お金の勉強は小学生のうちからはじめるべき?必要性とやり方について解説
子どものお金の勉強をどのようにしたらよいか、ご存知でしょうか。本記事では、子どもにお金の勉強をさせる意味やタイミング、方法のポイントなどをご紹介します。子どもにお金の知識を身に付けさせたいと検討している保護者の方は、ぜひチェックしてみてください。
「子どもへのお金の勉強は、どうやってはじめたらよいの?」
「お金について、いつから教えた方がよい?」
このように、自分の子どもに対して、いつどのようにお金についての教育をすればよいか悩んでいるのではないでしょうか。
本記事では、お金の勉強をする必要性や教え方、タイミング、押さえるべき注意点、おすすめのアプリについて紹介しています。
この記事を読むことで、子どもに対してどのようにお金の教育についてアプローチしたらよいかわかります。また、どのようなタイミングで伝えるべきかも理解できるので、お金に関して教えるタイミングを計りかねている方も、スムーズに指導できるでしょう。
子どもにお金の教育をはじめたいと思っている方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。
子どものためのお金の勉強とは
子どもに生活力を身に付けさせるために、お金についての勉強は欠かせません。幼いうちからお金の使い方や管理方法、貯蓄方法を知ることで、大人になっても、お金の無駄づかいなどといった問題を防ぐことが可能でしょう。
また、生活に必要不可欠なお金とは何か、どのようにお金を使うべきかを理解すれば、娯楽にかけられるお金もわかるようになります。まずは「なぜお金の勉強をする必要があるのか」について把握させましょう。
お金の勉強の必要性
子どもが将来自立するためには、お金の計算方法や、増やし方などについても学習しなくてはなりません。他にも、生活設計に合わせて保険やクレジットカードなどの金融商品を適切に利用するなど、勉強すべきことはたくさんあります。
ここからは、お金の管理を適切に行うために、子どもへ理解させるべきポイントを解説していきます。
数や計算の概念を勉強できる
お金の勉強は、小学校の算数の授業から始まるので、少しずつ数や計算の概念が理解できるようになるでしょう。
ただし「1+1=2」と計算ができても、すぐに算数の勉強と「お金」が結びつけられる訳ではありません。そのため、1円玉が100枚集まると、100円玉1枚と同じ価値になることなどを教える必要があります。
加えて、スーパーで200円のお菓子を買う場合は、いくらの硬貨がいくつ必要であるか、はじめて買物をする子どもにはわかりません。税抜200円の商品であれば、消費税分のお金がないと買えない旨も教えることが大切です。
電子マネーが普及し、現金を持たないことが増えました。しかし、紙幣や硬貨を見せながら現金で買物をした方が、視覚的にわかりやすくなり、正しい金銭感覚が学べるでしょう。
何が本当に必要か判断できるようになる
子どもにお金について指導する際に、ものの価値や使い方、やりくりの方法などを判断できるようにさせるのがポイントです。
「ほしいから買う」という行為を繰り返していては、必要な時にお金が足りなくなるでしょう。所持金のなかから、使ってよい金額を考え、手もとに残ったお金は貯金するといったフローを子どもと決めてみてください。そのような経験をもとに、子どもはお金の運用方法を学びます。
クレジットカードやゲーム課金のやりすぎを防ぐ
クレジットカードや電子マネーが普及し、現金を使わず支払えるようになりました。これらは非常に便利ですが、硬貨や紙幣などが目に見えないまま簡単に支払えるので、使える金額を超えてしまうトラブルが増えています。
特に、子どもの間で多いトラブルはゲーム課金です。親が知らないうちに子どもがゲーム課金し、莫大な金額を請求されるケースがあります。
「お金を使ったら、その分のお金が手もとからなくなる」という当たり前の認識が、大人でも判断がつかなくなる可能性はあるでしょう。それを防ぐためにも、子どものうちからお金の勉強をすることが大切です。
お金の勉強をはじめるタイミング
日本のお金の勉強は、外国よりも遅れているといわれています。NISAや新NISAの普及により、投資が注目されるようになりました。
以前は、子どもの頃から投資に関する教育があまり普及していなかったので、大人になってから勉強している人が増加しています。
2008年以降、学習指導要領が改定されたので、小学生は家庭科で身近な消費生活について学ぶようになりました。ただし、指導する学校や教師によっては教育内容に差が出る可能性があります。そのため、親も子どもに、お金の教育をする必要があるのではないでしょうか。
