【子ども向け】言葉遊びゲームをご紹介!みんなで遊んで楽しく学べる
子どもの語彙力や、思考力を向上させたい方もいるでしょう。本記事では親子で言葉遊びするメリットや、子どもと一緒にできる言葉遊びを子どもの年齢別に紹介しています。子どもと一緒に言葉遊びをして、コミュニケーション能力を育みたい方は、ぜひ、こちらを読んでみてください。
「時間があいたときに子どもと遊びたい。言葉遊びって何?」
「小学校入学前でもできる、言葉遊びはあるかな?」
「小学校に入学した後は、言葉遊びも変えた方がよいの?」
このように、親子で言葉遊びを楽しみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、子どもと一緒に遊べる言葉遊びにはどのようなものがあるか紹介します。この記事を読むことで、未就学児の小さい子どもや小学生になった子どもと楽しめる言葉遊びがわかるでしょう。
また、言葉遊びをすることによって、子どもに与えられるメリットについても解説しています。
子どもと一緒に子ども遊びをしたいと考えている方、言葉遊びの種類を知りたい方はぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。
記事のまとめ
- 子どもと一緒に遊ぶことで語彙力や思考力を高められる言葉遊びを紹介。
- 未就学児や小学生向けに年齢別に適した言葉遊びを分かりやすく解説。
- 親子で楽しみながらコミュニケーション能力を育みたい方におすすめ。
言葉遊びで学びがたくさん
子どもは言葉遊びすることで、語彙力や思考力、コミュニケーション能力の向上が期待できます。
言葉遊びをするなかでさまざまな言葉にふれ、子どもが普段使わないような言葉を知り、語彙力を増やせるでしょう。また、言葉の組み合わせや、ほかに使える言葉はあるかといったことを考えれば、思考力の向上も見込めます。
しかし、子どもの年齢によっておすすめの言葉遊びは変わってきます。子どもの年齢に合った言葉遊びを探して、行ってみてください。
未就学児におすすめ遊びながら学ぶ言葉遊び
ここでは、未就学児の子どもにおすすめな言葉遊びを紹介します。
未就学児でも、3歳頃になると言葉のやりとりは活発になってきています。このため文字に興味を持てるような言葉遊びや、言葉を通してさまざまなものを想像できるような言葉遊びをすることがおすすめです。
何も準備しなくてもはじめられる言葉遊びや、子どもと歌ったり楽しんだりしながらできる言葉遊びがあるので、試してみましょう。
しりとり
「しりとり」は、前の言葉の最後の文字を使って次の言葉をつなげる遊びで、未就学児から簡単に楽しめるのが特徴です。
たとえば、しりとりの「し」からはじめる場合は「しょうゆ」「ゆぶね」といったようにつなげていきます。言葉をつなげられなかったり、言葉の最後が「ん」になったりすると負けです。「おでん」のように、最後が「ん」になる言葉は避けましょう。
しりとりを遊ぶときは、どういう順番で言葉をいっていくか、最初の言葉を何にするかを決めておきましょう。順番に言葉をつなげていき、つなげられなくなった時点で脱落となり、残った人の勝ちです。
ひらがな探し
「ひらがな探し」とは、身近な言葉から、それを示すひらがなを探すという言葉遊びです。文字が読めなければ遊びができないので、読み方を少しずつ覚えはじめる3歳頃から行うとよいでしょう。
遊び方として、まずは子どもの名前のひらがなを探す方法があります。ひらがな一覧のなかから、自分の名前のひらがなはどれか、子どもに探させましょう。周囲にあるものから自分の名前を見つけ出したり、新聞紙から探したりするのもおすすめです。
言葉集めゲーム
「言葉集めゲーム」は、お題になる文字を決め、その文字からはじまる言葉を集めていくゲームです。このゲームは言葉を話しはじめる、3歳~5歳の子どもにおすすめです。
たとえば、お題が「あ」であれば、「あめ」や「あき」などの言葉を探します。
子どもが思いついた言葉を書き留めておけば、どれだけ言葉を集められたのかがわかりやすくなり、記録更新を狙うときの目安になるでしょう。
あんたがたどこさ
「あんたがたどこさ」は、わらべうたの「あんたがたどこさ」を歌いながら、さまざまなリアクションをとっていく遊びです。
たとえば、あんたがたどこさの「さ」のタイミングで手をたたく、ジャンプするといった遊び方があります。遊ぶ人数が多ければ、お手玉を一つ準備し、子どもとあんたがたどこさを歌いながら「さ」のところで、お手玉を持った人が隣に渡すという遊びもできます。
子どもが少人数、大人数に関係なく、一緒に歌いながら楽しめるでしょう。
なぞなぞ
「なぞなぞ」は、簡単な文章で質問をして、子どもに答えさせる遊びです。子どもが文章を聞いたり見たりして答えを考えていくことで、子どもの思考力や発想力を伸ばせるでしょう。
「何」をテーマにするか決めてから、なぞなぞを考えてみてください。たとえば動物の場合「れいぞうこのなかにいる動物は何?」や「にわでさかだちしている動物は何?」などのなぞなぞが出せます。
子どもにとってわかりやすい、身近なものをなぞなぞにするのがコツです。また、子どもが答えたどりつきそうにないときは、ヒントを出してあげましょう。
小学生におすすめする言葉遊び
ここからは、小学生の子どもと楽しめる言葉遊びを紹介します。未就学児の頃よりも、少し難易度が高い言葉遊びや、言葉から連想させる遊びなど多くあります。
小学生以上の子どもであれば、さまざまな言葉があることや言葉の意味を理解できるようになり、言葉遊びを楽しめるようになっているでしょう。
ダジャレ
「ダジャレ(駄洒落)」は、気の利いた言葉である「洒落(しゃれ)」をくだらなくしたものです。くだらないものではありますが、場を見極めて使うことで空気を和ませ、場を盛り上げられるでしょう。
ダジャレでは、同じ言葉で違う意味を持つ言葉を組み合わせたり、似た音の言葉で韻を踏んだりして遊びます。
例として「電話にでんわ」や「トイレにいっといれ」「ふとんがふっとんだ」などは、広く知られているダジャレでしょう。面白いダジャレを考えて遊んでみてください。
回文づくりゲーム~上と下どちらから読んでも意味が通じる~
「回文」は、上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる文章のことです。
回文づくりをするときは、まずは2文字や3文字の回文を探してみましょう。「イカ」と「カイ」や「イルカ」と「カルイ」などです。それらの短い回文に、言葉をさらに加えることで、少し長めの回文をつくれます。
たとえば、「イルカ」を「軽いぞイルカ」にすると少し長くなります。長い回文にするには、どのような単語を使えばよいか、子どもと一緒に考えてみましょう。
逆さ言葉ゲーム
まずお題となる言葉を出し、そのお題を反対から読む遊びを「逆さ言葉ゲーム」といいます。回文とは違い、反対から読んでも意味が通らない言葉になるので、少し難易度が上がるでしょう。
出題者がお題を出し、子どもに答えさせるようにしましょう。子どもが正確に、逆さ言葉をいうことができれば正解です。たとえば「すべり台」をお題にして逆さ言葉ゲームをすると「いだりべす」となります。
逆さ言葉ゲームは、お題が長くなればなるほど、難易度は高くなります。子どもの年齢に合わせて、調整してみましょう。
早口言葉ゲーム
「早口言葉ゲーム」は、読みづらい文章を早口でいうゲームです。早口言葉ゲームをする際は、お題となる言葉を決め、早口で3回いいましょう。正確にいうことができれば成功です。
早口言葉としては「なまむぎなまごめなまたまご」や「赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ」などが有名でしょう。少し難しくするなら「シチュー死守しつつ試食し視聴中」といった早口言葉があります。
複雑な構成の文章を聞くことで、子どもの聞く力や記憶力などが鍛えられます。
私は誰でしょう
「私は誰でしょう」は、お題に沿ってさまざまなヒントを出し、解答者の子どもが答えを探す遊びです。遊びをするときは、親がまずお題を決め、お題の特徴をヒントで出していきます。子どもはお題が何かを考え、正解を見つければ成功です。
たとえば「お餅」がお題であれば「白い色をしています」「私は伸びがよいです」「お正月によく食べられます」などのヒントを出して、子どもを正解に導きましょう。
お題によって難易度が変わります。身近なものであれば難易度が低くなり、子どもが正解しやすくなります。歴史的な偉人をお題に出した場合、歴史の知識も必要になるので、難易度は高くなるでしょう。
10回ゲーム
「10回ゲーム」は、お題となる言葉を10回連続でいわせて、その後に引っかけ問題を出題し、正解を答えさせるゲームです。
たとえば「どんどん」をお題にして10回いわせた後、引っかけ問題の「フランスの首都は?」を答えさせます。パリが正解ですが「どんどん」のリズム感につられて、ロンドンと答えた場合は不正解です。
子どもが見事に正解したら、しっかり褒めてあげましょう。
たぬきゲーム
「たぬきゲーム」は「た」を抜いて話すゲームです。
ゲームをしている際に「た」をいわないようにしつつ、相手には「た」をいわせるように仕向けます。相手が「た」をいってしまえば自分の勝ちです。
