1歳4か月になると子どもはどこまで成長するの?しつけの仕方も併せてご紹介!
1歳4か月の赤ちゃんと上手く意思疎通できないと感じることはありませんか?この記事では、1歳4か月児の特徴や向きあい方、あんぜん対策について解説しています。記事を読めば、子育てがより楽しいものになります。ぜひ、本記事をお役立てください。
「階段を上るのが大好きな子どもが、階段に近づかないようにするよい方法は?」
「お片づけを上手にできるようにするにはどうしたらよいの?」
「寝つきが良くなる方法はないの?」
1歳4か月の子どものいるご家庭では、さまざまなお悩みがあるのではないでしょうか。悩みを解決するためには、1歳4か月の赤ちゃんの特徴を知ることが一番でしょう。
この記事では、1歳4か月の赤ちゃんの成長の様子やお世話の仕方、気をつけておくべきこと、生活習慣の上手な教え方についても解説していきます。これを読んで特徴を知れば、どのように対処すればよいかがわかるでしょう。
1歳4か月の赤ちゃんとの向きあい方に悩んでいる方は、ぜひ、参考にしてください。
生後1歳4か月の赤ちゃんの成長の様子
1歳4か月になると、伝い歩きや一人歩きができるようになってくるので、行動範囲も広がるでしょう。行動範囲が広くなる分、目を離してしまうと思わぬ怪我や事故につながることも少なくありません。
怪我や事故を防ぐためにも、1歳4か月頃の赤ちゃんがどのくらいのことができるようになるのか知っておくことが重要です。
生後1歳4か月の身長・体重の目安
厚生労働省の平成22年乳幼児身体発育調査報告書によると、生後1歳4か月の赤ちゃんの身長と体重の目安は以下になっています。
男の子:身長73.9~83.8cm、体重8.36~11.98kg
女の子:身長72.1~82.1cm・体重7.75~11.33kg
この身長と体重はあくまでも統計上の目安です。1歳4か月の赤ちゃんの身長と体重が、必ずこの範囲に入っていないといけないというものではありません。
階段を一人で上がれるようになる
1歳4か月になると多くの子どもが、両手を使って這いずるように階段を登るようになるでしょう。ただしまだ自分で下りることはできません。
この時期の子どもは好奇心旺盛で、アクティブに動き回ります。手をついて体を支えられる高さのものであればソファーやテーブルなど、どこでもよじ登ろうとします。
知らぬ間に子どもが階段やよじ登れるものの近くまで行かないように、ベビーゲートの設置や、ベビーサークルの利用などあんぜん対策は入念に行いましょう。また、転落の危険性のある窓辺やベランダには足場となるものを置かないようにすることも大切です。
ベビーゲートは設置の仕方によっては、逆に危険になることもあります。取扱説明書をよく読み、正しく取付けてください。
クレヨンでお絵描きができるようになる
1歳4か月になると少しずつ指先も器用になり、小さなものをつかんだり、つかんだまま動かしたりできるようになってきます。クレヨンを持たせてあげれば、お絵描きも可能です。大きめの紙を用意して、自由にお絵描きさせてあげましょう。
まだまだ思うようにお絵描きができるわけではないので、紙からはみ出してしまうこともあります。お絵描きをさせる際はレジャーシートや新聞紙などを下に敷いておけば、床やテーブルが汚れる心配もないでしょう。
上手に歩けるようになり自己主張が盛んになる
1歳4か月になると上手に歩けるようになってきます。小走り程度ならできるようになる子どもも出てくるでしょう。
また1歳4か月は周りの人間にも興味を示しはじめて、社交性を培いはじめる頃でもあります。親がほかの子どもをかまっていると嫉妬したり、すねたりするでしょう。
これらの成長や発達の速度には個人差があります。それぞれの成長速度でできることが増えていくので、ほかの子どもと比較する必要はありません。
イライラせずにゆったりとした気持ちで子どもの成長を見守ってあげましょう。
1歳4か月になる子どものお世話の仕方と生活習慣の教え方
自我が発達しはじめると、大人のいうことを拒否することがあるでしょう。
生活習慣を子どもに教えたいけれど、イヤイヤばかりで疲れてしまったという人も多いのではないでしょうか。また、夜の寝つきが悪かったり、夜泣きをしたりと大人もなかなか休めないこともあります。
ここからは、1歳4か月の子どものお世話の仕方や生活習慣の教え方について解説します。
宅配便ごっこでお片づけ
小さな子どもはお片づけという概念がまだ上手く理解できないので、楽しい遊びとしてお片づけするとよいでしょう。そうすれば、お片づけの習慣が身に付きやすくなります。
1歳4か月になるとごっこ遊びも上手にできるようになるので、たとえば宅配便ごっこを取入れてみましょう。おもちゃ箱を集荷のトラックのようにして、「お荷物はありませんか~」などと声がけをしながらおもちゃを集めて回ります。
集め終わったら収納場所におもちゃ箱を片付けます。これで楽しみながら、上手にお片づけができるでしょう。
靴を履いてお散歩へ出かける
歩くのが上手になってきたら、靴を履いてお散歩に出かけましょう。好奇心旺盛な子どもは、外の世界にも興味津々です。
公園で遊ぶのもよいでしょう。子どもの知的好奇心を満たしながら、適度な運動もできて一石二鳥です。また、大人の気分転換にも効果があります。
たくさん外遊びをすれば、夜の寝つきもよくなります。夜にしっかり寝る習慣が自然に身に付き、ひいては健康な身体づくりにも役立つでしょう。
栄養のほとんどは離乳食から 摂るとるようになる
1歳4か月になると、ほとんどのエネルギーを離乳食で補えるようになり、授乳が不要になってきます。卒乳する子どももでてくるでしょう。
離乳食をしっかりと食べられるようになったら、離乳食から幼児食に少しずつ切り替えましょう。
少しずつ生活習慣を身に付けるように促そう
1歳4か月ともなると、靴下を脱いだり、お片づけをしたり、簡単なことは自分でできるようになってきます。「自分でやりたい」という欲求が出てくるこの時期が、少しずつ生活習慣を身に付けていく頃合いです。
まだ、言葉の意味をきちんと理解するのは難しいです。子どもが楽しく生活習慣を身に付けられるように、遊びのなかにお片づけやお着替えなどを取入れる工夫が必要になります。親子でさまざまなことに楽しく挑戦していきましょう。