1歳9か月の子どもの特徴とは?昼寝時間や叱るしかる際の注意点をご紹介

1歳9か月の子どもの特徴とは?昼寝時間や叱るしかる際の注意点をご紹介

1歳9か月の子どもからの質問攻めやかんしゃくにお困りの方はいませんか。本記事では、1歳9か月の特徴を解説し、悩ましい行動の対処法や接し方について詳しくくわしくご紹介します。子育て奮闘中の方は、ぜひ、参考にしてください。

「質問をたくさんしてくるようになるのはなぜ?」

 「なんでも自分でやりたがるようになった」

 「夜泣きの対処方法って?」

 1歳9か月の子どもを持つ方には上記のような悩みや不安があるのではないでしょうか。

1歳9か月の子どもは成長を感じる行動がみられると同時に、かんしゃくや一度おさまった夜泣きの復活などがみられ、対処に困る場面も多いでしょう。

本記事では、1歳9か月の子どもの特徴について解説し、かんしゃくや夜泣きの対処法、昼寝時間やしかり方などについてご紹介します。この記事を読むことで、1歳9か月の子どもへの接し方がわかり、子どものさまざまな行動に落ち着いて対処できるようになるでしょう。

子育て奮闘中の方、これから子どもを育てていきたいという方は、本記事をぜひ、ご覧ください。

1歳8か月の子どもの特徴とは?子どもと過ごす上での注意点もご紹介

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1歳9か月の身長と体重の目安

1歳9か月の身長と体重の目安は以下となります。

・男の子:身長78.1~88.8cm、体重9.2~13.2kg

・女の子:身長76.6~87.4cm、体重8.5~12.4kg

「目安より大きい小さい」で完結せず、継続して測定し、増え方を見るのが大切です。急激な体重の増加や、成長がずっと止まっている場合は、かかりつけの小児科などで相談しましょう。

出典:平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要)|厚生労働省

1歳9か月の子どもに起こる変化とは

1歳9か月は好奇心や自立心が強くなるでしょう。成長が見える一方で、ときには叩いてきたり、ものを投げてきたりと困った行動も見られます。

この頃の子どもの変化や接し方について紹介します。

好奇心が旺盛になる

多くのものごとに興味が出て、「これなーに?」と質問を連発するようになります。これは自分のなかの言葉を増やそうとしている行動です。根気強く子どもの質問に答えてあげましょう。

回答は必ずしも正確ではなくてよいでしょう。例えば、子どもに「これなーに?」と聞かれたら、「お花だよ。キレイだね」とかんたんに答えたり「なんだろうね、不思議だね」と共感します。

子どもは、質問によって大人とのコミュニケーションを求めています。質問にちゃんと向き合ってあってあげることが大切になります。

自分でやりたがることが増える

個人差はありますが、着替えや歯磨きなど身の回りのことをなんでも自分でやりたがるようになります。しかし、1歳9か月だとまだひとりで上手にできないでしょう。

親としては思わず手伝いたくなったり、「早くして」とせかしたくなったりしますが、子どもは失敗から学びます。そのため「今は学びの時期だ」と考え、そっとしてあげましょう。時間がかかってでも、ひとりでできたらたっぷり褒めてあげましょう。

かんしゃくを起こす場合もある

言葉の発達が進んできて、かんたんな質問であれば単語で答えられるようになってきます。

しかし、まだまだ十分に話せずもどかしさやイライラからかんしゃくを起こし、叫んだり、ものを投げたりすることもあるでしょう。こういったときは、「〇〇したかったのかな?」と子どもの気持ちを代弁してあげてください。

上手に話せるようになってくるとかんしゃくは落ち着いてきます。大変な思いをするときもありますが、しばらくは見守ってあげましょう。

1歳9か月の子どもには2~3時間程度の昼寝が必要

個人差がありますが、必要な昼寝が1回となってくる時期です。

昼寝は2~3時間程度取るのが理想です。しかし、この時期はイヤイヤ期がはじまる子もいて思うようにいかない場合もあるでしょう。

もし、寝る前に絵本をいつまでも要求してくるようであれば、「夜は絵本は〇冊まで」と事前に決めておくのがおすすめです。暗がりを怖がる場合は、なぜ怖いのかを聞いてできるかぎり原因を取り除いてあげてください。

1歳9か月の子どもを叱るしかる際に気をつけるべきこと

子どもの行動にはそれなりの理由があります。頭ごなしに叱らないしからないようにしましょう。

子どもの気持ちを想像して、大人から「こうしてほしかったの?」と聞いてあげましょう。落ち着いてきたら、やってよいことと悪いことを伝えます。

思わず子どもを大声でしかってしまうときもあるかもしれません。しかし「叩く」「怒鳴り続ける」ことは、子どもにとって「痛い」「怖い」という恐怖心を抱かせます。

さらに「自分は愛されていない」と感じさせ、他者への信頼感が育ちにくくなってしまう恐れがあります。根気強く言葉で伝えましょう。

夜泣きをする場合は適切に対応しよう

夜泣きの原因ははっきりとはわかっていませんが、体調不良、睡眠環境が一因と考えられています。また、睡眠リズムが成長段階にあるため、大人のようにまとめて寝られず、途中で目が覚めてしまうというのもあるでしょう。

対策としては、まずは生活を規則正しく整えます。毎日決まった時間に起きて寝るようにしましょう。また、就寝前にはテレビやスマートフォンなどを子どもに見せないようにするのも大切です。

次に、寝室を適温にしましょう。寝ている子どもの背中や手足を触って、寝汗や体温を確かめてください。一般には子どもは大人よりも体温が高くて暑がりです。たくさん布団やパジャマを着せると暑すぎる場合があるため、注意しましょう。

ひどい夜泣きが続く場合は、小児科で相談してみてください。

出典:赤ちゃんの夜泣き・泣き止まない主な理由 | にこにこクリニック

子どもに合わせた対応ができるようにしよう

1歳9か月の子どもの特徴や、かんしゃくや夜泣きの対処法、叱りしかり方についてご紹介しました。

この頃の子どもは、「なんでも自分でやってみたいけど上手くできない」「いいたいことがあるのに言葉にできない」というもどかしさを抱えています。親は子どもの予想外の行動に困ったり、驚いたりすることもあるでしょう。

子どもがたくさん質問してきたり、かんしゃくを起こしたりするのは成長の証です。

親は対処法を知って落ち着いて対応し、子どもの成長を見守っていきましょう。

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