子どものお小遣いはどう渡すべき?お手伝い表を導入する方法を解説!
お手伝いの報酬として、子どもにお小遣いを渡すことに不安を感じていませんか。本記事では、報酬制のお小遣いのメリットやデメリットについて解説しています。この記事を読めば、子どもが自立したときにお金を無駄遣いしない習慣も身に付けられますのでぜひ、参考にしてください。
「お手伝いを習慣化するにはどうすればよい?」
「お手伝いは何歳ぐらいからはじめられる?」
「報酬制のお小遣いのメリットやデメリットを知りたい」
どういったタイミングでお手伝いやお小遣いをはじめればよいか、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。また、報酬制のお小遣いをはじめたものの上手くいかず、お困りの方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、子どものお手伝いをはじめる時期やお小遣い表の上手な活用方法を紹介、報酬制のお小遣いのメリットやデメリットについても解説しています。お手伝いやお小遣いを通じて、生きていく上で必要な知識や知恵を育むことも可能です。
子どもがお金の大切さやお手伝いの楽しさを学べるように、この記事を参考にしてみてください。
お手伝い表を導入する年齢
簡単なお手伝いなら1歳頃からはじめられます。お手伝いをはじめたタイミングで、お手伝い表を導入してもよいでしょう。ただし、2~3歳でイヤイヤ期に突入してしまうこともあります。
イヤイヤ期に入ると、お手伝いをしてもらうこと自体が難しくなることも考えられます。そのような場合は、無理に続ける必要はありません。子どもの成長を待ち、落ち着いてから仕切り直しましょう。
子どもがお手伝いを続けたいと思えるように、楽しく取組めるようにすることが大切です。
お手伝い表の作り方
どのお手伝いをすれば、どれだけのお小遣いをもらえるかをわかりやすくするために、お手伝い表を作ってあげるとよいでしょう。
子どもが楽しんでお手伝いできるようにするには、どのようなお手伝い表を作ってあげればよいかを解説していきます。親子で話し合いながらアレンジを加えて、子どもに合ったお手伝い表を作ってみてください。
簡単なお手伝いで優しく導入
お手伝い表には、子どもができるようになったお手伝いを加えておきましょう。ハードルを低く設定してあげることで、子どもは達成感を味わえます。
達成感を味わうことで、子どもはもっとお手伝いをしたいという気持ちが膨らみます。子どものやる気を引き出す工夫をすることが大切です。
あげたお小遣いを視覚化する
お手伝いを1回したら、お手伝い表にシールを貼っていくというルールを作りましょう。さらに、お小遣いをもらえるシールの枚数も決めておきます。
このようにすることで、子どもがお手伝いをしてくれた回数と、あげたお小遣いを視覚化することが可能です。成果を目に見えるようにすれば、子どものやる気にもつながります。
小学校に上がるまでの子どもであれば、シールをお気に入りのキャラクターにするなど、お手伝いを続けられるような工夫をしてあげましょう。
お手伝い以外も表に混ぜてみる
子どもが自然にお手伝いをできるようになってきたら、お手伝い以外の項目を入れてみましょう。たとえば、「ゲームの時間を1時間以内にする」「学校から帰ったらすぐ宿題をする」など子ども自身にかかわる項目です。
達成感を得ることで、子どもが自然と取組むようになる可能性が期待できます。
お小遣いを報酬制にするメリット
お小遣いを報酬制にすることで、大人になって自立した生活を送るときに必要な知識や習慣を身に付けることができます。
金銭管理の習慣などは一朝一夕には身に付きません。子どもの頃からじっくり取組む必要があります。また、家事のお手伝いで効率のよい方法を発見できれば、大人になってからも役立ちます。
ここからはそのようなメリットについて詳しく見ていきましょう。
お金の大切さがわかる
労働に対する対価としてお小遣いをもらうことで、働くことの疑似体験ができます。また、努力して得たお小遣いは、子どもにとって特別なものです。お金は湧いて出てくるものではないことを理解するきっかけにもなります。
自分の力で手に入れたお小遣いだからこそ、お金の大切さを実感するでしょう。お金の大切さがわかれば、無駄遣いも減っていきます。
金銭管理の習慣が身に付く
お小遣いをどのように使うかを考えることで、金銭管理の習慣が身に付きます。
ほしいけれど高くて買えないものがあった場合、貯金することの大切さにも気づけるでしょう。計画的にお金を使う習慣を身に付けておけば、大人になってからも大いに役立ちます。
積極的にお手伝いをするようになる
お手伝いをするとお小遣いをもらえるので、子どもは積極的にお手伝いをするようになります。その際、お手伝い表にしてほしいお手伝いを書いておけば、自主的に取組むことが可能です。
最初はお小遣い目当てだったお手伝いも習慣化できれば、最終的にはお小遣いなしで自然にできるようになるでしょう。
生活力が向上する
さまざまな家事を体験し、労働の対価を得ることで、子どもは実社会を疑似体験することが可能です。実社会を疑似体験することで、子どもの生活力の向上を期待できるといわれています。
お手伝いを責任持ってやり遂げることで、責任感が芽生えます。家事は子どもが将来、自立した生活を送るために役立つでしょう。また、大人になって自分の収入だけでやりくりするには、金銭管理の習慣を身に付けておく必要があります。
お小遣いを報酬制にするデメリット
お小遣いを報酬制にすることのデメリットとして、無償で困っている人を手助けする精神が育ちにくいことがあげられます。
また、子どもは学年が上がっていくと、勉強や部活などが忙しくなっていく傾向があります。そのため、お手伝いの時間が減ってしまい、お小遣いを稼ぎにくくなるということもデメリットの一つです。
こういったデメリットにどのように対処していけばよいかを考えてみましょう。
お金をもらえないと動かなくなる
安易にお手伝いに対する報酬制を取り入れてしまうと、お金をもらえなければ何もしないという思考に陥る可能性があります。
お手伝いは「お小遣いをもらうためのもの」という考えを根付かせないためには、お手伝いの意味や目的について、家族でしっかり話し合うことが重要になります。
子どもが忙しくなるとお小遣いを稼げない
お手伝いをした対価としてお小遣いを渡すという方法は、勉強や習いごとで子どもが忙しくなると、お小遣いを稼げなくなるデメリットがあります。
お手伝いをする時間を取れない場合は、お小遣いを定額制に変更してあげましょう。その上で、お手伝いをすればプラスアルファでお小遣いをもらえるようにするなど、臨機応変に対応していく必要があるでしょう。
アプリを使った知育教育もおすすめ
アプリを使ってお手伝い表やお小遣いなどの管理をする方法もあります。報酬制のお小遣いの管理にぴったりなアプリが「comottoウォレット」です。
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子どもの発育や個性に合わせてお小遣いをあげよう
ここまで、お手伝いとお小遣いについて解説してきました。子どもがお手伝いをして、その対価としてお小遣いをもらうことで、学べることはたくさんあります。
その反面、報酬型のお小遣い制は、お小遣いをもらえないとお手伝いをしなくなるといった、デメリットがあることも忘れないようにしましょう。
子どもの様子をしっかりと観察しながら、上手く軌道修正をしていくと、考えられるデメリットを軽減することも可能です。将来必要な知識や習慣を身に付けるために、子どもの発達や個性に合わせた方法を模索しましょう。
子どもが将来お金で困らないよう、親子で話し合いを進めてみてください。