出産祝いはなぜ贈る?贈るタイミングや金額の相場についてご紹介
出産祝いを贈る際、贈るタイミングや金額の相場などで悩むことも多いのではないでしょうか。本記事では、出産祝いの意味合いや適切なタイミング、出産祝いで喜ばれる贈りもの5選などを紹介します。出産祝いをいつ、何を贈るか悩んでいる方はぜひ、チェックしてみてください。
「出産祝いにはどのような意味があるの?」
「出産祝いはいつ贈ればよい?」
「出産祝いの金額の相場は?」
このように、出産祝いについて疑問や不明点をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、出産祝いを贈る意味合いや贈るタイミング、金額の相場を解説するほか、出産祝いで喜ばれる贈りものや避けるべきもの、熨斗(のし)紙の書き方も紹介しています。
この記事を読むことで、出産祝いを贈る際に気をつけるべきことや出産祝いに適した贈りものを把握できるため、スムーズにお祝い品を選べるようになり、適切なタイミングでプレゼントできるでしょう。
出産祝いを贈りたいと思っている方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。
記事のまとめ
- 出産祝いは、赤ちゃんの誕生を祝うとともに、出産を終えたママを労う意味で贈られるものである。
- 贈るタイミングは産後2~3週間後が一般的であり、1万円程度が相場だが、相手との関係性で変動する。
- 出産祝いでは、オムツや衣類、玩具などの実用品が人気で、刃物や日本茶など縁起の悪いものは避けるべきである。
出産祝いとはどんな意味合いで贈るもの?
出産祝いは、赤ちゃんへのはじめての贈りものであるとともに、出産という大役を終えたママを労う意味も込めて贈るものです。
出産祝いは、もともと妻の実家から赤ちゃんの祝い着を贈ったことがはじまりといわれています。昔は今よりも衛生状態がよくなかったため、赤ちゃんが無事に成長することは切実な願いでした。
現代でも、生まれた赤ちゃんを大切に思う気持ちは変わりません。出産祝いは、喜ばしい赤ちゃんの誕生を祝う気持ちの表れでしょう。
出産祝いを贈るタイミングは産後2~3週間後
出産祝いを贈るタイミングは、産後2~3週間後が一般的です。産後すぐは、母子ともにとてもデリケートな時期のため、避けましょう。
遠方に住んでいて直接お祝いを渡せない場合は、郵送にします。発送時期は、産後1か月程度までを目安にしましょう。
出産祝いの金額相場は1万円程度
さまざまな品物がある出産祝いですが、相場は1万円程度だといわれています。しかし、贈る相手との関係性によって金額は変わります。
出産祝いを贈る相手が身内であれば、相場より高めに金額を設定しましょう。友人・知人に連名で贈る場合は、関係性を問わず3,000~5,000円を目安にしましょう。また、贈り手が学生や20代、あるいは経済的に自立している場合でも相場は変わってきます。
出産祝いの金額については、こちらの記事でも詳しく紹介しているため、参考にしてみてください。
【5選】出産祝いで喜ばれる贈りもの
出産祝いでは、オムツやおしりふき、衣類など、実用的なものが贈りものとして人気です。オムツや衣類は何枚あっても困らないことから、喜ばれるでしょう。
定番の消耗品以外にも、赤ちゃんの玩具やママのための贈りもの、実用的なベビーグッズも紹介します。定番品以外も検討したい方は、参考にしてみてください。
消耗品
オムツやおしりふきなどの消耗品は実用性が高く、定番の出産祝いです。
華やかで可愛らしい見た目のオムツケーキは、ギフトに多く選ばれています。オムツを束ねてデコレーションしているため、すぐに使える実用性の高さも人気の理由です。
おしりふきを選ぶ際は、赤ちゃんの肌に優しいタイプがよいでしょう。水分を多く含み、汚れを拭き取りやすいしっかりしたものが人気です。
よだれかけや赤ちゃん用のタオルは、何枚あっても重宝するため喜ばれます。タオルはお風呂上がりやおくるみ代わりなど、さまざまな用途に使えるアイテムです。
赤ちゃん用の衣類
消耗品と並んで定番人気のお祝いが、赤ちゃん用の衣類です。さまざまな衣類がありますが、お祝いとしてプレゼントする場合は、お出かけ用のベビー服をおすすめします。
たまのお出かけや来客用に、かわいいベビー服があると活躍します。なかでもブランドのベビー服は、出産祝いとしての特別感も演出できるでしょう。
おくるみを贈る際は、季節に合った生地を選びましょう。春や秋は肌触りのよいコットンを、寒い時期はボアやフリースがおすすめです。
玩具や絵本
玩具や絵本も人気の贈りものです。ただし、赤ちゃんは玩具を口に入れたり、舐めたりするため、衛生面に配慮されたものを選びましょう。
絵本を贈る際は、赤ちゃんの目につきやすい、鮮やかな色合いの絵本がおすすめです。赤ちゃんが好む赤や黄、オレンジなどの暖色系や、白・ピンクなど、明るい色を用いたカラフルな絵本を選んでみてください。
ママのための贈りもの
出産を無事に終えたママへの贈りものとして、マザーズバッグや癒しグッズ、コスメなどもおすすめです。
アロマディフューザーや入浴剤などの癒しグッズを贈る場合は、赤ちゃんへの影響も考えて、香りが強すぎないものを選びましょう。
育児中は、ママは自分のケアを後回しにしてしまいがちでしょう。忙しい日々を送るママのために、少し高級感のあるスキンケアアイテムやコスメを贈りものに選んでみるのもおすすめです。
抱っこ紐や調理器具など実用品
抱っこ紐や調理器具など、日常生活で頻繁に使用する実用的なアイテムも出産祝いの定番です。
お散歩や検診など、赤ちゃんと出かける機会はどんどん増えていきます。お出かけに活躍する抱っこ紐は、実用性が高く喜ばれる贈りものです。
離乳食作りでは、野菜や果物をすりつぶすための調理器具が欠かせないため、ハンドブレンダーやレンジ調理可能な便利グッズなども贈りものとしておすすめです。
出産祝いで避けるべき贈りもの
出産祝いでは、縁起の悪いアイテムや大型のベビー用家具は避けた方がよいでしょう。
「縁を切る」を連想させるハサミや包丁などの刃物、弔事で配られることが多い日本茶などは縁起が悪いものとされ、贈りものには適さないといわれています。
また、相手からプレゼントのリクエストがあった場合を除いて、大型の家具は選ばないほうが無難です。ベビーベッドやベビーカーなどは、いきなり贈られても置き場所に困ってしまうため、注意しましょう。
出産祝いの熨斗(のし)紙の書き方には注意が必要
出産祝いに熨斗(のし)紙を付けるかどうかは送り主の自由ですが、あるとより気持ちが伝わります。ただし、熨斗紙の書き方にはルールがあるため、注意しましょう。
出産祝いにおける熨斗紙は、熨斗(のし)・表書き・水引・名入れで構成されています。ここでは、「表書き」の書き方と水引の結び方、名入れの書き方を解説します。
【表書き】の書き方
表書きとは、熨斗(のし)紙の上段中央に書くもので、贈りものの目的をさします。出産祝いの場合、御祝・御出産御祝・御安産御祝と書くことが一般的です。
「祝御出産」のような4文字は縁起が悪いとされ、避けられることもあります。また、表書きでよく見かける「寿」は、主に結婚祝いで書かれるものです。そのため、出産祝いでは使われないため、気をつけましょう。
【水引】の結び方
出産祝いの水引の結び方は、蝶結びが適切です。蝶結びは何度も結び直せることから「何度あっても喜ばしい」という意味が込められています。出産は何度あってもおめでたいことのため、水引は蝶結びで贈りましょう。
また、水引の色や本数にも注意が必要です。色はお祝いごとに使われる「紅白」や「金銀」にし、本数は5本のものを選びましょう。
【名入れ】の書き方
名入れとは、熨斗(のし)紙の下段中央に記載した贈り主の名前のことです。基本は、表書きよりも小さい文字で書きます。
夫婦で贈る場合は、夫をフルネームで書き、続けて左隣に、妻の名前のみを書きましょう。
会社内の連名の場合は、代表者を中心に書き、右から役職順に書いていきます。4人以上いる場合は「他一同」とまとめましょう。
友人同士で贈る場合も、代表者を中心に書いてから、50音順で右から書きます。同様に、4人以上の場合は「他一同」とまとめるようにしましょう。
出産祝いは適切な時期に適切なものを贈ろう
出産祝いは、赤ちゃんの誕生を祝い、出産を終えたママを労う気持ちを込めた贈りものです。出産はとても喜ばしいことですが、産後しばらくは母子ともにデリケートな時期でもあります。
出産祝いを贈る時期は、退院して生活が落ち着いてくる生後1か月までを目安にするとよいでしょう。
出産祝いの品物は、オムツやおしりふき、衣類などの実用的なものが多く喜ばれます。お祝いの品選びに迷ったときは、実用性の高いものを選ぶとよいでしょう。