おしゃぶりはいつから使ってよい?使う際のポイントや卒業する時期について解説!
「おしゃぶり」の使い方をご存じでしょうか。この記事ではおしゃぶりをいつから使ってよいか、いつまで使ってよいか、使う際のメリットや気をつけたいことなどをまとめています。おしゃぶりを未使用の状態で、育児の負担が重いと感じている方はぜひ、参考にしてください。
「赤ちゃんにおしゃぶりっていつから使わせてよいの?」
「おしゃぶりって使った方がよい?」
このように、赤ちゃんのおしゃぶりを使うタイミングや、使った方がよいかどうかをわからない方もいるでしょう。
本記事ではおしゃぶりをいつから使ってよいか、使うことで得られるメリットを紹介します。この記事を読むことで、おしゃぶりを使える時期や使うことのメリットを知り、適切におしゃぶりを使っていけるでしょう。
また、おしゃぶりを使う際の注意点やいつまで使うべきかといったことも紹介しているので、おしゃぶりの使用に気になることがある方の疑問も解消するでしょう。
赤ちゃんにおしゃぶりを使いたいけれど、疑問や不安があるという方はぜひ、こちらの記事をチェックして見てください。
おしゃぶりはいつから使ってよい?
「おしゃぶり」は、ママの乳首と似た形で加工された部分を赤ちゃんにくわえさせる、育児用品です。赤ちゃんは、ちょっとしたことでぐずったり泣いたりすることがありますが、そのようなときにおしゃぶりをくわえさせると、落ち着いてくれるので便利です。
しかし、おしゃぶりをいつから使ってよいかわからない方もいるでしょう。おしゃぶりはいつから使えるか、どのように使うべきかを詳しく紹介します。
おしゃぶりは新生児から使える
おしゃぶりは、赤ちゃんが生まれてすぐの新生児の頃から使うことができます。
赤ちゃんは眠たくなったときに、授乳時と同じく何かをくわえるような状況になると、あんしんするといわれています。つまり、おしゃぶりをくわえさせれば、授乳時と近い状況になり、赤ちゃんがあんしんしてくれるという仕組みです。
使用する赤ちゃんの月齢ごとにおしゃぶりを選ぶ目安があるので、新生児に使う場合は、新生児用のおしゃぶりを用意しましょう。
必要に応じて使ってよい
おしゃぶりは、赤ちゃんのお世話をするママやパパが必要だと感じたときに、使うようにしましょう。
おしゃぶりを使うことで、育児が少し楽になります。育児の負担が大きいと感じたときは、おしゃぶりを使うとよいでしょう。
しかし、なかにはおしゃぶりを嫌がる赤ちゃんもいます。特に母乳で育てている赤ちゃんは、おしゃぶりを嫌がる可能性があります。赤ちゃんが嫌がったら、無理に使わないようにしましょう。
おしゃぶりを使うメリット3選
ここからは、おしゃぶりを使うメリットを紹介します。
おしゃぶりは育児を手助けしてくれ、育児の負担を軽減してくれるアイテムです。そのほかに、赤ちゃん自身に与えるメリットもあります。おしゃぶりを使うかどうか迷っている方は、こちらで紹介しているメリットを参考に、考えてみてください。
赤ちゃんが泣き止みやすくなる
おしゃぶりを使うことで、泣いている赤ちゃんが、簡単に泣き止んでくれるメリットがあります。
赤ちゃんは「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」があるので、口の周りにふれたものに吸いつこうとします。おしゃぶりをくわえるのも、この吸啜反射によるものです。従って、おしゃぶりをくわえると、赤ちゃんは静かになって泣き止んでくれます。
外出するときや、公共の場所へ出かけるときなど、赤ちゃんにあまり泣いて欲しくないときに使いましょう。
寝かしつけの負担が減る
おしゃぶりを使うことで、赤ちゃんが精神的にあんしんでき、ママやパパの寝かしつけが楽になるでしょう。
