全国の小中学校でも導入!Chromebookが子育て世帯のご家庭用のパソコンとしても選ばれる理由
Chromebookと言うパソコンをご存知でしょうか。
文部科学省が推進するGIGAスクール構想により、GoogleのChromeOSを搭載したChromebookは全国の小中学校で広く導入されています。
小中学校に導入されており、お子さまもChromebookに慣れているという理由から、家庭用のパソコンとして、Chromebookを購入される子育て世帯の方も増えているようです。
そこで今回は、教育分野におけるGoogle ChromeOSプロダクトマネジャのAndy Russellさんに、家庭用のChromebookが、子育て世帯に選ばれている理由を伺いました。
<インタビューをさせていただいた方>
Andy Russell様:Google ChromeOS プロダクトマネジャ
GIGAスクール構想により子どもたちに馴染みのあるパソコンとなったChromebook
インタビュアー(※以下、イと表記):学校でChromebookを使用している子どもたちが、家庭でも同じ環境で学習できるメリットはどのような点でしょうか?
ANDY:文教向けのChromebookは、拡張機能、ブックマーク、アプリケーションがすべてプリインストールされ、児童生徒および学生の学年や教育現場のニーズに合わせて設定されています。また、学校側で管理する端末に保護機能を設定し、児童生徒が有害コンテンツや成人向けコンテンツにアクセスできないようにすることも一般的に行われています。児童生徒に一貫した使用体験を提供することも重要ですが、持ち帰り学習用の端末の場合、学習に必要なすべてのツールとコンテンツにアクセスできるようにし、宿題で使う端末に対して学校側でコンテンツの管理が行われることで、保護者に安心していただけるという点もメリットです。
イ:学校でChromebookを使っているお子さまにとって、家庭での操作性はどの程度移行しやすいですか?
ANDY:とても簡単に行うことができるかと思います。学校で使っている端末を自宅の Wi-Fi ネットワークに接続するだけです。
イ:一方で学校でChromebook以外を使用しており、Chromebookに慣れていないお子さまでも簡単に操作できるような工夫がされていますか?
ANDY:Chromebook は非常に簡単に使用できます。他のOSが搭載された端末で Chrome ブラウザを使用したことがある場合、Chromebook も簡単に使いこなせるようになるかと思います。
イ:GIGAスクールモデルと、一般消費者向けのモデルにはどのような違いがありますか?
ANDY:文教向けの Chromebook は、他の Chromebook とほぼ同じように動作します。学校によっては、子どもたちが持ち運ぶことを前提に、小さめで強度があるモデルが採用されることもあります。最大の違いはハードウェアではなくソフトウェア体験にあります。学校のアカウントでサインインすると、学校側で設定されたすべてのアプリ、ブックマーク、カスタマイズが利用できます。
また、ドコモから販売されているASUS Chromebook C
M30 Detachableは、米国ミルスペック規格に準拠する耐久性で製造されており、日本においても子供が安全に使用できる頑丈なデバイスを探している保護者に人気です。
家庭用のパソコンがお子さまの成長へもたらすメリットとは
イ:家庭で二台目のパソコンを持つことはお子さまの成長にどのような効果があるのでしょうか?
ANDY:学校で配布される Chromebook は、学習端末としての役割から、利用制限がされていることが多く、ウェブサイトが閲覧できなかったり、特定のアプリがインストールできなかったり、夜間の利用ができないといったケースがあります。家庭での2 台目パソコンを持つことで、学習のみではなく、趣味やコミュニケーションツールとして、家族でネットリテラシー教育を始めるきっかけになればと考えています。また、お子様のクリエイティブな発想を制限しないためにも、保護者の方の監督のもと色々なツールを試せるというのは良いと思います。
イ:Chromebookは、学校の課題やオンライン学習をどのようにサポートしますか?
ANDY:コンピュータは、生徒がクラスで自分のアイデアを作成して共有する機会を与え、教師が教室を講義室ではなく共同作業スペースに変える機会を提供します。Chromebook は、学校がすべての生徒にこれらのクリエイティブ ツールを簡単に手頃な価格で提供できるようにする、非常にシンプルなコンピュータです。
イ:保護者と子どもが一緒に学習できるような機能はありますか?
ANDY:Google Workspace ツールは共同作業に対応しており、同じドキュメント、スライド、スプレッドシートなどで保護者と子どもがリアルタイムで共同作業できます。Google ファミリーリンクを使えば、利用時間や使うアプリなど親子でルールを決めた使い方が可能です。 Chromebook では世界中で人気のMinecraft もプレイすることができるなど、さまざまな教科の学習コンテンツや外国語を楽しく学べるアプリなどを使って学習することができます。
家庭で使えるChromebookの学習用の機能とは
イ:学習に役立つアプリや機能、お子さまの学力や創造性を育むためのアプリや機能はありますか?
ANDY:スクリーンキャスト、Chrome 描画キャンバス、手書きメモアプリは ChromeOS に組み込まれた優れた学習アプリです。
イ:プログラミング学習など、STEM/STEAM教育やエンターテイメントやクリエイティブな活動にも役立ちますか?
ANDY:Chromebook 向けに Google パートナーが設計した優れた学習ツールを確認するには、 Google for Education アプリ ハブをご覧ください。
お子さまにとって安全なインターネット環境を提供
イ:お子さまが安全にインターネットを利用できるよう、どのような機能や設定が備わっていますか?
ANDY:学校のアカウントは、Chromeブラウザポリシーまたはコンテンツフィルタリング拡張機能を使用して、学校の管理者側でフィルタリングできます。
イ:保護者がインターネット利用を制限したり、フィルタリングしたりできる機能はありますか?
ANDY:学校のアカウントの代わりに、子どもが自分のファミリーリンクアカウントで Chromebook にログインできるようにし、保護者側で独自のペアレンタルコントロールを設定することもできます。
まとめ
今回は、Chromebookが子育て世帯のご家庭用のパソコンとしても選ばれる理由をGoogle ChromeOS プロダクトマネジャのAndy Russellさんに伺いました。
AIの発達などもあり、子どもたちの学習にもプログラミング学習やSTEM/STEAM教育が広がっています。
ご家庭用のパソコンを検討されている方は、今回のインタビューの内容をご参考いただき、Chromebookを選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょうか。