赤ちゃんの健診スケジュールは?健診内容や費用、持ちものを紹介!

赤ちゃんには定期的な健康診断として、乳幼児健診があることをご存知ですか。
赤ちゃんを育てていくなかで、どのような健診があるのかわからないという人もいるでしょう。
この記事を読んでわかること
・赤ちゃんの健診内容や費用
・赤ちゃんの健診のスケジュールはどのようになっているのか
・赤ちゃんの健診を受ける際に必要な持ちものやおすすめの服装
健診内容やスケジュールを理解することで、健診を行う意味や必要性を知ることができます。その知識をもとに、事前に適切な健診の準備ができるでしょう。
赤ちゃんの健診について知りたい人は、ぜひ読んでみてください。
記事のまとめ
- 赤ちゃんの健診は1か月から始まり、発育や健康状態をチェックする。3歳までの健診スケジュールは定期的である。
- 健診には集団健診と個別健診があり、自治体や医療機関で実施される。日程や場所は事前に通知されることが多い。
- 健診には身体測定や育児相談が含まれ、病気や発達の確認が行われる。健診に必要な持ち物も事前に準備が求められる。
赤ちゃんの健診とは?
赤ちゃんには乳幼児健診と呼ばれる健診があります。正式名では乳幼児健康診査です。
なお乳幼児は、乳児と幼児の総合的な総称のことです。乳児とは、1歳未満の子どもをさします。そして幼児とは、1歳から小学校就学の始期に達するまでの子どものことです。
赤ちゃんの健診は赤ちゃんの発育や栄養状態をチェックするほか、病気の兆候がないか確認します。
赤ちゃんの健診の特徴は、10か月までの健診は義務ではなく任意と規定されているところです。このため生後1か月~1歳までの健診を実施するかどうかは、各自治体によって異なるでしょう。
以下は乳幼児健診が実施されるタイミングの一例です。
・生後1か月
・生後3~4か月
・生後6~7か月
・生後9~10か月
・1歳6か月健診(義務)
・3歳健診(義務)
出典:乳幼児健診とは?|乳幼児健康診査のスケジュールや内容を解説|ことびあクリニック恵比寿院
赤ちゃんの健診はどこで受診できる?

赤ちゃんの健診には、集団健診と個別健診の2種類があります。この2つの健診の違いは、実施する場所です。
集団健診の場合、自治体が指定する保健センターで行われ、事前に実施日が通知されます。実施日に都合がつかない場合は、指定されている代替の日も選べます。
個別健診の場合は、自治体が委託している医療機関で行われ、都合がよい日時で病院を予約する形です。
赤ちゃんの健診スケジュール

赤ちゃんの1か月健診は、産後の母体の健康チェックも兼ねて出産した病院で行われます。
1歳6か月健診と3歳健診が法律で義務付けられていますが、3~4か月健診も多くの自治体で実施されています。赤ちゃんの健やかな成長をサポートするために、各健診のスケジュールを把握し、適切に受診しましょう。
健診名 | 通知(自治体によって異なる) | 健診内容 | 対象年齢 |
---|---|---|---|
1か月健診 | 退院時に病院または産院より通知 | 身体測定、診察、育児相談 | 1か月の赤ちゃん |
3~4か月健診 | 2か月頃に通知 | 身体測定、診察、育児相談 | 3~4か月の赤ちゃん |
6~7か月健診 | 3~4か月健診の際に通知 | 身体測定、診察、育児相談 | 6~7か月の赤ちゃん |
9~10か月健診 | 3~4か月健診の際に通知 | 身体測定、診察、育児相談 | 9~10か月の赤ちゃん |
1歳健診 | 1歳を迎える前に通知 | 身体測定、診察、育児相談 | 1歳~1歳2か月未満の赤ちゃん(1歳6か月は義務となる) |
赤ちゃんの健診の内容

