イヤイヤ期にはどう対処したらよい?ダメな対応とよい対応をご紹介!

イヤイヤ期にはどう対処したらよい?ダメな対応とよい対応をご紹介!

「イヤイヤ期」とはどのようなものか、ご存じでしょうか。こちらの記事ではイヤイヤ期の子どもに対するよい対応やダメな対応、イヤイヤ期の心構えなどを紹介しています。子どものイヤイヤ期について悩まれている方、興味がある方はぜひ、こちらの記事を読んでみてください。

「子どものイヤイヤ期ってどういうもの?」

 「イヤイヤ期の子どもにどう接していけばよいの?」

 子どもには「イヤイヤ期」と呼ばれる時期があります。イヤイヤ期の子どもにどのように対応していけばよいか、疑問や不安のある方もいるでしょう。

本記事では、イヤイヤ期とはどのような状態をさすか、イヤイヤ期の子どもに対するよい対応やダメな対応を紹介します。この記事を読むことで、イヤイヤ期について理解が深まり、ダメな対応をせずに済むでしょう。

また、イヤイヤ期を乗り越えるための心構えも紹介しているので、どのような気持ちで子どもと接していけばよいかもわかります。

子どものイヤイヤ期が来ることに疑問や不安のある方、イヤイヤ期の子どもへの接し方に困っている方はぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。

なぜイヤイヤ期があるの?必要な理由と乗り越える対処法を紹介!

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学齢別子育てガイド 2024.09.06

そもそも「イヤイヤ期」とは?

「イヤイヤ期」とは、子どもの自己主張が強くなり、親のいうことを聞かなくなる時期のことです。「魔の2歳児」という言葉があるように、2歳前後でなることが多いでしょう。

イヤイヤ期の子どもは、親が何をいっても、「イヤ」と拒否してしまいます。親にとっては大変な時期ですが、イヤイヤ期は子どもの成長過程において重要な時期であることを、以下で確認していきましょう。

出典:イヤイヤ期はいつから?イヤイヤ期の対処法や接し方を解説|エナレディースクリニック

イヤイヤ期は大切な成長過程

「こうしたい」という自我が芽生えてくることで、イヤイヤ期がはじまるといわれています。しかし、その気持ちを上手く伝えることができないので「イヤ」という言葉で、表現してしまいます。

そのため、子どものイヤイヤ期については、順調に成長している証として受け止めることが大切です。子どもが「イヤ」という言葉ばかりいい続ける場合は、なぜいってしまうか、子どもの気持ちを考えてあげるようにしましょう。

避けるべきイヤイヤ期のダメな対応

イヤイヤ期は、子どもにとって大切な成長過程です。しかし、何かにつけて「イヤ」といわれてしまう親にとっては、そのことを理解していても、大変な時期になるでしょう。ときには、子どもに対してダメな対応をとってしまうこともあります。

イヤイヤ期の子どもに対してダメな対応をとってしまうと、子どもの成長の妨げになる可能性があるでしょう。

ここからは、イヤイヤ期の子どもへの対応として避けた方がよい、ダメな対応を紹介します。

頭ごなしに否定する

子どものイヤイヤに対して、頭ごなしに「ダメ」と否定しないようにしましょう。

親としては、子どものイヤイヤに「ダメ」といいたくなってしまうことがあります。しかし、「ダメ」といわれた子どもは自己主張の意欲を失う可能性があります。自分の気持ちや意見を、口に出していうことができなくなってしまうでしょう。

子どもを頭ごなしに否定するのではなく、なぜダメであるか理由を説明したり、お手本を見せてあげたりしてみてください。

具体的な指摘をしない

イヤイヤ期の子どもに難しい言葉で指摘しても理解できないので、具体的に指摘するようにしましょう。

たとえば「いい加減にしなさい」や「どうしてそんなことするの」と指摘しても、具体的ではないので、子どもにとって何がいけないかよくわからないでしょう。注意するときは何がいけないか、何をしてほしいか、具体的に指摘することが大切です。

また、ポジティブな指摘をすれば、子どもが前向きに受け取ってくれるので「○○しないで」ではなく「○○してね」と指摘しましょう。

脅していうことを聞かせる

いうことを聞かない子どもに対して、脅すような言葉は使わないようにしましょう。

脅すような言葉を使うと、イヤイヤ期の子どもであっても、いうことを聞いてくれる可能性は高いでしょう。しかし、脅す言葉は親への恐怖を抱かせ、親子の信頼関係を損なってしまうという懸念があります。

また、子どもは何がいけないかを理解していないので、親がいない場所では、同じようなことをしてしまう場合もあるでしょう。親の真似をして、誰かを脅していうことを聞かせようとするようになる可能性もあります。

子どもを置いて遠くへ行く

子どものイヤイヤが激しいときに、子どもを置いて姿の見えない遠くへ行くことは避けましょう。

子どもに少し落ち着いてほしいと親が考えていたとしても、子どもは親に見捨てられたと、不安や絶望を感じてしまいます。

イヤイヤの激しい子どもから少し離れて放っておくことは問題ありませんが、遠くに行くことはせず、近くで見守ってください。子どもの気持ちを代弁するように言葉にして共感を示してあげると、子どもは親に理解してもらえたと感じ、少しずつ落ち着くでしょう。

