簡単な万華鏡の作り方!夏休み自由研究のヒントも併せてご紹介
万華鏡の仕組みを調べてみたい、自由研究などで万華鏡を作ってみたいと考えている方もいるでしょう。この記事では、簡単な万華鏡の作り方や、夏休み自由研究のヒントも併せて紹介しています。万華鏡の作り方が気になる方、作ってみたい方はぜひ、読んでみてください。
「万華鏡は、どんな仕組みになっているの?」
「自分で簡単に万華鏡を作ってみたい」
「夏休みの自由研究のネタを探している」
万華鏡を覗いたことがある人はたくさんいますが、万華鏡がどのような仕組みになっているか知っている人は少ないでしょう。
この記事では、万華鏡の由来から簡単な万華鏡の作り方や、夏休み自由研究のヒントも併せて紹介しています。
この記事を読むことで万華鏡が日本に普及した経緯などを知り、万華鏡の歴史についてふれることができます。また、夏休みの自由研究の課題として、実際に万華鏡を作ってみることで、その仕組みを理解できるでしょう。
万華鏡について気になる方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。
万華鏡(まんげきょう)の由来
万華鏡は、1800年代にスコットランドの物理学者が偶然発明しました。
もともとは灯台の光を遠くに届けるために、鏡の組み合わせを試行錯誤している際にたまたま見つけたのが由来です。
英語では万華鏡をカレイドスコープと呼び、日本では明治時代に「百色眼鏡」と呼ばれ、人気を博しました。そのあと、子どものおもちゃや観光地でのお土産として日本に定着しました。
牛乳パックを使った万華鏡の作り方
ここから、牛乳パックを使った万華鏡の作り方をご紹介します。
自宅にあるものや、身近で手に入るものが材料となり、手軽に作れるものとなっていますので、ぜひチャレンジしてみてください。
必要な材料と道具
牛乳パックを使った万華鏡を作るために必要なものを紹介していきます。
まず、1000mlの牛乳パックを一つ用意します。中身の牛乳は飲んだり別の容器に移したりして、パックだけ洗って乾かしておきます。
100円ショップなどで販売されている、A4サイズの透明のアクリル製の硬質カードケースを一枚、セロテープ、はさみ、カッター、定規、黒い紙、ビーズ、色紙を用意しましょう。
作り方
具体的に、牛乳パックで作る万華鏡の作り方を解説していきます。
まず、硬質カードケースをカッターで切り取り、高さ17cmの三角柱の筒を作っていきます。このときに、一辺が7cmの正三角形を作り、上部にはめ込むようにフタをします。
次に、正三角形の一辺が7.1cm、高さが1.5cmの三角柱を作ります。組み立ててセロテープで留めておきましょう。でき上がったら上部にはめ込んだ蓋の部分にかぶせるように5mmほどはめ込んでセロテープで留め、ビーズや切った色紙を入れます。
ここまでできたら、三角柱の側面の部分に黒い紙をかぶせてテープで留めましょう。
次に、牛乳パックを開いた底面と注ぎ口の部分を切り落とし、長方形にします。三角柱に牛乳パックをかぶせます。黒い紙の真んなかに覗くための穴を開け、牛乳パックを被せた三角柱の底面に貼り付けて完成です。
穴から覗いてみると、ビーズや色紙がきれいに見えるでしょう。
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アルミホイルやラップの芯を使った簡単な万華鏡の作り方
それではここから、アルミホイルやラップの芯を使った簡単な万華鏡の作り方をご紹介します。
牛乳パックよりもアルミホイルやラップの芯の方が強度があるため、筒を自分好みにデコレーションするのに適しているのでおすすめです。
必要な材料と道具
はじめに、作るために必要な材料と道具を集めましょう。
必要なものは、アルミホイルやラップの芯、ミラー状になっている薄い紙、クリアケース、ビーズやスパンコール、ビニールテープ、黒画用紙、のり、デコレーションで使う折り紙やラッピングペーパーです。
ミラー状になっている薄い紙は、100円ショップなどで販売されている鏡面ペーパーを用意しましょう。なければ、厚紙にアルミホイルを貼り付けたものでも代用することができます。
作り方
アルミホイルやラップの芯を使って、万華鏡を作っていきましょう。
まず、アルミホイルやラップの芯を11.3cm測って、切り取ります。
