」
「楽しく盛り上がれるような運動会の種目を知りたい」
運動会について、このような悩みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
運動会は、子どもだけでなく保護者にとっても重要な行事の一つです。子どもの活躍を保護者に披露することで、子どもの成長を実感できる大事な機会になります。そのため、子どもや保護者の心に残るような運動会にしたい、と考えている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、子どもの運動会の種目や競技を、定番の種目から親子参加型の競技まで、30選を紹介しています。
運動会の花形と呼ばれる盛り上がる定番の種目から、珍しい種目、笑ってしまうような面白い種目まで、多彩な運動会の種目を知ることができるでしょう。
気になる方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。
そもそも運動会を開催するねらいとは?
身体的な能力を伸ばすだけでなく、クラスメイトや友達と同じ競技に参加することで協調性を育めます。また、種目をやり遂げる達成感や、成功する喜びや悔しさなど、さまざまな感情や体験を経験できるでしょう。
さらに体を動かす楽しさを感じることも、子どもを成長させる経験の一つになります。
【0~2歳児向け】保育園の運動会の種目
0~2歳児向けの保育園の運動会の種目では、子どもができるようになったことを主に取入れた種目を行うとよいでしょう。
また、子どもたちの好きな遊びなどを種目に選び、保護者に披露して見てもらうのもおすすめです。
ハイハイレース
ハイハイレースは、保護者や先生がいるゴールまで子どもたちがハイハイして進んでいく競技です。
まっすぐにゴールまで進む子どもばかりではなく、途中で止まってしまったり、別の方向に進んでしまったりする子どももいて、そのかわいい姿に盛り上がるでしょう。
競技をする際には子どもが怪我をしないように、マットを敷いて行うようにしてください。
積み木立てゲーム
子どもたちが歩けるようになったら、積み木立てゲームを競技に取入れてみましょう。
怪我防止のために、ウレタン製の積み木や角を潰した箱などを用意し、どこまで高く積むことができるか挑戦します。
子どもにアリや小人などの、かわいい仮装をさせて行うのも、盛り上がるでしょう。
マラカスダンス
ペットボトルで作ったマラカスを用意し、子どもたちがマラカスを振ってダンスをする競技です。
振り付けにこだわらず、音楽に合わせて自由に踊るのがポイントです。まだ振り付けを覚えることができない赤ちゃんでも、振動や音が面白くてマラカスを振ってくれるでしょう。
子どもたちが好きな曲や流行っている曲を用意したり、お揃いの衣装や装飾したマラカスを用意したりするのもおすすめです。
【3~4歳児向け】幼稚園・保育園の運動会種目
3~4歳児になると、自分だけでできることが次第に増えてきます。
そのため、幼稚園や保育園の運動会種目では、0~2歳児向けの競技よりも少し難しい競技に取組むようにしてみましょう。
借り人競争
借り人競争は、カードに書かれたお題に当てはまる人を見つけて、一緒にゴールまで連れていく競技です。
子どもたちはカードを選び、そこに書かれた「眼鏡の人」や「赤い服の人」などのお題に当てはまる人を保護者や先生などのなかから見つけて、ゴールまで連れていきます。
お題の人を見つけたときに、知らない人だった場合でも声をかけなければなりません。そのため、子どもたちは勇気が必要になるでしょう。勇気を出して声をかけて、無事にゴールできたときに、緊張を乗り越えた子どもの成長を感じられる競技です。
カードめくり競争
子どもたちを2つのチームにわけ、自分のチームの色に合わせてカードをめくったり、相手チームの色のカードをひっくり返したりする競技です。
めくったカードが自分のチームの色か相手チームの色か素早く判断し、カードを相手よりも早くひっくり返す必要があるため、体をよく動かすことができるでしょう。
カードめくりは全身を使えるため、運動会におすすめの競技の一つです。
ダンス
ダンスは、どの年齢の子どもでも楽しみながら、日々の活動の様子を保護者に披露できる競技です。
ふりつけや曲は年齢に合わせたものを用意しましょう。中でも4歳児頃になると、ポンポンやバトンなどの道具を使用した振り付けができるようになるため、おすすめです。
