新生児が泣く理由とは?子どもが泣き続ける場合の対処法も紹介!
新生児が泣き止まなくて、困っているということはないでしょうか。本記事では新生児が泣く理由や泣き止まないときの対処法などを紹介しています。新生児が泣いてばかりで困っている方、泣き止ませるための方法を知りたい方は、こちらを読んでみてください。
「新生児が泣く理由を知りたい」
「新生児を泣き止ませるにはどうしたらよいの?」
「新生児が泣いているときに、してはいけないことってあるの?」
新生児はよく泣くため、あやしたりなだめたりすることに疲れている方もいるでしょう。
本記事では新生児はなぜ泣くのか、理由を紹介します。この記事を読むことで、なぜ新生児がよく泣いてしまうのか理由を理解でき、泣く原因を解消してあげられるようになるでしょう。
原因を解消しても泣き続けるときの対処法や、なだめる際の注意点についても紹介しているので、泣き止まないときにすべきことや、してはいけないことがわかります。
新生児が泣きすぎと感じている方、あやすことに疲れを感じている方はぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。
記事のまとめ
- 新生児は泣くことが唯一のコミュニケーション手段であり、空腹や不快感を伝えるために泣くことが多いである。
- 泣き止まないときは、理由を探り、室温やオムツの確認を行い、適切な対処をするべきだ。
- 30分以上泣き続ける場合は病院を受診し、激しい揺さぶりは避けることが重要である。
新生児が泣くのは当たり前のこと
言葉をまだ話せない新生児にとって、泣くことはただ一つのコミュニケーション手段です。
ママやパパにしてほしいことがあっても、新生児は言葉で伝えることができないため、泣くことで訴えてきます。このため、新生児が泣くのは当たり前のことでしょう。
新生児は泣くことで「おなかが空いた」「オムツが気持ち悪い」などを伝えてくれています。ときには親の注意を引くために、泣いて訴えるようなこともあるでしょう。
もしも泣いてくれなかったらママやパパは困る
新生児が泣くことによって、ママやパパは新生児の状態に気づくことができます。
もしも新生児が泣かない場合、新生児のしてほしいことや異変に気づけない可能性があります。新生児が空腹だったり、オムツを変えてほしがっていたりしても気づけません。
泣くことで新生児の状態を知れるため、ママやパパは助かっている面があるでしょう。
【5選】新生児が泣く理由
新生児が泣くのはなぜか、考えられる理由を5つ紹介します。
新生児が泣くのは、何か理由がある場合が多いでしょう。そのため無理に泣き止ませるのではなく、理由を知って泣く原因を解消してあげる必要があります。
特に以下の理由で泣いている場合が多いため、新生児が泣いてしまった際は参考にしてみてください。
おなかが空いている
新生児は胃の容量が小さいため、頻繁におなかが空いたと泣くことがあります。
新生児が生まれたばかりの頃は、胃の大きさはサクランボ程度しかありません。少しずつ大きくなってはいきますが、生後1か月でも卵程度の大きさです。この大きさでは、一度にたくさんのミルクや母乳を飲むことはできません。
数時間おきに泣く場合、おなかが空いて泣いている可能性が高くなります。授乳をして満腹にしてあげれば、泣き止むでしょう。
出典:赤ちゃんの胃の大きさ|豊中市の小児科 PASSOクリニック
オムツの汚れや便意・尿意がある
おしっこやうんちをしてオムツが汚れて不快なときや、おしっこやうんちをしたくて泣いている可能性もあります。
空腹で泣いているわけではない場合、オムツをチェックしてみましょう。おしっこをしたかをサインで知らせるオムツであれば、一目見ただけでおしっこをしたかどうかがわかります。
サインが見えないときは、オムツの横から指を入れてオムツをさわり、確認してください。オムツが汚れていたら、すぐに新しいオムツに替えてあげましょう。
