生後2か月の赤ちゃんの成長の特徴とは?お世話のポイントについても解説

生後2か月の赤ちゃんの成長の特徴とは?お世話のポイントについても解説

生後2か月の赤ちゃんがどのように成長しているのか気になる人はいませんか。この記事では、生後2か月の赤ちゃんの成長に見られる特徴やお世話のポイント、注意点などを紹介しています。赤ちゃんのお世話について詳しく知りたい方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。

「生後2か月の赤ちゃんってどんな成長をするの?」

 「生後2か月の赤ちゃんのお世話をする際にはどんなポイントがあるの?」

 など、赤ちゃんを育てている人のなかには、生後2か月の赤ちゃんに対する疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、生後2か月の赤ちゃんがどのような成長をするのか、どのようなことができるようになるのかを紹介します。また、お世話をするときに押さえておきたいポイントについてもふれています。

この記事を読むことで、生後2か月の赤ちゃんの成長具合や特徴を把握できるため、その知識をもとに、ポイントを押さえた赤ちゃんのお世話ができるようになるでしょう。

赤ちゃんの成長やお世話について知りたいという人は、ぜひ、ご覧ください。

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学齢別子育てガイド 2024.07.02

生後2か月の赤ちゃんの身長と体重の目安

生後2か月の赤ちゃんの特徴は、新生児のときと比較して全体的に大きくなっていることでしょう。

生後2か月の赤ちゃんの一般的な身長と体重の目安は、以下のとおりです。

・男の子の場合:身長54.5~63.2cm、体重4.41~7.18kg

・女の子の場合:身長53.3~61.7cm、体重4.19~6.67kg

ただし、これはあくまでも一般的な目安です。赤ちゃんの成長には個人差が生じやすいため、発育曲線に沿って大きくなっているのであれば問題はないでしょう。

「発育曲線」とは、人の発育や成長の様子をグラフ化したものです。厚生労働省の乳幼児身体発育調査のデータがもととなっており、月齢ごとの身長や体重を折れ線グラフで表しています。

3パーセンタイル値(パーセンタイル値は、全体を100として、小さい方から数えて何番目に位置するかを示す数値。)と97パーセンタイル値の範囲が色づけされているのが特徴で、色づけされた範囲内であれば正常とされています。

出典:「乳幼児身体発育調査」平成22年|厚生労働省

生後2か月の赤ちゃんはできるようになることがたくさん

生後2か月頃の赤ちゃんは、体の動きが活発になるほか、表情が豊かになり、おしゃべりが多くなるなど、できることがどんどん増えていきます。

ここからは、生後2か月の赤ちゃんができるようになることを3つ紹介します。

どのような変化が見られるのかを知っておけば、お世話をする側の楽しみにもつながるでしょう。

「あ~」や「う~」と発する

生後2か月の赤ちゃんの成長の特徴として、徐々に声を発する器官が発達してくることが挙げられます。それに伴ってできるようになるのが、クーイングです。

クーイングとは、「あ~」や「う~」など母音を使った声です。赤ちゃんが機嫌のよいときに発することが多く、クーイングとともにニコッと笑うようにもなります。

このように、感情表現が出てくるようになるため、赤ちゃんの様子にきちんと親側も反応してあげることが大切です。赤ちゃんの目を見てコミュニケーションを返すことで、親子間の愛着関係や絆を深められるでしょう。

出典:赤ちゃんの「クーイング」とは|(公財)ライオン歯科衛生研究所

力が強くなる

手足や全身を活発に使うようになってくるのも、生後2か月の赤ちゃんの特徴です。手足をバタバタと動かす力が強くなっており、背中を使って少しずつ動くこともあります。

また、うつ伏せになって少しずつ首を上げられるようになるため、慣れてくればうつ伏せ遊びも可能です。最初は親の見守りが必要ですが、徐々に自分でうつ伏せ状態から首を上げて、周囲をきょろきょろと見まわせるようになります。

