赤ちゃんの2回食はいつからはじめる?おすすめの時間帯やはじめ方をご紹介!

赤ちゃんの2回食はいつからはじめる?おすすめの時間帯やはじめ方をご紹介!

1回食から2回食への移行の目安を知りたいと思っている方は多いでしょう。この記事では、1回食からの移行の目安や2回食のはじめかた、注意点などを紹介しています。1回食から2回食への移行の方法を知りたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

「2回食はいつからはじめればよいか」

 「2回食を実施するおすすめな時間帯はいつか」

 「2回食はどのように進めたらよいのか」

 赤ちゃんの2回食について、このような疑問や不安が浮かぶ方もいるのではないでしょうか。

本記事では、赤ちゃんの2回食に移行する時期の目安や、2回食のはじめかた、導入する際に注意しておきたいことを紹介しています。

この記事を読むことで、1回食から移行するタイミングや2回食の進め方が把握できます。これらの知識があることで、いつから2回食をはじめるかや、2回食の量など、2回食に対する不安が解消され、1回食からの移行をスムーズに進められるでしょう。

2回食へのステップアップを検討している方や2回食に関する不安を解消したい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

離乳食の2回食はいつからはじめればよい?

1回食から2回食へと移行する時期は、生後7か月頃といわれています。

一般的に離乳食をはじめるのは生後5~6か月頃です。そのため、離乳食スタートから1か月を過ぎた頃を目安に2回食への移行を検討するとよいでしょう。

ただし、離乳食の進み方には個人差があるので、1回食がはじまって1か月経ったから2回食にしなくてはいけないというわけではありません。2回食に移行しても大丈夫か見極める必要があるでしょう。

1回食から移行する目安

次に紹介するような状態が見られた場合、1回食から2回食へ移行するタイミングです。

・ぐずることなく離乳食を食べられている

・スプーンで食べることを嫌がらない

・上手に噛んで飲み込めるようになる

・食べむらがなく、一定量の離乳食を食べられている

食事中の赤ちゃんをよく観察して、2回食への移行のタイミングを見極めましょう。

赤ちゃんが2回食を実施するおすすめの時間帯

2回食を実施する場合、1回目を10時・2回目を15時と言ったように「午前1回・午後1回」というスケジュールが理想です。

このスケジュールにすることで、3回食への移行がスムーズになり、時間を決めてあげることで生活や排便のリズムが整います。具体的な時間は、食後の授乳のタイミングやお昼寝の時間などを考慮して決めてください。

また、食事の間隔は、胃腸にかかる負担の軽減や赤ちゃんが空腹感を覚え離乳食をしっかり食べられるようにするために4時間以上開けましょう。

さらに、新しい食材は何か起こった場合にすぐに病院に行けるように、平日の午前中に食べさせてください。

2回食のはじめかた

2回食に増えることで、赤ちゃんの胃腸には大きな負担がかかります。いきなり1回食と同じ量をあげたり、固いものを与えたりすれば消化できずに下痢や便秘といった症状が出る恐れがあるでしょう。そのため、慎重に進めていかなくてはなりません。

ここでは、2回食のはじめかたについて紹介していきます。ここで紹介することを参考に、食材の固さや食事の量の調整を行ってください。

流動食から徐々に固くする

2回食になる生後7か月頃は、舌と上あごで食材をつぶせるようになる時期ですが、いきなり固いものを与えてはいけません。ドロドロの流動食状のものからはじめ、徐々に指でつぶせるぐらいの固さにしていきましょう。

食材が固くなると、噛んで飲み込むのに時間がかかってしまう場合がありますが、食材を舌の奥の方に乗せ、しっかりモグモグ噛む練習をさせましょう。

舌でつぶせる程度の固さに調理する

食材は、赤ちゃんが舌でつぶせる程度の固さにしてください。固さの目安は、指で簡単につぶせる固さ、絹ごし豆腐程度の固さです。大きさは、つぶしたり、みじん切りにしたりして、3~5mmぐらいにしてください。

