夜泣きはいつからはじまっていつまで続く?原因や対処法についてご紹介!
夜泣きの頻度が高く、毎日睡眠不足でつらいというパパやママも多いのではないでしょうか。本記事では、夜泣きの理由や、いつから夜泣きははじまってどの程度続くのか、夜泣きが酷い際の対策方法などを紹介します。夜泣きで悩んでいる方はご覧ください。
「赤ちゃんの夜泣きってどうしてあるの?」
「いつから夜泣きははじまってしまうの?」
「夜泣きがおさまる方法はないかな?」
赤ちゃんの夜泣きが酷いと、親は睡眠不足になったり、泣き声が近所に迷惑をかけていないか心配になったり、心身ともに疲労してしまうこともあるでしょう。
本記事では、赤ちゃんはなぜ夜泣きをするのかや夜泣きはいつからはじまるのか、夜泣きの効果的な対策などを解説します。
この記事を読むことで、夜泣きの理解が深まり、夜泣きをしている赤ちゃんに対して何をするとよいのか、適切な対応方法もわかってくるでしょう。また、日々の生活のなかで事前にどのような準備をすればよいかも紹介しています。
夜泣きに悩んでいるパパ、ママはぜひ、ご覧ください。
赤ちゃんの夜泣きはいつからいつまで続く?
夜泣きは、個人差が大きく、数か月続く場合もあれば数日で終わってしまう子どももいるといわれています。夜泣きになると、お昼の間は機嫌がよくても、夜になると泣き出すこともあります。
夜泣きは一般的に生後6か月頃からはじまり、早い場合は生後3~4か月頃からはじまるでしょう。2歳を過ぎる頃になるとなくなるといわれています。
赤ちゃんの夜泣きの原因は?
夜泣きの原因は、日々の生活のなかで感じる刺激や不快感など、さまざまな要素があるので、原因を特定するのは難しいでしょう。
ここでは、夜泣きの原因と考えられている要素をいくつか取り上げていきます。赤ちゃんの夜泣きは、どのような理由が当てはまるか考えてみましょう。
睡眠リズムがまだ整っていないから
大人は浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を繰り返して眠りますが、赤ちゃんは大人よりもレム睡眠とノンレム睡眠の頻度が多いです。そのため、赤ちゃんは夜中に泣き出すこともあります。
赤ちゃんの睡眠では浅い眠りであるレム睡眠時に、ちょっとした刺激で目を覚ましやすいとされています。赤ちゃんは眠りたいのに目が覚めてしまった結果、眠くて夜泣きしている可能性があるでしょう。
出典:夜泣きが止まらない|医療法人社団 しのはら小児クリニック
日中の体験の刺激が夜まで残っているから
寝ている間、脳は日中の記憶を整理していますが、日中に受けた刺激が多すぎると脳が処理しきれず、混乱が生じます。
この混乱が夜中に不快感を引き起こし、赤ちゃんの夜泣きにつながることがあります。日中の過度な刺激を避け、リラックスできる環境を整えることが、夜泣きを減らす鍵となるでしょう。
体に不快感があるから
お腹が空いている、のどが渇いている、室温が暑いまたは寒い、おむつが汚れているなど、体に不快感がある場合も夜泣きの原因になります。
体に起こる些細な変化でも赤ちゃんは敏感になります。夜泣きを軽減するためには、些細なことでも気を配っておきましょう。
脳の発達が未熟で我慢ができないから
赤ちゃんの間は、前頭葉がまだ発達しておらず、自分の感覚のままに泣いてしまうため、夜泣きが起きることがあります。
人間の脳は、最初に「遊びたい」「起きたい」「食べたい」などの本能的な欲求に従う部分が発達します。その後、記憶や理解、思考などを司る「前頭葉」が徐々に発達していきます。
月齢が上がるにつれ、脳も成長していけば、夜泣きも自然と減少していくでしょう。夜泣きが終わるまで気長に待つ心意気で対応しましょう。
出典:情緒の発達|生馬医院
赤ちゃんの夜泣きの対処法
赤ちゃんの夜泣きへの対処は、眠ったあとの不快感が発生しないよう、あんしんして眠れる状況を作ることが大切でしょう。
夜泣きの原因も赤ちゃんによって異なるため、どのような方法がよいかここでチェックして対策を立てましょう。
眠る環境を整えてあげる
部屋の温度や湿度を快適に保つように心がけてください。エアコンや暖房を使って温度を調整するだけでなく、加湿器を利用して湿度も管理しましょう。
また、季節に応じて下着や服を調整することも重要です。薄着や厚着を適切に選び、特に寝るときに暑くなりすぎないように注意してください。暑すぎると、不快感から夜泣きにつながってしまう可能性があります。
衣類が濡れていたり、赤ちゃんが汗をかいていたりする場合は、体が冷えないようにすぐに着替えさせることも大切です。
眠る前の習慣を決める
眠る前の習慣を決めると「これをしたから寝る」と赤ちゃんが覚えてくれることがあります。その結果、赤ちゃんは眠いけれど何をしてよいかわからずにぐずることが減るでしょう。
たとえば、音楽をかける、歌を歌う、手遊びをする、絵本を読み聞かせる、その日の出来事を話してみるなど、取り入れやすいものから試してみてください。
寝る前に母乳は飲ませない
寝る前に欠かさず母乳を飲ませている場合、赤ちゃんの意識として「おっぱいを吸ってから寝る」という習慣がついて、母乳を与えないと赤ちゃんがなかなか寝ない可能性があります。
そのため、夜間に頻繁に起きて授乳する必要が出てくるでしょう。母乳で寝る習慣は作らないことをおすすめします。
生活習慣を整える
生活習慣が整うことで、赤ちゃんの睡眠リズムの発達に影響があると考えられています。夜泣きをして赤ちゃんの睡眠が足りていない日でも、毎朝同じ時間に起こすようにしましょう。カーテンを開けて日光を浴びると、体が目覚めやすくなります。
そのほか、食事や授乳、お風呂の時間なども規則正しくなるように一定に保つと生活習慣が整ってきます。昼間は散歩などに連れていき活発に活動すると、赤ちゃんも夜には疲れて眠りやすくなるでしょう。
しっかりと抱きしめてあげる
赤ちゃんはお腹のなかにいたときの状況に近づけると、あんしんして眠りやすくなるといわれています。あんしん感を与えられるように、しっかりと抱きしめてあげてみてください。
赤ちゃんがあんしんする体勢は個人差があります。おくるみで包みながら抱いたり、胸にぎゅっとくっつけて抱いたりするなど、赤ちゃんが気に入る形を探してみましょう。
抱っこしてゆらゆらと優しく揺らすと、赤ちゃんはスムーズに眠ってくれることもあります。ただ、激しく揺らすと赤ちゃんの脳がダメージを受ける可能性があります。強く揺らしすぎないように注意しましょう。
ストレスを抱え込まず夜泣きを乗り切ろう
夜泣きは、いつからはじまり、いつ終わるのかは赤ちゃんによってさまざまです。夜泣きの対策としては、ここで紹介した方法を試してみてください。
ただし、それでも改善しないこともあります。その場合は、あやし方、環境づくりなどが悪いと責めないことが大切です。ストレスを抱えるような考え方はせず、夜泣きは赤ちゃんの成長の一環として受け止めていきましょう。