お食い初めはどんな服装で行うべき?赤ちゃんと両親の衣装例をご紹介
お食い初めを行うにあたって、どのような服装がふさわしいか知りたいという方も多いのではないでしょうか。本記事では、お食い初めの概要や衣装について詳しく解説しています。赤ちゃんに何を着せればよいか悩んでいる方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。
「お食い初めって、何をする行事?」
「お食い初めの準備は、誰がするの?」
「子どものお食い初めの衣装について詳しく知りたい」
など、お食い初めを行うにあたって、何をすればよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、お食い初めの由来をはじめ、行う時期や場所などの基本的な事柄を紹介します。また、当日の服装についても詳しく紹介しているため、赤ちゃんの衣装や親の服装を決める際の参考にできます。
本記事を読むことで、「お食い初め」という行事に込められた意味が理解できるため、自分の子どもにどのような衣装を選べばよいかがわかるでしょう。
お食い初めの衣装をどのように選べばよいか悩んでいる方は、ぜひ、本記事を参考にしてください。
お食い初めの概要
「お食い初め」とは、食べものに関する赤ちゃんのための行事です。
この日の赤ちゃんには、大人と同じ料理が用意されます。ただし、まだ大人と同じものは食べられないため、箸を使って食べる真似をさせるのが昔ながらの習わしです。
ここでは、「お食い初め」の内容について詳しく見ていきましょう。
お食い初めの意味
お食い初めは、赤ちゃんが生涯食べるものに困らないことと、健康で長生きできることを願って行われる儀式です。
お食い初めで、赤ちゃんにも大人と同じお膳が用意されるのは、上記のような願いや祈りが込められているためです。
赤ちゃんに箸を使う真似をさせることから、「箸揃え」や「箸はじめ」と呼ばれることもあります。
お食い初めを行う時期
一般的に、お食い初めの儀式は赤ちゃんの生後100日を目途に行われます。そのため、お食い初めは「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれます。
ただし、お食い初めを行う時期に厳密な決まりはありません。
近年では、お宮参りとお食い初めを1回で済ませ、親戚が何回も集まる手間を省くというケースもあります。赤ちゃんとお母さんの体調や、家族の都合、日柄を考慮し、負担の少ない日程で行いましょう。
お食い初めを行う場所
お食い初めを行う場所についても、厳密な決まりはありません。自宅、料亭やレストランなど、参加する人が集まりやすい場所を選ぶとよいでしょう。
自宅で行うメリットは、周りの目を気にすることなく、家族水入らずでお祝いできることです。途中で赤ちゃんが機嫌を損ねてしまっても、慌てる必要はありません。自分たちで料理するため、出費を抑えられるというのもメリットの一つでしょう。
その一方で、自分たちですべての準備をする必要があるため、手間がかかることはデメリットになります。どうしても用意する時間が取れない場合は、お食い初め用の料理を宅配で手配するのもよい方法です。
料亭・レストランで行うことのメリットは、事前準備が不要なことです。お食い初め用の本格的な食器で、お祝いの料理を楽しめるでしょう。なかには、お食い初めの記念撮影をしてくれるお店もあるため、記念写真を希望する場合は、事前に確認することをおすすめします。
ただし、料亭・レストランで行う場合は注意が必要です。不慣れな環境で赤ちゃんが機嫌を悪くし、儀式が続けられなくなる可能性もあります。また、赤ちゃんが泣いてしまうことを想定して、できるだけ個室を選ぶようにしましょう。
お食い初めの赤ちゃんの服装
ここでは、お食い初めで赤ちゃんに着せる衣装について、詳しく見ていきましょう。
どのような儀式にしたいのか、かけられる予算によって、選ぶべき衣装は異なります。
伝統的な衣装も現代風の衣装も、どちらにもよいところがあります。それぞれの特徴を参考に、赤ちゃんのお祝いにふさわしい衣装を選んでください。
色つき小袖
本格的にお食い初めの儀式を行う場合は、色つきの小袖を着せるのが一般的です。「小袖」とは、現代の着物の原型となった丈の短い衣装です。
お食い初めに小袖を着ることには、同じ百日祝いとして行う「お色直し」が関係しています。
生後100日に満たない赤ちゃんは、古くから「神の子」であると考えられており、生まれた直後から白い産着を着せる風習がありました。
生後100日目に、はじめて色のついた服を着せることで、神の子から人の子になったことを祝っていたのが「お色直し」の儀式です。
この「お色直し」が「お食い初め」と兼ねて行われることから、お食い初めに色つきの小袖を着せるというのが伝統になったといわれています。
袴風ロンパース
「色つきの小袖を着せてあげたいけれど、値段が高くて手が出ない」「本格的なお食い初めのお祝いにしたいけれど、赤ちゃんの着心地にも配慮したい」という方におすすめなのが、袴風のロンパースです。
和装の雰囲気をしっかり出せる上に、着脱も簡単で、おむつ替えがスムーズにできるように配慮されています。
最近は、豊富なデザインのラインナップが用意されているため、好みのものを見つけやすいでしょう。
普段着でも大丈夫!