華やかでかわいらしい子どもたちのダンスは、見ている保護者も楽しめるでしょう。
探しものゲーム
保護者がお題をくじで引き、子どもがお題に書かれているものを持っている人から、借りてくる競技です。
保護者と子どもが協力して行う競技のため、保護者も子どもと一緒に楽しめます。
コースに障がい物を置いて借りたものを持ってゴールするまでに、それを乗り越えていくようにしても盛り上がるでしょう。
フルーツバスケット
フルーツバスケットは、子どもたちを「りんご」や「バナナ」など、いくつかのくだものの名前がついたグループにわけ、自分が所属するグループの名前が呼ばれたら、別の空いた椅子に移動する遊びです。
運動会に取入れるときには、くだものにちなんだ仮装をすると盛り上がるでしょう。
フルーツ以外にも、救急車や消防車などのはたらく車にしたり、猫や犬などの動物にしたりと、さまざまなカテゴリーで行うのもおすすめです。
【5~6歳児向け】幼稚園・保育園の運動会種目
5~6歳児向けの幼稚園、保育園の運動会種目では、体を大きく使うような競技や、子どもたちで協力して取組む競技がおすすめです。
5~6歳児になると身体能力が発達してくるため、少し難しい種目に取組むのもよいでしょう。
障がい物競走
障がい物競走は、全身を使ってさまざまな障がい物を乗り越えてゴールをめざす競技です。
コースの上にネットやフープなどの障がい物を置いて、子どもたちがくぐったり、乗り越えたり、平均台などの上を歩いて渡ったりします。
わざわざ障がい物を用意しなくても、園庭にある遊具などのさまざまなものを障がい物として利用できるのも特徴です。
徒競走などでただ走って順位を競うだけでなく、障がい物を置くことでさまざまな動きをするため、子どもたちが楽しく参加できる運動会の種目になるでしょう。
磁石でがっちゃんこゲーム
磁石でがっちゃんこゲームは、磁石のように近くの友達とくっついて、徐々に大きなかたまりになっていく競技です。
音楽が流れている間は自由に移動し、音楽が止まったら近くにいる友達と手をつないだり、肩などにふれてペアになります。音楽が流れたら友達と一緒に移動して、再び音楽が止まったら近くにいる人とくっついていきます。
徐々に大きなかたまりになっていき、全員がくっついたら終了です。順位を競わないため、子どもたちも気負うことなく参加できるでしょう。
玉入れ競争
玉入れは、高いところにあるカゴに玉を投げ入れて、最終的にカゴのなかにいくつ玉が入っているか競います。
3歳頃から楽しめる競技です。異年齢競技として行う場合は、低年齢から順番に玉入れを行いましょう。そうすることで、年齢によって徐々に玉の扱いやコントロールが上手になっていくのを、子どもの成長として捉えることができます。
また、ダンスと一緒に玉入れをするなど、玉入れにはさまざまなやり方があるのもポイントです。
大玉転がし
子どもたちの体よりも大きな玉を、何人かのグループで協力しゴールまで転がして運ぶ種目です。
早く玉を転がすためには、子どもたちで息を合わせて力加減やスピードを調整する必要があります。大玉転がしを行うことにより、子ども同士のチームワークを育んだり、協調性を学んだりできるでしょう。
リレー形式にするとより盛り上がるため、おすすめです。
ウサギジャンプレース
ウサギジャンプレースは、ウサギのようにぴょんぴょんと両足を揃えてジャンプして、ゴールをめざす種目です。
フラフープを置くようにするとジャンプする場所がわかるため、ゴールまでの目印になります。
またウサギの耳飾りなどを用意し、仮装して楽しむのも盛り上がるでしょう。
小学校低学年向けの運動会種目
小学生になると、幼児の頃に比べてさらに身体能力が上がってきて、より難しい競技に参加できるようになります。
友達やクラスメイトと協力して楽しさを感じられるような種目や、大きく体を動かすような種目がおすすめです。
ダンボールキャタピラーレース
ダンボールキャタピラーは、ダンボールをつなぎ合わせて1枚にして輪を作り、そのなかに子どもが入って、身をかがめながら走ってゴールをめざす種目です。
ダンボールがあれば簡単に作ることができるため、自分のチームのダンボールキャタピラーを子どもたちで楽しく装飾するのもおすすめです。
ダンボールを多めにつなぎあわせてキャタピラーを大きく作ることで、2人用にしたり親子で参加したりできるため、さまざまにアレンジできるのも特徴です。
