新生児は視力が非常に低い!月齢ごとの成長度合いや発育上気をつけることを解説!

新生児は視力が非常に低い!月齢ごとの成長度合いや発育上気をつけることを解説!

新生児や赤ちゃんの視力では、どの程度のものが見えるかご存知でしょうか。この記事では、赤ちゃんの月齢ごとの視力について、ものの見え方や視力チェックの方法、視力の発達を促す方法を紹介します。赤ちゃんの視力に疑問や不安のある方は、こちらの記事を参考にしてください。

「生まれたばかりの赤ちゃんって、目が見えないの?」

 「赤ちゃんが、ものが見えるようになるのっていつ?」

 など、赤ちゃんはいつから目が見えるようになるのか、知りたい方も多いのではないでしょうか。

本記事では、新生児から1歳頃までの赤ちゃんの視力について、月齢ごとの目安を紹介しています。

この記事を読めば、生まれたばかりの赤ちゃんには周囲がどのように見えているかや、月齢に応じてどの程度見えるようになっていくかなど、発達の過程が把握できます。

また、赤ちゃんの目の発達を促す際の注意点も紹介しているので、適切な方法で赤ちゃんの目をケアしてあげられるようになるでしょう。

赤ちゃんの月齢ごとの見え方を知りたい方や、赤ちゃんの視力のチェック方法を知りたい方は、ぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。

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学齢別子育てガイド 2024.10.04

新生児の視力は約0.01~0.02

新生児期の赤ちゃんには視力がほとんどないので、目を開いていたとしても、周りがハッキリとは見えていない状態です。

「生まれたばかりの赤ちゃんでも、ママだけは認識できる」ともいわれますが、その判断材料は視覚以外の情報と考えられています。

そのため、ママやパパが近くで声をかけたとしても、新生児期の赤ちゃんがその表情を読み取ることは難しいでしょう。

赤ちゃんの視力は、日を追うごとに少しずつ上がっていきます。月齢によって、ものの見え方が変わってくるので、以下で紹介する視力の発達の過程を参考に、日々の様子を観察してみましょう。

出典:562.赤ちゃんの視力はどのくらい|池袋サンシャイン通り眼科診療所

出典:赤ちゃんの視力|オハナこどもクリニック赤羽

【月齢別】赤ちゃんの視力の発達

基本的には、月齢とともに、赤ちゃんの視力は上がっていきます。

生まれたばかりの頃はぼんやりとしか見えなくても、1歳を迎える頃までには、両目を上手に使って、ものの形を捉えられるようになっているでしょう。

ここでは、赤ちゃんの視力の発達過程を紹介します。生後2か月~1歳まで、月齢ごとに特徴を紹介していますので、ぜひ、参考にしてください。

【生後2か月】追視がはじまる子もいる

「追視」とは、動くものを追いかける目の動きです。生後2か月頃になると、この動きができる赤ちゃんも多くなるでしょう。

また、この時期の赤ちゃんは、そばにいるママやパパと目が合うようになり、表情を読み取れるようになります。ママやパパが赤ちゃんをあやしてあげると、笑ってくれるような反応も見られるでしょう。

出典:#6 赤ちゃんの視力|かとうベビー&キッズクリニック

出典:見える・見る2|秋山こどもクリニック

【生後3か月】色や形がわかるようになってくる

生後3か月の赤ちゃんの視力は、約0.02~0.03といわれています。赤や緑などの色が見わけられるようになるのもこの時期です。

また、この頃から右目と左目で遠近感を把握する能力も発達しはじめるので、少しずつ、ものの形がわかるようになってくるでしょう。

出典:子どもの視力は、どれくらい?|竹ノ塚あおば眼科クリニック

出典:#6 赤ちゃんの視力|かとうベビー&キッズクリニック

【生後4か月~1歳】ピント調節や視線移動がスムーズになる

赤ちゃんの視力は、生後4か月頃で約0.04~0.08、1歳頃で約0.2~0.25になるといわれています。そのため、この期間は、赤ちゃんの視力にさまざまな変化が見られるでしょう。