赤ちゃんの健診は発育や健康を確認するために行われます。
主な健診内容は、身体測定や発達の確認、病気の有無などです。それ以外にも、対象年齢に合わせた検査や診察が実施されています。
ここからは、赤ちゃんの健診の内容を健診の種類ごとに解説します。
1か月健診
基本的な身体測定や健康状態の確認のほか、授乳の状態や原始反射(モロー反射)の確認が行われるところが特徴です。
モロー反射とは、赤ちゃんに強い光や音の刺激を与えた際に見せる反応をさします。刺激を受けた赤ちゃんは、万歳をするように両手両腕を大きく広げる動作を見せます。
また育児がはじめての場合、この頃は育児に関する不安や疑問が出てくる時期でしょう。そのため、育児に関する相談をする機会として、医師や助産師、看護師とのコミュニケーションにぜひ活用してみてください。
・身体測定(体重、身長など)
・運動機能や感覚機能、モロー反射の確認
・先天の異常や疾患の確認
・育児などの個別相談
出典:赤ちゃんのモロー反射と鑑別困難な点頭てんかんの発作|森野クリニック
3~4か月健診
3~4か月健診では、首の座りなどをはじめとした神経系の発達具合や、先天性の異常の有無を中心に診察が行われます。また、あやすと笑うかどうかなど、精神的な発達面を中心として確認されるでしょう。
先天性の疾患は早期発見・治療が重要になるため、3~4か月健診でしっかり確認してもらう必要があります。
・身体測定(身長、体重など)
・首の座りや股関節に関する確認
・先天性の異常や疾患の確認
・育児環境の確認や育児相談
出典:乳幼児健診とは?|乳幼児健康診査のスケジュールや内容を解説|ことびあクリニック
6~7か月健診
6~7か月健診は、寝返りやお座りなどの身体能力の発達状況が確認されます。
また、赤ちゃんが自分の顔にかけられた布を払いのけられるかを確認するテストなども行われます。
ほかにもおもちゃへの関心や人見知りの有無を調べることで、社会性が育っているかどうかを確認されるでしょう。
・身体測定(身長、体重など)
・栄養状態や離乳食の進行状況
・お座りや寝返りなどの運動発達の状況
・おもちゃへの関心や人見知りの有無など精神発達の状況
・先天性の疾患や異常の確認
・育児や日常生活に関する個別相談
出典:乳幼児健診とは?|乳幼児健康診査のスケジュールや内容を解説|ことびあクリニック
出典:乳幼児健診について(6-7ヶ月健診、9-10ヶ月健診、1歳半健診、その他の健診について)|第二服部医院
出典:6・7か月健診とは?|6・7か月児健康診査のチェック内容や準備すべきもの|ことびあクリニック
出典:乳幼児健診(乳児健診)とは?どんな目的があるの?|医療法人博仁会 尾木医院
9~10か月健診
9~10か月は運動面とともに、行動や反応の状態について確認されます。
この時期は身体面での発達が目覚ましく、体格や運動面で個人差が出やすくなるでしょう。そのため、赤ちゃんの発達に不安を感じる場合は、医師や助産師、看護師に相談するのがおすすめです。
また喃語(言葉の発達)や歯の生え方など、口周りの発達も確認されます。ほかにも、うつぶせの状態から落ちる際に手を伸ばして、自分を守ろうとするパラシュート反応があるか確認される場合もあります。
・身体測定(身長や体重、歯の状態)
・栄養状態や離乳食の様子
・お座りやハイハイなど運動発達の状況
・パラシュート反応などの神経系・感覚器系の確認
・予防接種の実施状況の確認
・育児相談
出典:乳幼児健診とは?|乳幼児健康診査のスケジュールや内容を解説|ことびあクリニック
出典:10か月健診とは?9~10か月児健康診査のチェック内容や準備すべきもの|ことびあクリニック
出典:乳幼児健診(乳児健診)とは?どんな目的があるの?|医療法人博仁会 尾木医院
1歳健診
1歳健診では身体や運動の発達だけではなく、周囲への関心についても確認されます。運動に関しては、伝い歩きや一人立ちの可否が確認のポイントです。
1歳になると、喃語から「パパ」や「ママ」などのしっかりとした言葉を発することが可能になるため、簡単な言葉を話せるかどうか確認されるでしょう。
・身体測定(身長や体重、歯の状況など)
・言葉の理解の確認
・運動発達の状況
・予防接種の実施状況の確認
・育児などの個別相談
出典:乳幼児健診(乳児健診)とは?どんな目的があるの?|医療法人博仁会 尾木医院
赤ちゃんの健診の費用は?

