小学校入学後の登下校が心配!安全に通学させるには親は何をすればよいのかを解説

小学校入学後の登下校が心配!安全に通学させるには親は何をすればよいのかを解説

小学生の子どもの登下校に大きな不安を持っている方は多いでしょう。本記事では、子どもの通学に対する不安や心配を、あんしんに変える方法を紹介しています。安全な登下校のために保護者にできる対策を知りたい方は、ぜひ、参考にしてみてください。

「うちの子どもは、1人で歩いて小学校まで通えるだろうか」

 「登下校中に事故に巻き込まれないか心配だ」

 「通学中の子どもを、どうやって守ればよいのだろう」

 小学生になったばかりの子どもを持つ保護者の方のなかには、このような不安や疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。

本記事では、小学校の登下校に潜む危険と、安全に通学するために子どもに教えるべきことや、保護者ができる対策をわかりやすく説明しています。

この記事を読むことで、小学校の登下校に関して、子どもの成長と安全のバランスを考えた適切な対策をとることができます。また、保護者が登下校に付き添った方がよいのか、メリットとデメリットをふまえて、しっかり検討できるでしょう。

子どもの通学に対して心配を抱えている方は、この記事をチェックしてみてください。

記事のまとめ

  • 小学生の登下校に不安を抱く保護者は多く、子どもの安全を確保するための対策を知ることが重要である。
  • 小学生は登下校中に交通事故や犯罪に巻き込まれるリスクが高く、保護者は交通ルールや防犯行動を子どもに教える必要がある。
  • 保護者の付き添いには安全確保やコミュニケーションのメリットがあるが、自立心を妨げる可能性もあるため、バランスを考えた対応が求められる。
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小学校入学後の登下校が心配される理由

小学校は、子どもだけで登下校することが一般的です。近所の子どもたちで集まって登校班ごとに登下校する学校もありますが、1人で通う場合の方が多いでしょう

子どもだけでの登下校について、心配になる保護者が多いのではないでしょうか。

ここでは、どのような理由で子どもだけの登下校が心配になるのかを説明します。

小学生が事故に遭うケースが多いから

内閣府によると、小学生の交通事故の6割は「歩行中」に発生しています。加えて、歩行中の事故の約3割は「登下校中」に起きています。

このように、小学生が巻き込まれてしまう交通事故の多くが登下校中に起きているという点が、登下校が心配される理由の一つです。

出典:1 小学生に係る状態別交通事故の状況|内閣府

小学生の誘拐は約半数が下校中に発生しているから

子どもが被害者になる割合の高い罪種は、略取・誘拐です。また、傷害事件なども含めた道路上での身体犯の認知件数のうち、小学生の被害は登下校時に多く、特に15時~18時の下校中に集中しています。

近年、子どもが被害者となる犯罪は減少傾向にあります。しかし、上記のような点から、登下校中に子どもが犯罪の被害者となってしまう可能性は十分にあるといえるでしょう。

出典:① 子供が被害者となる犯罪|警察庁

出典:(1)子供が被害者となる犯罪の現状|警察庁

安全な登下校のために子どもに覚えさせるべきこと

子どもだけの登下校は、交通事故や犯罪に巻き込まれるリスクが高いといえます。

あんしんして登下校させるためには、子どもの防犯意識を高め、身を守るためにどのような行動をすればよいかを、子どもと保護者が一緒に考えることが重要です。

ここからは、安全に登下校を行うため子どもに覚えさせておくべきことを説明します。

交通ルールや横断歩道のわたり方

内閣府によると、歩行中の交通事故による小学生の死者数は、1・2年生が約半分を占めています。これは、幼稚園や保育園までは園のバスや保護者による送迎があり、1・2年生ではまだ道路の危険性をしっかりと理解できていないことが原因でしょう。

小学生の交通死亡事故は、道路の横断中に多く起きています。道路の横断時は横断歩道や歩道橋を利用し、横断歩道は手をあげて左右を見ながらわたることなどを、子どもが理解するまでしっかり教えましょう。

交差点で事故に巻き込まれる小学生も多いといわれます。交差点では、信号が青になっても、左右から車が来る場合があることや、必ず車が止まったことを確認してからわたることを子どもに伝えましょう。

