生後6か月の赤ちゃんにはどう接するべき?発達や赤ちゃんの様子を観察して考えよう
出産後、赤ちゃんが順調に成長しているのか心配な方や、接し方に困っている方もいるでしょう。この記事では生後6か月の赤ちゃんの成長や、接し方などを紹介しています。赤ちゃんにすこやかに成長して欲しい方、夜泣きや離乳食などの疑問がある方は、こちらを読んでみてください。
「子どもの夜泣きが大変。どう接していけばいいの?」
「子どもが生後6か月になったけれど、このくらいの成長で本当に大丈夫?」
子どもが生まれてからも、親の心配は尽きません。生後6か月を迎えた子どもに対して、本当に順調に成長しているかという不安や、接し方に悩みがある方もいるでしょう。
この記事では、生後6か月の赤ちゃんの成長や、発達状況について紹介します。こちらの記事を参考にすることで、赤ちゃんがきちんと成長できているのか、発達は順調かチェックできるでしょう。
また、赤ちゃんとのかかわり方についても紹介しています。生後6か月でまだまだ小さな赤ちゃんにどう接していけばよいか、疑問や不安がある方の参考になるでしょう。
子どもが生後6か月で気になることがある方や、不安に思うことのある方はぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。
記事のまとめ
- 生後6か月の赤ちゃんは、身長や体重が大きく成長し、個人差があるものの、順調に発達する時期である。
- 育児の疲れやストレスを感じた場合、一時保育や民間のサービスを利用して、リフレッシュするのもよい。
- 赤ちゃんの感情表現が増え、泣く理由を理解しながら、スキンシップや声かけでコミュニケーションをとることが重要である。
生後6か月の赤ちゃんの身長と体重
生後6か月の赤ちゃんの身長および体重は、男子で身長約63.6~72.1cm、体重は約6.4~9.6kgです。女子の場合は、身長約61.7~70.4cm、体重は約6.1~9.1kgでした。
出産後の赤ちゃんと比較して、身長が約17~20cm増えて約1.5倍、体重は約3倍が目安です。赤ちゃんそれぞれに個人差はあるものの、出産後から6か月で大きく成長しているでしょう。
生後6か月は一時保育の利用を検討してもよいタイミング
生まれて間もない赤ちゃんのお世話を、長く続けていくのは大変です。育児にストレスや疲れを感じている場合、一時保育で預かってもらい、一度リフレッシュする機会を設けることを検討してみましょう。
生後6か月の場合、多くの自治体で一時保育を利用可能です。認可保育園の一時保育や、ファミリーサポートなどの利用も検討してみてください。
公的なサービスを利用できない場合でも、民間のサービスは利用可能です。ベビーホテルやベビーシッターを依頼すれば、少しの間赤ちゃんと離れて、気持ちをリフレッシュできます。
ただ、民間のサービスを利用する際は実際に預けた方の話を聞いたり、事前に評判を調べたりして、信頼のおけるサービスを選ぶことが大切です。
生後6か月の赤ちゃんの発達状況とは
生後6か月になると、出産後は寝てばかりいた赤ちゃんの睡眠時間も13~14時間程度に減り、活発に動くようになります。赤ちゃん自身でできることも、増えているでしょう。
生後6か月の時期の赤ちゃんはどのような成長をしているか、発達状況を紹介します。こちらを参考に、赤ちゃんの様子をチェックしてみてください。
お座りができるようになる
生後6か月になった赤ちゃんは、自分で身体を支えながら、少しであればお座りができます。ただ、まだふらふらグラグラしており、完璧なお座りではありません。放っておけば後ろや前に倒れてしまうため、親が側で支えてあげる必要があるでしょう。
もし赤ちゃんにお座りの練習をさせる場合は、赤ちゃんが転んでも問題ないように、前後にクッションを置いてあげてください。
寝返りが上手にできるようになる