チェッコリ玉入れ
チェッコリ玉入れは、「チェッコリチェッコリ」という曲を使って玉入れダンスを行う種目です。
ダンスと玉入れを融合させた競技で、笛の合図が聞こえたら玉入れをやめてダンスを踊ります。「チェッコリチェッコリ」の曲のなかで、歌詞が流れているときはダンスの時間だと子どもたちに教えられるため、子どもたちもスムーズにダンスと玉入れの時間を移行できます。
玉入れが苦手な子どもはダンスを楽しみ、ダンスが苦手な子どもは玉入れを楽しめるでしょう。
ゴミ拾い競争
子どもたちをチームにわけ、グラウンドや決められた範囲にまかれたゴミを時間内にたくさん拾っていく種目です。
まかれたゴミのなかに、ゴミとゴミではないものを混ぜておき、ゴミではないものを拾ったら減点されます。
子どもたちは競技を通してゴミの分別について知ることで、環境問題にも意識を持つきっかけになるためおすすめです。
台風の目
台風の目は、子どもたちで4~5人のチームを作り、全員が長い棒を持ってコース上に置かれたコーンを一回転しながらゴールをめざす種目です。
コーンを回転する際に、内側の人は足踏み、外側の人は大回りすることになるため、全員が別々の動きをします。子どもたちで息を揃える必要があることから、チームワークや協調性を自然と身に付けることができます。
遠心力や向心力がどのように自分たちに影響を与えるのか考えて、足の速い人をどの位置に置けばよいのかなど戦略を練ることになるでしょう。子どもたちで話し合って、試行錯誤することができる種目です。
デカパン競争
デカパン競争は、大きいパンツの足の部分に、子どもたちが1人ずつ入ってリレーや競争をする種目です。
一緒に入った友達と息を合わせたり、協力して走ったりしないと転ぶ可能性があるため、お互いを思いやることが必要となります。そのため、競技を通してチームワークや協調性を育むことができるでしょう。
障がい物を置いたり、デカパンをバトン替わりにしたりするのもおすすめです。
小学校中学年向けの運動会種目
小学校中学年になると、低学年よりもさらに身体能力が向上していきます。
体力を使う種目や、よりチームワークが必要な種目がおすすめです。
参加して楽しい種目や、見ていて応援が盛り上がる種目を選ぶとよいでしょう。
綱引き
運動会で人気の種目である綱引きは、紅白にわかれてロープを引きあう種目です。
ロープにつけられた中心の線が、規定の線を越えるまで引き込こむことができた方が勝ちになります。
団体競技になるためクラス全員で参加することができ、運動が苦手な子どもでも気負うことなく楽しむことができるためおすすめです。
二人三脚
二人三脚は、2人の足を紐などで結んで走り、ゴールをめざす種目です。
足の速さよりも2人で息を合わせて走ることがとても大事で、二人三脚を通してチームワークや協調性を育むことができるでしょう。
ペアを組むことで、運動会を通して相手とより親しくなり交友関係が広がる可能性があります。
ムカデ競争
ムカデ競争は、集団の足を紐などでくくりつけて走り、ゴールをめざす種目です。
スムーズに走るためには、大人数の呼吸を合わせる必要があり、協調性や相手を思いやる心が育まれるでしょう。
スピードはあまり出ないことから、失敗して転んでも怪我のリスクが少ないためおすすめです。
仮装リレー
仮装リレーは、さまざまな仮装をしてリレーをする種目のことです。
仮装は部活のユニフォームや、被りもの、コスプレなど多岐に渡り、仮装をすることで競技に参加している人たちだけでなく、見ている人たちも楽しく盛り上がるでしょう。
真面目な種目以外にも、楽しめる種目や盛り上がる種目を取入れたいときにおすすめです。
棒倒し
棒倒しは、いくつかのチームにわかれ、相手の陣地に立てられた棒を倒す種目です。
棒を守る人と相手の棒を倒す人にわかれて競技を行います。派手さもあって熱戦になることも多く、応援にも力が入るでしょう。盛り上がる競技のため、おすすめの種目です。
ただし、怪我のリスクがあるため、行う場合にはあんぜん面を考慮する必要があります。
小学校高学年向けの運動会種目
小学校の高学年になると、低学年ではできないような白熱した競技が増えていきます。
低学年のお手本になったり、小学校6年間の成果を保護者に披露する場にもなったりするため、子どもたちがそれぞれ個性を活かして楽しく輝けるような種目をおすすめします。
リレー・徒競走
