女の子の七五三はいつやればいい?お参りの時期と服装についてご紹介!

女の子の七五三はいつやればいい?お参りの時期と服装についてご紹介!

七五三を祝う年齢の数え方や衣装についてなど、七五三に関する疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。この記事では女の子の七五三を中心に、お祝いをする年齢や衣装について解説しています。こちらの記事を参考にして、素敵な思い出となる七五三のお祝いをしましょう。

「女の子の七五三の正装はどんなものだろう?」

 「七五三のお参りって数え年?それとも満年齢?」

 「人混みを避けたいけれど、七五三のお参りの時期をずらしても大丈夫?」

 七五三について、このような疑問や悩みを持つ方も多くいるのではないでしょうか。

この記事では、七五三を祝う年齢やその由来などについて解説しています。また、本記事を読むことで、お参りに行く時期や、衣装の基本的な知識についても知ることができるでしょう。

さらには、適切な準備の方法やお参りがしやすい時期を知ることで、スムーズに七五三を行うことが可能になります。

七五三が子どもや家族にとって、よき思い出となるよう、ぜひ、本記事を読んで参考にしてみてください。

男の子の七五三はいつ祝えばよい?お祝いの時期と服装についてご紹介!

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学齢別子育てガイド 2024.08.07

女の子の七五三はいつやる?

古来のしきたりでは、女の子の七五三は数え年の3歳と7歳にお祝いをしますが、最近では、満年齢で七五三のお祝いをするご家庭も多くなってきました。

普段の生活で年齢を記入する場面は多くあります。使用するのはほぼ満年齢です。一般的に数え年は、伝統的な神事(七五三や厄払いなど)や年忌法要(一周忌や七回忌など)で、使う機会が限られています。そのため、数え年に馴染のない人が増えているでしょう。

七五三のお祝いをする年齢のあれこれ

女の子は3歳と7歳で七五三のお祝いをします。5歳のお祝いをしない理由をご存知でしょうか。また、お祝いをする年齢は満年齢か数え年かで悩んでいる人もいらっしゃるでしょう。

ここからは満年齢と数え年や早生まれなど、七五三の年齢のさまざまな疑問について解説していきます。

祝う年齢は数え年と満年齢のどっち?

本来、七五三は数え年でお祝いをするのが正式とされていました。現在は、満年齢でもよいとされています。伝統を重んじるのであればお祝いは数え年で、そうでない場合は、数え年と満年齢のどちらでお祝いしても問題はありません。

満年齢で年齢を数えるときは0歳からスタートし、誕生日を迎えると1つ歳をとるという年齢の数え方です。数え年は生まれた歳を1歳とし、元日を迎えるとみんな一律で1つ歳をとるという考え方をします。満年齢に1歳を足した年齢が数え年と覚えておくとよいでしょう。

早生まれの場合はどう数える?

日本の学校制度では、4月2日~翌年4月1日の間に生まれた人たちは同学年です。生まれ年が違うので、4月2日~12月31日の間に生まれた人を遅生まれ、翌年1月1日~4月1日に生まれた人を早生まれといいます。

ひと家族のみで七五三をお祝いする際は、早生まれでも遅生まれでも、特に問題はありません。同学年のお友達と一緒に七五三を行いたい場合、遅生まれの子どもは満年齢で、早生まれの子どもは数え年で七五三をお祝いする必要があります。

女の子の七五三は3歳と7歳だけ

七五三をお祝いする年齢は、平安時代から続く「髪置きの儀」「袴着の儀」「帯解きの儀」という三つの儀式が深くかかわっています。

生後7日から丸坊主で育てた赤ちゃんが、髪の毛を伸ばしはじめる3歳に男女ともに祝うものが「髪置きの儀」です。

子どもが5歳ぐらいになるとはじめて袴を身に付ける「袴着の儀」を行います。江戸時代には、男の子だけの儀式になっていきました。

「帯解きの儀」は、大人と同じ着物を着ることを祝う儀式です。鎌倉時代にはじまり、室町時代には性別にかかわらず9歳で祝いましたが、江戸時代末期になると7歳の女の子を祝う儀式に変化しました。

上記の由来により、3歳は男の子と女の子、5歳は男の子、7歳は女の子を祝ってきましたが、必ずこの慣習どおりでなければならない、というわけではありません。

兄弟姉妹と一緒に七五三のお祝いをしたり、3歳のときに体調不良などでお祝いできなかったりして、女の子が5歳で七五三のお祝いをすることもあります。しきたりにとらわれず、ご家族にとってベストな時期にお祝いすることも大切です。

七五三のお参りはいつ行くべき?

