生後1か月の赤ちゃんに適したミルク量は?ミルクの計り方や与えるコツを解説!
生後1か月の赤ちゃんのミルク量が心配になることはないでしょうか。この記事では生後1か月の赤ちゃんに適したミルク量の目安や飲めているサイン、ミルク量の決め方、ミルクをあげるときの注意点などを紹介します。適したミルクについて知りたい方は、こちらを読んでください。
「生後1か月の赤ちゃんのミルク量ってどのくらい?」
「赤ちゃんが満腹になったかどうかわからない。満腹になったサインってあるの?」
赤ちゃんは、自己主張をすることができないため、上記のような不安や疑問などがあるでしょう。
本記事では、生後1か月の赤ちゃんに適したミルクの量の目安や、十分にミルクを飲めているか見わけるサインを紹介しています。この記事を読むことで、生後1か月の赤ちゃんのミルク量を把握し、きちんと飲めているか確認できるようになるでしょう。
また、ミルクをなかなか飲んでくれない赤ちゃんにミルクを飲ませるコツや、ミルクをあげる際の注意点なども紹介しているので、実際にミルクをあげるときに役立ちます。
生後1か月の赤ちゃんのミルク量が心配な方、赤ちゃんがなかなかミルクを飲んでくれないと心配な方は、ぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。
生後1か月の赤ちゃんが飲むミルク量の目安
生後1か月の赤ちゃんが飲むミルク量の目安は、1回の授乳で約100mlです。
赤ちゃんが1日に飲むミルク量については、個人差が大きいことに注意してください。1日に約500mlしか飲まない赤ちゃんもいれば、約800ml飲むという赤ちゃんもいるでしょう。
赤ちゃんが十分なミルクを飲めているサイン
ミルクを与えている場合は、赤ちゃんがどの程度飲めているかわかりやすいですが、母乳の場合は、どの程度飲めているか正確な量がわかりづらいでしょう。その際は、赤ちゃんの様子を確認してみてください。
赤ちゃんが起きているときに機嫌よくしているようであれば、赤ちゃんは十分なミルクを飲めているでしょう。
しかし逆に赤ちゃんの機嫌がいつも悪く、ぐずっているようであれば、ミルクの量が足りていない可能性があります。
混合育児のミルク量測定は体重計を使う
母乳とミルクの両方を与える混合育児の場合、赤ちゃんに与えるミルクの量は、授乳する前と、したあとの体重の差から計算します。
赤ちゃんに母乳を与える前に一度体重を測り、母乳を与えたあとに体重をまた測ることで、どの程度体重が増えたか確認してみてください。
生後1か月であれば、ミルク量の目安は約100mlです。たとえば、母乳を与える前と与えたあとで、赤ちゃんの体重が50g増えていた場合、残り約50mlのミルクを与えるようにしましょう。
赤ちゃんにミルクを飲んでもらうコツ
赤ちゃんがミルクを飲むことを嫌がり、なかなか飲んでくれないことがあります。そのようなときは、何かミルクを飲みたくない理由があるでしょう。
たとえば、「ミルクの温度が嫌だった」「姿勢がよくない」「ミルクが飲みにくい」などの理由です。
ここからは、赤ちゃんにしっかりミルクを飲ませるためのコツを紹介します。赤ちゃんがあまりミルクを飲んでくれないときは、こちらのコツを参考に、与えてみてください。
赤ちゃんの上半身を少し起こして腕で頭を支える
ミルクを飲ませるときは、赤ちゃんを横抱きにして、赤ちゃんの頭や首を後ろから腕で支えてあげ、少し上半身を起こすようにしてあげましょう。
赤ちゃんの上半身を少し起こすことで、ミルクの誤嚥を防ぎます。空気が入ってしまうことも、防げるでしょう。ミルクをあげるときに赤ちゃんと目を合わせると、親子でコミュニケーションがとれます。
哺乳瓶をしっかり咥えさせ空気を飲ませない
赤ちゃんにミルクを与えるときは哺乳瓶を立てて、赤ちゃんの口のなかに深く咥えさせてあげてください。このとき赤ちゃんの唇を内側に巻き込んで、飲みにくくしてしまわないように注意しましょう。
哺乳瓶の乳首がミルクで満たされるくらいに傾けてあげると、空気を飲ませてしまう心配がありません。