笑顔がふえる

情緒面の成長から、楽しい・うれしいなどの感情を持てるようになります。そのような感情の芽生えから、生後2か月の赤ちゃんには笑顔がふえるでしょう。

あやしたり話しかけたりすると、笑ってくれることも多くなります。

親側からのコミュニケーションにもしっかり答えてくれるようになるため、積極的に話しかけて笑いかけたり、歌ってあげたりなど、笑顔を引き出してあげることが大切です。

出典:お母さんと赤ちゃんのコミュニケーションのために|厚生労働省

生後2か月でミルクの量は増えて間隔もあいてくる

生後2か月の赤ちゃんは徐々に母乳やミルクを上手に飲めるようになるため、1回で飲む母乳やミルクの量が増えてきます。1回の量としては、140ml~160ml飲むのが一般的でしょう。

また、授乳やミルクを与える頻度は1日あたり6回~8回、1時間~4時間の間隔で与えることが目安となっています。

ただし、これはあくまでも目安です。基本的には、赤ちゃんが欲しがっているのであれば与えて問題ないでしょう。

生後2か月の赤ちゃんのお世話で気をつけること

生後2か月の赤ちゃんは徐々にできることも増えてくるため、親としては子どもの成長に驚くことが多くなるでしょう。

しかし、成長とともに事故や病気のリスクも増えてくるため、お世話の際には細心の注意が必要になります。

ここからは、生後2か月の赤ちゃんのお世話で気をつけておきたいことを2つ紹介します。

ワクチン接種を受けよう

生後2か月になるとはじまるのが、予防接種などのワクチン接種です。

ワクチン接種は自治体からの接種券が必要だったり、時期によっては小児科が混雑しやすいことに注意してください。接種券が届いたら、早めに小児科への予約を入れておくことが大切です。

ワクチンの種類によっては、小児科のワクチンが足りなくなる可能性もあるため、ワクチン接種のスケジュール立ては早めに行うことをおすすめします。

出典:生まれてからのワクチンのおはなし~生後2か月がワクチンデビューです~|東京ベイ・浦安市川医療センター

事故に注意する

動きが活発になってくる生後2か月の赤ちゃんは、さまざまな思いがけない事故のリスクを抱えています。起きているときはもちろん、寝ているときでも動いている可能性があるなど、予測できない行動から事故が起きやすいためです。

たとえばベッドや抱っこ紐、ベビーカーからの転落が挙げられます。そのほか、車内での熱中症や、チャイルドシートを使用していなかった場合の事故の事例も少なくありません。

さらに、うつ伏せ寝や、ぬいぐるみ・衣類、ミルクの吐き戻しなどが原因で起きる窒息など、思わぬことが命にかかわる事故につながりかねないことを知っておきましょう。

このような事故を起こさないためにも、外出中はもちろん、家のなかでも油断せずに注意を払って事故を防ぐことが重要です。

お出かけやお散歩をしよう

あまり長い時間の外出ができなかった新生児や生後1か月頃に比べて、生後2か月を過ぎた赤ちゃんは、昼と夜の区別がつくほか、外の空気にも慣れてきています。そのため、この時期からは、ある程度長い時間のお出かけやお散歩が可能です。

お出かけやお散歩に赤ちゃんを連れ出すことは、以下のような影響を与えます。

・夜の睡眠がとりやすく、生活リズムが整いやすい

・赤ちゃんによい刺激を与えられる

外出時間の目安としては、1日約30分からはじめるのがおすすめです。慣れてきたら徐々に時間を増やすようにして、最大で約1時間のお出かけをしてみましょう。

外出する際には人混みを避け、深夜などの夜間の外出・長時間の外出は控えることが大切です。

生後2か月の赤ちゃんとの時間を大切にしよう

生後2か月は、赤ちゃんの体や心が成長するだけではなく、できることが増えてくる時期でもあります。そのような子どもの成長は、親にとって大きな楽しみになるでしょう。

その一方で、注意が必要なことややることも増えてくるため、お世話が忙しくなる時期でもあります。

この時期ならではの赤ちゃんとの時間を大切にするために、ぜひ本記事で紹介した内容を参考にしてみてください。

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