固さや大きさがよくわからないという場合には、市販のベビーフードを参考にしてください。また、この時期はさまざまな味や食感にふれさせたい時期です。無理のない範囲で、食材の量や味のレパートリーを増やしていきましょう。

量を1回食の3分の1にする

はじめての2回食は、1回食の3分の1の量を与えるようにしましょう。2回食に体が慣れてきたら徐々に量を増やしていくことが大切です。

2回食に完全に慣れてきた時期の、1回あたりの食事量は次のとおりです。

・炭水化物

米(お粥)や穀類(パンや麺など):50~80g

・ミネラル、ビタミン

野菜や果物:20~30g

・タンパク質

魚や肉:10~15g

豆腐:30~40g

卵:卵黄1~全卵3分の1

乳製品:50~70g

食べる量には個人差があります。この量が食べられなくても焦らず、赤ちゃんのペースに合わせてください。

出典:授乳・離乳の支援ガイド|厚生労働省

2回食を導入する際に注意すべきこと

離乳食が1回食から2回食に増えることは、赤ちゃんにとって新しい経験です。心身に負担がかかり、下痢や便秘といった、これまでになかった症状があらわれることもあります。

少しでも赤ちゃんにかかる負担を軽くするために、以下で紹介する注意点を守って2回食を進めるようにしましょう。

食材は急に増やさない

新しい食材を与える場合、まずは一口だけ食べさせるようにしましょう。一口食べさせてアレルギー症状が見られないようであれば、量を徐々に増やすようにしてください。

特にアレルギーの原因として知られている卵などは慎重に進めなくてはいけません。固ゆでした卵黄を少量与え、アレルギー症状が見られなければ量を増やし、少しずつ全卵を食べられるようにすすめてください。

また、同じ日に2種類以上の食材を試すのもやめましょう。同日に複数与えてしまうと、どの食材にアレルギー反応を示したのかわからなくなります。1日に1種類だけ与えるようにしてください。

ミルクや母乳の栄養も積極的に与える

2回食になったと言っても、離乳食だけでは栄養が不十分です。この時期は、栄養のほとんどを母乳やミルクから摂取しているので、離乳食を食べたあとに積極的に飲ませましょう。

母乳の場合は赤ちゃんが満足するだけ飲ませ、ミルクの場合は1回120〜160ml程度目安に飲ませてください。

ただ、離乳食の進み方やその日の食事の量などによって、赤ちゃんの飲む量は変化します。赤ちゃんが母乳やミルクを欲しがらなくても、心配する必要はありません。

赤ちゃんのペースを尊重する

これまで紹介したことはあくまで目安です。発達や好みには個人差があるので、離乳食は赤ちゃんのペースを尊重して進めることが大切でしょう。

赤ちゃんははじめての食感にふれると、違和感を覚え吐き出したり、上手く飲み込めなかったりします。食べるのに苦労しているようであれば、ゆで時間を長くしたり、食材を小さくつぶしたりして与えるようにしましょう。

もし工夫を凝らしても食べてくれないという場合には、赤ちゃんの体調が悪い可能性があるので、離乳食を休むことも考えてください。

赤ちゃんが食べてくれないことに疲弊した場合には、市販のベビーフードに頼ってもよいでしょう。

親子ともに無理なく2回食をはじめよう

ここまで、1回食から移行する目安や2回食のはじめかたなどについて紹介してきました。

上手に噛んで飲み込める、食べむらなく一定量を食べられるなど移行のサインが見られたら、今回紹介したことを参考に2回食にチャレンジしてみてください。

紹介した内容は、あくまで目安です。発達には個人差があり、紹介したとおりに2回食が進まないこともあります。離乳食のペースが上がらなくても無理せず、赤ちゃんのペースに合わせるようにしましょう。