赤ちゃんが寝返りをはじめるのはいつから?促す方法や注意するポイントを解説!

赤ちゃんが寝返りをはじめるのはいつから?促す方法や注意するポイントを解説!

赤ちゃんの寝返りには、運動機能の発達が関係していることをご存知でしょうか。本記事では、赤ちゃんが寝返りをはじめる時期やその兆候のほか、保護者ができる安全対策について解説しています。赤ちゃんの寝返りについて詳しく知りたい方は、ぜひ、参考にしてください。

「赤ちゃんは、いつから寝返りするのが普通なの?」

 「寝返りの練習はいつからどのようにすればよいの?」

 「寝返りがはじまったら、どんなことに気をつけたらよいの?」

 このように、赤ちゃんの寝返りについて、疑問や不安を抱えている保護者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、赤ちゃんがいつから寝返りをはじめるのかや、寝返りをする理由などについて、詳しく解説しています。

また、赤ちゃんに寝返りを促す方法や、赤ちゃんの安全のために保護者が注意すべきことについても紹介しているため、この記事を読むことで、赤ちゃんの寝返りについての理解を深められるでしょう。

その知識があれば、自分の赤ちゃんがまだ寝返りをしなくても、焦ることなく成長を見守れるようになります。

赤ちゃんが、いつ、どのように寝返りをはじめるのか知りたいという保護者の方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。

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赤ちゃんが寝返りをはじめるのはいつから?

多くの赤ちゃんは、生後5〜6か月頃に寝返りをはじめます。しかし、発達のスピードには個人差があるため、早い子では生後3か月、遅い子では生後10か月頃に寝返りをすることもあります。

寝返りができるようになるためには、運動機能の発達が必要です。運動機能の発達は、首すわり、寝返り、おすわりの順に進みます。

生後4か月頃までに首がすわっていれば、発達は正常とされているため、なかなか寝返りをしない場合でも、あたたかく様子を見守りましょう。

出典:子育てに関するQ&Aについて【身体の発達】|能代市

出典:首のすわり|一般社団法人大阪小児科医会

赤ちゃんが寝返りをはじめる兆候

赤ちゃんが寝返りをはじめるときには、いくつかの兆候があります。

赤ちゃんが自力で横を向くようになり、周囲の音やものに興味を示しはじめたら、寝返りをはじめる可能性は高いでしょう。

また、あお向けの状態で手足を活発に動かすことが増え、腰から下をひねって転がろうとする動きが増えるのも寝返りのサインです。

赤ちゃんがなかなか寝返りせず、いつからできるようになるのか、不安に思っている保護者の方は、赤ちゃんに上記のような様子がないか観察してみましょう。

赤ちゃんはなぜ寝返りをするのか

赤ちゃんが寝返りをする理由は、周りの世界への好奇心を満たすためです。寝返りをすることで、それまで上しか見えなかった赤ちゃんの視野が広がり、新しい視点から世界を見られるようになります。

視野が広がると、見たいもの、触りたいもの、やりたいことなどが増え、好奇心が育ち、心が豊かになります。

赤ちゃんが寝返りをしなくても心配ない

すべての赤ちゃんが同じように成長するわけではありません。そのため、いつから寝返りをはじめるのかは、個人差があります。

なかには、寝返りをせずに、「ずりばい」や「おすわり」をはじめる赤ちゃんもいます。これは、その子の興味や関心によって体の動かし方が変わるためです。

赤ちゃんは自分のペースで成長し、少しずつできることが増えていくため、焦らずに成長を見守ってあげましょう。

赤ちゃんの寝返りを促す方法

赤ちゃんに寝返りをはじめる兆候が見られたら、一緒に練習をはじめてみましょう。

ここでは、赤ちゃんが安全に寝返りできる環境を整え、周囲へ関心を引き出す方法について解説します。

また、保護者が赤ちゃんと一緒にできる寝返りの練習や、サポートの仕方についても紹介しているため、いろいろな方法を試しながら、赤ちゃんの寝返りを促してあげましょう。

寝返りをしやすい環境を整えてあげる

赤ちゃんが寝返りしやすいように、十分なスペースを確保しましょう。床に敷物を敷き、家具を移動させて、安全な環境を整えてください。

赤ちゃんに着せる服についても、伸縮性があり、上下にわかれているものを選ぶなど、動きやすさを重視しましょう。冬の寒い時期も、室温を高めに設定しておけば、厚着をさせる必要がなくなるため、赤ちゃんが動きやすくなります。

腰や背中を支えて動きをサポートする

赤ちゃんが体をひねっている様子が見られたときは、腰や背中をそっと支えてあげるとよいでしょう。このときのポイントは、押すのではなく、支えることです。支えることで、赤ちゃんは自分で体を動かす感覚を養えます。

なお、赤ちゃんが寝返りしたときに、体の下に手が挟まってしまった場合は、すぐに手を貸すのではなく、自分で抜くのを見守ってあげましょう。

赤ちゃん一人で手を抜くのが難しそうであれば、やさしく体勢を変えてあげてください。

おもちゃを使って注意を引く

赤ちゃんが興味を持ちそうなおもちゃを周りに置いてみましょう。赤ちゃんがおもちゃに向かって動くうちに、偶然寝返りできる可能性があります。

また、赤ちゃんから離れた位置で、音が出るおもちゃを鳴らしたり、いろいろな方向から赤ちゃんの名前を呼んだりするのも、寝返りのよいきっかけになります。

さまざまな方法を試しながら、赤ちゃんが意識的に寝返りできるまでサポートしてあげましょう。

体をひねる動作を練習する

赤ちゃんの機嫌がよいときに、体をひねる動きを練習させましょう。機嫌がよい時にひねる動きを練習させることで、赤ちゃんが体の使い方を覚えやすくなり、寝返りの成功が期待できます。

具体的なやり方は、以下のとおりです。体を回転させるときは、足と腕の両方をサポートしてあげましょう。

・赤ちゃんが向きやすい方に顔を向ける

・その向きとは反対の足を、もう片方の足の上に乗せる

・足を交差させ、ゆっくりと体を回転させて、うつ伏せにする

・体の下に入った腕を、やさしく抜く

ただし、赤ちゃんが嫌がるようであれば、無理に練習させる必要はありません。

赤ちゃんが寝返りした際に注意するべきこと

寝返りをはじめた赤ちゃんは、窒息、誤飲、転落の危険が伴います。

ここでは、赤ちゃんが窒息や誤飲しないために、保護者が注意するべきことについて紹介します。また、転落しないために心がけることについても解説します。

これらの注意点を押さえて、赤ちゃんの安全を守りましょう。

窒息しないようあお向けに戻してあげる

寝返りができるようになっても、赤ちゃんは長時間頭を上げておくことができません。特に、寝返りできるようになったばかりの赤ちゃんは、すぐにうつ伏せの状態に戻ろうとする傾向があります。

しかし、一度うつ伏せになってしまうと、自力では起きられないため、頭が下がって顔が寝具に埋もれてしまい、窒息してしまう可能性があります。

窒息の危険性をなくすため、赤ちゃんがうつ伏せになったら、すぐにあお向けに戻してあげましょう。

窒息しないよう周りに柔らかいものを置かない

赤ちゃんの周りに柔らかいクッション、布、ぬいぐるみを置かないようにしましょう。柔らかすぎると顔が埋まってしまい、窒息してしまう可能性があります。布団についても、適度な硬さのものを選びましょう。

また、掛け布団は薄手のものが適しています。これは、赤ちゃんの顔に布がかかっても、自分で払いのけやすいためです。

誤飲の危険があるものは片付ける

赤ちゃんが寝返りをはじめたら、誤飲に気をつけましょう。赤ちゃんは、手で触れるものを口に入れてしまうため、目を離した隙に、飲み込んでしまう危険性があります。

特に、硬貨、薬、ボタン、電池など、赤ちゃんの口に入りやすい大きさのものは、手が届く範囲に置かないように注意してください。

一般的に、大きさが直径39mm以内のものは、赤ちゃんが誤飲する可能性が高いといわれています。この数字は、子どもが大きく口を開けたときの目安です。

そのため、食品包装用ラップフィルムやトイレットペーパーの芯を通る大きさのものは、すべて危険と考えてよいでしょう。

また、「チャイルドマウス」を使うのもよい方法です。「チャイルドマウス」とは、子どもの口に入るものをチェックするための教材です。自治体によっては、母子手帳でも確認できるでしょう。

出典:こどもの事故防止について【チャイルドマウスをご存知ですか?】|多摩市公式ホームページ

出典:子どもの安全対策(チャイルドマウス、幼児視野体験メガネ)|行田市

転落の危険性を排除する

赤ちゃんをベビーベッドに寝かせるときは、ベッドガードを上げたままにしておくことを忘れないようにしましょう。

ベビーベッドを使わない場合は、床にマットを敷いて寝かせると安全です。ソファで寝かせる必要がある場合は、常に近くで見守り、目を離さないようにしてください。

大人と同じベッドで寝る場合は、取り付け型のベッドガードを使用して、寝返りによるベッドからの落下を防ぎましょう。

安全に十分配慮して赤ちゃんの寝返りを見守ろう

赤ちゃんは、生後5〜6か月頃に寝返りをはじめるのが一般的です。

しかしながら、赤ちゃんの成長には個人差があるため、必ずしもその月齢で寝返りをしなければならないというわけではありません。

そのほかの成長が順調であれば、寝返りできるようになるまで、多少時間がかかっても問題はないでしょう。

ただし、寝返りがはじまったあとは、さまざまなリスクが出てくることには注意が必要です。窒息、誤飲、転落のリスクが高くなるため、赤ちゃんにとって危険なものはできるだけ遠ざけるようにしてください。

ぜひ、本記事を参考に、赤ちゃんがあんしんして寝返りできるような環境を作ってあげましょう。

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