2歳児で夜泣きをする原因とは?考えられる理由や対策を併せてご紹介

2歳児で夜泣きをする原因とは?考えられる理由や対策を併せてご紹介

2歳になっても夜泣きが続いていて不安ということはないでしょうか。この記事では2歳児が夜泣きをする理由や、夜泣きをさせないための対策などを紹介します。子どもの夜泣きで困っている方はぜひ、こちらの記事を参考にしてみてください。

「子どもが2歳になったけどまだ夜泣きする。何か問題があるの?」

「夜泣きがやまないからって、病気ではないよね?」

「2歳児の夜泣きをやめさせるにはどうしたらよいの?」

 子どもの夜泣きに関して、上記のような疑問や不安のある方もいるのではないでしょうか。

本記事では、2歳児が夜泣きをするのは睡眠障害なのか、夜泣きの理由として考えられることを紹介します。この記事を読むことで夜泣きについて理解が深められ、夜泣きは子どもの成長過程として考えられるようになるでしょう。

また、2歳児が夜泣きをしないようにするにはどうしたらよいかも紹介しているため、子どもの夜泣き対策ができるようになります。

子どもが2歳になっても夜泣きする理由を知りたい方や、夜泣きをなんとかしたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。

記事のまとめ

  • 2歳児が夜泣きをする原因は、睡眠サイクルの乱れや日中の運動不足、ストレスなどが考えられる。
  • 夜泣きが3歳以上続く場合、夜驚症などの睡眠障害の可能性があり、小児科の受診が推奨される。
  • 夜泣きを防ぐには、生活リズムの調整や適度な運動、子どものストレスを減らすことが大切である。

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2歳児でも夜泣きをするのは睡眠障害?

「夜泣き」は、特に理由もなく赤ちゃんや子どもが夜に泣いてしまうことです。基本的に子どもが1歳~1歳6か月頃になれば、夜泣きは治まります。しかし、それ以降も続く場合があります。

夜泣きをいつまでするのかは個人差があるため、2歳児が夜泣きをしていても心配はいらないでしょう。しかし、3歳以降も夜泣きが続いていた場合は、夜驚症(やきょうしょう)という睡眠障害になっている可能性があります。

夜驚症は深く眠っている際、パニックに襲われて、本人の意識とは関係なく泣いてしまうことです。症状には、突然泣き出す、叫ぶなどといったものがあります。また、夢遊病(むゆうびょう)を併発して、泣いたまま歩き回ってしまう可能性もあります。

ただし、3歳以上で夜泣きをする子どもがみな、夜驚症というわけではありません。心配なときは、小児科を受診してみましょう。

出典:夜泣き|馬込駅前あくつ小児科耳鼻咽喉科

出典:夜驚症(やきょうしょう)| 中野こどもクリニック

2歳になっても夜泣きをするのはなぜ?

子どもがなぜ夜泣きをするのか、その原因は現在もはっきりとはわかってはいません。しかし一説では、睡眠と覚醒の仕組みが未発達であることが理由で起こっているのでないか、といわれています。

ここでは、2歳児が夜泣きをする原因として考えられることを紹介します。

出典:夜泣き|馬込駅前あくつ小児科耳鼻咽喉科

睡眠サイクルが整っていない

生まれてすぐの赤ちゃんは昼夜の区別がついていませんが、2歳になるまでには生活リズムは整うとされています。しかし、睡眠サイクルが乱れてしまうと、子どもは夜に目が覚めてしまい、夜泣きにつながってしまいます。

睡眠サイクルが乱れてしまう原因には、朝起きるのが遅いこと、昼寝の時間が長いこと、夜更かしすることなどがあるでしょう。

出典:夜泣きが止まらない。対処法|しのはら小児クリニック

日中の運動が足りていない

昼間の運動量が不足することも、2歳児の寝つきが悪くなるでしょう。

昼間の運動量が不足する原因には、室内遊びが多いことや天候の影響で外で遊べないことなどがあります。

2歳になると、積極的に体を動かせるようになるため、日中は外へ出て遊んだり、スポーツをしたりすると、体が疲れて寝つきがよくなるでしょう。

ストレスなどで精神的に不安定

2歳児が日常生活のなかで感じる不安や悩み、ストレスなどが、夜泣きの原因となる可能性もあるでしょう。

保育園や幼稚園に入園した、引っ越した、旅行に行ったなどの環境の変化によりストレスを感じることがあります。また、下の子どもが生まれたり、怖い夢を見たりしたときにストレスやプレッシャー、不安を感じることもあるでしょう。

夜泣きは子どもからの訴えかもしれない

普段夜泣きをしない子どもが夜に泣く場合は、何か体に不調があることを訴えている可能性があります。

体のどこかに痛みがあったり、寝室の寝心地が悪いと感じたりしていた場合、眠りが浅いレム睡眠のときに起きて、泣いてしまいます。

いつもは寝つきがよく、しっかり寝ている子どもが夜泣きをしたときは、子どもの様子をよく観察しましょう。

出典:夜泣きが止まらない。対処法|医療法人社団しのはら小児クリニック

夜泣きをしないための対策

ここからは、子どもが夜泣きしないように保護者が行える対策を紹介します。

夜泣きはそのうち治まるものですが、子どもの健やかな成長には、睡眠環境を整えることが大切です。なぜ子どもが夜泣きをしてしまうのか、思い当たる理由はないか考え、原因を取り除いていきましょう。

出典:夜泣きが止まらない。対処法|医療法人社団しのはら小児クリニック

疲れさせすぎない

子どもは運動量が不足すると寝つきが悪くなりますが、疲れすぎても眠れずに夜泣きしてしまうことがあります。そのため、子どもを疲れさせすぎないように気をつけましょう。

特にいつもと違う場所に連れて行ったり、遊びすぎたりしてしまうと、興奮状態が続いて寝つきが悪くなる可能性があります。

親は、子どもの疲れ具合を見極めることが大切になるでしょう。

出典:睡眠と夜泣き|野田市

朝日を浴びて生活リズムを整える

子どもは夜泣きをすると、朝早く起きることが難しい場合もあるでしょう。しかし、その場合でも同じ時間に起き、朝日を浴びて生活リズムを作ることが大切です。

朝日を浴びてから、約14~16時間後に脳内の松果体(しょうかたい)からメラトニンが分泌されます。メラトニンが増えることにより、段々と眠くなっていきます。

そのため、早起きをして子どもといっしょに朝日を浴びることを心がけましょう。

出典:生活の質を高める快眠の作り方|京谷クリニック

出典:メラトニン | e-ヘルスネット(厚生労働省)

昼寝の長さと時間を調節する

1~3歳までの子どもの適切な睡眠時間は、11~12時間です。1日の睡眠時間から夜の睡眠時間を引いた残りの時間が、昼寝の時間になるでしょう。

子どもの体力や環境にもよりますが、1日に1時間半~3時間半の昼寝が目安とされています。昼寝の時間が長くなりすぎると、夜に眠れなくなってしまい、生活リズムが整わなくなる可能性があるでしょう。

2歳児寝の時間がちょうどよくなるように注意しましょう。

出典:[院長コラム] 幼児のお昼寝はどのくらいが適切ですか?|ゆいクリニック

夕方以降のスマホやタブレットの使用は避ける

育児をする上で、スマホやタブレットは役立ちます。しかしスマホやタブレット、パソコンのブルーライトの光は強く、体内時計を遅らせてしまうでしょう。体内時計が遅れると、子どもの寝つきが悪くなります。

少なくとも寝る2時間前には、TVやパソコン、スマホやタブレットなどの液晶画面を子どもに見せないようにしましょう。

出典:夜なき|まなこどもクリニック

夜泣きは子どもの成長の過程!不安になりすぎないで大丈夫

2歳児はイヤイヤ期に入る時期であり、そこに夜泣きまで加わってしまうと、保護者の負担は大きくなるでしょう。しかし、夜泣きは子どもが成長するなかで大切な過程であり、やがて治 おさまっていくものです。

夜泣きする理由は、はっきりわかってはいませんが、子どもの疲れすぎや運動不足、生活リズムの乱れなどが原因ではないかと考えられています。子どもの夜泣きが大変なときは、なぜ夜泣きをするのか原因を探し、その原因を取り除いていきましょう。

また、2歳児の悩みとしてご飯を食べないというものもあります。こちらについては以下の記事で詳しく紹介しているため、ぜひご覧になってみてください。

出典:イヤイヤ期はいつから?イヤイヤ期の対処法や接し方を解説 | エナレディースクリニック

出典:睡眠と夜泣き|野田市

出典:夜泣きが止まらない。対処法|医療法人社団しのはら小児クリニック

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