赤ちゃんの健診には、有料のものと無料のものがあります。無料のものは1歳6か月健診と3歳健診の2つで、これらは母子保健法によって公費で実施されています。
1か月~1歳までの任意健診は基本的に有料で、費用は自治体や医療機関によって異なります。相場としては、3,000円~5,000円です。また任意健診でも、無料で受けられるケースがあります。
出典:乳幼児健診を自費で受けるといくら?|乳幼児健診にかかる費用と健診内容|ことびあクリニック
出典:○母子保健法|厚生労働省
赤ちゃんの健診に必要な持ちもの

赤ちゃんの健診を受ける際には、欠かせない持ちものがいくつかあります。またそれ以外にも必須ではありませんが、持っていくことでスムーズに健診を受けることが可能な持ちものもあります。
これから、赤ちゃんの健診に持参すべき必需品だけでなく、あるとさらに便利なアイテムもご紹介します。ぜひ、持ちものリスト作成の参考にしてみてください。
必ず必要な持ちもの
赤ちゃんの健診の際に必須の持ちものは、以下のとおりです。
・健診の受診票(健診券と呼ぶ場合もあり)
・母子手帳
・健康保険証(自治体や医療機関によっては不要)
・自治体によって指定されたもの(採尿容器や歯ブラシ、バスタオルなど)
・乳幼児医療費受給者証(子ども医療費受給資格証)
受診票は健診の通知のなかに同封されている自治体もあれば、母子手帳を交付する際に受診票の綴りを別冊にまとめたものを渡す自治体もあります。
ほかにも自治体によって必要な持ちものは異なるので、健診の通知に記載されている必要なものを確認しておきましょう。
あるとよい持ちもの
赤ちゃんの健診の際に必須ではないものの、あると便利な持ちものとして以下のものが挙げられます。
・おむつ
・おしり拭き
・着替え
・水や麦茶などの水分補給の飲み物や簡単なおやつ
・おもちゃ(絵本や音の鳴らないおもちゃ)
集団個別に関係なく、健診はある程度時間がかかる可能性が高いでしょう。待ち時間の最中に赤ちゃんがおしっこやうんちをしてしまう場合があるため、替えのおむつやおしり拭き、着替えを準備する必要があります。
また赤ちゃんが喉が渇いた・お腹がすいたと泣いてしまう可能性を想定して、水分補給用の飲み物や手軽に食べられるおやつを持参しておくとあんしんです。さらにおもちゃがあると、赤ちゃんをあやす時に役立ちます。
赤ちゃんの健診時におすすめの服装

健診では赤ちゃんを裸の状態にして検査や測定、診察が行われます。このため素早く対応できるように、着脱しやすいものを身に着けておく方が便利です。
お座りをする前の赤ちゃんであれば、上下がつながったカバーオールや前開きタイプは着脱が楽でしょう。お座りができるようになっている場合は、夏はTシャツ、冬はトレーナーがおすすめです。
そのほか、日差しや防寒対策用におくるみや簡単に羽織れる上着を準備しておくとよいでしょう。
専門家に相談できる機会である赤ちゃんの健診を活用しよう

赤ちゃんの健診は、赤ちゃんが順調に育っているか、健康面や成長発達に気になるところはないかチェックするために行われます。
1か月~1歳までの健診は義務ではないものの、病気の早期発見・早期治療にもつながるので受けておくことが大切です。
また健診は、子育てに関する悩みや不安を医師や助産師、看護師などの専門家に相談できる貴重な機会です。今回紹介した記事を参考に、赤ちゃんの健診を活用して専門家に育児相談してみてはいかがでしょうか。