たとえば、生後4か月頃の赤ちゃんの目は、赤や緑のほかに、青や黄色などの色も区別できるようになります。

また、生後6か月頃には、ものの輪郭がうっすらと見えるようになり、左右の目の動きにも協調性が出てきます。

生後8か月頃には、両目でしっかりと立体視できるようになるので、対象物との距離や、奥行き、上下左右なども、ほぼ正確に把握できるようになるでしょう。

そして1歳頃には、ピントを上手に調節できる程度の視力になっているので、視線を上下左右に動かして、目に入ったものをスムーズにつかめるようになります。

出典:562.赤ちゃんの視力はどのくらい|池袋サンシャイン通り眼科診療所

出典:441:赤ちゃんと大人の目の見え方って違うの?|医療法人社団東京みどり会新宿東口眼科医院

出典:#6 赤ちゃんの視力|かとうベビー&キッズクリニック

赤ちゃんの目の発達を促す2つの方法

赤ちゃんの視力を上げるためには、発達段階での適切なケアが大切です。

たとえば、発達の過程で適切な刺激が与えられなかった場合、赤ちゃんの視力の発達が進まない可能性があるほか、「弱視」になるリスクも生じます。

このようなことを防ぐためにも、赤ちゃんが視覚的に興味を持てるもので、視力の発達を促してあげましょう。

ただし、赤ちゃんの視力の発達のために避けた方がよい行為もあるので、以下でしっかり確認しておくことをおすすめします。

出典:562.赤ちゃんの視力はどのくらい|池袋サンシャイン通り眼科診療所

出典:おひさま 第19号~こどもの視力/幼児の視力 悪くならないためにできること|おくむらこどもクリニック

写真を撮るときはフラッシュを使わない

赤ちゃんに強い光を当てることは、発達途中の目に大きな負担をかける行為です。赤ちゃんの写真を撮るときは、フラッシュの使用に気をつけましょう。

赤ちゃんの目に強い光が当たってしまうと、疲れたり痛みを感じたりする可能性があります。

フラッシュを使ったことで、すぐに影響が出るわけではありませんが、連続して使用することには大きなリスクがあります。写真を撮るときは、自然光を利用したり、部屋を明るくしたりなど、工夫して撮るようにしましょう。

また、赤ちゃんが過ごす場所についても、できるだけ強い光を避けることが大切です。明るすぎず暗すぎない照明で、赤ちゃんの目を守ってあげましょう。

出典:赤ちゃんの目の健康を守るためにすべきこと|ひかる眼科

ディスプレイを見る時間は制限する

テレビやパソコン、スマートフォンなどのディスプレイも、赤ちゃんの目には好ましくありません。これらの機器のディスプレイを長時間見ることは、赤ちゃんの近視の原因になる可能性があります。

現代の生活で、これらの機器を完全に排除することは難しいので、「テレビをつけている時間を決める」「見終わったらすぐに消す」のような工夫は可能です。

赤ちゃんの目にとって、できるだけ優しい環境を作ってあげましょう。

出典:おひさま 第19号~こどもの視力/幼児の視力 悪くならないためにできること|おくむらこどもクリニック

出典:ゲームやスマホで斜視になる?|片桐眼科クリニック

ご家庭でできる赤ちゃんの視力チェック

ここでは、赤ちゃんの視力を、家庭で検査する方法を3つ紹介します。

普段から視力をチェックしておくことで、赤ちゃんの発達の度合いが確認できます。また、目の異常や病気があった場合にも、それらをいち早く発見することができるでしょう。

赤ちゃんの様子を見たり、おもちゃを使ったりなど、簡単な方法で視力チェックできるので、ぜひ、日々の生活に取り入れてみてください。

赤ちゃんの目が動いているか確認する

赤ちゃんの目にぎこちない動きが見られた場合、「眼筋麻痺」や「斜視」などになっている可能性があります。

このようなトラブルを防ぐためにも、赤ちゃんの目がきちんと動いているか、定期的に観察しましょう。

赤ちゃんの目が上下左右に動いているか、ものを追うことはできているかなど、よく観察してください。また、ものを動かしたときに、きちんとそちらの方に目を合わせられるかどうかも、しっかりと確認しましょう。

出典:赤ちゃんの目の検査と家庭でできるチェック方法|こんの眼科

音を出さずにカラフルなものを動かす

カラフルなおもちゃなどを用意して、赤ちゃんの目の前で動かすことでも、視力チェックが可能です。赤ちゃんの目が、きちんとおもちゃを追いかけているようであれば、問題はないでしょう。

なお、音が出るおもちゃは、このチェックには向いていません。赤ちゃんは目が見えていなくても、音がする方向に顔を動かしてしまうことがあるためです。

音が出ないおもちゃを用意して、正しい視力を確認できるようにしましょう。

赤ちゃんがものを見る様子を観察する

赤ちゃんは、目に異常があっても自分で訴えることができません。そのため、保護者がしっかりと観察することが大切になります。

たとえば、絵本を読むときに顔を異常に近づけていたり、目を頻繁に細めるような仕草や、瞬きが多かったりする場合は、注意が必要です。

また、赤ちゃんの片目を手でおおったときに嫌がらないか、横目でものを見ていないかといったこともチェックしましょう。

これらの様子が見られたときは、ものが見えにくくなっている可能性があります。

月齢に見合う視力がなく心配なら病院へ行こう

生まれたばかりの赤ちゃんは、ほとんど目が見えていない状態ですが、月齢が上がるにつれて視力は発達していきます。ママやパパの顔も見えるようになり、目でものを追って、形や色を判断できるようになっていくでしょう。

特に、1歳頃までは視力の発達が著しいので、この時期に適切な刺激を与えてあげることで、視力の発達を促せます。

しかし、知らないうちに目の問題が起こっていることもあるので、普段から赤ちゃんの様子を気にかけておくことが大切です。

視力チェックの結果、月齢に見合う視力が出ていないときには、できるだけ早く病院を受診するようにしてください。

出典:562.赤ちゃんの視力はどのくらい|池袋サンシャイン通り眼科診療所

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