現代では11月15日を目安にして、子どもの体調や家族の都合に合わせて七五三のお参りを行います。10月中旬~11月15日あたりが最盛期です。

ここからは、11月15日に七五三のお参りをする理由や、お参りの時期に関して押さえたいポイントなどについて、解説していきます。

七五三のお参りが11月15日の理由

七五三はもともと旧暦11月の吉日に収穫祭とともに行われていました。その七五三が、11月15日に行われるようになった理由にも諸説があります。

旧暦の11月15日は「二十八宿の鬼宿日」にあたり、鬼が出歩かないといわれていました。結婚以外のお祝いごとによい日とされているので、七五三を祝う日になったといわれています。

ほかには、歴史上で有名な偉人の子息が、5歳まで無事に育ったお祝いを、旧暦11月15日に行ったことに倣ったという説もあります。

お参りの時期をずらしてもいい?

お住まいの地域の気侯に合わせたり、神社が混雑する時期を避けたりする目的でお参りの時期をずらすことは、マナー違反にあたりません。

北海道や東北地方では、11月の半ばを過ぎると寒さが厳しくなりはじめるので、10月15日前後に七五三のお参りを行います。また、人出が多く混雑する時期を外して七五三のお参りをすることもあります。

七五三のご祈祷の期間を定めていない神社も多くあります。事前に確認しておきましょう。

お参りと祈祷は必ずセット?

七五三は子どもの健やかな成長を神さまに感謝するためのものです。ご祈祷はせずに、本殿を参拝して感謝の気持ちを伝えるだけでも、マナー違反ではありません。

大切なお願いがあるときや人生の節目にご祈祷を受けます。七五三は子どもの成長の節目です。特に避ける理由がなければ、ご祈祷を受けておくとよいでしょう。

七五三の女の子の衣装は着物だけ?

七五三の女の子の衣装は和装が一般的ですが、フォーマルなワンピースなどの洋装でも差し支えありません。

七五三のように特別な日でないと、着物を着る機会は少ないでしょう。しかし、着慣れない着物を着る子どもの負担や着崩れの心配、着付けの手間などを考えると、子どもの年齢によっては洋装の方がよい場合もあります。

子どもにとって無理がないような衣装を選んであげることも大切です。

3歳の着物

七五三の3歳の女の子の着物は「三つ身」「兵児帯」「被布」の三つがセットになっています。

三つ身は着物で、兵児帯は柔らかい素材でできた帯です。被布は首元が四角く空いたベストのような形で、着物の上から羽織ります。お腹まわりをすっぽりと隠すのが特徴です。

大人の着物のように、紐や帯で締め付けることがないので、着崩れの心配はほとんどないでしょう。

7歳の着物

七五三の7歳の女の子の着物は「四つ身」と呼ばれるもので、着付け方は大人の着物とほぼ同じです。

大人の着物と同じように、しっかりと着付けをしなければ、着崩れることもあります。着付けに慣れていない場合は、着付けを行っている美容院などに依頼する方が無難です。

また、7歳は、3歳や5歳の時期よりも大きく成長しているので、着物は大人っぽいものを選び、お姉さんらしさを演出してみるのもよいでしょう。

ワンピースやドレスも大丈夫

着物よりも普段着慣れた洋装がよいという子どもはいます。そのような場合は、フォーマルなワンピースやドレスでも問題ないでしょう。

ワンピースなどは着物よりも動きやすく、着付けなどの負担も少なくなります。また、和装よりも食事のしやすさや、トイレに行きやすいというのもメリットです。

おしゃれな七五三で女の子の成長を祝おう

女の子の七五三は、おしゃれな衣装を着せてあげたいというのが親心でしょう。普段は着ない着物を着れば、特別な日であることを実感できるのでおすすめです。また、洋装でもお姫様のようなドレスなどを着用すれば、とても華やかになります。

10月中旬~11月15日あたりに七五三のお参りに行くと、どうしても人混みを避けられません。時期をずらしてゆっくりとお参りするという選択肢もあります。

そのほか、同い年のお友達と一緒にお参りをすれば、子どもにとっては楽しい思い出になります。その際は、数え年などを考慮し、年齢が重なっている時期に日程を組むようにしましょう。

一生に一度の七五三が素敵な思い出になるよう、本記事の内容を役立ててみてください。

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