花形種目であるリレーや徒競走は、足の速さを競うことになるため勝敗がわかりやすいのが特徴です。
リレーでは足の速さ以外にもバトンの受け渡しなどの技術面も重要になります。子どもたちは練習を重ね、運動会ではその成長を披露する場になるでしょう。
また、走るのが苦手な子どもをどうサポートするかといった戦略を練ることも必要になります。子どもたちが協力し合ってお互いの苦手な面をカバーしていくことになるため、思いやりや協調性が育まれる種目です。
大縄跳び
大縄跳びは、大きな縄を使ってクラス全員で縄跳びをして、跳べた回数を競い合う、運動会でも人気がある種目です。
クラス全員で参加でき、お互いに呼吸を合わせて縄跳びをしなければならないため、チームワークや思いやりを育むことができるでしょう。
また、たくさん跳ぶことができたときには達成感を味わうことができるでしょう。単純に1位になるだけでなく、努力を重ねて目標の回数を越えていくことで、子どもたちは心身ともに成長するでしょう。クラス全員で縄跳びをすることで、一体感を味わえるのもおすすめです。
後ろ向き徒競走
後ろ向き徒競走は、前を見て走るのではなく、後ろ向きでゴールまで走る徒競走です。
普段とは逆の動きをすることになるため、ゴールするのに手間取ったり、熱中しすぎて転んだりする可能性はあります。しかし、参加している子どもたちだけでなく、見ている方も応援に熱が入り、楽しむことができるでしょう。
徒競走だけでなくリレーにすることもできます。その場合は、後ろ向きで上手くバトンを渡せないことがあるため、声の掛け合いやチームワークが必要になるのがリレーで行う特徴です。
騎馬戦
騎馬戦は4人程度で騎馬を作り、上に乗った人が相手のチームの帽子などを奪い合う競技です。
華やかで盛り上がるため、運動会の花形種目でもあり人気が高いのも特徴です。
ただし、ぶつかり会いが多く、騎馬からの落下などで怪我をする場合も多いため注意しましょう。怪我を避けるために、騎馬状態でリレーをするなど、接触のない種目へとアレンジされて行われることもあります。
移動玉入れ
移動玉入れは、カゴを持った相手チームを追いかけて玉をカゴに入れていき、最終的にカゴのなかに玉が多く入っていたチームが負けになる種目です。
逃げる相手チームを追うことになるため、普通に行う玉入れよりもダイナミックな種目になります。参加している子どもだけでなく、見ている方も盛り上がる競技になるためおすすめです。
親子でできる種目
運動会を見にきた保護者も子どもと一緒に競技に参加して、みんなで楽しめる種目を紹介します。
保護者と一緒に参加することで、子どもたちものびのびと競技を楽しむことができるでしょう。また、保護者と子どもが一緒に協力することで、より絆を深められるためおすすめです。
親子ペンギン歩き競争
保護者の足の上に子どもの足をのせた状態でペンギンのようによちよちとゴールまで歩いていく競争です。
その姿がかわいらしく、見ている方も盛り上がるでしょう。
競争にはなりますが、もし速く移動できなくても、ゴールまでの道のりを保護者と子どもで会話しながら楽しむのをおすすめします。
子どもと抱っこでパン食い競争
子どもを抱っこして吊るしてあるパンまで移動し、子どもにパンを取ってもらう種目です。
1歳児~2歳児におすすめで、パン以外にもくだものの絵や運動会にちなんだものを吊るすのも楽しめるでしょう。
子どもと抱っこでパン食い競争を行う際には、子どもが吊るしたものを上手く取ることができるように、クリップの強さを調整しておく必要があります。クリップの挟む力が強いと、子どもがパンを取れない場合があるため注意が必要です。
運動会で楽しく運動しよう!
運動会は、家族や保護者が子どもの成長を見にきたり、子どもと一緒に実際に種目に参加したりすることができる特別な行事の一つです。
ただ、走るのが得意な子どもや運動が好きな子どもがいるだけでなく、子どもたちのなかには運動が苦手な子もいるでしょう。そのため、それぞれが楽しみ、個性や力を発揮できるような運動会の種目を選ぶ必要があります。
本記事では、子どもの運動会の種目や競技を、定番の種目から親子参加型の競技まで、30選ご紹介しました。
運動会を通して運動の能力を伸ばすだけでなく、子ども同士のチームワークや協調性を育んだり、思いやりを学んだりと、子どもたちのさまざまな能力を伸ばすきっかけになることもあるでしょう。
この記事を参考に運動会の種目を選んで、楽しく運動しましょう。