次に正三角柱の鏡を作ります。「22cm×50m」の芯を使う場合、11.2×2cmにカットしたミラーシートを3枚作製しましょう。ほかのミラーシートを使う場合は、適当な大きさの紙を三つ折にして型紙を作ってミラーシートをカットします。
切ったミラーシートを正三角柱になるようにテープで貼り合わせ、切った筒のなかに収めます。
筒の片端にクリアケースの底面をビニールテープで固定して貼りつけます。反対側の筒の端に黒画用紙を貼り付け、真んなかにのぞき穴を開けます。
クリアケースのなかにキラキラしたパーツを入れたら完成です。筒の側面には折り紙やラッピングペーパーを使ってデコレーションしましょう。
100均の材料で作る万華鏡の作り方
それではここから、100均の材料で作る万華鏡の作り方をご紹介します。
特別な材料を用意するのではなく、手軽に集められる材料で万華鏡を作りたいと考えている方におすすめです。
必要な材料と道具
100円ショップで万華鏡の材料と道具を集めましょう。
まず、透明な下敷きもしくは硬質のカードケース、黒い紙、色紙、トイレットペーパーの芯、丸いクリアケース、マスキングテープ、ビーズを用意します。
さらに、定規やセロハンテープ、カッター、油性ペン、えんぴつ、のりなどを用意しておきます。
作り方
100均の材料で、万華鏡を作ってみましょう。
正三角柱をアクリル板で作成します。トイレットペーパーの芯が直径3.8cmの場合は横3.2cmとし、縦は芯の高さから-5mmとした長さの長方形を、アクリル板で3枚作成します。
切ったアクリル板を並べてセロハンテープでつなげて、三角柱を作ります。黒い画用紙で三角柱を覆います。
筒の片端にマスキングテープでクリアケースを貼り付けます。筒のなかに作った三角柱を入れ、反対側の片端に黒の画用紙を貼って、真んなかにのぞき穴を作ります。
クリアケースのなかにビーズを入れて蓋を閉めましょう。筒の部分を色紙などで装飾したら完成です。
【夏休みにおすすめ】万華鏡を使った自由研究のヒント
万華鏡をテーマにした、自由研究に取組んでみましょう。
特にまとまった時間が取れる夏休みにおすすめです。ここからは、万華鏡を使った自由研究にどのようなものがあるか紹介します。
ビーズが広がるように見えるのはなぜか考えてみよう
万華鏡を覗きながら動かすと、ビーズが動いて広がるように見えます。ここでなぜビーズが広がるように見えるのか考えてみましょう。
ビーズを観察して、動く方向を矢印で書いて調べてみたり、でき上がる模様を描き出してみましょう。
ビーズの動きに規則性があるのかや、なぜそうなるのか、考察してみるのをおすすめします。
ビーズを変えて見え方が変わるか試してみよう
ビーズだけでなくほかのさまざまなものを入れたときに、見え方が変わるか調べてみましょう。
普通のビーズだけでなく、モールやクリップなどを入れます。万華鏡を覗いたときに、普通のビーズと比べてどのような変化があるのか、考察して結果を観察してみるのをおすすめします。
鏡の形を変えて見え方が変わるか試してみよう
万華鏡のなかに入れる、ミラーシートや鏡の形を三角形からほかの形に変えたらどうなるかを試してみましょう。
正方形や長方形で作ったときや、ひし形などにしてみて、見え方にどのような変化があるのか、考察して実際に確認してみます。
ほかの形で作ってみると、なぜ正三角形にするのがよいのか理解できるでしょう。
画用紙の色を変えて見え方が変わるか試してみよう
三角柱を覆う画用紙を、黒ではなく白などの別の色にして作ってみましょう。
使う黒画用紙の色を黒から変えたら、どのように見えるのか考察してまとめてみます。なぜ黒画用紙にするのか、その理由が理解できるでしょう。
子どもと一緒に万華鏡を作ってみよう
万華鏡は身近にあるもので作れるので、夏休みの自由研究などに適しています。
作った万華鏡は、覗くことで美しく特別な世界を楽しむことができます。しかも、なかに入れるビーズを工夫することで、自分好みの万華鏡を作れるのです。子どもも楽しく制作に取組めるでしょう。
この記事では、簡単な万華鏡の作り方や、夏休み自由研究のヒントも併せて紹介しました。
万華鏡を作るときに、カッターなどを使う場面があるので、保護者と一緒に作るのをおすすめします。子どもと一緒にさまざまなものを入れて作り、万華鏡を覗いて見える世界を観察してみましょう。