生後1か月に急に寝なくなったときの原因は何?考えられる原因と対策を解説

生後1か月に急に寝なくなったときの原因は何?考えられる原因と対策を解説

「赤ちゃんが生後1か月頃から急に寝なくなった」という悩みを抱えている保護者の方も多いのではないでしょうか。本記事では、赤ちゃんが寝なくなったときに考えられる原因について紹介します。赤ちゃんの睡眠について詳しく知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

「生後1か月なのに、赤ちゃんが急に寝なくなった。どうして?」

 「急に赤ちゃんの寝かしつけが難しくなった。どのように寝かしつけたらよいの?」

 赤ちゃんは日々成長しています。しかし、あるときを境に、これまでと様子が変わってしまい、どのように対応していけばよいかわからなくなってしまう方もいるでしょう。

本記事では、生後1か月の赤ちゃんが急に寝なくなる原因や、赤ちゃんを寝かしつける方法などを紹介しています。

この記事を読めば、これまでよく寝ていた赤ちゃんが眠らなくなった理由が理解でき、効果的な寝かしつけを実践できるようになるでしょう。

生後1か月を迎えた赤ちゃんが急に眠らなくなり、心配や不安を抱えている方は、ぜひ、こちらの記事を参考にしてください。

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生後1か月に急に寝なくなった場合の考えられる原因

生まれたばかりの赤ちゃんは、1日のほとんどの時間を眠って過ごします。しかし、生後1か月頃になると、今まではよく寝ていた赤ちゃんが、急に眠らなくなることがあります。

生後1か月の赤ちゃんが急に眠らなくなる場合、何らかの原因があることがほとんどです。

ここからは、生後1か月の赤ちゃんが急に眠らなくなったときに考えられる原因について、詳しく見ていきましょう。

出典:赤ちゃんの睡眠|由美子クリニック

お腹が空いている

赤ちゃんが急に眠らなくなった場合、「お腹が空いて寝つけない」という可能性があります。

赤ちゃんが低月齢のうちは、一度にたくさんの母乳(ミルク)を飲むことができません。少しずつ飲むため、授乳のときに思ったように量を飲めておらず、お腹が空いて眠れなくなっている可能性があるでしょう。

また、赤ちゃんは成長が著しいことも注意すべきポイントです。日々成長しているので、昨日までの授乳時間や回数では、満足できなくなっている可能性があります。

活動時間を過ぎている

「活動時間」とは、赤ちゃんが起きて機嫌よくしていられる時間のことです。赤ちゃんが活動時間を過ぎて起きていた場合など、疲れすぎて眠れなくなっている可能性が考えられます。

赤ちゃんの機嫌がよい場合でも、興奮しすぎて眠れなくなっている可能性があるでしょう。

生後1か月の赤ちゃんの活動時間は、約40分~1時間とかなり短くなっています。赤ちゃんが急に眠らなくなったときは、活動時間を過ぎて起きていないか、興奮しすぎていないかチェックしてみましょう。

おむつが汚れている

赤ちゃんが寝てくれないときは、おむつをチェックしてみましょう。おむつが汚れた不快感で眠れなくなっている可能性があります。

うんちをしていた場合は、すぐに取り替えて、清潔な状態にしましょう。おしっこだけの場合も、蒸れていることが不快で眠れなくなっている場合があります。

どちらの場合でも、おむつが汚れていればすぐに替えてあげましょう。

お腹が張っている

授乳後、お腹が張っていることで、赤ちゃんが眠れなくなっている可能性もあるでしょう。

赤ちゃんは、母乳(ミルク)を飲むと同時に空気を飲んでしまってお腹に溜まったり、便秘でお腹が張ったりすることがあります。

赤ちゃんのお腹の張りを防ぐためには、授乳時の姿勢を工夫したり、授乳後にきちんとゲップさせたりすることが大切です。

また、赤ちゃんの便秘がなかなか解消しない場合は、小児科の受診を検討してみてください。

出典:こどものお腹(胃、腸①)|いたばしクリニック

体調不良の可能性

赤ちゃんが急に寝なくなったときは、体調不良で眠れなくなっている可能性があります。

まず赤ちゃんの体温を計って、発熱していないかチェックしてください。もし発熱していなくても、鼻水や腹痛などが原因で眠れなくなっている可能性があるでしょう。

急に寝なくなった赤ちゃんの体調不良が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診してみてください。

寝室温度が高い

お腹が満たされ、体調不良でもない場合は、赤ちゃんが寝ている環境が原因になっている可能性があるでしょう。

基本的には、赤ちゃんにおすすめの環境は、親が快適な環境で問題ありません。

ただし、寝ている赤ちゃんは布団のなかにいるので、親よりも1枚少ない枚数の服を着せるのが目安です。重ね着させすぎていると、冬でも汗をかいてしまい、赤ちゃんにあせもができてしまうこともあります。