大人が感情的になる

子どものイヤイヤに対しては、感情的に叱らないようにしましょう。

わずか数回だけ親が感情的に叱ったとしても、子どもにはネガティブな気持ちが強く残ってしまう可能性があります。子どもが親の愛情を疑ってしまうようなことになりかねないでしょう。

イヤイヤ期の子どもへのよい対応

ここからは、イヤイヤ期の子どもへおすすめの対応を紹介します。

親にとって、いうことを聞かない子どもの相手は大変ですが、対応の仕方によっては、子どもの成長を促すことができるでしょう。

イヤイヤ期の子どもに対して、以下のような対応をするよう心がけてみてください。

子どもの言葉に寄り添う

イヤイヤ期の子どもは見境なくイヤといっている訳ではなく、何か理由があってイヤといっています。子どもの「イヤ」という言葉に対しては、「イヤなのね」と共感を示し、子どもの気持ちに寄り添うようにしましょう。

親が共感して寄り添うことで、子どもが少しずつ、何を嫌だと感じているか話してくれる可能性があります。子どもが気持ちを話してくれるまで時間がかかる可能性はありますが、無理させず待ってあげることも大切です。

時間にゆとりをもって生活する

子どもがイヤイヤ期の間は、普段の予定よりも15分程度の余裕をもって生活するようにしましょう。

忙しいときに子どもがいうことを聞いてくれないと、親の余裕がなくなってしまいます。忙しいからと、親が子どもの行動を先回りして行ってしまうことで、子どもの自立を妨げてしまう可能性があるでしょう。

イヤイヤ期の子どもが行動するには時間がかかると考え、普段よりもゆとりをもって行動するようにしてみてください。

自立心を尊重する

イヤイヤ期の子どもに対しては、子どもの「自分でやりたい」という気持ちを尊重しましょう。

子どもにやらせるよりも、大人がやった方が早いのは当然です。しかし、子どもがやりたがっているのに親が先回りしてやってしまうと、子どもの自立心を養うことができません。なるべく子どものやりたい気持ちを尊重して、やらせてあげることが大切です。

子どもに任せるには難しいことをやりたがっている場合は、途中まで手伝ってあげるようにしてください。最後の仕上げを子どもに任せれば、子どもは「自分でできた」という達成感を得られるでしょう。

スキンシップを心がける

イヤイヤ期の頃の子どもはまだ年齢が幼いので、必要なときはスキンシップをして、甘えさせてあげましょう。

親とスキンシップをすることで、イヤイヤが落ち着く場合があります。抱きしめてあげたり、手を握ったり、頭をなでるなどのスキンシップをしてあげてください。特に「いたずら」のような行動をしていたら、スキンシップを求めている可能性があります。

もしスキンシップをとっても状況が変化しない場合は、しばらく放っておいてください。少し離れてから再度スキンシップをとると、子どもが落ち着いてくれるでしょう。

イヤイヤ期を乗り越える心構え

ここまで、イヤイヤ期の子どもへのダメな対応やよい対応などを紹介してきました。しかし、イヤイヤ期の子どもへの対応方法を試行錯誤しても、思うようにいかないこともあるでしょう。

以下では、イヤイヤ期を乗り越えるために親はどのような心構えでいればよいか、紹介します。

イヤイヤ期の子どもへの対応に疲れたりイライラしてしまったりしたときは、これらの心構えを思い出してみてください。

理想をめざさず終わるのを待つ

イヤイヤ期の子どもに対してこうした方がよい、というのは一般的な理想です。しかし理想をめざすと子育てが厳しくなってしまうので、無理にめざすようなことはせず、イヤイヤ期が終わるのを待ちましょう。

イヤイヤ期は子どもの成長によって、いずれ終わります。イヤイヤ期の間が理想どおりにはいかなくても、子どもが元気に育ってくれていればよいでしょう。

子どもにルールを教える

子どもにはルールを教えていく必要がありますが、すぐにできるようになるという期待はしすぎないことが大切です。

イヤイヤ期の子どもにルールを教えても、すぐに実践できる訳ではありません。しかし、ルールがある場合も存在することは、教えておく必要があります。たとえばルールやマナーを守る必要のある公共の場では、子どもの行動を制限しながら、ルールを教えていきましょう。

教えたとおりに子どもができるようになるには時間がかかる可能性がありますが、根気よく教えることが重要です。

無理しないで一旦距離を取る

子どもが激しくイヤイヤしているときは、無理に近づこうとはしないで、一旦距離を取るようにしましょう。

子どもが激しくイヤイヤしているときは、相手をする親も疲れ、イライラしてしまいます。そのようなときは、無理に子どもに干渉したり、近くに居続けたりせず、距離を取ってみてください。

自分の心も大切にイヤイヤ期を乗り切ろう

イヤイヤ期は子どもの自己主張がはじまり、何に対しても「イヤ」と否定するようになる時期です。親子共々、行動がスムーズにいかなくなり、子育てに嫌気がさしてしまう可能性があります。

しかし、子どもの成長を考えて、辛抱強く子どもの反応を待つことが大切です。また、子どもに寄り添うことで、子どもの機嫌が緩和される場合もあります。子どものイヤイヤ期は成長することで終わりますので、冷静に行動してみてください。

この記事で紹介したイヤイヤ期の心構えを念頭に、子育てをする親側自身のメンタルも大切にして、無理をせず過ごすようにしましょう。

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