寝返り成功を見逃さない!時期やサポート方法、気をつけるべき点についても解説
赤ちゃんはいつ寝返りするか、ご存じでしょうか。この記事では寝返りの時期や寝返りをさせるためにできること、気をつけておきたいことなどを紹介します。赤ちゃんの寝返りで気になることがある方は、ぜひ、こちらの記事を参考にしてみてください。
「赤ちゃんが寝返りするのっていつ頃から?」
「赤ちゃんが寝返りしたように見えたけど、寝返りできているか判断する方法がわからない」
「寝返りをサポートすることはできる?」
このように、赤ちゃんがいつ寝返りできるようになるか、気になっている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、赤ちゃんが寝返りをはじめる時期や、寝返りをサポートする方法などを紹介します。この記事を読むことで、赤ちゃんがいつ頃から寝返りをするか把握でき、寝返りの瞬間をしっかり見られるでしょう。
また、赤ちゃんが寝返りしはじめる頃に気をつけておきたいことも紹介しているので、危険から赤ちゃんを遠ざけられるようにもなります。
赤ちゃんが寝返りをする瞬間が見たい方、寝返りだけでなく、ほかにも気がかりなことがある方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
記事のまとめ
- 赤ちゃんの寝返りは生後3~6か月頃に始まり、個人差があるので遅れても心配は不要である。
- 寝返りをサポートする際は、背中を支えたりおもちゃで誘導したりすることが効果的である。
- 誤飲や窒息、転落などのリスクに注意し、寝返りに備えた安全な環境作りが重要である。
赤ちゃんが寝返りをはじめるのは大体生後3〜6か月頃
赤ちゃんの多くが、生後5~6か月頃に寝返りをするようになります。しかし、向き癖がある赤ちゃんや反り返りが強い赤ちゃんは、生後2~3か月という早い時期から寝返りすることもあります。
赤ちゃんがいつ寝返りするかは個人差があるので、寝返りの開始が遅かったとしても、あまり心配する必要はありません。生後10か月になって寝返りする赤ちゃんも、いるといわれています。
出典:赤ちゃんの発達、向きぐせや背這いについて|みしなこどもクリニック
赤ちゃんの寝返りが成功したとみなせる基準
寝返りとは、あお向けに寝ていた体勢から体をひねり、うつ伏せに姿勢を変えることです。左右どちらでも、赤ちゃん自身の力であお向けからうつ伏せになれたら、寝返りは成功とされています。
医師は6か月~7か月の乳幼児健診で、身体測定のほか、お座りや寝返りができるかどうかといった判断をします。しかし、この時期に寝返りができていなくても問題はないでしょう。
赤ちゃんの寝返りの手助け方法
赤ちゃんがなかなか寝返りする様子を見せないときに、なんとかして寝返りさせたいと考える人もいるでしょう。
赤ちゃんが体をひねって寝返りしたがっても、できない様子を見せたときは、保護者が手助けするとよいでしょう。保護者がサポートして寝返りを経験させれば、赤ちゃんがコツをつかみ、自力で寝返りできるようになる可能性があります。
ここでは、赤ちゃんが寝返りできなかったときに手助けする方法を紹介します。
背中と腰を支えてあげる
赤ちゃんが体をひねっていたら、背中と腰を手で支えてあげましょう。
このときのコツは、けして力を入れて赤ちゃんを寝返りさせようとしないことです。無理に体勢を変えさせず、しっかり背中と腰を支えてあげることで、赤ちゃんは体の使い方を覚えるでしょう。
もし、体をひねった際に、腕が体の下で下敷きとなっていた場合は、赤ちゃんが自力で腕を抜けるか見守ってください。自力が難しいようであれば、優しく腕を引き抜いてあげましょう。
好きなおもちゃで興味をひく
赤ちゃんの好きなおもちゃを使って、赤ちゃんが自力で動くように促し、寝返りを手助けしましょう。
赤ちゃんが顔を向けている方向とは別の方向から、おもちゃを持って名前を呼び、赤ちゃんの興味をひくようにしてください。赤ちゃんは興味のあるものの方へ動こうとするので、寝返りが成功しやすくなります。
広いスペースを用意する
赤ちゃんが寝返りしそうなそぶりを見せたら、広いスペースに移してあげましょう。ベビーベッドやバウンサーなどに寝ている場合、赤ちゃんの動けるスペースが狭く、寝返りがしにくいためです。
寝返りのためのスペースには、カーペットや固い布団を敷いておきましょう。柔らかすぎる布団では赤ちゃんが動きにくいので、寝返りさせたいときは避けた方が無難です。
赤ちゃんの服装も、動きやすい服装にしてあげてください。伸縮性のある生地の服や、上下がわかれているセパレートタイプの服がおすすめです。オムツはパンツタイプがよいでしょう。
機嫌がよいときにひねる練習をする
赤ちゃんの機嫌がよいときに、体をひねって回転させる練習をしてみましょう。やがて赤ちゃんが体の使い方を知り、寝返りできるようになります。
赤ちゃんの体をひねるときは、赤ちゃんがよく向いている方向に顔を向けましょう。右に寝返りさせたい場合は、左足を右足の上に置きます。左へ寝返りさせる場合は、右足を左足の上に置いてください。
赤ちゃんの足を重ねさせたまま、体を回転させます。体の下に腕が挟まっていた場合は優しく引き抜いてあげましょう。赤ちゃんが嫌がるようであれば、無理強いはしないでください。
赤ちゃんが寝返りをはじめたときに気をつけるべき3つのポイント
ここからは、赤ちゃんが寝返りしはじめたら気をつけておきたいことを紹介します。
寝返りできるようになるまで、赤ちゃんが動けるスペースは狭くても問題ないでしょう。しかし、寝返りができるようになると、赤ちゃんの動くスペースが広がり、赤ちゃんの姿勢が変わりやすくなることから、想定していない事故が起きる可能性が出てきます。
赤ちゃんが寝返りをする時期になったら、以下を参考に、事前の対策をしておきましょう。
【誤飲】手の届くところに小さいものを置かない
赤ちゃんが寝返りできるようになると、これまで手が届かなかったところにも手が届くようになるので、赤ちゃんの周囲に小さいものは置かないようにしましょう。
寝返りをする赤ちゃんの周囲に、赤ちゃんの口に入るようなサイズのものがあった場合、つかんで口に入れてしまう危険性があります。
特に、ボタン電池を赤ちゃんの近くに放置することは避けましょう。ボタン電池を赤ちゃんが誤飲すると、食道にそのままとどまり、約1時間で食道に穴が開いてしまうこともあります。ボタン電池はおもちゃによく使われているので、注意しましょう。
こまめに掃除し、赤ちゃんの周囲に小さいものがないか、よく確認してください。
出典:乳幼児(特に1歳以下)のボタン電池の誤飲に注意!|消費者庁
【窒息】周りに柔らかいものを置かない
寝返りするようになった赤ちゃんの周囲には、クッションや毛布などの柔らかいものを置かないようにしましょう。
寝返りをしはじめたばかりの赤ちゃんは、うつ伏せになることはできても、元のあお向けに戻れないことがよくあります。赤ちゃんの顔の周りに反発力のないものがあると、あお向けになれず、窒息してしまうリスクがあるでしょう。
そのため、柔らかいマットレスは使用せず、タオルやぬいぐるみといった柔らかい素材をそばに置くのも避けてください。掛布団は薄手で軽いものにしておくと、あんしんです。寒い時期には、スリーパー(赤ちゃん用の着る毛布)を利用しましょう。
出典:うつ伏せ寝の対応方法について|Sunnyキッズクリニック
【転落】寝る場所には柵をしっかりとつける
赤ちゃんが寝返りしたときに転落するリスクがあるので、赤ちゃんを寝かせている場所には柵をつけましょう。
大人用のベッドにベビーガードをつけて使用する場合は、赤ちゃんを寝かせている間、大人も一緒にいるように徹底してください。赤ちゃんが寝ていても、一人にするのは危険です。大人用ベッドと壁やものの隙間に赤ちゃんが転落し、挟まって窒息するリスクがあります。
赤ちゃんが2歳になるまではベビーベッドに寝かせ、柵は常時立てましょう。ベビーベッドと壁との隙間や、寝具に隙間がある場合は、タオルなどで隙間を詰めておくとあんしんです。
出典:0~1歳児のベッドからの転落事故に御注意ください! |消費者庁
成長には個人差があるため心配しすぎずに見守ろう!
赤ちゃんの寝返りする時期には個人差が大きいので、寝返り以外の発達が順調であれば、特に問題はないでしょう。
生後3~4か月で寝返りする赤ちゃんもいれば、寝返りよりも先にハイハイするようになる赤ちゃんもいます。寝返りに興味のない赤ちゃんや、寝返りはできなくても、うつ伏せからあお向けになる「寝返り返り」が先にできるようになる赤ちゃんもいるでしょう。
体重が軽い赤ちゃんよりも、重い赤ちゃんの方が寝返りしにくいという可能性もあります。あまり心配せず、赤ちゃんの様子を見守るようにしましょう。
心配な場合は医師に相談しよう
寝返りについての不安だけでなく、赤ちゃんの挙動でほかに気になることがあった場合は、なんらかの病気にかかっている可能性があります。
たとえば、なかなか寝返りできない赤ちゃんは、「フロッピーインファント症候群」や「ウエスト症候群(点頭てんかん)」になっている可能性があります。
フロッピーインファント症候群は筋緊張低下とも呼ばれており、新生児から乳児期にみられます。赤ちゃんの体がぐにゃぐにゃして柔らかく、首が座りにくく寝返りもできず、立ったり歩いたりもしないのが特徴です。
ウエスト症候群は生後3~12か月頃に発症し、両肩をすくめるような動きを繰り返すことが特徴です。ウエスト症候群になると、座ることや寝返りができなくなるでしょう。
また、生後2~3か月と早い時期に寝返りができるようになり、反り返りの強い赤ちゃんには、生まれつき筋緊張がアンバランスな可能性があります。赤ちゃんによっては、運動面の発達でフォローする必要があるでしょう。
赤ちゃんの寝返りが早過ぎる、あるいは遅すぎるだけでなく、ほかにも気になることがあれば、医師に相談してみましょう。