生後4か月の赤ちゃんの特徴とは?親子でできるおすすめの遊びもご紹介
生後4か月頃の赤ちゃんはどのように成長しているのか、何ができるようになっているかご存じでしょうか。この記事では、生後4か月の赤ちゃんができることや、おすすめの遊びを紹介しています。赤ちゃんとの接し方やあやし方に興味のある方はぜひ、こちらを読んでみてください。
「生後4か月の赤ちゃんってどの程度成長しているもの?」
「赤ちゃんと一緒に遊びたいけれど、どれくらいのことができるようになってるの?」
このように、子どもが成長するにつれ、順調に成長しているのか心配な方や、一緒に遊ぶためにはどうすればよいのか知りたい方もいるでしょう。
本記事では、生後4か月の赤ちゃんはどの程度成長しているのか、目安を紹介します。この記事を読むことで、赤ちゃんがしっかり成長しているかどうか判断できるでしょう。
また、生後4か月でできるようになることや、おすすめの遊びについても紹介しているため、赤ちゃんへの接し方がわかるようになります。
生後4か月の赤ちゃんの成長が気になる方や、赤ちゃんとの遊び方を知りたい方は、ぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。
記事のまとめ
- 生後4か月の赤ちゃんは視力が発達し、追視や立体視が可能になり、色の認識も増えてくる時期である。
- 赤ちゃんは感情表現が豊かになり、寝返りの兆候が見られ始め、首もすわるようになる。
- 「いないいないばあ」や「たかいたかい」などの遊びを通じて、親子のコミュニケーションを深めることができる。
生後4か月の赤ちゃんの身長と体重
厚生労働省の「平成22年乳幼児身体発育調査報告書」における、生後4か月~5か月の赤ちゃんの身長と体重は以下のとおりです。(すべて中央値となります)
・男児の身長:約66.2cm
・女児の身長:約64.9cm
・男児の体重:約7.22kg
・女児の体重:約6.71kg
ただし、赤ちゃんの成長には個人差があります。上記の数値は、あくまでも目安ととらえておきましょう。
出典:平成22年乳幼児身体発育調査報告書|厚生労働省雇用均等・児童家庭局
生後4か月の赤ちゃんができるようになる3つのこと
生後4か月の赤ちゃんは、まだ1日の大半を眠ってすごしているでしょう。
しかしながら、赤ちゃんは少しずつ成長しており、これまでとは違ったしぐさを見せるようになっています。そのような赤ちゃんの小さな変化を見つけることは、育児の楽しみの1つといえるでしょう。
ここからは、生後4か月になった赤ちゃんができるようになることを3つ紹介します。
追視すること
「追視」とは、人や動くものなどを目で追いかけることです。生後4か月頃の赤ちゃんは、視力が発達してきた影響で、周囲で動くものの動きを目で追いかけはじめます。両目を使った立体視ができるようになるため、ものの奥行きについての理解も進むでしょう。
赤ちゃんが認識できる色の種類も増えています。この頃に認識できる色は、白・黒・グレー、赤・黄・緑です。生後4~6か月頃には、オレンジ・紫・青といった色も認識するようになります。
この時期は、赤ちゃんのために、カラフルな色合いのおもちゃを用意してあげるとよいでしょう。興味を示したものに手を伸ばしたり、掴んだりするようになります。
感情表現
生後4か月頃の赤ちゃんには、手足を動かして感情表現したり、声を上げて喜んだりする様子が見られるようになります。
たとえば、赤ちゃんがうれしいときは、手足をバタバタさせて声をあげるようになるでしょう。構ってほしいときや悲しいときは寂しそうな声を出したり、甘え泣きしたりするようなこともあります。
寝返りをしようとする動作
生後4か月になると、赤ちゃんの首がすわってきます。
赤ちゃんをうつ伏せにしたときに、首を持ち上げたり、腰や足を動かしたりするような動作を見せるようになるのもこの時期です。
一般的に、赤ちゃんが寝返りをしはじめるのは、生後5~6か月頃からとされていますが、上記のような動作が見られたら、寝返りの兆候といえるでしょう。
生後4か月の赤ちゃんにおすすめな遊び
生後4か月の赤ちゃんは、視力が発達してきてさまざまな色がわかるようになっています。首がすわり、自分で手足を動かせるくらいまで成長してきているでしょう。
ここからは、成長してきた赤ちゃんとどのような遊びができるのか、おすすめな遊びを3つ紹介します。これらの遊びを参考に、赤ちゃんの能力を伸ばしていきましょう。
いないいないばあ
「いないいないばあ」という遊びでは、赤ちゃんの見る力を育てられるでしょう。
「いないいないばあ」の遊び方は簡単です。まず、「いないいない」のかけ声で、手で顔を隠したり、カーテンやものの陰に隠れたりします。次に「ばあ」といいながら、手を外して顔を見せたり、陰から姿を現したりして、赤ちゃんを喜ばせましょう。
普段とは違った場所から「いないいないばあ」をすると、赤ちゃんを驚かせることもできます。
この遊びをとおして、赤ちゃんは「予想」「期待」「想像」「短期記憶の力」を身に付けていくでしょう。
出典:子育てメモいないいないばあって、なんで大切なの?|大阪府教育センター
たかいたかい
赤ちゃんに「たかいたかい」をしてあげることで、赤ちゃんは高いところから見える景色をもっと見たいという気持ちが芽生え、好奇心が湧くでしょう。「たかいたかい」は、赤ちゃんにとって新鮮な体験です。
ただし、あまり高い位置に上げてしまうと、赤ちゃんが怖がってしまう場合があります。最初は、低い位置での「たかいたかい」からはじめてみましょう。
膝の上でポンポン
生後4か月の赤ちゃんは首がすわっているため、膝の上に乗せたまま姿勢を保つことが可能でしょう。
大人が三角座りをし、太ももの上に赤ちゃんを乗せ、ポンポンと軽く上下に動かしてあげると赤ちゃんが喜びます。
慣れてきたら、動きに少し強弱をつけてみてください。そのうち、赤ちゃんが自分で軽く飛び跳ねるようになることもあるでしょう。
生後4か月の赤ちゃんとたくさんコミュニケーションをとろう
赤ちゃんが生後4か月を迎える頃には、身体と心の両方が少しずつ成長しています。さまざまなものに興味を示すようになり、うれしいときや悲しいとき、寂しいときには感情を表すようになっているでしょう。親があやすと、笑ってくれることも増えます。
「いないいないばあ」「たかいたかい」などの遊びをとおして、親子で楽しくコミュニケーションをとりながら、赤ちゃんの持つ力を伸ばしていきましょう。