赤ちゃんがなかなか寝てくれなかったり、夜泣きをしたりしていると、ママやパパへ大きな負担がかかることがあります。そのようなときは、赤ちゃんにおしゃぶりを使ってみてください。
おしゃぶりをくわえれば、授乳のときと同じような精神的あんしん感を覚えるといわれているので、家事のために赤ちゃんのそばを離れたい際にも、役立つでしょう。
指しゃぶりの代わりになる
おしゃぶりを使えば指しゃぶりの代わりになるので、赤ちゃんが指しゃぶりをする心配がありません。
赤ちゃんはママのお腹のなかにいる頃から、指しゃぶりをしているため、生まれてからも眠いときには指しゃぶりをよくするでしょう。しかし、指しゃぶりをしていると噛み合わせが悪くなり、特定の言葉の発音が悪くなる可能性があります。
噛み合わせによっては鼻呼吸より口呼吸するようになり、風邪やインフルエンザといった病気にかかりやすくなるリスクもあるでしょう。
おしゃぶりを使う際に気をつけるポイント
おしゃぶりを使うことで赤ちゃんの寝かしつけが楽になったり、指しゃぶりの防止になったりする効果があります。しかし、おしゃぶりをずっと使い続けることや、手入れの仕方によっては、問題が起きることもあるでしょう。
ここからは、おしゃぶりを赤ちゃんが使う際、特に気をつけておきたいことを紹介します。
おしゃぶりの衛生管理を徹底する
おしゃぶりは赤ちゃんの口に入れるものであるため、常に衛生管理をし、適切に消毒しましょう。
おしゃぶりの消毒方法は、煮沸消毒・消毒液での消毒・電子レンジを使った消毒の3つの方法があります。
煮沸消毒する場合はおしゃぶりをよく洗い、水を入れた鍋のなかに入れて3~5分程度加熱しましょう。煮沸したあとは、自然乾燥させます。
消毒液で消毒する場合は、赤ちゃん用の薬液を使って消毒してください。商品の説明書を確認し、用法に従って消毒しましょう。薬液を作る手間や費用はかかりますが、哺乳瓶やおもちゃの消毒にも使えます。
電子レンジで消毒する場合は、専用の容器に入れて電子レンジにかければ終了です。専用容器が必要ですが、手軽に行えます。
ずっとつけることはしない
おしゃぶりは子どもが言葉を発するようになる1歳半頃を過ぎたら、少しずつ使う頻度を減らしていってください。
おしゃぶりを使い続けると、歯の噛み合わせが悪くなることがあります。また、おしゃぶりを口に入れたままでは話しにくいことから、子どもの発語の機会が失われる可能性もあるでしょう。
出典:おしゃぶりで噛みあわせが悪くなる!?おしゃぶりの長期使用は避けよう | 池田歯科クリニック
おしゃぶりはいつまで使ってよい?
おしゃぶりを使ってよい期間は、乳歯が生えそろう前までといわれています。おしゃぶりを使うと噛み合わせに悪い影響があるとされていますが、この頃までであれば、歯並びや、あごへの影響はあまりないとされているためです。
しかし、乳歯が生えてくる1歳半以降になると、おしゃぶりを使うことで嚙み合わせに悪影響をおよぼす場合があります。なるべく1歳半以降は、おしゃぶりの使用をやめるようにしましょう。
出典:赤ちゃんのおしゃぶりと歯並びは関係ない| アリビオ矯正歯科クリニック
出典:Q.おしゃぶりはいつごろまで使っていてもいいのでしょう? | 日本小児歯科学会
正しい使い方でおしゃぶりとつき合おう
ここまで、おしゃぶりについての有用性や、使用の際に注意しておきたい旨などを解説してきました。
おしゃぶりは便利な育児の定番アイテムですが、長期間使い続けると噛み合わせが悪くなり、病気にかかりやすくなる可能性があるといったデメリットも存在します。また、赤ちゃんの口のなかに入れるので、おしゃぶりの衛生管理も徹底しなければなりません。
泣きやすい時期の赤ちゃんを落ち着かせられるよう、用途を守り、おしゃぶりを有効に使っていきましょう。