小5の自主学習はどうすればよい?ネタの見つけ方と教科ごとの具体例を紹介!

小5の自主学習はどうすればよい?ネタの見つけ方と教科ごとの具体例を紹介!

小5が自主学習する際に、ネタ探しをするポイントをご存知でしょうか。本記事では、学校で習っている国語・算数・理科の勉強や身近なところから、自主学習の具体例をご紹介します。小5の自主学習についてお困りの方は、ぜひチェックしてみてください。

「小5の自主学習って、何をやったらよいのかわからない」

 「自主学習のネタの見つけ方を知りたい」

 「自主学習ノートのまとめ方は合っているのかな?」

 多くの方が、自主学習の取組み方法について悩んでいるのではないでしょうか。

本記事では、自主学習の考え方にふれ、学校のドリルやテスト、普段身近にあるものを活用するポイントなど、国語・算数・理科の教科ごとに小5の自主学習の具体例を紹介しています。

この記事を読むことで、小5の子どもがどのように自主学習を進めたらよいのかがわかります。たとえ毎日自主学習が必要な場合でも、スムーズに自主学習のネタを見つけられるようになるでしょう。

自主学習のネタにお困りの方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

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学習習慣 2024.08.07

自主学習のネタの考え方

自主学習とは、子どもが自分でテーマを探して取組む勉強です。何を勉強するかは、子どもが自由に選べます。一般的な宿題は先生が計算ドリルや漢字ドリルなど勉強することを指示するため、性質が異なります。

自主学習は、学習習慣をつける目的で行われるため、どのようなテーマでも問題ありません。コツをつかめば、簡単にネタを探せるようになります。今回は、自主学習のネタ探しのコツをご紹介します。

好きなことや習慣を起点に考える

子どもが好きなことや習慣的に行っていることを、自主学習のネタに選んでみましょう。

たとえば、バイオリンを習っているのであれば、「練習中の曲が作られた時代背景」について調べることができます。英会話教室に通っているなら、「英語を母国語としている国」などがテーマになります。

サッカー部に入っているのであれば、サッカーのルールや強豪国を調査したり、自分が苦手なプレーとその改善点などをまとめたりすることもおすすめです。

料理が好きなら、レシピを調べて実際に作ってみましょう。感想とともにノートにまとめれば、自主学習となります。また、好きな食べ物の産地や季節などを調べると、食育にもつながります。

習慣的に行っていることをテーマにすると取組みやすいので、おすすめです。

日常の疑問点を起点に考える

自主学習のテーマは日常生活の意外なところにあります。 子どもは、日常的に「どうして?」という疑問点、不満、驚きなどさまざまなことを感じています。ほんの少しでも感じることがあれば、それを自主学習のテーマにしましょう。

・なんで家や窓は四角い形が多いの?

・なんで地域によって盛んな農産物が違うの?

・アリってどんな生きものなの?

・なんで、子どもは遊びたくなっちゃうの?

・なんで学校に行かないといけないの?

・なんでお腹がすくの?

・なんでゴミの分別は地域によって違うの?

・どうやってテレビの番組は作られているの?

・どうして天気がわかるの?

自分で調べたことを説明すると、勉強は楽しいものだと気づくようになります。

科目別の自主学習ネタまとめ

自主学習では、学校で習っている科目に沿ったテーマを選ぶこともできます。ただ授業を受けるよりも、知識や理解が深まる点がメリットです。好きな教科はもっと好きに、苦手な教科は少しずつ興味が出てきます。

普段、勉強している時、子どもが疑問に思っていることはあります。どんなことがネタにできるのか、探してみましょう。

小5向けの自主学習:国語

小5向けの自主学習のテーマを国語からご紹介します。国語のなかで取組みやすいのは、漢字や言葉の由来などです。

日本では、ひらがな・カタカナ・漢字の3種類の言葉を使います。いつも何気なく使っている言葉を掘り下げて調べると、普段の会話にも興味がわきます。日本語の奥深さにも気づくでしょう。

子ども自身が話す言葉を知ることは大切です。国語の魅力を発見してみてください。

漢字の成り立ちを調べる

成り立ちを調べることによって、漢字をイメージから覚えられるようになります。

漢字は、暗記に苦労したり、部首について苦手意識を持ったりする人も多いでしょう。部首にはすべて意味があるため、意味を理解することによって、漢字の意味をイメージで理解できます。

楽しみながら漢字を覚えたいなら、学んだ漢字であいうえお表を作成してみるのがおすすめです。何パターンも作って、漢字の音読みマスターを目指しましょう。

ものの数え方と由来を調べる

ものの数え方は、子どもも大人も不思議に感じることが多いです。

鳥が「1羽」でなぜうさぎも「1羽」なのでしょうか。本の表・裏両ページを「1丁」といいますが、お豆腐も「1丁」です。調べてみると、ほかにも面白い数え方があることがわかります。

