1歳3か月の子どもはどれくらい成長するの?親ができることとしつけの仕方をご紹介!
1歳3か月になった子どもがどの程度成長するかを、ご存じでしょうか。この記事では子どもの成長の目安や、身に付けさせたい生活習慣、しつけなどについて紹介します。子どもが小さなうちから生活習慣を身に付けさせるにはどのようにすればよいか、ぜひ、こちらをご覧ください。
「子どもが1歳3か月になるけれど、どの程度成長できていればよいの?」
「子どものためにどんなことをしたらよいの?」
このように、子どもの成長や親としてできることやしつけなどで、疑問や不安がある方も多いでしょう。
この記事では、1歳3か月の子どもが成長する様子について紹介します。本記事を読むことで、自身の子どもが問題なく成長しているかどうか、しっかりチェックできるでしょう。
また、1歳3か月になった子どもへ身に付けさせておきたい習慣や、しつけについても紹介しています。子どもが大きくなってから後悔しないよう、小さなうちに適切な生活習慣や、しつけを行えるでしょう。
子どもが1歳3か月を迎え、成長に不安がある方や、子どもへのお世話やしつけに疑問のある方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
生後1歳3か月の赤ちゃんの成長
生まれたばかりの子どもは自分の力で動けず、言葉も上手く発せない状況です。しかし1歳3か月を迎える頃になってくると、体が成長し、少しずつ周囲の大人とも意思疎通がとれるようになってきます。
ここからは、実際に1歳3か月の子どもがどのように成長をしていくかについて紹介します。
生後1歳3か月の身長・体重の目安
生後1歳3か月の子どもの身長や体重の目安は、男の子で身長約73.0cm~82.8cm、体重約8.19kg~11.75kgになります。女の子の目安は、身長約71.1cm~81.0cm、体重は約7.61kg~11.12kgです。
出生時と比較して、1歳3か月には身長は約27~30cm、体重は約3~4倍まで増えています。
ただし、子どもの成長や発達には個人差がありますので、あくまでも1歳3か月頃の目安として見ておきましょう。
出典:平成22年乳幼児身体発育調査報告書(P.12)|厚生労働省
言葉の意味がわかるようになってくる
子どもが1歳3か月になると、短い文であれば、意思疎通が可能です。たとえば、親が口にする「笑って」や「ダメよ」といった言葉の意味を、子どもは理解するようになってきます。
また、子どもは意思を伝えようとして「ママ」や「ブーブー」といった1語を話すようにもなります。しかし、それ以上の言葉は難しいので「ママ」と呼ばれても、何をしてほしいか、ただ呼んだだけかがわかりにくいことはあるでしょう。
意味のある言葉を話せない子どももいますが、話せなくても、いわれたことはある程度わかるようになってきます。子どもに話しかけるときは、わかりやすい言葉で話すようにしましょう。
体全体で遊ぶようになる
1歳3か月になった子どもは自由に歩くようになり、ただ座って遊ぶだけでなく、手や足といった体全体を使った遊びをするようになります。
たとえば、親のまねをしてモップを持ってもって掃除をするようにして遊んだり、買物買もののままごと遊びをしたりすることがあるでしょう。
体を自由に動かせるようになったことから、少し乱暴な遊び方をする可能性があります。そのため、怪我の危険性が高まることには注意が必要です。
1歳3か月の子どものおすすめのお世話方法
子どもが1歳3か月になると、ただ座って遊ぶだけでなく、立ったり歩いたりして遊ぶようになります。これまでよりも、活発に動くようになるでしょう。
そういった場合は子どもに対して、どのようにお世話をしていけばよいか、着させる服装や遊び方などを紹介します。
歩きやすい服装にしよう
1歳3か月になると体を使った遊びや運動ができるようになったことに伴い、子どもが転ばないよう、歩きやすい服を着せてあげる上げることが大切です。
