生後10か月の子どもへの接し方とは?成長に伴いできるようになることを紹介
生後10か月の赤ちゃんへの接し方に不安を感じている人はいませんか。この記事では、生後10か月の赤ちゃんの成長具合やおすすめの接し方、成長に伴ってできることなどを紹介しています。生後10か月の赤ちゃんのことを知りたいという人は、ぜひ、参考にしてみてください。
「生後10か月の赤ちゃんってどのくらい成長している?」
「生後10か月になってできることやおすすめの接し方を教えてほしい」
赤ちゃんのお世話をしている人のなかには、生後10か月になる赤ちゃんのことについてこのような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、生後10か月の赤ちゃんの一般的な成長具合を紹介します。また、生後10か月になって赤ちゃんができることや親としてのおすすめの接し方も紹介しています。
この記事を読むことで、生後10か月の赤ちゃんについて理解を深めることが可能です。その知識をもとに、余裕を持って赤ちゃんのお世話ができるようになるでしょう。
赤ちゃんのお世話や成長について興味があるという人は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。
記事のまとめ
- 生後10か月の赤ちゃんは、短期記憶や運動能力が発達し、伝い歩きや手づかみ食べができるようになる時期である。
- おすすめの接し方は、自然に触れる機会を作り、好奇心を刺激することが重要である。また、離乳食の完了を急がず、赤ちゃんのペースに合わせることが望ましい。
- 赤ちゃんとの接し方を工夫することで、興味や好奇心を広げることができ、心身の成長をサポートすることが可能である。
生後10か月の子どもの身長と体重の目安
徐々に伝い歩きなどをはじめ、活発な動きに合わせて筋肉が発達してくるのが生後10か月の赤ちゃんの特徴です。生後10か月の赤ちゃんの身長や体重の一般的な目安は、以下のとおりです。
・男の子:身長約68.4~約77.4cm、体重約7.3~約10.6kg
・女の子:身長約66.5~75.6cm、体重約6.9~10.1kg
一般的に男女ともに、体重の増加は緩やかな傾向が見受けられます。これは食事量よりも運動量の変化が大きいためです。そのため、食欲があれば体重が増えなくても問題はないとされています。
記憶が発達する
生後10か月の赤ちゃんは、直前のことを覚えている短期記憶や予測能力が発達しやすいです。このため、直前まで遊んでいたおもちゃの置き場所を覚えていて、その場所におもちゃがないか探すことがあります。
ほかにも日中起きた出来事を思い出して泣くこともあり、夜泣きにつながる場合も多いです。
生後10か月は「卒乳」のタイミング
一般的に生後10か月になると、卒乳する赤ちゃんが多いといわれています。ただし卒乳のタイミングはあくまでも赤ちゃん次第であり、成長度合いや離乳食の進み具合によって変わることが多いです。
もちろんお母さんの状態や事情もありますが、できる限り卒乳のタイミングは赤ちゃん本位で進めることが望ましいとされています。
生後10か月の子どもができるようになること
自分でやりたいという意志や好奇心、気持ちを強く持つようになる生後10か月の赤ちゃんは、身体的にも精神的にもできることが増えていきます。このため10か月の赤ちゃんがどのようなことができるようになるのか、親として知っておくことが大切です。
ここからは、生後10か月の赤ちゃんができるようになる主な内容を3つ紹介します。
意味を持たない言葉を発するようになる
言葉の内容には意味はなく、「マンマ」や「タッタッ」などの音を発する段階である点が特徴です。
これは意味のある言葉を発するための練習のようなものであるため、赤ちゃん言葉で一緒に話をして発達を促してあげる接し方がおすすめです。特に動作をする時に一緒に話しかけてあげることで、言葉の理解を深めやすくなります。
手づかみでものを食べるようになる
10か月のこの時期は手指と口の動きが連動するなど、手先を器用に動かせるようになります。そして離乳食が進んでいれば固形のものが食べられるようになっているため、手づかみでご飯を食べようとする赤ちゃんも増えてくるところが特徴です。
まだスプーンなどは上手く使えないため、どうしても服やテーブルが汚れてしまいがちです。それでも、赤ちゃんの意欲を尊重して、どんどん手づかみで食べさせることが成長に大切だとされています。
ものにつかまりながら歩く子どももいる
基本的に10か月の赤ちゃんの移動方法はハイハイですが、つかまり立ちが上手にできるようになると、伝い歩きをはじめる赤ちゃんもいます。まだしっかり歩けず不安定なため、ケガをしないように注意が必要です。
この時期に伝い歩きやつかまり立ちができるかどうかは個人差があるため、伝い歩きやつかまり立ちができなくても心配し過ぎないようにしましょう。
生後10か月の子どもとのおすすめの接し方
手足の機能が発達するとともに、赤ちゃん自身のやりたい・知りたい意欲が高まっているのが生後10か月の特徴です。この特徴を踏まえて、赤ちゃんの成長を促すには、親としてどう接するのがよいのかを理解しておく必要があります。親としてどのように10か月の赤ちゃんと接するのが成長を促していくのか理解しておく必要があります。
ここからは、生後10か月の赤ちゃんとの接し方のポイントを2つ紹介します。
自然にふれる機会を作ろう
伝い歩きやつかまり立ちができるようになったら、公園での遊びなど自然にふれる機会を作ることがおすすめです。自然の風や光、草木や砂が刺激となって、好奇心や成長を促してくれます。
近くに公園がない場合は、近所を散歩するだけでも自然にふれられる機会が多くあります。また、自治体や企業が開催している体験イベントに参加するのもおすすめです。
ドコモが提供しているサービス「comotto」では、農業体験を通じた自然とのふれあいを楽しめるイベントを開催しています。
「comotto」のイベントは、子どものための自然とのふれあいや、金融教育、キャリア教育、創造力を養う教育など、学校だけでは学べない、将来にとって大切なことを学べます。現在、募集中・開催予定のイベントは下記よりご確認ください。
詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。
出典:イベント|comotto
離乳食の完了は急がないようにする
早めに離乳を完了させたいと考える人もいますが、離乳食の回数が増えると興味を示さなくなる赤ちゃんもいます。だからといって無理に食べさせるのではなく、回数を戻す・しばらく時間を空けるなど赤ちゃんのペースに合わせてあげることが大切です。
基本的に離乳食の完了は生後12か月~18か月までが一般的で、個人差があります。そのため、離乳食の完了を急がず、赤ちゃんに食事の楽しさを覚えてもらうやり方がおすすめです。
生後10か月の子どもに合ったアプローチができるようにしよう
生後10か月の赤ちゃんは、心も体も発達してくる年齢です。さまざまなものに興味や好奇心を持って行動するようになるため、興味や好奇心の幅を広げていくような接し方をすることが大切です。
今回紹介した記事を参考にして、10か月の赤ちゃんのペースに合わせたアプローチやコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか。