赤ちゃんはいつから笑うの?成長度合いによる笑いの意味と笑わせるコツを解説!
赤ちゃんはいつから、なぜ笑うのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。本記事では、赤ちゃんが笑う理由を成長段階別に解説し、赤ちゃんを笑わせる方法をご紹介します。赤ちゃんとの接し方に役立てたい方は、チェックしてください。
「赤ちゃんのかわいい笑顔はいつから見られるの?」
「まだ物心のついていない赤ちゃんが笑顔を浮かべていたけど、なぜ笑っていたのかな?」
「赤ちゃんに笑ってもらうには、どうすればよいだろう?」
このように、赤ちゃんの笑顔について疑問を持っている保護者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、赤ちゃんの笑顔の意味や、赤ちゃんに笑ってもらうための方法を紹介しています。
本記事を読むことで、赤ちゃんがいつから笑い、赤ちゃんが笑顔を見せる理由や、赤ちゃんの笑顔を引き出すポイントもわかるので、赤ちゃんのお世話がしやすくなるでしょう。
赤ちゃんの笑顔についてくわしく知りたいという方は、ぜひ、この記事を読んでみてください。
記事のまとめ
- 赤ちゃんは生後すぐから新生児微笑を見せるが、これは本能的な反応であり、喜びを示すものではないである。
- 笑顔の意味は成長段階によって変化し、生後2か月から外的刺激に反応し、3か月頃からは人の顔や声に反応するようになるのだ。
- 赤ちゃんに笑ってもらうためには、笑顔で話しかけたり、アイコンタクトをし、ふれあいを増やすことが重要である。
赤ちゃんはいつから笑うの?
赤ちゃんはいつから笑顔を見せてくれるようになるか、気になっている方も多いでしょう。赤ちゃんが笑う背景には、医学的な要因のものと本能的な要因のものがあるといわれています。
ここでは、新生児は生後どれくらいで笑顔を見せるか、そして笑う理由についても解説しますので参考にしてください。
生まれてすぐ新生児微笑が見られる
赤ちゃんは寝ているときやウトウトしているときに、目を閉じて微笑むような表情を見せることがあります。これは生後間もなくから見られる、新生児微笑(生理的微笑)と呼ばれる現象です。
新生児微笑は本能的なものとされており、笑いや喜びを表現したものではありません。
新生児微笑は愛されるために自然に起こる
新生児微笑は、赤ちゃんが生きるための本能的な現象だといわれています。赤ちゃんの時期は、大人からお世話を受けていないと生きていくことができません。
お世話をしてもらうために大人の関心を獲得する方法として、本能的に新生児微笑が起こるでしょう。
笑いの意味は成長段階によって異なる
赤ちゃんは生後間もなくから笑顔を見せることが多いですが、成長とともに笑顔の意味も変化していきます。
新生児微笑は生後2か月頃から見られなくなり、生後7か月頃からは馴染みのある人物に対して、自発的に微笑みかけるようになるでしょう。
ここでは、赤ちゃんの各成長段階における笑顔の意味をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
生後2か月からは刺激への反応で笑う
生後2か月から赤ちゃんは、新生児微笑を浮かべなくなる代わりに、入眠時でなくとも笑顔を見せてくれるようになるでしょう。これは「外発的微笑」と呼ばれるもので、周囲の人やおもちゃなどによる外部刺激に反応して生じる笑顔です。
大人が笑顔で抱擁したときに、赤ちゃんが笑う仕草を見せることが多いので、赤ちゃんが人やものを認識できるようになったという、成長の証ともいえるでしょう。
出典:乳児の自発的微笑と外発的・社会的微笑の質的な違い|国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST)
生後3か月頃からは人の顔や声に反応して笑う
生後3か月頃になると、赤ちゃんは人の声や表情を認識して笑顔を浮かべるようになります。この頃の赤ちゃんは、誰に対してもよく微笑むようになります。
また、生後4か月頃からは声をあげて笑うようになり、母親が微笑みかけると頬の上昇もよく見られるでしょう。
出典:新生児・乳児の笑いの発達と進化|国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST)
生後8か月になると身近な人にだけ笑う
生後8か月頃になると赤ちゃんは、お世話をしてくれる人や身近な人、そうでない人を区別し、笑いかけるようになるでしょう。
この頃になっても人見知りをしない赤ちゃんもいますが、これは必ずしも発達の遅れによるものではありません。赤ちゃんにも個性があり、他人という外部刺激を受け入れて興味を抱く子もいれば、恐怖心を抱いて距離を取ろうとする子もいるでしょう。
赤ちゃんが人見知りをしないからといって焦る必要はないでしょう。
出典:新生児・乳児の笑いの発達と進化|国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST)
赤ちゃんに笑ってもらう4つのコツ
赤ちゃんが外的刺激に反応して笑うようになると、こちらから働きかけて赤ちゃんを笑わせることが可能になるでしょう。
ここからは、赤ちゃんに笑ってもらう方法を詳しく紹介していきます。赤ちゃんに笑顔を向けたり、軽くふれてあげたりなど、簡単な方法ばかりなので、ぜひ、試してみてください。
こちらから笑顔を見せてあげる
赤ちゃんの外発的微笑は、周囲の人の顔や声に反応して起きるものです。そのため、笑顔で赤ちゃんに話しかけてあげると、赤ちゃんも笑顔を浮かべてくれるでしょう。
生後8か月からは特定のよく知っている人に向けて笑顔を浮かべるので、日頃から顔を見せてしっかりお世話をしてあげることが大切です。
出典:新生児・乳児の笑いの発達と進化|国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST)
しっかりと目を見て話す
赤ちゃんと笑顔で接している際には、そのやりとりを遮ることがないよう、赤ちゃんに集中してください。まっすぐ目を見て赤ちゃんに注目してあげることで、赤ちゃんは自分に興味を持たれていると感じるでしょう。
こうした赤ちゃんとのやりとりを重ねることで、赤ちゃんが笑顔を見せる相手として認識してくれるようになり、信頼関係の構築も期待できます。
くすぐってみる
ふわふわと風を当てたり指で身体をくすぐったりすることで、赤ちゃんは笑ってくれます。これは赤ちゃんにとって、普段受けることのない不思議な感覚であることが起因しているでしょう。
リズミカルな動きが加わることで、肌のさまざまなところに心地よさが伝わり、笑顔になるといわれています。
出典:きゅうりができた|大阪市
ふれあいの時間を増やす
赤ちゃんはふれあうほど情緒が安定し、笑顔を見せてくれるようになるでしょう。
上記から赤ちゃんとは積極的にふれあうことがおすすめです。
具体的には、抱っこをしてあげるほか、スキンシップをとったりベビーマッサージをしてあげたりするのも効果的です。
今しかない赤ちゃんの笑顔の変化を楽しもう
赤ちゃんの笑顔は成長とともにその意味が変わり、生理的な笑顔から感情を表すものになります。笑顔を引き出す方法は、くすぐったり目を合わせたりするなど簡単なものが多いので、気軽に取り組んでみましょう。
赤ちゃんの成長を楽しみながら、笑顔を引き出す接し方を大切にし、愛情を育む機会にしてください。赤ちゃんとの時間は今だけの貴重なものですので、その瞬間を存分に楽しみましょう。