また、子どもと大人では目線が違います。子どもと一緒に通学路を歩き、大人が子どもの目線で危険な場所を確認することも重要です。

出典:3 小学生の交通事故の状況|内閣府

犯罪から身を守るための行動

誘拐などの犯罪から身を守るためには、「1人にならない」ということを子どもに徹底させます。

どうしても1人になってしまう場合には、防犯ブザーを手に持ちながら早歩きをするなど、不審者が近づく隙を与えないことが大切だと教えましょう。実際にブザーを作動させる練習も必要です。

子どもたちを不審者から守るために作られた「いかのおすし(ついて行かない、車に乗らない、大声を出す、すぐ逃げる、大人に知らせる)」という防犯標語があります。

インパクトがあり覚えやすい標語ですが、言葉を覚えるだけではなく「こういう場合にどうしたらよいか」「何がだめな行動なのか」ということを、具体例を示しながら、繰り返し子どもと話すようにすることが大切です。

いざという場合に逃げ込める場所

防犯行動の一つに「交番や駐在所など安全な場所に助けを求める」というものがあります。しかし、いざというときに近くに交番や駐在所がない場合や、警察官が不在の場合があるかもしれません。

そのような場合に逃げ込める場所として、「子ども110番の家」があることを子どもに伝えましょう。

「子ども110番の家」とは、警察や学校が推進している防犯対策の一つです。ボランティアによって行われている活動で、通学路を中心として一般のお宅やコンビニ、ガソリンスタンド、タクシーなどがあります。

また、「子ども110番の家」には目印のステッカーが貼ってあるので、子どもでもわかりやすいでしょう。子どもと一緒に日頃から場所をチェックしておくことがおすすめです。

登下校の付き添いや送迎は過保護なのか?

子どもの安全のために、登下校に付き添ったり送迎したりすることを考える保護者もいるのではないでしょうか。

しかし、登下校の保護者の付き添いや送迎には、子どもの成長や自立の妨げになるという意見や、過保護すぎるという意見があります。

交通量の多い道路のそばや、治安があまり良くない場所の近くに通学路があれば、保護者が付き添っていた方が安全な場合もあります。そのため、付き添いや送迎が悪いことだとは、一概にはいえないでしょう。

親が登下校に付き添うメリット

保護者が登下校に付き添うことは、子どもにとっても保護者にとっても、さまざまな面でメリットとデメリットがあります。

ご家庭の都合や通学路の環境なども考慮にいれつつ、メリットとデメリットをふまえて、子どもの登下校に付き添うかどうかを検討しましょう。

まずは、保護者と一緒に通学することのメリットにはどのようなものがあるか説明します。

安全が保障される

小学校に入学したばかりの子どもは、まだ交通ルールをきちんと理解できていません。どれだけ入念にいい聞かせても、信号が青になった途端に飛び出して事故に遭うこともあります。

「危ない」という正確な判断も難しいため、犯罪に巻き込まれるリスクも高いでしょう。

保護者が一緒に登下校することで、事故や犯罪などの危険から子どもを守ることができます。

集団登校のトラブルに巻き込まれない

近所の子ども同士で登校班を組んで通学する学校もあります。通学時に子どもが1人にならず犯罪の被害に遭いにくい、ということが集団の登下校の利点です。

その一方で、朝の集合時間に遅れるとほかの子どもたちに迷惑がかかり、トラブルになる可能性もあります。

また、おしゃべりに夢中になり注意が散漫になることや、学年の違いによる歩くスピードの差によって、かえって交通事故のリスクが高まるでしょう。

このようなトラブルは、保護者が一緒に通学することで回避できるでしょう。

子どもと会話する時間が生まれる

子どもに付き添って登下校することで、子どもとコミュニケーションを取る時間を持つことができるでしょう。家事や仕事に忙しい保護者にとって、子どもと会話する時間は貴重です。

登下校中に学校での出来事や友達との関係などを話してもらうことで、子どもとの会話を楽しみながら、親子の信頼関係を築けるでしょう。

親が登下校に付き添うデメリット

子どもの成長の度合いや通学路の環境によっては、保護者が通学に付き添った方がよい場合もあります。しかし、保護者が登下校に付き添うことにはデメリットもあり、注意が必要です。

ここからは保護者と一緒に通学することのデメリットを説明します。

送迎する時間が負担になる

保護者が登下校に付き添う場合、朝と夕方に通学のための時間を確保する必要があります。

共働きの場合や1人で子どもを育てている場合には、スケジュールの調整に大きな負担がかかるでしょう。

小学校に入学していない子どもがいたり、学校と自宅の距離が離れていたりすると、保護者が時間を確保することはさらに大変になるでしょう。

自立の妨げになる

子どもが自分の身を守るために防犯意識を持つことは、主体性を身に付けるためにも重要といえるでしょう。

子どもの安全のためにと保護者が付き添って通学することで、子どもは親に依存するようになってしまい、自立心が養われない可能性があります。

また、子ども同士の交流は、社会的な経験を積むためには重要だといわれます。保護者が付き添うことで、違う学年やほかのクラスの子どもたちとの交流が減ってしまうことも、デメリットの一つといえるでしょう。

キッズケータイを持たせることも有効な手段の1つ

危険な目に遭ったときのための防犯ブザーや、居場所を知らせるためのGPSを子どもに持たせることで、保護者の心配はかなり軽減されるでしょう。

キッズケータイには防犯ブザーやGPSの機能が搭載されています。キッズケータイは連絡手段としてだけではなく、防犯対策として子どもの安全を守るために有効な手段といえるでしょう。

ドコモのキッズケータイは、大切なお子さまをみまもれます

はじめての子ども用の携帯の購入を検討されている方におすすめなのが、ドコモのキッズケータイです。

ドコモのキッズケータイには、「おかえり通知」機能 があり、お子さまが帰宅すると保護者の方のスマートフォンにSMSで通知が届きます。

また、お子さまが見守り範囲から離れたら、保護者の方のスマートフォンとキッズケータイにお知らせが届く「みまもりアラート」機能※1も搭載しています。

 ※1 対応機種:SH-03M、KY-41C

さらに、「イマドコサーチ」※2を利用すれば、キッズケータイやスマートフォンなどのGPS機能を使って、子どもの居場所を探せて、見守ることができます。保護者の方がドコモ以外の回線をお使いでもご利用になれます。

※2 キッズケータイとは別にお申込みが必要です。

イマドコサーチの詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。

出典:イマドコサーチ

そして、いざというときを想定して、保護者の方のスマートフォンの専用アプリから、お子さまのキッズケータイのマナーモードを解除できる「遠隔操作」※3の機能も搭載されています。

※3 対応機種:SH-03M、KY-41C

ほかにも、防犯ブザーに連動して緊急連絡先 へ発信をしてくれる、いざというときの防犯ブザー※4を掲載。

 ※4 対応機種:SH-03M、KY-41C

家族などのあらかじめ登録した相手とのみ、通話と「+メッセージ」でのやりとりが可能です。 

「+メッセージ」は、パケット通信料でメッセージのやりとりができ、お子さまが撮影した写真やスタンプも送信できて、家族と楽しくコミュニケーションができます 。

もちろん、サイトへのアクセスや、SNSへの投稿ができないため、Webトラブルに巻き込まれるリスクも軽減してくれます。

また、お子さまが持ち歩きやすいコンパクトなサイズの「キッズケータイ コンパクト」もございます。キッズケータイ、キッズケータイ コンパクトの詳細や利用条件等は、下記リンク先よりご確認ください。

出典:キッズケータイ|docomo

実際に、NTTドコモのキッズケータイを購入した理由を調査※したところ、

以下の理由が特に多くあがりました。

・事件・事故などの緊急時の連絡のため(37.1%)

・塾や習い事に通い始めたから(36.0%)

・小学校に入学したから(29.0%)

・保護者が仕事に出るようになったから(13.0%)

・周りの友人が子ども向け携帯電話を持ち始めたから(9.3%)

※キッズケータイKY41-C購入者431名に選択式で調査を行った。

子どもが小学校に入学をしたり、習い事をはじめるなどして、親とはなれる時間が増えた際に、親子間の連絡や防犯対策を目的に購入されたことがわかります。

子どもの個性や発育の度合いを見て適度な対策をしよう

保護者にとって、小学校の登下校には多くの心配がつきものです。

安全な登下校のためには、交通ルールや犯罪から身を守る行動について、子どもが理解するまで繰り返し、一緒に確認することが重要です。登下校に保護者が付き添う場合は、期間を限定したり、危険なルートだけにしたりするなどの工夫も必要でしょう。

きちんと対策をとることで、心配をあんしんに変えることができます。

子どもの性格や成長に合わせた対応ができるように、日頃から親子でしっかり話し合うようにしましょう。

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