子どもが活発になってきているので、ロンパースのような服よりも上下にわかれている服がよいでしょう。さらに、万が一転んだときに備えて、服の素材は伸縮性のあるものがおすすめです。転んで怪我をしないよう、ボタンや装飾が少ない服を選んでみましょう。
積み木やブロックで遊ぼう
積み木やブロックを手に 持ってもって遊ぶだけでなく、形を作ったり重ねたりといったことができるようになります。子どもと一緒に積み木やブロックを並べたり積んだり、崩したりして遊んでみましょう。
現代では、TVやスマートフォンが家庭に普及しています。しかしTVやスマートフォンなどからは一方的な情報を受け取るだけで、双方向的なコミュニケーション能力が育ちにくいので、なるべく使用を控えるとよいでしょう。
知育もかねて、親子で積み木やブロックで遊ぶことが大切です。
小さいうちから身に付けたい習慣としつけ
子どもが小さなうちは、まだまだ親のいうことを理解できず、意思疎通が難しいでしょう。
しかし1歳3か月になると、簡単なことであれば、親子での意思疎通は可能です。子どもが将来困らないよう、この時期から必要な生活習慣を身に付けさせ、しつけをしていきましょう。
以下では、特に子どもに身に付けたい習慣やしつけについて紹介しています。こちらを参考に、取組んでいってみてください。
歯磨きを習慣にしよう
1歳3か月になってくると、子どもの乳歯が少しずつ生え揃ってきているので、歯磨きをしてあげて上げて習慣化させましょう。
子どもの乳歯は、生後5~8か月の頃に生えはじめます。そのあと、2~3歳になる頃までには、20本の乳歯が生えているでしょう。口を清潔に保ち、虫歯にさせないためにも、乳歯が生えてきた頃から、しっかり歯磨きしてあげることが大切です。
なかには、歯磨きを嫌がる子どももいます。そのようなときは歯磨きするときに子どもが好きな歯ブラシやコップを使ったりして、歯磨きを楽しくしてあげましょう。
TVやスマホを見すぎないようにする
子ども向けのTV番組や、スマホアプリなどもありますが、なるべく子どもが見すぎないように注意しましょう。
TVやスマホを見ること自体が悪いわけではありません。しかしTVの視聴時間が長い子どもは、あまりTVを見ない子どもと比較して、視力が低下する確率は高いでしょう。
また、画面を見ているだけでは双方向のコミュニケーションができないので、コミュニケーション能力の養成を阻害してしまう恐れがあります。TVやスマホは便利ですが、後々あとあとのことを考え、なるべく使用しないようにしましょう。
出典:幼少時のテレビ視聴と学童期の視力低下の関連性|順伸クリニック小児科・眼科
生活習慣のしつけはまねっこから
1歳3か月の子どもに生活習慣のしつけをしたい場合は、周囲の大人が子どもに身に付けさせたい習慣を積極的に行うようにしましょう。ただし、身に付けさせたくない習慣は、まねをさせないように気をつけてください。
子どもは大人のまねをしながら成長します。言葉でこうするようにと指示するのではなく「まねっこしよう」と遊びのように誘うと、子どもは楽しく取組んでくれるでしょう。
「しかる」ポイントは2つだけ
親が子どもを「しからなければならない」ポイントは、子どもが危険なことをしたときや、子どもが他人を傷つけてしまったときです。
子どもを「しかる」ことは大事ですが、いつもしかればよいというわけでもありません。本当に大切なタイミングでしかることが大切でしょう。
また、しかったあとの子どもへのフォローも必要です。落ち着いてから、なぜしかったか、何がいけなかったかなど、具体性をもって説明しましょう。その際はどのような理由で、その行動に至ってしまったか、子どもの気持ちを聞いて、受け止めてあ上げることも心がけてください。
子どもの見本となるような生活を心がけよう!
子どもが1歳3か月まで育ってくると、体が大きくなり、自由に歩いたり動けたりするようになっています。親のいうことを理解し、簡単な意思疎通も可能でしょう。従って、この時期から子どもに生活習慣を教えたり、しつけしたりすることが大切です。
子どもは大人のまねをしたがるため、親の生活が子どもの成長のお手本になります。子どもが適切に生活習慣を身に付けられるよう、親自身も生活態度に気をつけて過ごしましょう。