もしくは、簡単な単語のなかに「た」を入れて話し、解答者に正解の単語を答えさせる場合もあります。
連想ゲーム
「連想ゲーム」は、お題となる言葉を決め、お題から連想されるものを答えるゲームです。
連想ゲームをする際は、順番を決め、一人一回ずつ答えていきましょう。連想する言葉が出てこない場合や、お題と関係ない答えを出してしまった場合は脱落し、最後に残った人が勝者となります。
たとえば「リンゴ」をお題にします。「赤い」や「皮がある」など、連想できる言葉をいっていきましょう。自分の番になったときに、ほかの人の答えとは別に、連想できる答えが見つからなければ脱落です。
山手線(古今東西)ゲーム
「山手線(古今東西)ゲーム」は、お題を出して、お題に関連する言葉を答えていくゲームです。お題を決めてから順番を決め、一人ずつ答えていきましょう。答えられなくなれば脱落し、最後まで残った人が勝者です。
たとえば「食べ物」がお題だった場合は「パン」や「ラーメン」「リンゴ」や「イチゴ」などを答えていくでしょう。簡単なお題を出していても、続くごとに答えることは難しくなっていきます。
言葉合わせゲーム
お題に対して、全員で一致した答えを出すことをめざすのが「言葉合わせゲーム」です。出題者がお題を出して、解答者たちが全員でいっせいに答え、答えが一致していれば成功です。
たとえば「一番早いと思う乗り物は何か」というお題だった場合は「車」や「飛行機」「ロケット」など、さまざまな答えが導き出せます。そのなかから、全員が選びそうな答えを見つけて答えましょう。
お題に対する答えを見つけるだけでなく、みんなと同じ答えになるか、考えなければなりません。ゲームをするうちに、協調性や団結力を育むことができます。
誰がどこで何をしたゲーム
「誰がどこで何をしたゲーム」は、「誰が」「どこで」「何をしたか」にあてはまる言葉の紙を順番に引き、文章を作るゲームです。
たとえば「私が」「カラオケ店で」「熟睡した」の紙を引いた場合、つなげると「私がカラオケ店で熟睡した」となります。
誰がどこで何をしたゲームをする際は「誰が」や「どこで」「何をしたか」に関する言葉を紙に書いて切り、3つの箱にわけて入れましょう。順番に3つの箱から紙を引いて、文章をつくっていきます。
誰かを傷つけたり、不快にさせたりするような言葉は使わないように注意してください。
名前あてろゲーム
「名前あてろゲーム」は、人名やものの名前などを各句の最初にし、順番になるようにつなげていくゲームです。遊ぶ際は、句を聞いて、人名やものの名前をあてます。
人名で名前あてろゲームをした場合、たとえば名前が「はな」であれば「はなが好き。菜の花が特に好き」という句を考えられるでしょう。
このゲームは、自己紹介や学校紹介のときなどにコミュニケーションの一環として役立ちます。
○○禁止ゲーム
「○○禁止ゲーム」は、お題を決めて、禁止されているものをいわないようにするゲームです。
たとえば、英語禁止にした場合は、会話のなかで英語を使ってはいけません。間違って英語を使ってしまった場合は脱落し、最後に残った人が勝ちます。
カタカナ語禁止や濁音禁止、笑うの禁止などさまざまなお題で遊べるでしょう。会話が続きやすいように、しりとりをしたりして工夫しましょう。わざと禁止されている言葉をいうように、駆け引きを楽しんでください。
○からはじまるゲーム
「○からはじまるゲーム」では、お題になる文字を決め、その文字からはじまる言葉を順番に答えていきます。
答えていく順番を決め、一人ずつお題からはじまる言葉を答えていきます。思いつく言葉が出てこず、答えられなければ脱落となり、最後に残った人が勝者です。
たとえば「あ」がお題であれば「あさ」や「あめ」などの言葉をいっていくことになります。
アナグラム
一つの言葉の文字を入れ替えて、別の意味を持った言葉にする遊びが「アナグラム」です。お題となる言葉を決めて、その言葉のアナグラムを探してみましょう。
例として、簡単なものでは「あひる」をアナグラムすると「あるひ」になります。「うそ、わかい」という言葉の文字を並び替えると「かわいそう」にできます。
アナグラムで遊ぶためには、語彙力や思考力が必要です。はじめは少ない文字数の言葉から、試していきましょう。
言葉遊びで学びを深めよう!
言葉遊びは、事前準備があまり必要ない遊びです。言葉を使って遊ぶことで、普段使わないような言葉があることを知り、語彙力を高められるでしょう。また、言葉遊びは回数を重ねることによって、記憶力や思考力、協調性などの能力を伸ばす効果も期待できます。
ぜひ親子で、または子どものお友達同士で言葉遊びをして、さまざまな能力を伸ばしていきましょう。