生後8か月の子どもとどう接するべき?子どもの変化を理解して適切に接しよう

生後8か月の子どもとどう接するべき?子どもの変化を理解して適切に接しよう

生後8か月の子どもへの接し方や、サポートの仕方に困っている方もいるでしょう。この記事では生後8か月での成長や子どもの変化、おすすめの接し方などを紹介しています。子どもへ適切なサポートをしてあげたい方は、こちらを参考にしてください。

「生後8か月の子どもってどの程度成長しているもの?」

 「そろそろ大きくなってきて、接し方がわからない。どうしたらよいの?」

 出産直後は小さかった子どもも、生後8か月になればさまざまなことが変化しています。

どのように接していけばよいのか、しっかり成長しているのかと不安や疑問がある方もいるでしょう。

この記事では、生後8か月を迎えた子どもの成長や、どのようなことが変化しているかについて紹介します。自身の子どもが順調に成長しているのか、どのような変化が子どもに起こっているのか、理解できるでしょう。

また生後8か月の子どもとの接し方についても紹介しているため、どのように接していけばよいのか悩んでいる方の参考にもなります。

生後8か月の子どもについて知りたい方や、接し方に不安や疑問のある方は、ぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。

記事のまとめ

  • 生後8か月の子どもは、お座りやハイハイができるようになり、人見知りや手先の器用さも発達している段階である。
  • 子どもの行動範囲が広がるため、事故防止のための対策が必要で、積極的な外出も成長に役立つ活動となる。
  • 食事量が増え、手づかみ食べが始まるが、栄養の大半はまだ母乳やミルクから補っており、歯が生えたら歯磨きの習慣も大切である。
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生後8か月の子どもの身長と体重の目安

生後8か月を迎えた男の子の身長の目安は約66.3~75.0cm、体重は約7.0~10.1kgになります。女の子の目安は、身長が約64.4~73.2cm、体重約6.5~9.6kgです。

子どもの成長には個人差がありますが、出産直後と比較すると、身長が20~23cm程度、体重は出生時の約3倍になっていることが目安でしょう。

出典:平成22年 乳幼児身体発育調査報告書|厚生労働省

生後8か月の子どもはどんな変化を迎えるのか?

生後8か月を迎えた子どもは身体つきが大きくなってくるだけでなく、さまざまなことが自分でできるようになってくるでしょう。抱っこしてもらわなくても自力で移動したり、知らない人や慣れていない人に対してよく泣くようになります。

ここからは生後8か月の子どもはどのように変化しているか、3つ紹介します。

お座りとハイハイができるようになる

生後8か月になると子どもの首が座り、手足の筋肉が自分の体重を支えられるようにまで発達してくるため、安定したお座りやハイハイができます。

なかにはハイハイではなく、お腹をつけたままひじを使う“ずりばい”をする子どももいるでしょう。ハイハイの仕方はそれぞれの子どもによって違うため、一般的なハイハイの形になっていなくても心配はいりません。

ハイハイに慣れると、子どもの動きも速くなります。よく動く子どものオムツを替えやすいように、パンツタイプのオムツに切り替えるとよいでしょう。

人見知りがピークになる

生後8か月頃には視力が発達し、親の顔がわかるようになっています。しかしその結果、普段見慣れていない人の顔を見ると泣いてしまう、人見知りが激しくなるでしょう。

個人差がありますが、人見知りは2歳頃にはおさまるといわれています。泣くことが増えて親が困ってしまう場合もありますが、人見知りは子どもが成長してきている証と考え、見守ってあげましょう。

手先が器用になる

生後8か月頃になると巧緻性(こうちせい)が向上するため、手を使ってさまざまな遊びをするようになるでしょう。巧緻性とは、手先の器用さのことです。

小さなものを見つけて、親指と人差し指でつかめるようになります。おもちゃを握ったり、つかんだりして遊ぶこともあるでしょう。

この頃から、子どもの脳の発達のために手・指先を使うおもちゃを用意することがおすすめです。積み木やボールなどを用意して、遊ばせましょう。

生後8か月の子どもとのおすすめの接し方

生後8か月にもなると、子どもがハイハイをして活発に動くようになるため、お世話の仕方を変える必要が出てくるでしょう。たとえば運動量が増えたことで食事にも変化があり、子どもの行動範囲が広がったことで注意しなければならないことも増えます。

ここからは、生後8か月になった子どもと接するために気をつけておきたいポイントを、4つ紹介します。

積極的に外出させる

子どもに夜しっかり寝てもらうためにも、昼間は積極的に外出するようにしましょう。

子どもが自由にハイハイできるように、児童館や子育て支援センターなどへのお出かけがおすすめです。こうしたところに出かけると、同年代の他の子どもやその親と知り合う機会になるでしょう。子どものお友達作りにも役立ちます。

昼間に外出してたっぷり運動したら、夜はぐっすり寝てくれるようになるでしょう。夜間の授乳の頻度が、少しずつ減ってくる子どももいます。

事故が起こらないように対策をする

お座りやハイハイができるようになると子どもの行動範囲が広がり、子どもの手の届く範囲が増えるため、事故が起こらないように備えましょう。

ハイハイやお座りをする赤ちゃんは、ローテーブル程度の高さまでなら手が届くようになります。これまでは置いておいても平気だったものも、これからは危険です。赤ちゃんの口に入る大きさのものは誤飲するリスクがあるため、遠ざけてください。

ハイハイで段差を上ったり、何かに挟まったりする可能性もあります。階段のような段差のあるところにはゲートをつけて転落を防止して、子どもが1人にならないように注意しましょう。

食べる量の増加は応援する

ハイハイで運動量が増えるため、食べる量が増えていきます。食べる量が増えることを喜び、子どもを応援して、積極的に栄養を摂らせるようにしましょう。

ただ、まだ栄養の大半は母乳やミルクから補っています。離乳食を食べさせたら、満足するまで母乳やミルクもあげてください。

また、この頃には手先が器用になっているため、手づかみで食べる機会が増えます。食べもので遊ぶこともあるため、多少は汚れても構わないような環境を作っておきましょう。

虫歯予防のために歯を磨く

子どもの歯が生える時期には、個人差があります。早い子どもは生後5~8か月頃には生えてくるでしょう。子どもの歯が生えてきたら、食事のあとにガーゼや綿棒を使って、優しく歯磨きしてあげてください。

もし虫歯になった場合、乳歯は大人の永久歯よりも2倍も速く、虫歯が進行してしまいます。虫歯を防ぐため、お出かけ先で歯磨きできないときでも、離乳食を食べさせたあとには白湯や水を飲ませて、口のなかを清潔に保つように心がけてあげましょう。

出典:子供は大人の歯いつから生えるの?|もみの木歯科

子どもの成長に合わせてサポートをしよう

生後8か月の子どもの成長や、どのような変化を迎えているのかについて紹介してきました。

子どもが生後8か月まで大きくなると、ハイハイをして少しずつ行動範囲を広げていきます。それに伴い、子どもにとっての危険が増えていくでしょう。

子どもがどの程度成長しているのか、どのようなことができるようになっているかを確認し、成長に合わせて食事の量を増やしたり、危険を遠ざけたりしてサポートしていきましょう。

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