2歳児の特徴とは?イヤイヤ期の対処法や2歳児に起こる変化・発達についてもご紹介

2歳児の特徴とは?イヤイヤ期の対処法や2歳児に起こる変化・発達についてもご紹介

2歳児の発達の特徴について、詳しく理解したいと考える方もいるでしょう。この記事では、2歳児に起こる変化・発達やイヤイヤ期を乗り越える方法を紹介しています。イヤイヤ期の子どもの対応がわからずに困っているという方は、ぜひ、この記事を参考にしてください。

「2歳の子どもは、どんなことができるようになる?」

 「2歳児は、どれぐらいしゃべれるようになる?」

 「魔の2歳児といわれるイヤイヤ期を上手く乗り越えるには、どうしたらよい?」

 このように、2歳児の発達や変化に疑問や不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

本記事では2歳児に起こる変化と発達に加え、イヤイヤ期について紹介しています。2歳児は、自己主張が強くなり言葉の数も増えていく一方で、イヤイヤ期特有の困難さも出てきます。

この記事を読むことで、2歳児の発達の特徴やイヤイヤ期を乗り越えるための具体的な方法が理解できるため、落ちついて子どもと向き合うことができるでしょう。

2歳児との向き合い方に不安を抱えている方は、この記事をチェックしてください。

1歳11か月の子どもの発達はどのくらい?指しゃぶりやトイレトレーニングについても解説

1歳11か月の子どもの発達はどのくらい?指しゃぶりやトイレトレーニングについても解説

学齢別子育てガイド 2024.07.04

2歳児に起こる変化と発達とは

2歳になると、心身が大きく成長し運動能力や言語能力の発達が見られるようになります。1歳児との違いに戸惑ってしまう方もいるでしょう。

ここでは、2歳児に起こる変化と発達の特徴について詳しく紹介していきます。2歳児に起こる変化・発達を理解して、適切に接していきましょう。

言葉が発達する

個人差はありますが、2歳になると二語文が出るようになり、簡単な会話ができるようになります。

「お名前は?」と聞かれて「○○ちゃん」と答えたり、「お外に行く?」と聞くと「うん、お外に行く」と答えたりするようになります。子どもが自分の言葉で気持ちを伝えてくれるようになり、子どもの話を聞く時間が多くなるでしょう。

周りへの興味も増し、「あれなあに?」「どうして?」といった疑問を持つようにもなります。これは、子どもの言葉の知識や語彙数を増やすチャンスです。質問や疑問にはていねいに答え、子どもの言葉の世界を広げてあげましょう。

体力がつくことでたくさんの遊びにふれることができる

2歳児は、食事量が増え体が大きく成長するとともに、体力がついてくるでしょう。動きが活発になり、体全体を使ったダイナミックな遊びができるようになる時期です。体力が有り余っており、寝かしつけに苦労しているという方もいるでしょう。

この時期は、室内遊びだけでなく、親子で公園で追いかけっこをする、散歩をするなど体を使った外遊びを取入れたいものです。

子どもはこれまでと違った遊びができることに喜び、突然走り出してしまうことがあります。公園の出入り口付近や道路などでは手をつなぎ、子どもが飛び出してけがをしないように注意しましょう。

記憶力や思考力が高まる

2歳になる子どもは、記憶力が高まり印象深い出来事をよく覚えていたり、記憶を頼りにごっこ遊びをしたりするようになります。また、思考力も高まり、自分で考えていろいろ試してみるようにもなるでしょう。

しかしながらこの時期は、まだ時間軸をはっきりと理解していないため、数日前のことを「昨日」といってしまうことがあります。子どもに時間を理解させるために、会話のなかに「明日」「おととい」など時間を示す言葉をいれるとよいでしょう。

「魔の2歳児」ともいわれる2歳児のイヤイヤ期とは

時期には個人差がありますが、2歳前後になるとイヤイヤ期という時期がはじまります。「魔の2歳児」ともいわれる時期です。納得できないことがあると「イヤ」といったり、激しい自己主張を繰り返したりと親を困らせてしまうでしょう。

イヤイヤ期は自我が目覚め、自分は親と違うものであると認識し、自分という存在を確かめようとするために起こるものです。また、イヤイヤ期を経て子どもは、思いどおりにならないこと、自分と他者では考えが違うこと、ルールがあるということを学びます。

成長過程で誰にでも起こることで、重要な行動であるため、上手く乗り越えられるように工夫しましょう。

イヤイヤ期を上手く乗り越える方法

イヤイヤ期は子どもの成長に重要なことと理解していても、毎日毎日、激しい自己主張に付きあうのはつらいものです。育児から逃げたいと思うこともあるでしょう。

ここからは、イヤイヤ期を上手く乗り越える方法を紹介していきます。ここで紹介することを参考にして、子どものイヤイヤ期と適切に向きあっていきましょう。

習いごとや稽古を受けてみる

社会の一員として生きていくための能力を身に付けるために、適切な習いごとや稽古を用意してあげましょう。

自己主張や反抗心が強くなるイヤイヤ期には、子どもが快適に過ごせる環境で習い事などをさせてあげることが大切です。子どもが快適だと感じる環境であれば、興味・関心が高まり、新しい可能性も見つけることができるでしょう。

毎日繰り返す業務を取入れる

イヤイヤ期だからと、子どもの反抗に付き合い、毎日こなすべき業務を疎かにしてはいけません。着替えや食事、遊んだあとの片づけなど毎日やらなければならないことをないがしろにすると、だらしない人間になってしまいます。

毎日繰り返す業務はしっかり取入れてください。毎日行うことに子どもが拒否反応を示すようであれば、何に不満を感じているのか、やり方が間違っていないか考え、改善しましょう。

誘惑で子どもをコントロールしない

わがままをいう子どもに疲れて、ついついお菓子やスマートフォンなどの甘い誘惑で気持ちを落ちつけようとする方もいるでしょう。これは、イヤイヤ期にやってはいけない行為です。

誘惑で子どもの気持ちをコントロールすると、自制心を育めないでしょう。誘惑で子どもの気持ちをコントロールしようとしている方がいれば、やめるようにしましょう。

子どもの成長に合わせた対応をしよう

ここまで、2歳児の発達の特徴やイヤイヤ期の乗り越え方などについて紹介してきました。

2歳児は、言葉の発達や記憶力・思考力の高まりなど目覚ましい成長を見せてくれる反面、イヤイヤ期を迎え、接し方に苦労することもあります。

2歳児のに発達の特徴を理解し、成長に合わせた対応をするようにしましょう。

「モンテッソーリ教育」とは?具体的な内容や実践方法をご紹介

「モンテッソーリ教育」とは?具体的な内容や実践方法をご紹介

子どもの資質 2024.02.27