新生児はいつから外出してもよいの?注意するポイントや服装などを解説!

新生児はいつから外出してもよいの?注意するポイントや服装などを解説!

新生児がいつから外出できるか知りたい方がいるのではないでしょうか。この記事では新生児の時期に外出を控える理由や、外出可能な時期、外出時に気をつけることや服装などを紹介しています。赤ちゃんの外出について疑問や不安のある方は、こちらを読んでみてください。

「新生児って外に出したらいけないの?」

「新生児が外出してよくなるのはいつから?」

 新生児と外出をしたいものの、いつ頃からであれば外出をさせてよいかわからない方もいるのではないでしょうか。

本記事では新生児を外出させない方がよい理由や、外出してもよくなるのはいつからか紹介します。この記事を読むことで、なぜ新生児が外出してはいけないのかを理解でき、適切な時期に外出することが可能となるでしょう。

また新生児との外出での注意点や、季節ごとのおすすめの服装なども紹介しているので、外出する際の参考にもなります。

新生児を外出させてはいけないといわれる理由を知りたい方、外出できるようになってからの注意点を知りたい方はぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。

記事のまとめ

  • 新生児は免疫力が弱く、外出は避けるべきである。特に人混みでは感染症のリスクが高いから注意が必要だ。医師に相談することも重要である。
  • 1か月健診で問題がなければ外出可能だが、天候や体調に気を配り、長時間の外出は控えるべきである。紫外線の強い時間帯も避けるのが望ましいだ。
  • 赤ちゃんの服装は季節に応じて調整し、生活リズムを崩さないよう外出する時間を選ぶことが大切である。短時間から慣らし、リスクを避ける工夫をしよう。
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新生児の時期は外出を控えよう

新生児は抵抗力や免疫力が弱いことから、外出は避けた方がよいとされています。

新生児の時期は、ママからもらった免疫(移行抗体)で守られています。とはいえ、抵抗力や免疫力が弱いことに違いはないので、あまり外出しない方がよいでしょう。

特に、人混みのなかに外出するのは避けましょう。人混みには、さまざまな感染症が潜んでいると考えられているためです。

やむをえない理由で外出しなければならない場合は、外出しても問題ないか、医師や保健師に相談してみましょう。

出典:はじめてのお出かけ|山見小児科

出典:赤ちゃんとの初外出はいつから?|にしじまクリニックブログ

出典:お母さんからの移行抗体|かわごえファミリークリニック

1か月健診で問題なければ外出してもよい

1か月健診を受けた際に何も問題がなければ外出できますが、長時間の外出は避け、天候や新生児の体調にも気を配りましょう。また、新生児が1か月健診を受ける頃、ママの体力も回復しきってはいないので、様子を見つつ外出してください。

1か月健診を受けた後でも、夏場の暑い時間帯の外出は避けるようにしましょう。紫外線の強い時間帯をも避けた、朝や夕方に外出するのがおすすめです。人混みの多い時間帯や場所も体調に負担がかかるので、行かないようにしてください。

出典:退院後の外出はいつからしても良いの?|三宅医院

出典:産後・赤ちゃんとの外出について|東京マザーズクリニック

はじめての外出の前に「外気浴」をしよう

「外気浴」とは、直射日光には当たらず、外の光や空気にふれることです。1か月健診が近づいてきた頃から、新生児がいる部屋の窓を開けて、空気を入れ替えることで外気浴をはじめてみましょう。

はじめての外出では、赤ちゃんが強い刺激を受けないように直射日光から防ぐことが大切です。紫外線の強い10時~15時の外出は避けましょう。また、赤ちゃん用の日焼け止めを塗ることも効果的です。

出典:はじめてのお出かけ|山見小児科

出典:産後・赤ちゃんとの外出について|東京マザーズクリニック

赤ちゃんとの外出で気をつけるべき4つのこと

1か月健診を無事終えたとしても、突然赤ちゃんの体が丈夫になるということはないでしょう。外出できるようになった後も、赤ちゃんの健康を守るために気をつけなければならないことはたくさんあります。

ここからは、1か月健診後の赤ちゃんとの外出で、注意すべきポイントを紹介します。外出する前に、以下の内容を頭に入れておきましょう。

まずは短い時間の外出から慣らす

いきなり長時間外出するのではなく、約5~10分の短い外出で、赤ちゃんを外の環境に慣らしていきましょう。

まずは外気浴で外気に慣らしてから、戸外に外出します。その際は自宅の周囲を散歩するだけにして、5~10分、10~20分と少しずつ散歩や外出時間の範囲を広げていきましょう。

赤ちゃんはまだ体温調節する機能が未熟なので、周囲の温度変化に気をつける必要があります。服装やグッズで調節してあげられるようにしておきましょう。

出典:赤ちゃんの体温と服装・環境について|すくすくまことクリニック

生活リズムを維持する

外出する時間は、普段の生活リズムに影響が出ない時間帯にしましょう。

たとえば、これまで授乳していた時間帯や、お昼寝していたような時間帯に外出してしまうと、授乳やお昼寝のタイミングがずれてしまいます。

タイミングを崩すことのない範囲で外出し、生活リズムを整えることが大切です。

人混みは避けて落ち着いて過ごす

赤ちゃんは免疫力が低いので、外出したとしても、人混みは避けるようにしましょう。

人混みのなかには、人から感染するようなウイルスがたくさんいる可能性があるためです。

赤ちゃんをウイルス感染から守るためにも、なるべく人の少ない時間帯や場所を選んで外出し、ゆったり落ち着いて過ごすようにしましょう。

出典:はじめてのお出かけ|山見小児科

屋内との気温差が小さい時間に家を出る

屋内と屋外で気温差が大きいと、赤ちゃんの体温調節が上手くいかなくなる可能性があるので、気温差の少ない時間帯に外出するようにしましょう。

たとえば夏の暑い時間帯に外出してしまうと、赤ちゃんの体温が上がってしまい、熱中症になるリスクがあるでしょう。赤ちゃんは大人と比べて、体温調節する機能や、汗をかく機能が未発達なためです。

夏の外出は午前中の涼しい時間に、冬の外出は気温が上がってくる昼過ぎ頃がよいでしょう。

出典:赤ちゃんの体温と服装・環境について|すくすくまことクリニック

出典:乳児の熱中症について|熊本バースクリニック

【季節別】赤ちゃんの外出におすすめな服装

体温調節が未熟な赤ちゃんとの外出では、赤ちゃんの服装で上手く調節してあげる必要があります。暑いときは涼しく、寒いときは温かく、スムーズに調整できるよう準備しておくのがおすすめです。

ここからは、春と秋、夏、冬の時期に外出する際の、赤ちゃんの服装について紹介します。

出典:赤ちゃんの体温と服装・環境について|すくすくまことクリニック

春・秋の外出に適した服装と理由

春と秋の外出時には短肌着を着せ、そのほかにコンビ肌着や長袖ロンパース、長肌着などを気温に合わせて着せるようにしましょう。

春と夏は、暖かい日もあれば寒い日もあります。薄着の短肌着を着せておき、その上から着脱しやすい服を着せてあげれば、体温調節がしやすいでしょう。

夏の外出に適した服装と理由

夏の外出では、短肌着とコンビ肌着、または半袖ロンパースの組み合わせ、半袖ロンパースのみといった装いがおすすめです。加えて、熱中症対策として帽子をかぶせて外出しましょう。

汗をかきやすい時期なので、汗をよく吸う素材を選ぶことがポイントです。綿(コットン)や麻(リネン)を素材にしている服を選ぶとよいでしょう。

暑い日には、肌着だけでも構いません。エアコンのきいた室内に入る予定がある場合は、半袖ロンパースや体にかけるタオルなどを用意しておいてください。

冬の外出に適した服装と理由

冬の外出では、長肌着と長袖ロンパース、短肌着と長肌着とカバーオールが適しています。また、短肌着とコンビ肌着にアウターを合わせたものもおすすめです。

冬でも屋内は暖かい場所が多いので、一番上に厚手のアウターを着せて、暖かい場所では脱がせられる服装もよいでしょう。

冬の季節は、赤ちゃんの服装を大人よりも1枚少なくすることに注意してください。一般的に赤ちゃんは大人よりも体温が高いので、大人と同じ枚数だけ着せると暑くなりすぎます。

出典:体温が高い|中野こどもクリニック

赤ちゃんの成長を待って外出を楽しもう

やむをえない場合をのぞき、新生児の時期に外出するのは避けましょう。1か月健診で問題がなければ、外出できるようになります。その際は突発的に外出するのではなく、少しずつ外に慣らしていってください。

また、外出する際は赤ちゃんの生活リズムを守ることや、外出時のさまざまなリスクから赤ちゃんを守ることが大切です。

赤ちゃんの服装など、外出時に気をつけるべきことを押さえた上で、赤ちゃんと一緒に外出を楽しみましょう。

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