寝室環境の目安は、夏期と冬期で異なるので、以下の数値を参考にしてください。

・夏期:外気より4~5℃低いぐらいの室温・50%前後の湿度

・冬期:20~25℃の室温・60%以下の湿度

出典:乳幼児の居住環境|東京都保健医療局

赤ちゃんを寝かしつける方法

赤ちゃんのなかには、すんなり寝てくれる子どももいれば、なかなか寝てくれない赤ちゃんもいます。なかなか寝てくれない赤ちゃんは、寝かしつけに時間がかかるので、親の時間が圧迫されることも多いでしょう。

ここでは、赤ちゃんがなかなか寝てくれないときの対応方法を紹介します。以下に挙げる寝かしつけの2つのコツを、ぜひ、実践してみてください。

不快要素を排除する

赤ちゃんにとって不快なことがないように、思いつくことは取り除いておきましょう。

お腹は 空いていないか、おむつは汚れていないか、寝室の温度や湿度は快適か、発熱やお腹の張りなどはないか、こまめにチェックしてみてください。

部屋が明るすぎたり、周囲の音が大きすぎたりしても不快になるので、部屋の照度を変えたり、周囲の音を遮断したりなどの工夫をしてあげましょう。

また、赤ちゃんに着せている肌着や服が刺激になり、不快感を与えてしまう可能性もあります。衣服に問題はないかチェックすることも大切です。

睡眠のルーティンを作る

赤ちゃんがスムーズに入眠できるよう、睡眠のルーティンを作って実行しましょう。睡眠のルーティンで重要なことは、赤ちゃんが起きている状態でベッドに寝かせることです。

低月齢の赤ちゃんは1日に何度も眠るので、掛布団をかける、電気を消すといった簡単なルーティンでも構いません。家庭やそれぞれの状況に合わせて、最適なルーティンを作ってください。

また、朝起きる時間や夜眠る時間を決まった時間にしてあげると、赤ちゃんの睡眠のリズムを作りやすくなるでしょう。

生後1か月では昼夜の区別がつかない

ある日突然、生後1か月の赤ちゃんの寝つきが悪くなったとしても、それほど心配はいらないでしょう。

生後1か月の赤ちゃんは、まだ睡眠のリズムをつかめていない状態です。1日に何度も寝たり起きたりを繰り返しているので、昼夜の区別がついていない赤ちゃんがほとんどでしょう。

個人差はありますが、遅くても生後4か月頃には、まとまった時間眠ってくれるようになります。それまで、少しずつ赤ちゃんの体内時計を整えてあげるとよいでしょう。

出典:0歳児から2歳児の発達過程|東京都教育委員会

出典:睡眠リズムの発達|文部科学省

昼夜の区別がつくまでの対処法

赤ちゃんの寝つきが悪くなる原因が、昼夜の区別がついていないことだとしても、夜通し起きていたり、寝たり起きたりを繰り返しているような場合は、対策が必要です。

ずっと目を覚ましている状態が続くことは、赤ちゃんにとって大きな負担になります。

ここからは、赤ちゃんが急に寝なくなったときにできる対策について紹介します。

以下に挙げる方法は、日常生活のなかですぐにできる対処法ですので、ぜひ、参考にしてください。

活動時間の調整

生後1か月の赤ちゃんは一日約14時間~17時間眠り、活動時間は約40分~1時間ほどです。(こちらでの活動時間は、赤ちゃんが機嫌よく起きていられる時間のことを指します。)赤ちゃんが活動時間を超えて起きていることがないよう、寝る前までの行動を調整しましょう。

活動時間を超過して起きていることは、赤ちゃんの体にとって大きな負担です。体が疲れすぎれば、気持ちも落ち着かなくなり、赤ちゃんはなかなか眠れない状況に陥ってしまいます。

そのような状況になる前に、親が調整してあげることが大切です。

姿勢をキープする

大人の場合、睡眠の途中で起きても、また寝直すことが可能です。しかし赤ちゃんは、寝ついたときと姿勢や環境が変わっていると、驚いて起きてしまいやすくなります。

赤ちゃんが寝ついたら、そのままの姿勢や環境をキープすることが大切です。

ただし、抱っこで寝かしつけた場合、ずっとそのままでいることは難しいでしょう。その場合は、抱っこ以外で環境を変えないようにすることをおすすめします。

スキンシップを増やす

赤ちゃんが眠れなくなるときには、不安な気持ちになっている場合が多いでしょう。そのような場合は、赤ちゃんが不安を感じないように、スキンシップをとる時間を増やしてあげましょう。

赤ちゃんの不安をなくすためには、ハグをしたり、頬をすり寄せたりするスキンシップがおすすめです。

離れたらすぐに起きてしまうような赤ちゃんであれば、心臓の鼓動が聞こえるような体勢でスキンシップをとってあげるとよいでしょう。

焦らず原因を探して寝かしつけよう

これまでは順調に寝てくれていた赤ちゃんが、ある日急に寝つかなくなってしまうことがあります。

そのようなときは、赤ちゃんに不快な要素がないかチェックし、快適な環境を整えてあげるのがおすすめです。発熱していないか、おむつは汚れていないか、何か刺激になるものはないかを確認し、寝室の環境の見直しを行いましょう。

赤ちゃんがあんしんして眠れるよう、焦らずに導いてあげることが大切です。

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