新生児はゲップが出ないとダメ?出させるべきタイミングと出ない場合の対処法をご紹介
授乳後にゲップが必要といわれたけれど、してくれないということはないでしょうか。この記事では新生児にゲップをさせる理由や、出させるためのコツ、ゲップが必要なときはいつかを紹介します。新生児のゲップに困っているときはこちらを参考にしてください。
「授乳後はゲップさせてくださいっていわれたけれど、全然してくれない。させなきゃダメ?」
「ゲップさせないとどうなるの?」
「新生児がなかなかゲップしてくれないんだけど、どうしたらよいの?」
新生児のゲップについて、上記のような疑問や悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、新生児の授乳後になぜゲップが必要か、いつまでにゲップをさせた方がよいか紹介します。この記事を読むことで、授乳後にゲップをさせる重要さや、いつまでゲップを気にしなければならないかがわかるでしょう。
また、ゲップがなかなか出ない場合のさせ方のコツも紹介しているので、新生児がゲップしてくれなくて困ったときの参考にもなります。
授乳後になぜゲップが必要か知らない方や、ゲップしてくれないことに困っている方は、こちらの記事をぜひ、チェックしてみてください。
記事のまとめ
- 新生児を抱っこする際は、自然な姿勢を保つことが重要で、縦抱きも可能である。抱っこ方法には4種類があるため、自分の子どもに合った方法を見つけるとよい。
- 新生児を抱っこすることは、心身の成長を促し、親子の絆を深める効果が期待できる。オキシトシンが分泌され、互いに良い影響を与えることもある。
- 抱っこする際は、頭と首をしっかり支えることや、体への負担を減らすことが重要である。新生児とのスキンシップを楽しむために、様々な抱き方を試みることが推奨される。
新生児の授乳後はゲップが必要!
「新生児の授乳後にゲップをさせてください」といわれたことがあるでしょう。授乳後にゲップをさせるのは、ミルクや母乳を飲んだときに、一緒に空気を飲んでいるためです。
授乳後にゲップをさせずに新生児を横にすると、飲んだミルクや母乳を吐き出してしまうことがあります。また空気がおなかに溜まってしまい、新生児のおなかが張って苦しくなることもあるでしょう。
そのため、授乳後は、忘れずにゲップさせてあげることが大切です。
出典:授乳後、ゲップを出さなくても大丈夫?|浜松市子育て情報サイト ぴっぴ
母乳であればゲップをさせなくても大丈夫
ミルクではなく母乳をあげているのであれば、ゲップをさせる必要はないでしょう。母乳であれば授乳時にあまり空気を飲み込まないので、ゲップで出す空気がありません。
そのため、母乳を飲ませたあと、新生児がゲップしなかったとしても、心配する必要はないでしょう。
生後4か月まではゲップを出してあげよう
授乳後にゲップさせることをいつやめるか、明確な時期は決まってはいません。ただし、生後5か月頃からは、ゲップをさせる必要はなくなるでしょう。
新生児の頃は授乳が上手くできないため、空気を飲み込む可能性がありました。しかし、生後3~4か月頃になると、上手にミルクを飲めるようになっていきます。ミルクを上手に飲めるようになると、ゲップさせようとしても出なくなるでしょう。
赤ちゃんの成長を見ながら、いつゲップさせることをやめるのか判断するのがおすすめです。
赤ちゃんの様子次第でゲップは無理に出さなくてもよい
授乳後にゲップしてくれなかったとしても、生後4か月を超えており、新生児におかしな様子がなければ問題ないでしょう。
おかしな様子とは、うなったり苦しがったりする様子のことです。ゲップしない新生児のなかには、空気を飲まないよう上手く飲んでいる新生児もいます。また、ゲップしたことに親が気づいていない、という場合もあるでしょう。
赤ちゃんの月齢によって、対応が異なります。新生児の頃は親がゲップを出すのを手伝いますが、生後4か月頃を超えればその必要もなくなるでしょう。
新生児のゲップがなかなか出ない場合の3つのコツ