以下で子どもにお金の教育をする際の、ベストなタイミングについて解説しますので、詳しくみていきましょう。
出典:文部科学省における金融経済教育の取り組みについて|文部科学省
お金が何かわかるようになったらはじめられる
未就学児や小学生になると、ごっこ遊びをしていくうちに、商品と引きかえに「お金が必要」ということを、気づきはじめる可能性があります。また、親と買物に行った際に、お金に関心を持つようになる子どももいるでしょう。
そこで、子どもの「なぜ?」という関心の対象にお金についての質問が出てくるようになったら、お金の勉強をはじめるチャンスです。ただし、子どもがお金に興味を持たないとしても焦る必要はなく、自主性を尊重して子どもがお金に興味を持つまで待ちましょう。
お金に興味を示したタイミングを逃さない
お金の教育は、小学校低学年がよいタイミングとされています。小学2年生で足し算・引き算・かけ算を通して、数字の概念を覚えていくので、知識を導入しやすいでしょう。
お金に興味を持ち、お金の価値を正確に理解できるようになったら、子ども1人で買物を体験させてみてください。実践によって、お金についての理解が深まります。
親はフォローしながら、子どもの成長を見守りましょう。子どもの成長段階に応じてお金の勉強を進めていくことが大切です。
お金の勉強の方法
お金の教育の必要性が理解できたら、「どうお金の勉強をしていくか」を考えましょう。
お金について教育するのは、簡単ではありません。「お金の教え方を間違えたらどうしよう」「どう教えたらわかりやすいか」「どうしたら楽しく教えられるか」と悩む方は多いでしょう。
ここからは、具体的なお金の教え方をご紹介します。ご家庭に合った教え方を実践してみてください。
お小遣い管理からはじめる
お小遣い帳などを利用した「お小遣い管理」は、今いくら持っているか、いくらまでなら使えるかといった収支を可視化して確認できます。
もし、ほしいものがある時にお小遣いが足りない場合は、自分で考えるよう促してあげましょう。「どうすればほしいものが買えるのか」を自分で考えることは、お金の価値を学ぶ時に役立ちます。
その上で、貯金について教えてみてください。1か月で貯められなければ、数か月かけて少しずつ貯めるなど、計画的にお金を管理する方法を理解することにつながります。
資産運用を題材に親も一緒に学ぶ
資産運用は、親子で勉強することがおすすめです。
2022年以降、高校生になると家庭科の授業で資産運用の学習が必修になりました。しかし、それ以前の親世代では、資産運用を学ぶ機会が少なかったという背景があるので、理解が不十分な可能性があります。
お金について勉強できるだけではなく、親子で話し合う大切な機会にもなります。どのような金融商品やリスクがあるかを一緒に確認してみてください。小額からはじめられる運用商品があるので、親子で実践してみましょう。
出典:文部科学省における金融経済教育の取り組みについて|文部科学省
アプリを使って学ぶなら「comotto ウォレット」がおすすめ!
アプリでお金の勉強をするなら、「comotto ウォレット」を利用してみましょう。
子どもに対してお金の勉強をすることの大切さを理解できても、具体的にどう進めればよいか悩まれる方もたくさんいます。また、お小遣い帳の記録や資産運用は、手間がかかり挫折してしまうこともあります。
そこで、子どもの興味を引きながら、お金の勉強もできる「comottoウォレット」がおすすめです。
「comottoウォレット」は、おうちで気軽にお金のはたらきを学べるアプリです。ご家庭でのお手伝いやおこづかい管理を通じて、お金の教育をはじめることができます。
詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。
小学生のうちからお金の勉強をはじめよう
お金の勉強をするなら、算数で数字の概念や計算方法を学ぶ、小学生からはじめましょう。「教えにくいから」「自分で学んでいけばよい」と考えていると、子どもが将来困ることになります。
子どもは、楽しいことや興味のあることに対しては、集中力が高いといわれています。まずは、お金に興味を持たせ、お金の管理を教えて行きましょう。親子で一緒に学ぶことは、良好な親子関係を築く上でも効果的です。
ここまで紹介してきた要点を参考にし、子どもがお金の勉強について、苦手意識を持たないようフォローしていきましょう。