珍しい数え方とその由来を調べると、意外な事実を知ることができます。調査を通して、国語の知識や教養を身に付けましょう。

新聞を要約する

自主学習におすすめなのは、新聞の活用です。新聞は、子どもにとって難しい言葉や文章が使われています。わからないことを調べることで、辞書を引く力が身に付きます。

ことわざや慣用句、四字熟語などを含めて多くの言葉が載っているので、語彙力を増やすことができるでしょう。気になる新聞の記事を探して、ノートにまとめてみてください。語彙力や論理的思考力、要点整理力、読解力なども身に付きます。

子ども新聞は、小学生にもわかりやすい書き方で時事を取上げたり、子どもの興味を引く話題が載せられたりしています。まずはこちらからはじめてみると、大人用の新聞に挑戦しやすいです。

小5向けの自主学習:算数

算数では、論理的思考力や計算力、空間把握能力などを使い、問題を解くため、知識の積み重ねが必要な科目です。理解不足のまま先に進んでしまうと授業のペースに追いつけなくなり、苦手意識が強くなる人が多いです。

2017年の調査によると、算数について小5の約50%が「とても好き」「まあ好き」と答えています。しかし、中学生になると、約30%に下がっています。自主学習を通じて、自分の興味がある角度から算数を学んでみましょう。算数を好きな気持ちを保ちやすくなります。

つまづいたところをどうしたらよいのか、日常生活のなかで算数に親しむ工夫にはどのようなものがあるのかを解説します。

出典:教科の好き嫌い、学校生活の満足度、学校教育に求めるもの|文部科学省

計算ドリルを繰り返す

算数の授業で使っている計算ドリルを有効活用しましょう。算数は、地道な計算練習が基本です。「1回解いたら計算ドリルは終わり」ではなく、何度も繰り返し解くことが効果的です。

小5でつまずきやすい単元は、「割合」「分数の計算」などが多いといわれています。それまでに習った足し算・引き算・かけ算を理解していないと、解くことはできません。

1年生~4年生までの計算ドリルを解くことで、算数力がアップします。5年生の単元への理解度も上がるでしょう。

テストで間違えた問題を分析する

テストで間違えた問題に注目すると、どこが理解できていないかわかります。授業では理解したつもりでも、テストの結果があまりよくなかったという経験はありませんか。

「理解したつもり」でずるずる過ごしては、今後も解くのに苦労します。同じ間違いを繰り返さないように、しっかりと分析して対処しましょう。わからないままにして放置せずに、苦手な問題は何度も解くことが大切です。

ナンバープレートで暗算する

外出先では、多くの車を見る機会があるので、ナンバープレートを活用して計算力を上げましょう。

目に入ったナンバープレートの数字を使って暗算してみてください。たとえば、「1234」なら、「1×2×3×4=?」などです。記号は、「+」「-」「×」「÷」を組み合わせても構いません。

「4つの数字を使って10にする」などのように、ゲーム感覚で解くと楽しいです。ぜひ親子でやってみてください。

小5向けの自主学習:理科

理科は、頭で考えるよりも、実験を通じて経験を積むことがおすすめです。

「これはどうなるんだろう」のように「なぜ?」「どうして?」という子どもの好奇心を伸ばせます。授業でも実験や観察をする機会はありますが、家庭の方がゆっくり時間をかけることが可能です。

親子で理科の謎を追求してみましょう。

動物が何を食べているか観察する

家族で動物園に行って、動物を観察してみましょう。

「どの動物がどのようなエサを食べているのか」「1日にどのくらいの量を食べるのか」「同じエサを食べている動物はいるのか」など多くのポイントが見つかるでしょう。

人間は、野菜や果物、肉、魚、加工食品などを食べています。しかし、すべての動物が人間と同じものを食べているわけではありません。

「なぜそのエサを食べているのか」「なぜそれだけで生命を維持できるのか?」を考えると、新しい発見につながります。

どのようなことでも気づいたらメモをして、まとめていきましょう。自分だけの動物図鑑ができます。

家電がどうやって動いているか調べる

エアコン、テレビ、電子レンジ、冷蔵庫など、家電はさまざまな種類があります。それぞれとても便利な機能がありますが、「身近だからこそ、なぜそんな風に動くのか考えたこともなかった!」という子どもは多いことでしょう。

どうしてリモコンを押すとエアコンがつくのか、冷房と暖房の仕組みはどうなっているのか、どのように風を起こしているのか、同じ家電でも疑問はつきません。

分解したり、動いている家電に触ったりといった危険なことは避け、便利な家電の不思議を調べてみましょう。

わからないことを放置せず学ぼう

「なんとなくわかったつもりでいる」ことは、実際には理解していないことが多いです。誰かに教えられるくらい理解できるまで、何度も解いたり調べたりすることが大切です。

小5の自主学習のネタは、身近なところに潜んでいるでしょう。普段何気なく目にしていたり、使っていたりするものにもさまざまな原理や仕組みで動いています。

自主学習は、どのようなことでもネタになります。子どもと一緒に、子どもの興味のあることを探してみてください。意外な発見が見つかるでしょう。

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