特にミルクで授乳している場合、赤ちゃんが自分でゲップができるようになるまで親が手伝う必要があるでしょう。その際、赤ちゃんがなかなかゲップをしてくれない場合があります。
新生児がゲップをしてくれないときに、どのようにすればよいか紹介します。ゲップしてくれなくて困っているときは、こちらを参考にしてください。
リズミカルにトントンする
授乳したあと、新生児の首を支えて縦抱きで身体を起こしてください。そのあと、背中を優しくトントンします。
このときのコツは、トントンする手を丸めることです。新生児の身体に強い刺激を与えないように、優しくトントンします。
またトントンする間隔は、ゆっくりではなくリズミカルにした方がゲップが出やすくなるでしょう。
いろいろな姿勢を試す
なかなかゲップしてくれないときは、体勢を変えて背中をトントンすることを繰り返してみてください。
ずっとトントンし続ける必要はなく、3~5分程度で十分です。あまり長くトントンし続けてしまうと、過剰な刺激になってしまうでしょう。また、腹部への圧迫を長時間続けてしまう可能性もあります。
横を向いた状態で寝かせる
3~5分トントンしてもゲップしなかった場合、新生児が横を向くように寝かせてあげましょう。体勢を変えることで、ゲップが出ることもあります。横を向かせる場合は、新生児の頭の下にタオルやガーゼを敷いて、吐き戻しに備えましょう。
新生児がいつも仰向けに寝ていて、横向きにしてもすぐ仰向けになってしまう場合は、丸めたタオルやバスタオルを使いましょう。新生児の背中の下にタオルやバスタオルを入れることで、身体を傾けた状態を維持できます。
ゲップを出す必要があるサイン3つ
ここからは、どのようなときに新生児にゲップを促すべきか、紹介します。
新生児の授乳後のゲップは、無理にさせる必要はないものです。しかし以下のようなサインが見られた場合は、ゲップをさせるようにしましょう。
ゲップをなかなかしない新生児が以下のような状態になっていないか、チェックしてみてください。
ずっと泣いていて機嫌が悪い
新生児の機嫌がずっと悪いときは、授乳時に飲んだ空気がおなかに溜まり、おなかが張って苦しくなっている可能性があります。
横に寝かされている状態も苦しい可能性があるので、体を起こしてあげて、ゲップさせましょう。何度もゲップするように促しても出てこない場合、病院を受診してみましょう。
新生児のおなかが膨らんでいる
新生児のおなかが膨らんでいるときは、おなかに空気がたまっている可能性があるので、ゲップをさせる必要があります。
新生児を、ゲップが出やすい縦抱きの姿勢にしてあげましょう。
ゲップが出なかった場合でも、しゃっくりをしたり、おならをしたりすることで空気を出すことができます。また、便秘が原因の場合もあるので、排便によって解消する可能性もあるでしょう。
出典:授乳後、ゲップを出さなくても大丈夫?|浜松市子育て情報サイト ぴっぴ
出典:こんな時どうする?~新生児の赤ちゃんとママあるある~|橿原市
吐き戻しが起こっている
新生児が授乳後によく吐き戻しをするような場合、おなかに溜まった空気が原因の可能性があるので、おなかの様子を確認してみましょう。
おなかがパンパンに膨れているのであれば、授乳時に空気を飲み込んだことでおなかが膨らみ、その影響で吐き戻ししている可能性があります。こまめにゲップさせましょう。
また、吐き戻しが多くても、吐き戻したあとの新生児の機嫌がよかったり、毎日体重が順調に増えたりしていれば、あまり心配する必要はないでしょう。心配な場合は、病院を受診してみてください。
こまめにゲップをさせて快適に過ごさせてあげよう
生まれたばかりの新生児は授乳が上手ではないため、ミルクや母乳と一緒に空気を飲んでしまうことがあります。ゲップの心配をしなくてよくなる生後4か月頃までは、できるだけゲップをさせましょう。
ただし、母乳で授乳している新生児は別です。無理にゲップさせる必要はないでしょう。
新生児の機嫌が悪かったりおなかが張ったりしているようであれば、ゲップをさせる必要があります。なかなかゲップをしてくれないときは、こちらの記事で紹介しているコツを参考にしてください。