もし哺乳瓶の乳首がつぶれてしまったり、ミルクが泡だったりしていると、赤ちゃんが飲みにくくなってしまいます。そうなった場合、乳首の形を戻したり、ミルクの泡が落ち着くまで待ったりしてからあげましょう。
手首にミルクを落として温度を確認する
ミルクの温度を確認するときは、手首の内側に少しミルクを落として、生温かい温度になるようにしましょう。
手首に落としたミルクが少し熱く感じたら、適温よりも高い可能性があります。もう少し冷やしてからあげるようにしてください。
手首にミルクを落とすときは、哺乳瓶の乳首を清潔に保つため、手首にふれないように注意しましょう。
さまざまなメーカーのミルクから好みを見つける
赤ちゃんがなかなかミルクを飲んでくれないときは、ミルクの味が気に入らない可能性があります。ミルクの味が気に入らないようであれば、さまざまなメーカーのミルクを試して、赤ちゃんの好みのミルクを見つけましょう。
しかし、ミルクをいくつも購入するのは大変です。試供品で試してみるのもよいでしょう。
また、ミルクに使っているお湯の味が好みでない可能性もあります。その場合は、ミルクを溶かすお湯やミルクの濃度を調整してみましょう。
赤ちゃんに求められてから授乳する
ミルクをあげるタイミングには目安がありますが、必ずそれを守る必要はなく、赤ちゃんが欲しがるようになってから授乳するとスムーズに飲んでくれるでしょう。
もし目安の時間になる前にミルクを欲しがるようなことがあった場合も、ミルクをあげて問題ありません。赤ちゃんのなかには一度にたくさん飲むのではなく、少しずつ飲む赤ちゃんもいるためです。ただし、1日のミルク量の目安を越えないように、調整してあげましょう。
ミルクを与える際に気をつけること
ここからは、ミルクを与える際の注意点を紹介します。
赤ちゃんが欲しがるからと際限なくミルクを与えようとしたり、利便性を追求しようとしたりするとよくない場合があります。こちらで紹介している注意点をしっかり覚えて、これらのことはしないように注意しましょう。
規定量を飲ませる
赤ちゃんが欲しがったとしても、規定量を超えるミルクを飲ませないように注意してください。
赤ちゃんは満腹中枢が発達していないので、お腹がいっぱいになったかどうか自分ではわかりません。そのため本当はお腹がいっぱいでも、ミルクを欲しがって泣いてしまうことがあります。
ミルクをあげたあと、まだ泣いていたとしても規定量を飲んでいれば問題ないと考えましょう。
ミルクは作り置きしない
ミルクの作り置きを赤ちゃんに与えると、細菌に感染してしまう可能性があります。
厚生労働省の「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」によると、ミルクは作ったあとすぐに与えることが望ましいとされています。もし一度に大量にミルクを作ってしまうと冷めるまでに時間がかかり、有害な細菌が増殖する可能性があるでしょう。
また、作ってから2時間以内に赤ちゃんが飲まなかったミルクは、廃棄してください。
出典:乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン|厚生労働省
製品の指示どおりに作る
ミルクを作る際は、製品の指示を見て、そのとおりの分量で作りましょう。
粉ミルクには計量スプーンが添えられていることが多いので、基本的にはその計量スプーンを使って作ります。目分量で量を決めたり、勝手に粉ミルクを増やしたり減らしたりしないようにしましょう。
安全に配慮して正しく授乳しよう
生後1か月の赤ちゃんが飲むミルク量の目安は約100mlで、1日のミルクの量は500~800mlになります。しかし赤ちゃんが飲むミルクの量は個人差があるので、しっかりミルクを飲めているかどうかは、個別に赤ちゃんの様子を確認して判断することが大切です。
もし赤ちゃんがなかなかミルクを飲んでくれない場合、何らかの理由があります。こちらの記事で紹介した内容を参考に、工夫して飲ませてあげましょう。