生後6か月であれば、寝返りが上手にできる赤ちゃんもいるでしょう。そういった赤ちゃんは、自分でうつ伏せになったり、うつ伏せから仰向けになったりします。
生後6か月では、まだ上手く寝返りができない赤ちゃんもいるでしょう。しかし生後7~8か月頃にできるようになる赤ちゃんもいるため、それほど心配はいりません。赤ちゃんが寝返りしやすいように、親が声をかけてあげたりあやしたりして、見守ってあげましょう。
もし赤ちゃんが片方にばかり寝返りをするような場合は、反対側から声をかけて、そちらにも寝返りするように促してみてください。
泣くことが増える
赤ちゃんがお腹が空いたとか不快といった理由以外で、泣くことが増えるでしょう。これは、赤ちゃんの身体だけでなく感情も成長してきており、赤ちゃんが寂しいと感じたときや悲しいと感じたときにも泣くようになるためです。
赤ちゃんがよく泣くようになったら、どのようなタイミングで泣いてしまうのか、どういったふうに泣いているのか泣き方に注意し、泣く理由を理解するようにしましょう。
泣く理由が分かってくれば、よく泣く赤ちゃんにも適切に対応できるようになります。
生後6か月の赤ちゃんとのかかわり方
生後6か月になると、赤ちゃんがだんだんとお座りできるようになったり、歯が生えてきたりします。赤ちゃんの成長に伴って、赤ちゃんへのかかわり方もこれまでとは変えていく必要があるでしょう。
ここからは、生後6か月の赤ちゃんとのかかわり方のポイントを3つほど紹介します。赤ちゃんとどう生活していけばよいか、離乳食はどうするかを紹介しているため、参考にしてみましょう。
生活のリズムを整える
生後6か月になった赤ちゃんは、少しずつ昼と夜の区別がつくようになっていきます。この頃から、お昼寝や夜の睡眠で、まとまって長く寝てくれる赤ちゃんが増えるでしょう。
赤ちゃんがすこやかに成長するために、昼間はしっかり遊び、夜は毎日早めに寝て早起きし、生活リズムを整えてあげましょう。
ただ、この時期には赤ちゃんが夜泣きしてしまうことがあります。抱っこしたり外気にあてたりして、赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるといった対策をしてみましょう。何をしてもダメな場合は、頼れる人に協力してもらいながら、赤ちゃんに付き合ってあげるとよいでしょう。
食事のタイミングと量は赤ちゃんの様子を見て決める
赤ちゃんの成長には個人差があるため、いつから離乳食をはじめるか、どの程度の食事量にするかといったことは、赤ちゃんの様子をチェックしながら決めましょう。
まずは、1日1回の離乳食をスタートします。それから約1か月ほどたったタイミングで、1日2回まで離乳食を増やすようにしましょう。1度目の離乳食をあげたら、2度目までに3~4時間ほどあけてください。
生活リズムを整えるため、できるだけ毎日、同じ時間に食事させることも大切です。
天気がよいときは散歩に行く
赤ちゃんが外気にふれ、皮膚や呼吸等の抵抗力を養うために、天気がよければ散歩に行きましょう。もしあまり気が進まない場合は、近くを一周してくるだけでも構いません。散歩の最中は赤ちゃんに話しかけて、コミュニケーションをとるとよいでしょう。
天気が悪いときや風が強いときなどは、散歩するには向いていません。夏は暑い時間帯をさけ、冬は昼間の比較的暖かくなった時間帯に、散歩に行くことがおすすめです。
子どもに合わせたコミュニケーションをとれるようにしよう
生後6か月を迎えた赤ちゃんは、泣いたり笑ったり感情表現をするようになります。まだまだ「喃語(なんご)」を喋るくらいですが、親の声に反応して声を発したり、親に向かって話しかけてきたりするでしょう。
そしてこの時期の赤ちゃんは、親の言うことがわかるようになってきています。赤ちゃんの様子を見ながら、スキンシップや声かけでコミュニケーションをとっていきましょう。