お食い初めで大切なのは、あくまで赤ちゃんの健康を願う気持ちと、これまで成長してくれたことへの感謝の気持ちです。その気持ちがあれば、特に衣装にこだわる必要はありません。
お出かけするときに着せるような、おしゃれで着心地のよい服を準備してあげましょう。
お食い初めのお母さんの服装
お食い初めを本格的に行う場合、赤ちゃんだけではなくお母さんの服装も準備が必要です。
実際に式に参加する招待客や、会場の雰囲気などを考慮して、式にふさわしい服装を選ぶとよいでしょう。以下で、和装・洋装それぞれについて紹介するので、ぜひ、参考にしてください。
着物
服装の統一感を出すために、赤ちゃんに和服を着せる場合は、お母さんも着物を着るとよいでしょう。正式な作法では訪問着を着ますが、厳密な決まりはありません。
授乳やおむつ替えなど、赤ちゃんのお世話で大変になるのであれば、あえて着物を選ぶ必要はないでしょう。
ワンピースやスーツ
お食い初めで、赤ちゃんの衣装を洋装にする場合や、レストランやホテルなどを会場にする場合は、お母さんの服装もフォーマルな洋装に合わせるとよいでしょう。
パンツドレスや、ゆとりのあるデザインのワンピースなどは、動きやすいアイテムです。心地よく儀式を行えるでしょう。
お食い初めのお父さんの服装
お母さんの服装と同様に、お父さんも式全体の雰囲気に合わせて服装を選ぶ必要があります。
参加者の顔ぶれや、その場の雰囲気に合った服装を考えて選びましょう。ここでは、お食い初めを行う際のお父さんの服装の例を紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。
スーツ
男性の場合は、スーツを着用するのが基本です。たとえ、赤ちゃんとお母さんが着物を着ていても、それに合わせて着物を着る必要はありません。
ただし、服装の格式は夫婦で合わせる必要があります。料亭やホテルなど、自宅以外でお食い初めを行う場合は、行く店の格式に合わせて礼服を着用しましょう。
カジュアルな服装でも大丈夫
赤ちゃんが普段着の場合や、自宅でお食い初めを行う場合は、普段使いのカジュアルな服装でよいでしょう。
あくまで主役は赤ちゃんなので、式全体の雰囲気を壊さないよう、ゲストや場所の格式を踏まえた服装を選ぶのがポイントです。
素材や色を赤ちゃんと合わせることで、全体的な統一感や家族の一体感を演出できるでしょう。
フォーマルな服装で素敵な思い出にしよう
お食い初めの服装については、赤ちゃんに合わせるのが基本です。厳密な決まりはないため、赤ちゃんの体調や機嫌などを見ながら、臨機応変に決めましょう。
また、お食い初めを自宅で行う場合と、お店で行う場合とでも、求められる服装は異なります。式を行う場所に合わせたコーディネートで、お食い初めの服装を選ぶのがおすすめです。
赤ちゃんとの素敵な思い出が残せるように、フォーマルな装いでお食い初めをお祝いしましょう。