室温が不適切
新生児は体温を調節する機能が未熟なため、寒すぎたり暑すぎたりして泣いている可能性があります。
大人よりも体温が高いため、ママやパパが寒いからと新生児に厚着をさせてしまうと、暑くなり過ぎてしまうでしょう。汗をかきすぎると泣くことにつながります。新生児が汗をかいていないか、身体が冷えていないかよく確認してください。
新生児のいる部屋では、冬場は暖房を使って20~25℃、夏場は外気温よりも4~5℃低くなるように冷房を設定しましょう。冷房は25℃以下には下げないように気をつけてください。
出典:赤ちゃんの体温と服装・環境について|すくすくまことくりにっく
出典:赤ちゃんが泣く時、不快を感じている・・・|生馬医院(いこまいいん)
眠いのに眠れない
新生児は寝たいのに眠れないとき、機嫌が悪くなって泣いてしまうことがあります。
寝る時間になって泣いているときや、ママやパパの服に顔をこすりつけるような仕草を見せているときは、眠いのに眠れない状態で泣いている可能性があるでしょう。
このようなときはおんぶをしたり抱っこをしたりして、新生児を寝かしつけてあげましょう。
出典:赤ちゃんが泣く時、不快を感じている・・・|生馬医院(いこまいいん)
痛みやかゆみがある
ほかに泣く理由に思い当たることがない場合、痛みやかゆみから泣いている可能性があるでしょう。赤ちゃんの肌をチェックして、かぶれやただれ、虫刺されなどがないか確認してみてください。
衣服のボタンやタグなどが肌にふれて、かゆくなっている可能性もあります。新生児に着せている衣服に問題がないかもチェックしましょう。
出典:赤ちゃんが泣く時、不快を感じている・・・|生馬医院(いこまいいん)
原因を解消しても泣き止まないときに親はどうするべき?
泣く理由を解消しても新生児が泣き止まないときは、胎内音を聞かせたり、揺らしたり弾ませたりして、新生児を落ち着かせてあげます。
胎内音とは、新生児が生まれる前、ママの胎内にいたときに聞いていたとされる音のことです。ホワイトノイズとも呼ばれます。
ゆっくりとした動きで揺らしたり弾ませたりしてあげることで、新生児が落ち着いてくるでしょう。
30分以上泣き続けるときは病院へ
ママやパパが何をしても泣き止まず、30分以上泣き続けている場合は病気やケガをしている可能性があるので、病院を受診しましょう。
新生児でも、腹痛や頭痛になっている可能性があり、腕やひじがはずれているようなこともあります。このような病気やケガが原因で泣いている場合、声をかけたり抱っこしたりしても泣き止まないでしょう。
特に新生児の場合、「いつもと様子が違う」「おかしい」と感じたらすぐに病院を受診することをおすすめします。
新生児をなだめる際にしてはいけないこと
あやしても新生児が泣き止まない場合、イライラしてしまうこともあるでしょう。その際、新生児を激しく揺さぶってしまうと、重い頭を自力で支えられない新生児が「乳幼児揺さぶられ症候群」になってしまう可能性があります。
乳幼児揺さぶられ症候群とは、激しく乳幼児を揺さぶったときに起こる重度の頭部損傷のことです。「乳幼児揺さぶられ症候群」になると、視力障害や失明、言葉の遅れや学習障害、脳性麻痺などになってしまう可能性もあります。
新生児を含む赤ちゃんを決して揺さぶらないように気をつけましょう。
出典:赤ちゃんを揺さぶらないで|公益社団法人 日本小児科学会
泣くことは赤ちゃんからのメッセージ
新生児が泣くのはママやパパへ訴えたいことがあるためです。よく泣くからといって過剰な心配はいりません。
こちらで紹介した泣く理由を参考に、原因を解消してあげましょう。もし原因を解消しても泣き続けるような場合は、優しくなでたり揺らしたりしてあげてください。胎内音を聞かせることもおすすめです。
新生児が泣くのは当たり前のことなので、落ち着いて対処してください。しかし、新生児の様子が普段と違っていて心配な場合は、早めに病院に連れて行くようにしましょう。